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掲載日:2021年10月20日
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川口市を拠点に活動している川口温水浴クラブ連合会を取材しました。今回は、月曜から金曜に行っている温水浴教室の1つ(北火曜クラブ)を訪問し、大沢代表やコーチの方々にお話を伺いました。
川口温水浴クラブ連合会はスポーツセンターごとにクラブがあり、北・安行・新郷・東・戸塚・西のスポーツクラブで構成されています。当法人は平成19年にかわぐち広報「市長ふれあい訪問」、平成29年にマイシティじゃーなるに活動について紹介されました。
ー活動の経緯について教えてください
市の事業として55歳以上の市民を対象に「生きがい温水浴教室」を始めたのですが、市の事業は年20回(春&秋の各10回)で、中高年者の本来の健康づくりにならないという理由から「温水浴クラブ」を立ち上げました。また、市と交渉を行う経緯の中で、連合会にした方がいいというアドバイスを受けたことがきっかけとなり、北&安行&新郷の3クラブが連合会として組織化しました。その後、東スポの2クラブが連合会に加盟しました。
ーNPO法人化するきっかけは何かあったのですか?
市の委託事業である「温水プール浴教室」事業の入札を行う関係で法人格の取得が必要となったため、平成20年にNPO法人を設立しました。その甲斐あって、平成22年から平成26年度の5年間の競争入札に全て落札することができました。その結果、北スポの3クラブ、西、戸塚スポにもクラブが誕生しました。現在は6つの温水プールに9つのクラブがあって活動しています。
ー活動内容について教えてください
おおまかな内容としては、ヘルスチェックの後に水中ストレッチ、水中エクササイズ、リラックスとなっています。ヘルスチェックは、プールに入る前に血圧や心拍数を測り水中運動を行っても問題ないかを確認します。水中ストレッチは、足腰などを水の中でゆっくり伸ばします。準備運動としての役割を持っています。水中エクササイズは、歩行・曲げる・伸ばすなどの動きを浮力、水圧、水温、抵抗を利用して運動効果が得られるように体を動かします。リラックスは、誰もが無理なく参加でき、「楽しかった」と実感してもらいつつ、参加者同士で親睦を深めることを目的としています。ボール送りやジャンケンゲームを行っています。
活動の時間帯は11時から13時ですが、夏季はスポーツセンターが一般開放となるため、活動は行っていません。ただ、クラブ会員が仲間と集まってプールに行き、自主的に活動していることはあります。
その他の活動としては年に1、2回の頻度で親睦会や祝賀会を行っています。
ーこのクラブの特徴は何ですか?
このクラブは水泳指導のみ行うスイミングクラブとは異なり、老後における健康第一に活動しています。水中運動と共に泳ぐことも楽しみの一つとして取り入れ、強制ではなくマイペースで行っています。とにかく楽しんでもらうことを意識しています。また、参加者が楽しんで運動できる様に活動日ごとに異なったメニューを考えています。
ーこのクラブに在籍している人数構成についてお聞かせください
この北火曜クラブにはコーチが2名とクラブ員が40名程在籍しています。男女比の内訳は女性が大多数となっています。
ークラブを運営していく上で何かこだわっていることはありますか?
指導員として運動メニューを作るときに意識していることは、「マイペース」・「楽しく」・「頭を使う」の3つです。「マイペース」は、人と比べるのではなく各自のペースで運動することです。年齢・体力は人それぞれですから、その人に合ったペースで運動を行ってもらうようにしています。「楽しく」は、参加者が仲間と一緒に気軽に楽しみ、喜んで続けてもらうことです。このクラブでは技術の向上というよりは、長く続けてもらうことが大切なので、参加者に楽しんでもらうことが一番だと考えています。「頭を使う」は、参加者に対して運動メニューについて十分に説明し、理解してもらうことです。動きの仕組みややり方だけではなく、「なぜするのか」、「どんな効果があるのか」についても説明することで、参加者が納得して行うことができます。
ー今後の課題としているものはありますか?
市が主催している「生きがい温水プール浴教室」を修了した人は、希望するクラブに加入することができます。市の事業も以前は春・秋の各10回を全プールにて実施していましたが、ここ数年は3か所のプールのみで秋季のみしか実施していません。最近はクラブへの入部者数が減少傾向であり、加えてクラブ員も高齢化の傾向が顕著になってきています。これらのことを踏まえた上で、長く楽しんでもらうように活動プログラムを工夫しつつ継続していきたいと考えています。
ー最後に、当クラブについてのメッセージをお願いします
楽しく生きいき温水浴クラブの活動をもっと知って頂き、より多くの市民の方々の参加につながるように普及していきたいと思っております。水中運動を行う中で参加者同士コミュニケーションを取ることができるので介護予防にも繋がります。老後も元気に生活していくためにも、もっと皆さんにプールに入って欲しいです。
(NPO法人 川口温水浴クラブ連合会) (代表理事)大沢 英雄 (電話)048-269-5766 (所在地)埼玉県川口市芝園町2番2-412号 芝園ハイツ2号棟 |
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