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掲載日:2019年3月26日

ホップ・ステップ・チャレンジ《平成19年》

働く障害者の応援レポート

障害者福祉・障害者雇用に関心のある方々にご協力いただき、障害者が働く企業を訪問して、障害者本人や企業の担当者にインタビューしていただいたものです。なお、【 】はインタビューを受けて頂いた従業員の方の障害種別、《 》は訪問企業の主たる事業内容です。

野菜収穫コバトン

株式会社田口型範の障者雇用のレポート

インタビューした日

平成20年3月25日

インタビューした方

社長 田口 順さん、取締役工場長 鈴木 のぼる(日に舛)さん、総務課 吉田 典史さん 社員 Mさん(発達障害者)

協力レポーター

田口型範の写真並木 静子さん(主婦・越谷市)

こんな仕事にチャレンジしています

  • 検品・検査の業務
  • パソコンでの文書作成

企業概要

  • 所在地:埼玉県川口市中青木2-20-15
  • 会社創立:昭和22年
  • 事業内容:鋳造用木型/金型製作
  • 従業員:110名
  • 障害のある従業員:2名(発達障害1名、身体障害1名)

レポートー内容

今回訪問したのは、最先端を駆使し、物造りの出発点である株式会社田口型範。鋳造用木型/金型製作で60年間培ってきた技術と技能を駆使した企業です。

雇用されている発達障害のあるMさんは、県の産業労働センターの就職相談員が、会社を訪問した際に求人を開拓し、ハローワークと蕨市障害者就労支援センターに情報提供をして、関係機関が連携してMさんが雇用に結びついたケースです。

企業の担当者、障害者Mさんへのレポート(並木さん)

「コンピュータによる機械化が進んだとはいえ、最後は手作業で仕上げます。田口型範では、技能者を育てる事を目標に、一人前になるのに10年を見ている。だから皆、正社員です。もちろん障害者も。」

この言葉通り、全工場でISO9001を認証取得し、社員の働きやすさと安全に配慮しています。工場内の、作業の動線に沿って、余裕を持ったレイアウトと整理された工具類、床の清潔さ(ゴミが少ない)にビックリしました。木型製作現場は、家具工場のようです。

就労の様子の写真また、技能検定試験会場としての場を提供しています。

現在2名の障害者を雇用しています。1人は高校生の時、交通事故で右腕に障害を負った人、1人は発達障害者です。2人共、大学卒業後に入社しました。今日は、発達障害者のMさん(23才)にお話を伺いました。

昨年、トライアル雇用制度を利用して正式採用となりました。主に、検査・検品の業務をしています。頼まれて、パソコンを利用した文書作成等もします。

入社前は、自分に出来るだろうか、朝遅刻したりしないだろうかと不安で体調を崩してしまいました。

彼は、コミュニケーションの障害が有り、他人との関わり方が不得意です。入社後、暫くは、社員食堂で皆と時間を過ごしていたそうですが、今は自分の好きな所で食事をしたり、公園などで一人で休憩をします。本人はその方が楽なようです。

年に何度かある会社の親睦会に参加して一緒に楽しんでいます。また、2ヶ月に1回位回ってくる朝礼の司会もこなしています。

以前、仕事が集中してしまい、何から手をつけて良いのか分らなくなった時、周りの人に助けてもらいました。今でも自分では出来ない事や分からない事が起きたらと不安になるそうです。

苦手な人がいる時は、なるべく近付かないようにしています。相談したい時は、生活支援センターに行ったり職場の人に相談します。

今、給与の中から5万円を自分の小使いとして、残りは家族に預けています。

田口型範は、社員の定着率が良いそうです。環境の変化に弱い発達障害者にとっては何よりの職場だと思いました。

レポーターの感想

昨日の寒さがうそのような暖かな朝、川口駅では桜の花に歓迎され、何か好いことがありそうな一日の始まりでした。Mさんはとても穏やかで明るい青年です。礼儀正しく、言葉使いも丁寧で、この人のどこが?と思われるでしょうが、分かり難い故になかなか理解されない困難さがあります。
彼の明るい表情と、職場の方の気長に付き合おうという姿勢に感謝です。

