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掲載日:2021年4月15日
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株式会社日本工研社の平山代表取締役社長にお話を伺いました。
板金を行う技術者として採用しています。社員は全部で12人おり、そのうち6人が60歳以上です。若いころからずっと働いている方が1人、そのほかの5人はシニア世代になってから採用しました。
プレス金属加工は板金に比べて危険なので、シニアの方には、主に設計書をもとに金属を切り出して、曲げたり、穴をあけたりして加工する板金を担当してもらっています。板金には技術が必要ですが、前職を定年してから当社に就職して、今ではその人しかできない仕事もあるくらい活躍していただいています。
(写真は入社2年目のシニア社員の佐藤さん)
当社は3か月に1度、社員の意見交換会を開催しています。シニア社員も含め、様々な社員と相談などをする良い機会になっており、その費用に充てました。
普段の仕事は一人一人がモノづくりを行っていて、なかなかみんなでコミュニケーションをとる機会がありません。でも、意見交換の場では会社や仕事に対する色々な意見を聞くことができます。自由に話せることで社員同士の仲が深まっていると感じています。
当社は昔からシニアの方に働いてもらっており、「定年はなくて当たり前」という考えを持っています。
私自身も働けるうちはいつまでも働こうと考えていますから、社員も健康管理をしっかりしてもらっていて意欲があれば、いつまでも雇用したいという気持ちがあります。
シニア社員は他の社員よりも体調管理に対する責任感が強く、人一倍気を使っているように思います。その点が、シニア社員の良いところですね。
病院や用事がある時などに、事前に申告をしてもらえれば自由に休めるようにしています。そうすると受注の段階で仕事のスケジュールを立てやすいので、こちらとしてもありがたいです。
それから、体の負担なども考えて、シニア社員は残業なしとしています。
シニア社員がいることで若い社員が「自分も年をとっても働ける」と思ってもらえるようになったのではないかと思います。
今後、当社のホームページにも生涯現役実践企業の認定マークを載せて、PRしていきます。
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