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掲載日:2018年6月14日

ホップ・ステップ・チャレンジ《平成24年》

働く障害者の応援レポート

障害者福祉・障害者雇用に関心のある方々にご協力いただき、障害者が働く企業を訪問して、障害者本人や企業の担当者にインタビューしていただいたものです。なお、【】はインタビューを受けて頂いた従業員の方の障害種別、《》は訪問企業の主たる事業内容です。

チアリーダーのコバトンのイラスト

  1. 【知的】《製造・販売業》株式会社アルビオン
  2. 【精神】《リサイクル・自動車施工業》株式会社ハッポーライフ彩生

1 株式会社アルビオンの障害者雇用

インタビューした日

平成24年4月19日

インタビューした方

人事部長 荒木由弘さん、熊谷工場工場長 山川新さん、熊谷ワークライフセンター長 池澤新次さん、障害者職業生活指導員 久保田卓弥さん、同 指物悦子さん、男性4名(UMさん、KNさん、KHさん、UKさん)、女性2名(TMさん、TYさん)

協力レポーター

石川浩さん(小鹿野町)、中塚さん(深谷市)

企業概要

株式会社アルビオン熊谷ワークライフセンターの外観

  • 名称:株式会社アルビオン
  • 所在地:熊谷市船木台4-1-1
    (本社:東京都中央区銀座1丁目10-7)
  • 設立:1956年3月2日
  • 事業内容:高級化粧品の製造・販売
  • 従業員:2,900名(男470名 女2,430)
  • うち障害者数:全社61名[うち熊谷ワークライフセンター全6名(男4名 女2名)]

レポート内容

企業の方へのインタビュー(レポーター:石川浩さん)

アルビオンと言えば高級化粧品のメーカーであり、高い品質を維持する中での障害者雇用は難しいのでは無いかと考えていました。雇用しても特例子会社や清掃など、本業に関わりの無い場所で雇用しているのだろうと。

しかし実情は違っており、障害者のレベルに応じた教育等を行っており感心しました。

障害者の能力を最大限引き出すための教育・スムーズに働ける環境作り・年間安定した業務の確保等、担当部署の方々の御苦労を感じました。

ハンディーターミナルを使った就業の様子

また、障害者1人ひとりが厳しい中にも温かみのある環境下で勤務されており、生き生きと勤務されていた事は見習う点が多数ありました。

一人前の社会人に成長する事を念頭におき、教育面や障害者に対する配慮も細かい点にまで工夫されています。

普通、障害者は弱者としての扱いを受ける事が多い中、アルビオンでは、障害者を1人前の社会人として扱い、仕事の成果を期待しています。障害者本人は自分の存在価値を感じ、その結果として、日々充実した仕事ぶりを発揮しているのではないかと感じました。

皆、笑顔で勤務されていた事も印象深かった点です。

今回見学した部署は、設立間もない中であれだけの事を行っており、今後も障害者雇用の取組みに期待したいです。

障害のあるの方へのインタビュー(レポーター:中塚さん)

熊谷ワークライフセンターは2年の準備期間を経て、昨年7月から開始しました。とてもきれいで整理整頓された職場です。6名の知的障害のある方が、センター長とお二人の指導員のもとで働いています。

おしゃれをしたコバトンのイラスト

業務内容は4名の方が、返品された商品の検品作業。2名の方が、廃棄物の分別処理です。その他に、検品作業の仕事がない時は、研究用ハーブの選別作業、トイレの清掃作業、本社や支店から依頼されたサンプルのセット、エアパッキン作りもします。

立ち上げ当初は仕事の確保に苦労されたそうですが、徐々に仕事も増えてきたとのことです。この日は返品された商品の検品作業を見学させていただきました。ここでは4名の方が働いています。皆さんとても元気で楽しそうでした。KNさんは入社して間もないので、商品を覚えるために商品名を読み上げて作業していました。そのほかの3名の方は慣れた手つきでとても仕事が早いです。廃棄物の分別処理の作業を終えて戻ってこられた2名の方も交えて、皆さんのお話を伺うことができました。

皆さん、ここに採用されるまでは作業所に在籍していたり、他の職場での職業実習の失敗があったりと、御苦労があったようでした。

「お給料はどうしていますか?」の質問に皆さんほとんど、貯金しているとのことで、とても堅実です。TMさんはお金がいっぱいたまったら、結婚資金にするそうです。初めてのお給料でお父さんに花束、お母さんに社員価格で購入した自社の化粧品をプレゼントしたという方もいました。その後、お母さんから、「また買ってきて」とのリクエストがあったそうです。

