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掲載日:2016年3月10日

埼玉農業男子(第48回中島毅さん(入間市))

若くてかっこよくて腕が立つ、全国有数の手もみ茶名人

入間市のお茶農家「大西園製茶工場」の中島毅(なかじまつよし)さんを紹介します。大西園製茶工場はその名に「工場」とありますが、中島さんで14代目となる、江戸時代から続く由緒正しい製茶農家です。

 入間市のお茶農家「大西園製茶工場」は、江戸時代から続く由緒正しい製茶農家です。中島毅さんは14代目となります。

 中島さんは、全国手もみ茶品評会で通算4回の日本一に輝き、現在2連覇中と若くして全国にその名が知られる「手もみ茶名人*1」です。

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 14代目としての期待もあり、中島さんは高校を卒業すると、静岡県にある国立の野菜・茶業試験場(現 野菜茶業研究所)へお茶の研修に送り出されます。そこで全国手もみ茶品評会が開催されたことから、中島さんは手もみ茶*2に出会いました。

「こんなお茶があるのか、自分でもこれを作ってみたい。そしていつかここに出品してみたい。」

 教職への夢もあった中島さんでしたが、手もみ茶との出会いがお茶の道へ進む決め手となり、2年間の研修生活を経て実家に戻りました。

 

 手もみ茶への強い思いを持って実家の経営に入った中島さんでしたが、実家は機械製茶に切り替えて久しくなっており、手もみ茶技術が途絶えていました。

 そこで、まずは茶樹の仕立て方を手もみ茶用に変えるところから始め、手もみ名人の教えを請いに各地を訪ねるなど、中島さんは独自に研鑽を続けていきます。毎年、毎年、試行錯誤を重ね、ついに日本一となりました。

 日本一になったお茶は、なんと1キログラム100万円以上で取引されたそうです。

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 現在は一般に機械製茶が主流です。

 中島さんのお宅でも、手もみ茶は全体の生産量のうちのほんの一部です。しかし中島さんは、手もみ茶がPRとなるだけでなく、自身の経営全体に大きく関わっていると考えています。

 中島さんのお宅をはじめ、入間市のお茶農家は、栽培、製造、販売を一貫して行う「自園・自製・自販」経営が多く、独自の商品や販売方法などを打ち出しやすいのが特徴です。

 手もみ茶生産の過程で、五感で感じとったことを自身の生産にいかし、独自品種や製造方法などを工夫し、中島さんは常に新しい試みを続けています。単なる懐古趣味や伝統技術の復活継承ではなく、経営の中心に手もみ茶技術がいかされているのです。

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 日本一の茶をもむ手のひらは、柔らかくもちもちでした。お茶に直に触れて感じとるのも、まっすぐ細く仕上げるのも「手」。中島さんは手を大事にしているそうです。

「あまり男っぽい手にしたくない。」「手に傷をつけるわけにいかないので気を付けている。」「お風呂でもんだりストレッチをしている。」等々、アスリートや芸術家を思わせます。

 今年は暖冬気味の中、時々大変冷えるなど、天気が極端であるため、どんなお茶になるのか心配されているようでした。

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 中島さんに、手もみは重労働で大変ではないか尋ねると「もむのは1日だけれども、茶の栽培は365日で大変なことばかり。でもそれまでの自分のお茶を超えるお茶ができた時の喜びは格別。だからお茶づくりは楽しいよ。」と答えてくれました。まだまだ道は続くようです。

 その年の全国一等一席が手もみ茶の「名人」と称されます。5回以上この「名人」位を獲得すると、これまで日本で数名しかいない「永世名人」になる権利を得られます。ただし、「永世名人」は「師範」資格取得後5年以上経過などの要件があります。中島さんは現在「教師」という資格を保持しており、「師範」はその上の資格です。現在4回「名人」位を獲得している中島さん。今度は「永世名人」になったことを紹介したいですね。

 

大西園製茶工場 URL:http://onishi-en.com/

 

 

*1 手もみ茶名人 

 手もみ茶品評会で、日本一となった者のみが1年間名人を名乗ることができる。

 

 

*2 手もみ茶について

 手作業で製茶した煎茶。専用の原料茶葉から作られ、独特の深い香りと味わいがある。

現在の機械製茶は収穫から始まる各工程の手作業を機械に置き換えることで発展してきた。

 蒸した茶葉を、焙炉(ほいろ)という加温された台の上で、手で茶葉を揉む、転がす、撚りこむ、などの作業を行って乾燥させながら針のように細くまっすぐな煎茶に仕上げてゆく。

 

 

 

 

 

 

お問い合わせ

農林部 農業支援課 新規参入支援担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎5階

ファックス:048-830-4833

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