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掲載日:2022年2月4日
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西部地域振興センターでは、管内のNPO法人の事業所などを訪問して取材を行っています。
ここではNPO法人などの活動を掲載し紹介します。
シアターサポは、地域住民に対して、芸術表現活動を支援することにより、新しい文化の創造をはかり、地域文化を振興させるとともに所沢のまちづくりに寄与することを目的として設立されました。会員は現在22名。所沢市中央公民館を拠点に活動している舞台技術スタッフの市民ボランティア集団であり、中央公民館ホールの運営という役割を担っています。
今回は、去る7月3日、所沢市中央公民館ホールで開催された「シアターサポ設立記念の集い」を取材しました。
オープニングでは、シアターサポの役員もメンバーとなっている「とことこバンド」によるハワイアンや懐かしい歌謡曲の披露がありました。
次に、シアターサポの設立に至る経緯が紹介されました。
公民館の担当職員とボランティアによるサポート体制によるホールの稼働がスタート
同時に、中央公民館の舞台技術養成講座受講生による任意団体のシアターサポを結成
また、法人立上げに当たり制定したロゴマークの説明や、養成講座修了生が作成したプロモーションビデオの上映、公民館ホールを出て街中での活動紹介などがありました。
このホールは、今から5年前の2010年、元町北地区の再開発により、地域の活性化と都市再生を願い、「みんなで作るホール」というキャッチフレーズが添えられて生まれました。従来の公民館ホールの性格を残しながら、街の活性化という新たな役割が課されたことが大きな特徴です。
-中略-
しかし公民館には、専門の職員はおりませんでした。それゆえに、シアターサポという市民ボランティアによる舞台技術スタッフが、緊急避難的な事情もあって運営にあたることになったわけです。しかし一方でこのホールは、「みんなで作るホール」という市民参加と地域の活性化の役割を期待されていましたから、市民による運営は、むしろ新しい文化創造をこの地で巻き起こす契機ともなりました。新しい文化創造とは、何でしょう。それは、土地の物語の発見だと思います。この地で暮らし、紡いできた歴史、街で暮らす面白さ、日々の悩みを再発見し、私たちが直面している物語として提示する。同じような繰り返しに見える毎日の暮らしから希望の種を見つけることを、新しい文化創造と言ってよいと思います。実はこのような新しい文化創造活動は、5年前から既に始まっています。今まで専門用語ばかりで話しかけることも容易でなかった舞台スタッフの人達に対し、ここのホールでは、シアターサポのスタッフと易しい言葉で話が通じると言われています。これもささやかではありますが、新しい土地の物語と言えるのではないでしょうか。街で暮らす楽しさは、人との出会いです。特別な人でなく、隣に居る人の価値を再発見する、そんな物語を見つけに出かけたいとは思いませんか。私たちシアターサポは、皆様と共に、街の宝を発見していきたいと、そう願っています。
最後に、成沢代表と法人メンバー及び元公民館職員など7名の方々により、「市民による舞台技術スタッフ集団は何ができるか?~文化ホールと街づくり~」と題したシンポジウムが行われました。
こうして約2時間、シアターサポ設立記念の集いは無事終了しました。
シアターサポスタッフの皆様、お疲れ様でした。
住所:所沢市元町27-1有限会社齋藤印舗
電話番号:080-9700-6006
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