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掲載日:2019年10月28日
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都会の核家族に育ち、土とは無縁の生活のしのぶさんが、ゆずと出会ったのは結婚されてからでした。
結婚前はお義母様から「ゆずは自分の代で止める」と言われていましたが、越生町に来て、たくさんのゆずが植えられ、一生懸命ゆず栽培に取り組んでいることを知りました。
お義母様が亡くなられた後、昔からのお得意様からの注文や農協への共同出荷を求められたこともあり、「せっかくのゆずをこのまま管理しないのはもったいない!」との考えが芽生えました。
そして、お子様が小学生になったのを機に、親戚や川越農林振興センターの助けを受けながら、ゆず栽培を継続してみようと決心しました。
今では、収穫作業以外はほぼ一人でゆず園管理を行っており、農協への共同出荷と直売所の割合を7対3で行っています。
特に庭先販売は、ほとんどが口コミなどによる昔からのお客様で、毎年必ず購入希望の連絡があり、お客様のニーズに合わせて、贈答用や加工用のゆずを販売しています。
加えて昨年からは、ゆずの加工委託を始め、独自ブランドとしてゆず飲料の販売にも取り組んでいます。
これまでは、人から言われるがままであった共同出荷から、自分の自由な考えや発想、創意工夫を生かせるゆず飲料の加工販売に取り組むことで、農業経営の新しい可能性を見出せるようになりました。
これからは、ゆず飲料をさらに売り上げるとともに、飲料品以外のゆず加工品の開発にも取り組んでいきたいとのこと。
また、日々農作業に従事しているため、外に出ていく時間がなかなかとれず、身近に同年代の仲間も見当たりません。そこで、SNS等を活用して、頑張っている他の女性農業者と情報交換を行い、女性農業者による仲間づくりを進めていきたいと考えているそうです。
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