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掲載日:2015年7月13日
大浦さんは大学の工学部で就職活動中、何のために働くのか自問自答していました。
そして「生きるために働き、自分のために働く」との答えに至り、食べ物を作る仕事をしようと一般企業への就職をやめ、農業の道を選んだのです。
アルバイト仲間と二人で毛呂山町の地域指導農家を訪ねて、1年間の農業研修を経て借りた農地は10年以上耕作されていない荒れた状態で、開墾からのスタートとなりました。
二人は直売野菜を中心に生産を始めましたが、当初は二人で働いても年間販売額が100万円ほどでした。このままでは生きるために始めた農業では生きられないと思い、またも自問自答することに。
そして自分たちが望む所得から逆算して必要な生産量、栽培品目を導き出した結果、出荷量の調整がしやすい根菜類を主体にした生産に切り替え、更に小口の直売から大口出荷に大きく経営転換したのでした。
今では経営規模を約5haまで拡大した大浦さん。今後はさつまいもなどの加工を行い、より収益性の高い農業を目指したいそうです。
さらに20年後には、経営面積60ha以上、地域雇用の受け皿になる農業法人にしたいと、頼もしい夢を語ってくれました。
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