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掲載日:2015年9月20日
平成26年の大雪で倒壊し再建したばかりのビニルハウスに、約7,000本ものキュウリ苗を定植し終えたところにお邪魔しました。
<写真1 キュウリ苗を植え終えたばかりのハウスにて>
俊典さんは、小学生の時からサッカー一筋に取組み、大学卒業後は、JFLのクラブチームでDFとして活躍した経歴の持ち主です。平成23年、JFL引退を契機に農業を始めました。
ご両親と3人で、キュウリ5,000平方メートル、水稲5haの複合経営を行っており、消費者ニーズを考えて、安全・安心でおいしいキュウリ栽培を心掛けています。現在は、お父様に栽培技術を学びながら、地域の選果機利用組合の若者組織CSC(Culture Study Club)に所属し、若いキュウリ生産者同士で栽培技術を高めています。
<写真2 植えたばかりの苗を確認しています。>
「小さい頃から好きなサッカーばかりやってきた。農業を始めたころは全く違うフィールドで“アウェー感”があったが、今はだいぶ慣れてきた。農業はたいへんだが、現状に甘んじることなく、夢を持ってやっていきたい。」とアグレッシブに語ってくれました。
また、「これからの農業は生産しているだけでは通用しない。これから、さらに加工や販売にも取り組み、法人を立ち上げたい。」と、今後の目標を語ってくれました。
「プロサッカー選手の大半が20代半ばで引退した後、慣れない世界で新たな道を模索している。自分が世話になったサッカー界の若手の手助けとなる、セカンドキャリアの受け皿を作りたい。」と話す俊典さんです。
今年は神川町農業青年会議所の会長の他、第36回埼玉県農業青年海外派遣研修にも参加し、積極的に活動しています。俊典さんは今、新たなフィールドで、着実に歩んでいます。
<写真3 埼玉県農業青年海外派遣研修成果発表会>
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