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掲載日:2020年11月26日
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田間宮(たまみや)地区自主防犯パトロール隊は、鴻巣市西口に広がる田間宮地区の皆さんが結成した団体です。地区内には2つの小学校、28の自治会があり、世帯数は約4,000世帯。とても広いので普段は全員が同じ活動をするのではなく、それぞれ地域の事情に合わせて活動をしています。
平成15年に地区内で事件が起きたことをきっかけに、二度とそのようなことがないようにと、隊長の横山さんがパトロールを始めたところ、だんだんと参加者が増え、今では38人の隊員が小学生の登下校を見守ったり、夜間に街をパトロールしたりしています。
自治会ベースで結成されることが多い自主防犯活動グループですがこちらは完全な有志団体です。そのため、パトロールに必要な経費は主に隊員からの会費で賄っています。資金を負担して活動をすることで、自分の意思でやっているという自負が生まれ、また自由に活動ができるそうです。長く活動を続ける秘訣の1つかもしれません。皆さんの積極的で地道な取組が高く評価され、平成24年に埼玉県防犯協会連合会地域安全功労団体として表彰されました。
この日は年末の一斉パトロールにお邪魔しました。
普段は地域に分かれて活動していますが、年末と夏には隊員が全員集まって一斉パトロールを行います。また2か月に1度全体会議を開き、各地域の活動報告をしたり、親睦を深めています。田間宮駐在所の警察官もオブザーバーとして参加しておられ、皆さんの相談に乗ったり、情報交換をしたりととてもよい関係を築いているそうです。
折からの寒波で冷たい風が吹くなか、隊員の皆さんが田間宮生涯学習センターに集まりました。「寒いねぇ」と言いながらも笑顔で和気あいあいとしています。ここからいくつかのチームに分かれてパトロールします。田間宮地区の各地から人が集まるので、初対面のかたも溶け込みやすいようにと、皆さん名札を付けて参加していました。
どんなところにやりがいを感じるかお聞きすると、まずは空き巣が減ったこと。パトロールを始めたころは、地区では空き巣が大変多かったのが、この数年で殆どなくなったそうです。数年前にこの付近で逮捕された空き巣犯は、「この地区はパトロールが多くて下見がしづらいイヤなところだった」と言っていたそうです。
ほかにも、登下校の見守りでは、かわいい小学生とのふれあいが楽しみだとの声も。
広い田間宮地区のあちこちから有志が集まるので、新たな出会いがあることも、魅力の1つだそうです。
また、公営住宅の駐車場で車上ねらいが増えたときには、そこに住む方がパトロールに参加するようになったり、隊員のなかには高齢者の見守りに活動を広げる方もいて、防犯活動が地域に関心を持つきっかけにもなっているようです。
隊員の皆さん、お体に気をつけて、みんなのまちを見守り続けてください。
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