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掲載日:2020年11月16日
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こだわりの飼料、清潔な豚舎で育てた「香り豚」のブランド化に尽力しています。
松村牧場は、父の昌雄さんが昭和46年に設立しました。
香織さんは元々家業を継ぐつもりはなく、異業種に就職しました。結婚後はしばらく専業主婦でしたが、夫の淳さんが牧場経営に携わることになり、淳さんをサポートする形で、香織さんも経営に加わりました。
現在は、牧場の事務や自社ブランド(香り豚)の販売促進活動等を担当しています。
以前、松村牧場の豚は東京の市場に出荷していましたが、飼料や飼育環境にこだわっている自社の豚をブランド化し、もっと地元で消費してもらいたいと考え、平成20年に豚に銘柄名を付けて、埼玉県内の市場に卸すことにしました。
「自分たちが愛着を持てる名前にして、ブランドイメージを大切に育てたい」との思いから、香織さん自らの名前をとって銘柄名を「香り豚」としました。
養豚は自社加工に取り組もうとしても、施設整備に莫大なコストがかかり、利益が上げづらいという難しさがあります。いかに付加価値を生み出すか試行錯誤する中で、外部で一次加工を済ませた精肉やチャーシューの販売、ギフトカタログへの掲載などに取り組んでいます。
その中でも、香織さん夫婦が特に力を入れているのは、精肉の販路開拓です。道の駅に精肉を卸すようになったのが始まりですが、現在では、地産地消を志向する加須市内外の15店舗のレストランや惣菜店に、食材として提供しています。
今後の目標を香織さんに尋ねたところ「流通分野を強化し、商品に付加価値を付けて、お客様に自信を持って販売る仕組みを構築したい」と、意気込みを話してくれました。
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