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掲載日:2014年12月26日
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大学の農学部で、流通やマーケティングを学んだ鳥飼さんは、農業の基本は農作業だと気がつきました。埼玉県農業大学校に入学し、担任の先生と研修先の農家との出会いがきっかけで、和光市に、高設イチゴのシステムを使った観光いちご園「とりかいさん家のいちご園」を3年前にオープンしました。
「恥ずかしながら、農業大学校に入る前まで、土で栽培するイチゴしか知らなかったです。担任の先生と研修先の受け入れ農家さんがいなかったら観光イチゴ園は、始めてなかったと思います。今でも大変お世話になっています。」
と、なかなか衝撃的なお話。就農3年目、着実に進んできたように見える鳥飼さんには、それをしっかり支えてくれる2人の存在が大きかったようです。
農薬の使用量を減らし農作業を楽にする天敵を利用した防除も行っています。天敵とは、 一般の方は聞きなれない言葉だと思いますが、イチゴ栽培では一般的に使われている言葉で、ここでいう天敵とは害虫を食べる益虫のことを指します。
イチゴの葉には葉の養分を吸う「ハダニ」と言う害虫が寄生してしまいます。農薬で殺すこともできますが、やはり農薬には頼りたくない。
そこで天敵資材(ハダニを食べる肉食のダニ)を畑に投入します。
また、今年から、うどんこ病の防除資材として、特殊な光の波長イチゴを照射することで、イチゴが本来持っている免疫機能を高め、うどんこ病の発生を抑える資材も導入しました。
来年、新たにハウスを増設し規模拡大を行う予定です。
将来は、キッチンカーによるイチゴのジェラート販売も検討中。目指すは地域と調和した都市農業、法人化も視野に入れ鳥飼さんの夢は確実にそしてパワフルに進みます。
「とりかいさん家のいちご園」は、12月中旬からオープンしています。
詳しくは、「とりかいさん家のいちご園」ホームページをご覧ください。 http://www.torisan-ichigo.com/
埼玉県内には、県内各地に観光イチゴ園があります。
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