トップページ > 県政情報・統計 > 県概要 > 組織案内 > 企画財政部 > 企画財政部の地域機関 > 北部地域振興センター > 地域振興 > RWC2019『情報えとせとら』No.6~完成間近!!熊谷ラグビー場のウラ側へ潜入し取材してきました~
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掲載日:2021年5月14日
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ラグビーワールドカップ2019を万全の体制で迎えるため、平成30年8月(ワールドカップ開催1年前)の完成を目指して熊谷ラグビー場の全面改修工事が行われています。今回はふだんあまり入ることのできないメインスタンド内のVIPラウンジやロッカールーム、またピッチ内に潜入し、そのウラ側を取材してきました。
始めに、熊谷ラグビー場の工事概要について、県公園スタジアム課ラグビー場整備担当の祝主幹にお話を伺いました。臨場感あふれるスタジアムを目指し、改修前に比べてスタンドからピッチまでの距離を14メートルから8~9メートルに縮め、またピッチ面を1メートルかさ上げしたそうです。スタンドの傾斜も最大で34度まで強めて見やすくし、離れた席からも試合の熱を感じることのできる造りとしたとお話されていました。また、大型映像装置や競技用照明の設備、座席をベンチ席や立ち見席から全て個席へと大きく改修するなど、世界中から訪れる選手や観客を迎えるための準備が着々と進められていました。
次に、メインスタンド内とピッチへ潜入し、以下のことを取材しました。
〇ウラ側その1:VIPラウンジ
VIPエントランスからラウンジへ直結しているエレベータが設置されており、中に入ると中央からピッチ全体が一望できるという贅沢な仕様となっていました。モニターも設置されていますが、正面のガラス戸から外に出て試合を観戦することもできます。ソファなどの備品はこれから設置するとのことで、完成形がどのようになるのかとても楽しみです。
〇ウラ側その2:ロッカールーム
円形状の広々とした開放感のある空間となっていました。お手洗いやシャワールーム、試合後の疲労回復を早めるため、身体を冷やすことのできるアイスバスなども設置されていました。また、試合前などに調整を行うための人工芝が敷かれたウオーミングアップも用意されるなど、選手のことを考えた造りとなっており、試合の前後とも快適に過ごせそうです。
〇ウラ側その3:選手用エントランス
選手用エントランスの左右の壁一面には、青とオレンジで「SAITAMA・KUMAGAYA」の文字が描かれていました。かなりこだわってつくられ、完成までに1か月近くを要したそうです。
〇ウラ側その4:ピッチへ
スタンドとピッチの距離がとても近く、また下から見上げたメインスタンドはとても大きく迫力がありました。ラグビー場の特徴の一つとして、トライを行う天然芝のインゴールが広くとれるということがあります。サッカー兼用のスタジアムなどをラグビー会場として使用する場合には、どうしてもインゴールが狭くなったり、一部が人工芝となってしまうことがあるようです。
〇ウラ側その5:天然芝へのこだわり
芝の品種には動きの激しいラグビー競技の特徴を踏まえて、密度が高くクッション性があり、回復力に優れたものを選んだそうです。実際にピッチに足を踏み入れましたが、その柔らかさにとても驚きました。また、基礎となる土にもこだわっており、さらさらとした川砂のほか、粒の粗い山砂を3割ほど混ぜているため、根が絡むように太く育ち確実に根付くそうです。
ラグビーワールドカップ2019開催時には、様々なイベントブースなどが公園内に設けられる予定となっており、試合以外でも盛り上がること間違いなしです。ワールドカップの前にも高校ラグビー県予選の開会式やトップリーグの試合なども行われますので、是非熊谷ラグビー場へ足を運んでみてください。
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