帰り道、何度かニヤニヤしている自分に気付きました。(並木さん)

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株式会社三愛エスポアールの障者雇用のレポート

インタビューした日

平成20年1月22日

インタビューした方

社長 石川 真太郎さん

社員 Aさん(知的障害者)、社員 Bさん(身体と知的の重複障害者)

協力レポーター

佐久間 幸己さん(会社員・桶川市)、青木 律子さん(大学職員・さいたま市)

こんな仕事にチャレンジしています

  • 取引先への出荷および返品
  • 返品の仕分業)
  • グループ会社の社内メール、用度品の配布業務
  • プライスタグの発行業務

企業概要

  • 所在地:埼玉県入間郡三芳町竹間沢
  • 会社設立(特例認定):平成11年3月(平成11年5月)
  • 事業内容:婦人服(水着・肌着など)の物流業務
  • 従業員(訪問日現在):24名
  • 障害のある従業員:12名(知的障害12名、内1名は精神障害と1名は身体障害との重複障害)
  • 障害のある従業員の勤続年数:8年=5名、7年=5名、6年=1名、今年度入社1名
  • 採用経路:学卒者:9名、一般採用:3名

レポートー内容

今回訪問したのは、婦人服製造販売の株式会社三愛の特例子会社株式会社三愛エスポアール。

社名に用いられた「エスポアール」は希望を意味するフランス語とのこと。北浦和から、埼玉県障害者雇用サポートセンターの岡濱さん運転の車に同乗させていただき浦和所沢線を南下すること約30分で、訪問先に到着2階事務所にお伺いすると前掛け姿で迎えてくれたのが、代表取締役社長石川眞太郎さん。応接室で、先ずは会社の概要を用意頂いた資料で説明頂いた。

企業の担当者(石川社長)へのインタビュー(佐久間さん)

社長のコメントを頂いたのだが会社設立の経緯でいきなり「当時親会社が大赤字で、障害者雇用納付金を払うのがもったいなくて障害者雇用することにした」から始まり運営方針では「会社は黒字を出すのが目的、黒字でなければ雇用は継続できない」とレポーターは気が小さいものだから「利益至上主義=従業員は道具」などと続くかとビックリ仰天!!気をとりなおしてお話を良く聞くと言葉の乱暴さのなかに障害者雇用の秘訣が満載されていました。

雇用納付金がもったいないと言う話は、親会社の法定雇用率が充足され、優に3%を超えているだろうという話から社長一流の冗談だと分かる。

黒字云々と言う話も良く聞いてみると「従業員が永く勤められる会社にしたい」との本音が「2002年に事故で身体障害を負った従業員のために、従来外注していたプライスタグの発行業務を親会社から受注」したことなどを通して伝わってきます。

お話の内容は・・・・・

  1. 採用候補者の選定:社長の永い経歴から学卒の場合は特別支援学校(養護学校)、一般の場合は就労支援事業者などから売り込みにくるのでどこに頼めば良いかなどの苦労は無い。
  2. 採用に当たって求める能力:自力で公共交通機関を使って通勤でき、当社の求める仕事能力があり、最低限の職場のルールを守れる人
  3. 採用者の評価等:トライアル雇用などを通じて採用基準(期待した能力があるか)に達しているか判断する。
  4. 採用のポイント:あくまでも仕事にたいする本人の能力(保護者の姿勢などは重視しない)
  5. 教育:Ojtをとおして、自ら覚えさせる。困った時は、仕事のわかっているもの(実力本位)が教える
  6. ステップアップなど:リーダーに任命することや昇給などで意欲を維持するようにしている。
  7. 管理者の責任:仕事は厳しく教え、覚えたことは従業員に任せるがトラブルなどの時はすぐ保護者を含め社長自ら修復に努める。
  8. 障害のある従業員以外への対応:採用時に会社の内容をよく説明して理解を得た人を採用することにしている。

最後にこれから障害者雇用を考えようとする企業に一言お願いした。

「覚悟を持って、採用して貰いたい」との一言であった。上述したことから考えると「自分の企業の採用基準を明確にすること、たとえば健常者の何割の能力が充足したいのか?職務のどの部分を任せたいのか?

