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掲載日:2015年8月20日
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ぶどうと梨の収穫を間近に控える8月上旬、飯能市の山下陽子さんにお話を伺いました。
陽子さんはぶどう、梨、キウイフルーツを栽培する果樹農家の後継者である貴史さんと今年3月に結婚。昨年11月から農作業を手伝い始め、就農して初めてのぶどうと梨の収穫を迎えます。
サラリーマン家庭に育った陽子さんは、農家の仕事を始めるに当たり、「やったことがないことに対しては漠然とした不安もありますが、もともと健康と食に興味があったので抵抗はありませんでした。」と明るい笑顔で答えてくれました。近隣農家が主催する農業体験イベントを手伝うなど地域活動にも積極的に参加されています。
農業の魅力について、「製薬会社の営業として働いていたときに比べると時間などに縛られることがなく、作業を融通すればある程度自由がきき、毎日違った仕事があるところがいいです。『百姓』っていう字はたくさんの女性が生きる道って読めると思うので、女性らしさが生かせる仕事だと思っています。」と前向きにお話ししてくださいました。
「今のお客さんはお父さん達が築いてきたお客さん。自分たちが経営の中心になった時には自分たちの世代のお客さんを取り込まないといけないと思っています。夫婦で農薬を減らしたキウイフルーツ栽培を試していて、今後は安全とか健康にこだわる人をターゲットにしている飲食店で販売してみたいです。」
明るい笑顔の中にアイデアと意欲が溢れ出ている姿が印象的でした。
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