王冠をかぶったコバトンのイラスト

仕事についてのお話をうかがったところ、TMさんは、検品作業を行う中で、最初、ハンディーターミナル(バーコードリーダーのようなもの)の使い方が分からず、苦労したそうです。今では検品女王と呼ばれるぐらい、検品作業が得意です。UMさんも検品作業が得意で、検品王子と呼ばれています。TYさんは店頭で配布するサンプル品を袋詰めするのが得意です。袋に入れるときのコツをつかんだら、早く出来るようになったとのことでした。入社して間もないKNさんは、「今は商品名を読み上げるのが大変」と言っていましたが、良いところを褒めてモチベーションを高めるというセンター長のもと、何が得意になるか楽しみです。

「働いていて大変なことは何ですか」との質問に、皆さん、大変なこと、困ったことがある時はセンター長や、指導員の方に相談するということで、職場の方をとても信頼している様子でした。KHさんは「嫌なことがあってもあまり気にしない。仕事があるだけ嬉しい」とのことでした。

「お休みの日はどう過ごしていますか」の質問では、お休みの日は嬉しくて普段より早く起きたり、映画を観に行ったり、中には家のお手伝いをするという方もいました。

見学させていただいた感想(レポーター:中塚さん)

皆さんとお話して仕事に対する一生懸命さ、働く意欲をとても感じることができました。これから若い皆さんがどのように成長していくか楽しみです。「頑張ってくださいね」という気持ちでいっぱいになりました。

就業の様子の写真

法定雇用率を遵守するために作られた職場ということでしたが、「社会人として自立できるよう職業訓練の場、スキルアップする場と位置づけている。ここで育てて社内の違う職場に送り出したい、健常者と同じように働けるように育てたい」というセンター長のお話に、就労できたことは、彼らにとって、ゴールではなく、スタート地点なんだなと思いました。そのような人を育てるという姿勢にとても感心させられました。企業の社会のために役立ちたいという使命感を感じました。

このような会社がもっと増えて、一人でも多くの障害を持った方が働く喜びを感じ、自立できるようにと願います。

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2 株式会社ハッポーライフ彩生の障害者雇用

インタビューした日

平成24年6月20日水曜日

インタビューした方

株式会社ハッポーライフ彩生 顧問 柳正夫さん、同 精神障害者 木全(きまた)健郎さん、埼玉トヨペット株式会社CSR・環境部 社会貢献課 顧問 渡辺新一さん

協力レポーター

並木静子さん(草加市)、矢作裕子さん(さいたま市)

企業概要

埼玉トヨペット株式会社伊奈配車センターの外観写真

  • 名称:株式会社ハッポーライフ彩生(さいせい)
  • 所在地:北足立郡伊奈町小室10538(埼玉トヨペット(株)配車センター内)(本社所在地:久喜市河原井町47-1)
  • 設立:平成11年12月
  • 事業内容:リサイクル事業、自動車施工事業
  • 従業員:39名
  • うち障害者:6名

レポート内容

企業の方へのインタビュー(矢作さん)

親会社である埼玉トヨペット株式会社の「はあとねっと輪っふるへの活動支援※」に、株式会社ハッポーライフ彩生も参加し、障害者への理解が進みました。9年前から、障害のある生徒の実習受入を積極的に行い、平成18年から雇用を開始しました。

※ノーマライゼーションの実現を目指す埼玉トヨペット株式会社の社会貢献活動

就業中の木全さんの写真1

「はあとねっと輪っふる」の活動に参加することで、企業の社会貢献についての意識が高まりました。障害者は社会で育てます。障害者が身近で働き、彼らに力添えをしたり、障害者が作業しやすいように工夫したりすることで、周囲の人も、仕事に対して、新たな興味を持つことができます。一緒に働くことは、「楽しい」とも思えるようになります。たとえ障害者が仕事で失敗しても、障害のない人が学ぶものは、たくさんあります。仕事は、個人ではなく、チームの力で完成させます。障害者自身も徐々にチームの人へ気を配ることができるようになります。

学校や自宅では教えられないことを企業が教え、障害者本人の成長につなげます。周りで働く従業員の配慮も必要ですが、障害者本人が給料に見合う仕事をする意識を持つことが大切です。

障害者雇用で大切なことは、企業がその人をどう育てるかと考えることです。障害者は、自分で成長する力を持っているので、周囲は見守り、挑戦する機会を与える余裕が必要です。さらに忘れてならないのは、時には厳しく障害がない人と同様に対応することも必要だということです。

