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掲載日:2021年5月14日
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NPO法人AEA英語通訳キッズプロジェクトは、小学生から高校生までの子ども達とその家族に、英語学習支援や外国人観光客へのボランティアガイド体験などの学び場を提供しているNPO法人です。
これまでにも、ラグビーワールドカップ2019™の際に熊谷を訪れた外国人を案内する、熊谷ラグビー場で試合を行う6か国に応援メッセージボールに届けるなど、様々な取組を実施してきました。
東京オリンピック・パラリンピック2020に向けても、様々なおもてなしを検討して準備をすすめていましたが、残念ながら延期に。そのため、現在は日本だけでなく世界中のオリンピック・パラリンピックの選手たちに応援メッセージを届ける取組を行っています。
今回は、この取組についてZOOMで取材しました。
子どもたちは、インターネット検索やSNSなどを通じてオリンピック・パラリンピックの競技内容を調べ、興味をもった競技の出場選手に対し、自分たちで考えたメッセージを送りました。
八巻歩武くんは、パラリンピックのアーチェリーの観戦チケットが当選したため、出場するアーチェリーの選手を調べてメッセージと動画を送り、実際に選手から返事をもらったとのこと。
メッセージを送る際には失礼のないよう言葉遣いも気を配り、また選手のSNSから自分との共通点を見つけてさりげなく話題にいれたり、動画には応援の気持ちを込めた手作りの国旗やオリンピック・パラリンピックのマークを背景に貼るのなどの工夫もしました。
歩武くんは、「はじめは緊張したけど、選手とのやりとりがとても楽しかったので勇気をだして送ってよかった。新型コロナウイルスの影響で対面での交流はできないことは残念だけど、自分にとっても大きな一歩になったと思う」と話してくれました。
高橋悠介くんは、自分がボクシングを習っているため、プレイスタイルがとてもかっこいいと感じたボクシング選手に応援メッセージを送りたいと考えたとのこと。心を込めた応援メッセージと、自分のボクシングに対する思い、自分のボクシングの練習風景を撮影した動画を送ったところ、返事をもらえたとのことです。
悠介くんは、「返事が来てとても嬉しかったし、動画を見てボクシングへのアドバイスももらえた。忙しいと思うので頻繁には連絡できないけど、またメッセージを送りたい」とはにかみながら話をしてくれました。
また、その他にもメダルやうちわを作ったり、千羽鶴を折ったり、動画を撮影するなど個性の溢れるアイディアでそれぞれメッセージを送りました。
また、今後どのようなメッセージを送れば選手にもっと喜んでもらえるかについて、様々なアイディアを皆で共有し、アドバイスを出し合いました。
今回の取材で、子どもたちからは東京オリンピック・パラリンピックが延期してしまったことは残念だけど、この取組をきっかけにさらに楽しみになった!といった声が聞かれました。
また、どんな競技があるのかを調べていくなかで、今まで知らなかったスポーツに興味を持つきっかけになったと学びを得た子どももいました。
コロナという逆風を味方につけ、インターネット上での繋がりが深まった今だからこそできることをやる。NPO法人AEAのスタッフや子どもたちは様々なアイディアで前向きかつ積極的に取り組んでいます。
今後の取組にも注目したいと思います。
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