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掲載日:2020年7月2日
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(鈴木由紀子さん)
由紀子さんは、結婚を機に御主人の篤さんの実家である、鈴木牧場に就農しました。篤さんとは学生時代にアルバイト先で知り合い、当時はまさか自分が酪農家になるとは思ってもいなかったそうです。
鈴木牧場では、成牛40頭、育成牛30頭を飼育しており、そのうち搾乳牛は38頭です。酪農について知識も経験もないところから始めたため、初めは言われたことだけをやっていたという由紀子さん。わからないことは篤さんや獣医さんに聞いたり、勉強会に参加したりして、知識を習得していきました。
(子牛に哺乳する由紀子さん)
由紀子さんの担当は、子牛の哺乳です。「子牛はちょっとしたことですぐに具合が悪くなってしまうので、気を付けて見ていないといけないところが大変です」と苦労している様子でした。しかし、子牛を搾乳牛までに育て上げるのはとてもやりがいがあり、立派に育った牛の姿を見ると、さらに良い牛を育てようという気持ちになるそうです。
(育成牛へのえさやり)
「目標は、子牛を自分達で育成して成牛にするというスタイルを貫くことです」と由紀子さん。鈴木牧場では4年前、分娩がうまくいかず、搾乳牛が30頭ほどに減ってしまいました。この経験から、搾乳牛を安定して確保するためには自家育成をしっかりしていることが重要であると考えるようになったそうです。時には、育成をやめようかと心が揺らぐこともあるそうですが、苦労した時のことを思い出し、育成牛を増やそうと努力しています。
(末の娘さんとのツーショット)
こんな牛を育てたい、こんな牧場にしたい、という構想を篤さんと日々話し合っています。「将来の夢があると、作業への想いも変わってきます。」と、目標に向かって夫婦二人三脚で取り組んでいます。
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