その基準を満たした人が採用できたら特別扱いしないで困った時に管理者自ら支援する気概を持って臨むこと」と言い換えることができそうだ。

レポーターの感想

石川社長の話からは、障害のある従業員をあくまで従業員の一員として捉えていることがうかがわれる。

「特別扱いはしない、困ったときには社長自ら解決にあたり、その目的は永く勤めてもらうこと」という言葉に「仕事には厳しいが従業員(人)に優しい」経営が見えてくる。

「企業経営は、黒字でなければ存続していかない」従業員の継続雇用の前提と考えれば、極めてあたりまえのことと理解できる。
これから障害者雇用に取り組む企業には、石川社長のノウハウを自ら実践することは難しく思えるかもしれないが、三愛エスポアールが歩んでこられた足掛け9年の年月に障害者雇用を取り巻く状況は大きく変わっている。

少しの配慮があれば、特別な支援がなくても働ける人がいるようである、複雑な雇用を巡る手続き、窓口が複数あることの対応など企業が煩雑に感じることへの対応は、昨年設立された「埼玉県障害者雇用サポートセンター」は企業側の立場で、お手伝いをするとのことである。

地域の支援体制も徐々に充実してきている。

一度関係者の話しを聞いて、障害のある人をまずは1人から雇用していただきたいと感じた1日でした。(佐久間さん)

社員の仕事ぶりやインタビューの受け答えからは、障害者という感じがしませんでした。それだけに入社してからの社員の成長ぶりがうかがえます。障害のある人の定着や育成には企業側の対応が重要になることを、改めて認識させられました。(青木さん)

就業者へのインタビュー(青木さん)

水着の出荷を担当しているAさん(女性・知的障害)と、値札と伝票の発行を担当しているBさん(男性・身体と知的の重複障害)にインタビューを行いました。

Aさんへのインタビュー写真

(1) Aさんへのインタビュー

Aさんは、養護学校の新卒で入社して8年目の社員です。入社後約半年の間は返品業務を担当し、その後水着の出荷を担当するようになりました。プライベートでは22歳のときに結婚し、仕事も生活も充実した日々を過ごしています。
-どのような仕事をしていますか?
「在庫の中からオーダー伝票に従って商品を出し、店ごとに分けて、店ごとに決められたプライスタグ(値札)をつけて、梱包します。」
-仕事をしていて良かったことは?
「プライベートで店に行ったとき、自分がタグをつけた商品が売り場に並んでいるとうれしい。でも9月になって返品が多いとがっかりします。」
-仕事をしていてつらかったことは?
「初めの頃、教えてもらう人によって言うことややり方が違ってつらかったことがありました。自分のしやすいようにさせてもらうまで、上司とぶつかったこともありました。」
-仕事をする上で、特に気をつけていることは?
「体調管理。寝不足にならないように気をつけています。パソコンをよく使う仕事なので、家ではテレビを長く見ないようにして、目を休めています。」
-就労したいと考えている障害者に、アドバイスをお願いします。
「『できないから』といってしてあげるよりも、親は子供にチャレンジさせてほしいです。私はやりたいことをさせてもらったし、親も『自分でやってみるように』と言っていました。」
家に帰ると話を聞いてくれる人がいてよいというとともに、家でのちょっとした悩みは仕事をすれば忘れてしまうというAさん。今後の仕事と生活の、さらなる充実を期待したいです。Aさんの話は、障害者だけでなく健常者も教わることが多かったように感じられました。

(2)Bさんへのインタビュー

Bさんは入社して8年になる社員です。入社当初は返品業務を担当していました。しかし交通事故により左足を大腿部より切断し、義足を使うようになったため、パソコンを使ってプライスタグと伝票を発行する業務を担当することになりました。

就労の様子の写真

Bさんは仕事について、次のように話してくれました。

「本社からデータを受け取り、パソコンに入力して、プライスタグと伝票を発行して、タグと伝票を分けて、メーカーごとに梱包・発送しています。この仕事をするようになって6年になります。はじめは石川さん(社長)やC社の人(Bさんが担当する前、この業務はC社に委託していた)に仕事を教わりました。昨年システムが変わったときは、(システムを開発した)D社の人から教わりました。」

