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掲載日:2015年11月20日
久保田さんは、平成17年に県農業大学校を卒業後、ご両親の経営する久保田農園に就農しました。
現在は、ご両親と一緒に施設トマト栽培(50a)を行い、自宅の直売所で販売しています。
取材に伺ったときは、2月中旬に収穫するトマトの苗の管理作業をしているところでした。
直売は、久保田さんのお父様が20年以上前から始めました。地元だけでなく、隣の市町や近隣都県からもお客様がトマトを買いに来たり、常連のお客さんから次々と宅配の注文が入ったりするほど人気があります。
自家直売の強みは、「完熟した一番おいしい状態のトマトをお客様に食べてもらえる」ことだと、久保田さんは言います。久保田さんの作るトマトは、減農薬、減化学肥料であると県から認証された特別栽培トマトです。
久保田さんが直接販売するので、親しみやすく、人柄もあってお客様との会話がはずみます。
「気に入って買ってくれるお客様から、去年と味が違うと言われると出来が良くてもドキッとします。トマトは工業製品と違い、毎年気候が変わる中で生産するので、次年もおいしいトマトを作れるよう工夫していきたいです。」
と、商品であるトマトへの想いを語ってくれました。
また、5年前から、自家農園で育てた完熟トマトだけを使ったトマトジュースを委託加工し、販売しています。
初めは青年農業者グループのプロジェクトで新しい農産加工品の開発に取り組み試作した「トマトジュース」ですが、トマトの味がはっきりとわかる濃厚なおいしさは好評で、お客様からお客様に伝わって販売が広がり、いまでは年間2000本以上生産しています。
お父様が始めたトマトの自家直売はお客様に広く親しまれていますが、将来に向けて、
「市内でにんじんジュースを販売する青年農業者の仲間と一緒に、ジュースのセット販売を企画したり、いいところは引き継ぎ、変えるべきところは変えたりして、より良い販売の仕方を探していきたい」
と意気込みを語ってくれました。
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