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掲載日:2017年7月8日
非農家出身の日向正悟(ひゅうがしょうご)さんは、平成26年に就農し、3年が経ちました。日向さんは本庄で生まれ、高校卒業後、いったん地元を離れましたが、農業に魅力を感じ、農業法人で研修を重ねた後、就農しました。現在、露地野菜を中心にブロッコリー1.7ha、スイートコーン0.6haの生産を行っています。
「就農まではいろいろな体験をしました。嬬恋村の大規模法人でキャベツ収穫のバイトをしたり、東京都の大田市場の仲卸で働いたり、東京でサラリーマンをしていたこともあるんですよ。大田市場で働いていた時、生まれ故郷の本庄市からの元気な野菜を見て、自分も農業をやってみたいと思ったんです。結婚したばかりの妻も、僕の背中を押してくれました。」
と農業を志したきっかけを話してくれました。
「就農して2年目の時、ブロッコリーで大失敗しました。原因は天候を考えずに栽培をしたことでした。寒さのため、作付したブロッコリーの三分の一を廃棄しました...あれにはもう、やめてしまおうと思ったんですよ。」
と当時を振り返る日向さん。
周りの農家の先輩や奥さんの支えもあり、「今あるほ場で、今できることをやろう!目の前の仕事にベストを尽くそう!」と気持ちを入れ替えて収穫を続けた結果、その年の売上目標は達成できませんでしたが、最低限の被害で済ませることができました。
就農した時に赤ちゃんだった息子さんも、今では4歳。日向さんの仕事をよく手伝ってくれるそうです。
将来は新たな品目にもチャレンジし、自分のような新規参入の若者のお手本になって、どんどん仲間を増やし、自分の子どもが継ぎたいと思えるような経営を、さらに法人化も目指している日向さんです。
本庄の野菜を支える次世代のリーダーとして、今後の活躍に目が離せません!
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