ドライブをするコバトンの画像

障害者の就労を支援する人は、企業を研究し、理論ではなく実践で働く現場を知っていくことが必要です。障害者本人の代弁者というだけでなく、企業と分かり合える関係を作る努力が必要です。

精神障害者は、最初は体調が安定せず、長時間の勤務に耐える体力がありません。ですが、支援機関の適切なサポートを受けることで、少しずつステップアップしていくことが可能です。精神障害者にはもともと高い能力を持った人が多く、職場の理解があれば、一般就労と同様の仕事もでき、良好なコミュニケーションも可能です。親会社を定年退職した従業員が多いこの会社では、若い障害者に対して「長く働き続けてほしい」と考え、能力・意欲に応じて正社員になるように勧めています。

見学させていただいた感想(矢作さん)

車両の整備を行うコバトンのイラスト

お話をうかがった企業の担当の方は、「(インタビューを受けた)木全くんは、障害があっても、仕事を120%こなす」と信頼をおき、自慢の社員として紹介してくださいました。彼の真面目で主体的な仕事ぶりが、チーム全体の効率をアップしているようです。家族を持ち、自分にあった仕事を続けることは、幸せなことです。本人の希望だけでなく、企業の要求ともマッチすることは就労の理想です。

障害者雇用を広げるには、まず、企業や従業員それぞれが持つ障害者に対する一種の抵抗感や困惑を減らすことが重要です。この企業のように、自然体で障害者雇用を行っている事例を広く多くの人に知ってもらいたいと思いました。

また、障害者が健康で長く働き続けるためには、職場の理解や仲間としての意識、家族の応援が必要だと思いました。

障害のある方へのインタビュー(並木さん)

就業中の木全さんの写真2

門を入ると目の前に、2500台収容できる立体駐車場が現れ、思わず「オォ~」と見とれてしまいました。

今回、お話をしていただいた木全さんは、精神障害2級の手帳をお持ちの37歳の男性です。高校から大学(10代後半)にかけて統合失調症とそううつ病を発症、23歳のとき受診し、3か月の入院を経験されました。そのとき御両親は、責めることなく彼を受け入れ、回復を待たれたそうです。その後、生活訓練・生活習慣の確立・精神福祉作業所での職業訓練を経て、平成18年6月から同社で実習を重ね、平成18年9月から採用されました。

木全さんの就業態度や仕事内容が評価され、何度か正社員への候補になったようですが、ご自身が慎重になり、まだ自信がないということで、平成21年まで延期されました。木全さんは、「感情のコントロールがまだ少し不安です」と、話されました。

平成21年4月に正社員となり、仕事に関しては周りの方からの信頼も厚く、自分の判断で作業手順の調整をされています。現在は、タイヤホイールのコーティング部門を主に担当し、自身の作業時間や他作業の補助等の判断を任されています。

子どもと飛行機遊びをするコバトンの画像

仕事については、「どんな仕事でも楽な仕事はない。体力・筋力が必要、仕事がトレーニングです。忙しいときは、如何に能率よく作業を進めるか、また、お客様の立場に立って作業することが大切」と話されました。

就労にあたって大切なことは、あいさつ・コミュニケーション力・目標を持つことです。木全さんは、一般就労・結婚・平凡な暮らしを、目標にしました。現在は、1歳4か月の子の父親として、家族を守るということが、目標ですね!

就労を希望する後輩へは、「仕事は決して甘くない、あせらないで準備をして行動して欲しい」、と話されました。イタリアのことわざ「ゆっくり行く者は、遠くまで行く」は、木全さんの座右の銘です。

見学させていただいた感想(並木さん)

就業中の木全さんの写真3

木全さんは、もともと非常に能力の高い方で、御家族の適切な支援の下、あせらず、がんばりすぎず、自分の今の状態をよく理解しながら、一歩ずつ進んでこられたのだと思います。職場の方々の配慮と御家族の存在が、木全さんの労働意欲と励みになっているのですね。就労はおおきな要素ですが、通過点であり、その後の継続が課題です。働き続けるには、職場環境と生活の安定が、とても大切であるということが、よくわかりました。

お忙しい中お話いただいた皆様、お仕事中見学させていただいた皆様、ありがとうございました。

 

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お問い合わせ

産業労働部 雇用労働課 障害者・若年者支援担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎5階

電話:048-830-4536

ファックス:048-830-4851

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