義足を使っていることについては、次のように語っています。

「義足が合わないときは、休ませてもらっています。義足を新しく作り直すために役所に申請するときも、休ませてもらっています。通勤には、電車と送迎バスを使っています。電車に乗っているとき、(見た目からは義足を使っていることはわからないので)席を譲ってもらえなくてつらくなることがあります。階段の上り下りに困ることもあります。」

最後に、このように話してくれました。

「困ったときには石川さんに相談することがあります。今の仕事をさせてもらえて良かった。」
慣れた手つきで素早くパソコンを操作し、インタビューにはきはきと答えるBさん。今後の活躍を期待します。

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株式会社千代田技研の障がい者雇用のレポート

インタビューした日

平成19年12月6日

インタビューした方

社長 鈴木 静子さん、専務 鈴木富雄(全盲の視覚障害者)

社員 加藤さん(障がい者)、社員 Bさん(障がい者)

協力レポーター

坂本 法子さん(NPO法人職員・さいたま市)、三浦 雅光さん(NPO法人職員・さいたま市)

こんな仕事にチャレンジしています

  • 研磨、バリ取り(製品の磨き及びバリ取り作業))
  • 機械加工ライン(工作機械を使用し、切削、穴あけ、ネジ切等の作業)
  • 検査(製品の検査、判別作業)

企業概要

株式会社千代田技研(自動車部品等のダイカスト総合メーカー)

専務、社長の写真

  • 昭和43年1月 鳩ケ谷市において、機械加工業(鈴木製作所)として創業開始
  • 昭和52年3月 社名を株式会社千代田技研に改名
  • 昭和62年8月 全工場を川口市安行原に移転統合
  • 平成10年4月 新たに介護事業に着手。在宅入浴サービス開始
  • 平成10年9月 障がい者の積極的雇用に対し、労働大臣表彰
  • 平成12年4月 介護ステーションありふひまわり・老人介護支援開始

アルミダイキャスト製品の鋳造から加工、表面仕上げまで一貫生産しているダイカストの総合メーカーである。現在の専務が失明したことをきっかけに障がい者雇用に取り組みはじめた。その後介護事業を開始し、老人介護サービスありふひまわりを運営している。

雇用されている障がい者

工場内作業に身体障がい者(1人)と知的障がい者(3人)および鈴木専務、介護施設に知的障がい者(2人)の人たちが、健常者とともに働いています。社員の年齢は20代から40代で、全員正社員です。

レポートー内容

全盲の鈴木専務のお話

鈴木専務は入社して間もない25歳の時に難病であるベーチェット氏病から失明。発病当時は病名が分からずいろいろな病院を回り、いろいろな治療をしました。病名がわかった時にはもう手遅れの状態。さらに緑内障を併発、「目をえぐりだしてくれ!」と叫ぶ日々が続き、病院の屋上から飛び降りようとした事もなんどか。ここから先は今だからこそ笑話…。飛降りようにも目が見えない。下がどうなっているか判らず飛び降りれなかったとか。鈴木専務をなんとかしたいと社長は考えました。「電話番ぐらいはできるでしょう」と職場復帰の道を作ってくれました。チャンスの神様は向うからやってきます。電話で受注管理の仕事にも慣れ始めた頃、納期の間に合わない製品の有る事に気づきます。工場内は多忙期。自分でも、作業に必要なものをセットしてもらえれば長年の勘で作業をする事ができるのではないか。そう思いたった鈴木専務は水を得た魚のよう。そのスピードと正確さは熟練工が舌を巻く程だったと社長は言います。

企業の担当者(鈴木社長)へのインタビュー

鈴木社長は鈴木専務から、障がい者には働く場が極めて少ないこと、積極的に受け入れを行っている会社もほとんどないことを知らされました。作業内容から考えて、うちの会社なら障がい者の雇用は可能ではないかと考えました。障がい者が作業しやすいようにする仕事への工夫も絶やしません。中学校や養護学校の障がい者の職場研修の受け入れにも積極的に取り組んでいます。障がい者を一人前にするのには2年位かかるが、仕込んだら信頼度は健常者より高いこともある、と社長は語ります。

就業者へのインタビュー

“笑顔王子”登場!

