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掲載日:2020年1月28日
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三枝子さんの御実家は兼業農家だったので、小さい頃からお父さんのコメ作りを手伝ってはいましたが、進学や就職の際も農業に携わることは全く考えていませんでした。
たまたま地域の勤労者の集まりに参加して御主人と知り合い、結婚、そして就農とごく自然な流れで農業経営に参加されました。
子供さんが大きくなるまでは、ぶどうや梨の庭先直売を農繁期に手伝っていたくらいでしたが、子供さんの手が少し離れた時期に、ちょうど御主人が梨栽培からいちごの高設栽培への経営転換を図りました。
それを契機にいちご栽培全般に取り組むことになり、9月の苗の植え付けに始まり、ハウス管理や12月から5月の観光摘み取り対応まで、忙しい毎日を過ごしています。
三枝子さんの観光摘み取りいちごハウスは、圏央道の狭山日高インターチェンジと国道16号の近くという絶好の立地条件にあり、都内や神奈川県などを含め県内外から多くのお客さんが来園します。また、10年ほど前に立ち上げた小谷野果樹園のホームページは、来園者の9割以上が閲覧しているので、皆さんも是非御覧になってみてください。
週末の農園は家族連れなどのお客さんがほとんどですが、平日には幼稚園の遠足や高齢者のデイサービス、医療関係の団体などを積極的に受け入れているので、子供さんからお年寄りまで来園者みんなに、安全安心で美味しいいちごを食べてもらっています。来園者に「美味しかった」と言ってもらえた時が、三枝子さんにとって一番嬉しいそうです。
そんな三枝子さんも3年前の大雪でいちごハウスが倒壊した時には、さすがに大きなショックを受けました。それでも御主人の前向きな様子を見てすぐに気持ちを切り替えることができました。また近所や周りの人たちから、たくさんの助けを頂いたことですぐにハウスも再建され、感謝の気持ちでいっぱいになったそうです。
今後は、地域のいちご生産者が増えて身近にある産地をお客さんにもっと知ってもらうとともに、いちご栽培は毎年が勉強なので常に向上心を持ちながら、家族の健康を大事にしつつ農家経営と家庭生活を両立していきたいとのことです。
最後までお二人からお話を聞かせていただき、小谷野御夫妻の絆を強く感じました。ありがとうございました。
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