就労の様子の写真

29才にして14年のベテラン。訪問したこの日、加藤君は、工場の中で一番新しく一番高価な機械を操作していた。手馴れた操作に“さすが”と思いきや、この機械についたのは、昨日からだとか。70名の従業員の中に障がい者は4名いる。企業に課せられている法定雇用率は58人以上に対して1.8%。この数字からすると「千代田技研」様はかなり高い雇用率といえるだろう。

しかも障がい者は皆、正社員というから驚く。「ミスがあれば指導者側に問題がある」と言い切る社長と専務の暖かい見守りがあってこその働きやすさと定着のよさにつながるのだろう。さて、この加藤君、機械に向かっていた時には真剣な表情だったのに、振り向いたその顔は笑顔いっぱいのさわやか青年。王子ばやりの昨今、「笑顔王子」の称号を君にあげるよ。仕事終了後、仲間と行くゲームセンターが楽しみという加藤君。「仕事は楽しい!」という加藤君は、仲間も大事にしている。今日入社したばかりの16才の若者にも仕事を教えていた。もう一人の仲間“のっぽ王子”は早朝誰に言われる訳でもなくラジオ体操のテープを準備している。健康にも留意してこそ「仕事大好き」な障がいを持つ若者が、いきいき働ける職場が生まれるのだろう。

レポーターの感想

千代田技研様は、障がい者の雇用にとても積極的である。法定雇用率を達成していない会社が多い中で、ここまで頑張っているところがあることを知り感動しました。働いている障がい者がみんな10年以上の経歴があることも、定着していることを裏付ける証明になる。出来ない事を数えるよりも、その人が出来る事を仕事にする、秘訣はそこらへんにあるようだ。

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株式会社流通サービスパルシステム杉戸セットセンター営業所の障害者雇用のレポート

インタビューした日

平成19年10月31日

インタビューした方

所長 山本 勉さん 社員 Aさん(障害者)、社員 Bさん(障害者)

協力レポーター

成澤 俊輔さん(学生・越谷市)、富田 文子さん(学生・越谷市)

こんな仕事にチャレンジしています

流通サービス杉戸センターの写真

  • 箱出し業務(商品詰めをする箱を組み立てラインに流す)
  • 積み込み作業(セットされた箱を台車に積み込む)
  • 伝票入れ作業

企業概要

株式会社流通サービス

日本生活協同組合支所の委託物流業者として昭和49年設立。

少量品種、多頻度、小口配送等の業務に積極的に取り組み、デジタルピッキングシステムによる冷凍・冷蔵・ドライの仕分け業務、化粧品通販会社の仕分け発送業務、生協個配業務を基盤として、多種多様な物流業務に取り組んでいます。

雇用されている障害者

パルシステム杉戸セットセンター営業所では、知的障害者が健常者とともに働いています。

3年前より障害者雇用を始め、当初の雇用は3名。現在は、11名が勤務しています。

レポートー内容

今回、株式会社流通サービスのパルシステム杉戸セットセンター営業所を訪問しました。株式会社流通サービスは、流通サービス業を主な事業とする会社です。全体の従業員数は、4,423名(内正社員が1,800名)と大企業です。全国に23の営業所と71の物流センターを持っています。
今回私達が訪問したのは、パルシステム杉戸セットセンター営業所です。Jr久喜駅から車で30分前後の道のりで、会社のバスが近隣の駅を巡回しているようです。田んぼが多く緑豊かな敷地をぬけると会社に着きました。

企業の担当者へのインタビュー

杉戸セットセンターは、2階建てで、倉庫・作業場から構成されています。1階に6ライン、2階に2ライン合わせて8ラインがそれぞれ稼動しています。

セットする商品は多岐に渡るが、食品・雑貨が主な商品です。

セット作業だけでなく、卸・返品・在庫の管理も行っています。

実際に、パルシステム杉戸セットセンター営業所には、11名の障害を持つ方が勤めています。会社全体では38名(障害者実雇用率2.2%)の障害を持つ方を雇用しており、1つのセンターとしてはとても高い割合です。

流通サービスの社長さんは、「流通サービスは、障害を持った方にあった仕事である」と話され、先進的な取り組みを始められたそうです。
また、パルシステム杉戸セットセンター営業所の所長さんによると「障害を持った方が勤められると、社内が明るくなり挨拶が飛び交うようになった」そうです。その影響で他の従業員も元気よく挨拶をするようになり、ビジネスマナーが前より、良くなったとも話されていました。

障害を持った方は、とても純粋で何か忘れていたことを気づかせてくれるとも付け加えられていました。

従業員それぞれに個人差があるので、それぞれの適性や能力にあわせて、個別の対応や工夫もされているそうです。

就業者へのインタビュー

就労の様子の写真

訪問させていただいて、感じたことは、「障害者にも可能な仕事はある」という“可能性を見出すこと”を、前提として考えられるかどうかということです。
また、障害者を受け入れることで、企業にとってプラスになることを、企業が実感できるかどうかということが、障害者雇用を促進する大きな要素であると私は考えました。

杉戸セットセンター営業所の山本所長は、「彼ら(障害者)が入ることで、自分たちが常日頃、おろそかにしがちな“あいさつ”などの基本的なことを意識することができる。また、彼らは素直でうそをつかない。相手を思い伝えれば、こちらの話をしっかり理解してくれる。同時に、従業員にも彼らの個性(こだわり等)を伝えることで、作業の効率化を図ることが可能になる。」とおっしゃっていました。

私は、こういった考え方を持つ方が、企業の中で大きな力を発揮できるような環境や体制作りを、行政レベルから行っていくことが求められていると考えます。そして、まず「官が民から学ぶ」ということで、就労支援を行っている企業と今後、障害者の就労支援に取り組んでいこうと考えている企業のセミナー等を実施し、その中で、行政に何が求められているのかを、実際に聞き感じることが重要であるとも感じました。

実際に就労している障害のある方は、「働くことは、家にいるよりも人に会えたり、収入を得ることができるなど外出が増え、楽しい。また仲間ができることが心強い。」とおっしゃっていました。このようなことで、将来は一人暮らしが目標であったり、ストレス解消法を自分の中で見つけることもできています。

私は、就労が社会参加意欲を高めることは間違いないと考えます。また、“社会適応”と“社会参加”を分けて考えているところに注目していただきたいです。障害者が社会に合わせるのではなく、障害を持ちながら社会の中の一員として働いていくことが、普通(ノーマル)な社会のあり方であると、私は思います。“

レポーターの感想

障害があろうとなかろうと”ということではなく、“様々な人がいることが普通(ノーマル)”であるということを、改めて今回の企業訪問とレポートを通し、感じることができました。

最後に、今回こういった機会を与えて下さった、埼玉県の就業支援課の職員の方や、また同行して、地域での就労支援について話して下さった久喜市障害者就労支援センターの福島さん、村田さん、そしてレポートを受けて下さった流通サービスの山本所長さんと障害者の方に、この場を借りて改めて感謝申し上げます。

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株式会社日本標準統合物流センターの障害者雇用のレポート

インタビューした日

平成19年9月19日

インタビューした方

取締役チーフマネージャー 池田 博さん、部長・笹川 肇さん

社員 Aさん(障害者)、社員 Bさん(障害者)、社員 Cさん(障害者)

協力レポーター

伊藤泰成さん(施設職員・行田市)、伊藤寿子さん(施設職員・行田市)

こんな仕事にチャレンジしています

日本標準統合物流センターの写真

  • 全国からの注文データを、パソコンに入力する作業
  • ラベルをもち、台車を牽いて商品をピッキング作業
  • 商品の点検、箱詰め作業

企業概要

(株)日本標準の関連会社

1999年:(株)日本標準統合物流センター創立

平成11年に埼玉県日高市に総面積13600平方メートルの統合物流センターが完成し、営業を始めています。株式会社日本標準の発送業務全般を受託するとともに、物流加工全般を業務としています。

(株)日本標準統合物流センターの特徴

  • (1)建物の3階の一角に約150坪程度「知的障害者デイケア日高はつらつ作業所」がある。
  • (2)作業所は、勤務時間、食事場所、通勤など、基本的に日本標準の会社日程と生活に合わせている。
  • (3)社員の職場定着が高い。

雇用されている障害者

身体障害、知的障害の人々が、健常者と供に働いています。

レポートー内容

9月19日、日高市の「日本標準統合物流センター」をおとずれました。会社は駅から送迎バスで15分と距離はあっても、あたりは木立の緑に恵まれ、物流のぶこつさとは無縁で、内外共にきれいに整えられていました。

企業の担当者へのインタビュー

責任者の池田さんが、障害者との関わりについては国から促されたのではなく、会社を地域になじます活動をしていく中で自然発生していったとのことでした。

そして、会社の建物内に、NPOで知的障害者の作業所をもうけるに至ったことをていねいに語ってくれました。

障害者の雇用理念は、「ノーマライゼーションを内へ、外へと浸透させること」だそうです。

担当の笹川さんが、「初めは責任を果たせるか疑問で、自分なら憶して、おそらく取り組めなかっただろう」と素直に語る中に、現実の姿と、雇用拡大の難しさを知りました。

この会社は、ジョブコーチの派遣を求めなくても、社内の自然なサポートが効果的になされていました。

ジョブコーチについての注文は、「会社の方針や日々の動きに応じたサポートが良く、障害者の特質を伝えるだけのサポートでは、問題の解決につながらない。そこで、他所へ広めて続けていくためには、雇う企業側の担当者に、障害者を理解する教育の場が必要である」との事でした。

就業者へのインタビュー

Aさんへのインタビュー写真Aさん(障害者)は、結婚してても職場の華であり、デスクワークでのパソコン操作を難なくこなしていました。

特に、給料の使い道で、「主人との食事に出かけるのが何よりの楽しみ」と、愛くるしい顔立ちを一気に赤らめて語るのが印象的でした。

Bさん(障害者)は、本人の自立の願望から4年前に作業所より転じて、同僚の期待にこたえながら特殊な機械操作も行っています。
仕事に意欲的で一時間半の通勤時間を苦にしていないとのことでした。

また、仕事が忙しくなるとイライラして他人にあたってしまう事があるが、逆に怒られ、職場のみんなで乗り越えて、今があります。と、チーフや同僚と顔を見合わせ、微笑んで語ってくれました。Cさん(障害者)。就労していた企業が倒産してしまった後、作業所にしばらくいて、その後、現職についたとのこと。健常者と同じか、さぼらぬ分だけ生産量が多いと、担当者が我々に紹介し努力をたたえていました。(彼は職場の仲間とカラオケに行くのがとても楽しいと、てれくさそうにぽつりと語り、和まされました)

皆さん、自然なしぐさで、仕事の楽しさや辛さを話され、明るく健康的でした。

レポーターの感想

責任者をはじめ、担当者やチーフが個々の職員の特性や日常の様子を良くつかんでおり、200人規模の会社が家族的雰囲気の中で一体化していました。

そして、障害者(常時4~5名)に接する直接のチーフが、「家族の立場で対応し、寿退社した方とも交流し、赤ちゃんを見せに来てくれた時は本当にうれしかった」と、目をうるませて語る姿に感動を覚えました。

そこから「一事が万事で、障害者が働やすい職場は健常者も働きやすいのは当然でも、健常者が働きやすい職場は、障害者にも働きやすい職場(皆、特別な事が無い限り、定着して退職しない)であるのだ」ということを、個々の特性を各々が尊重している、この企業を見学して学びました。
そして、それは雇用対象企業なり、適応できても雇用を避ける企業の目を開かせるもので、発展継続性を備えた企業では無理なく受けられ、障害者が生産性を落とし、対人関係の混乱を招く、お荷物的存在でなく、企業の運営に貢献する存在であり得る事を明らかにしています。
また、この会社は、身体に障害がある方を雇用しても、単に施設整備補助金を求めたりせず、まわりの人の温かな協力を得て、今ある設備の中で対応しています。

費用と効果の点を含め、特別な企業と、特別な人とのヒーロー的な関係ではなく、真のノーマライゼーションである、どこでも誰もが自然で確かに暮らせる社会のさきがけとして、未来に希望を抱かせるものでした。

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株式会社西友サービスの障害者雇用のレポート~チャレンジド(挑戦を受けて立つ人)~

インタビューした日

平成19年8月22日

インタビューした方

代表取締役社長 藤牧秀樹さん、管理担当・高木恒夫さん、社員 Aさん(障害者)

協力レポーター

角田真治さん(書道指導員・さいたま市)、青山定訓さん(学生・さいたま市)

こんな仕事にチャレンジしています

  • 畜産物(鶏肉・豚肉の盛り付け作業)
  • 文書印刷・製本、名刺印刷、Pop印刷等の作業
  • 食品関連ユニホームのクリーニング作業
  • 文書メール物の仕分け管理、用度品のピッキング作業
  • 入社から退社までの給与を含む諸手続き処理作業
  • マッサージ・鍼灸、ヘルスキーパー
  • 総務、人事、経理、財務等作業全般

企業概要

株式会社西友の特例子会社

西友サービスの写真

  • 1992年1月:親会社株式会社西友フーズの子会社として(株)西友フーズサービス設立。
  • 1992年5月:親会社株式会社西友フーズの特例子会社と認定。
  • 2001年2月:株式会社西友フーズと株式会社西友の統合により、株式会社西友フーズサービスは特例子会社として認定を取消。
  • 2001年3月:新生、株式会社西友サービスとして認定。

株式会社西友サービスの特徴

  • (1)障害者の部位・程度が多岐にわたっていること。
  • (2)営業内容が多岐にわたっていること。
  • (3)健常者と共生していること。

雇用されている障害者

上・下肢障害、視覚障害、内部障害、言語障害、聴覚障害、知的障害、精神障害の人々が、健常者と供に働いています。

レポートー内容

連日の猛暑が続く。川越市も気温は35度、額からじわっと汗がにじみでる。私たちは障害者の雇用について、企業側と障害者側のお話を聞くために西友サービスがある川越食品流通センターを訪問しました。

企業の担当者へのインタビュー

西友サービスは特例子会社(障害者が働きやすいような環境を整備した子会社)として認定を受け、設立当時は10名の障害者雇用から始まり、現在では62名の障害者を雇用している(内、重度34名)。

経営理念として『自立』(障害を持つ人の職業的・社会的自立+会社の経営的自立)を掲げ、会社の経営的自立において設立から毎年黒字という結果を実現している。

また、川越食品流通センター建物自体が積極的な障害者雇用を目的として建てられており、手すり・点字ブロック・スロープ・障害者用の駐車場・トイレなど環境設備は充実している。

障害者の仕事内容も多岐に渡り、設立時には親会社である西友のスーパーマーケットで鶏肉や豚肉を販売するための盛り付け作業から始まり、現在では広告制作・クリーニング・仕分管理・事務代行・健康管理・管理部門と障害者が出来ることを探し・考え・創作し試行錯誤の繰り返しをして7部門まで増やし、外部への営業も積極的に行い規模も拡大している。

Aさんへのインタビュー

Aさんへのインタビュー写真

西友サービスで2年ほど働いている仕分管理部門のAさん(障害者)にインタビューすることができました。

仕分管理部門では、西友グループの文房具などを一括して管理して、各部署で必要な用度品があると梱包して配送や社内文書メール等を各部署に仕分をして配送などの作業をしています。

Aさんに、仕事について聞くと「最初は覚える事が多く、職場に慣れることが大変だったが、今では職場の人との関係も良く仲間も出来て仕事にも慣れてきた」と明るい笑顔で答えてくれました。

また、Aさんの今後の目標を聞くと、仕事については「配送のミスを無くす」生活の面では「自分で生活が出来るようにしたい」と経営理念にあった職業的・社会的自立へ向けて日々努力を重ねている姿がありました。

最後にAさんに仕事は楽しいですか?と質問するとすごく素敵な笑顔で「楽しいです」と元気に答えてくれました。

Aさんの答えを聞いて横にいた担当のかたは、嬉そうな笑顔をして、二人の笑顔を通して西友サービスの雰囲気、企業と障害者の喜びを分かち合う関係を感じることができました。

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お問い合わせ

産業労働部 雇用労働課 障害者・若年者支援担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎5階

電話:048-830-4536

ファックス:048-830-4851

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