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掲載日:2021年4月23日

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新型コロナウイルスワクチン接種のすすめ(テキスト版)

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テキスト版

ナレーション
 新型コロナワクチンの接種について、多くの方が不安や疑問をお持ちだと思います。
これから伺う専門家の先生のお話がその解消に役立てれば幸いです。
 今回のワクチンは私たちが持つ体内の異物を攻撃する免疫の仕組みを利用して、
新型コロナウイルス感染症の発症を予防します。
 あくまでも発症を予防するものであり、感染を予防する効果は評価されていません。
マスクの着用などの基本的な感染症対策はこれからも引き続き必要です。

アナウンサー
 今回の新型コロナワクチンについて埼玉県医師会常任理事の丸木雄一先生にお話を伺います。
丸木先生よろしくお願いします。

丸木先生
 よろしくお願いします。

アナウンサー
 新型コロナワクチンについてなんですが、いくつかの種類があると聞きましたが、
私たちが接種するワクチンはどういったものなのでしょうか。

丸木先生
 我が国が契約しているのはファイザー社製、アストラゼネカ社製、それからモデルナ社製の
3つの会社と契約しています。
 まず先行接種としていま使用できるのが、ファイザー社製のワクチンになります。
ファイザー社製のワクチンは1億2000万回分、約6000万人分が確保されています。
現在接種されている、医療従事者、それから高齢者に対しては
このファイザー社製のワクチンが使われることになると思います。
ファイザー社製のワクチンは世界で初めて開発されたとても画期的な
メッセンジャーRNAワクチンというワクチンになります。

アナウンサー
 メッセンジャーRNAワクチンとは、どういったものなんでしょうか

丸木先生
 コロナウイルスは、赤で囲った多くの突起、スパイクを有しています。
そのスパイクと体内の青で囲ったACE2受容体が結合して体内に入ります。
このワクチンは、コロナのスパイク蛋白を合成するメッセンジャーRNAを
ポリエチレングリコールでコーティングしたものです。
ワクチン接種により、メッセンジャーRNAが体内に入ると、
体内でコロナウイルスのスパイク蛋白が合成されます。
その合成されたスパイク蛋白に対して、体内で抗体を作ることで、
新たに侵入するコロナウイルスを体内に入れないようにすることで発症予防をする、
というメカニズムです。
メッセンジャーRNAは遺伝子の元であるDNAには作用しませんので、
このワクチンが、人が本来有する遺伝子に影響する心配は全くありません。

アナウンサー
 安全なワクチンということなんですけども、ワクチンの効果についても教えてください。

丸木先生
 このワクチンは3週間をあけて2回打つというワクチンです。
 このスライドは1回目の接種から、コロナを発症した率を示しています。
接種後12日頃より接種群と非接種群に差が認められ、2回接種7日後では
ワクチンを打たれなかった、18,000人の患者さんのうち172例がコロナに感染しました。
 一方ワクチンを接種した18,000例にはコロナの発症はたった9例で
約95%の発症予防効果が認められました。大変有用な結果です。
 また、ワクチン1回接種後に不幸にもコロナを発症した人はワクチン非接種群82例、
ワクチン接種群では39例と50%の発症抑制効果が認められました。
1回接種でも効果が認められますが、2回接種がより有効なことがわかり、2回接種が推奨されています。
 また、この治験に参加した36,000例のうちコロナウイルス感染後、重症となったのは
非接種群で9例、接種群でたった1例と重症化予防効果も期待されています。

アナウンサー
 大変効果があるワクチンなんですね。持病がある方でも接種はできるんでしょうか。

丸木先生
 持病に関しては、予診票を見ていただくとわかると思います。
 予防接種を受ける際に記入する予診票には、心臓、腎臓、肝臓などに病気をお持ちの方や、
血液疾患のある方、血液をさらさらにする薬を飲んでいる方などは、
病気を診てもらっている医師に予防接種を受けてよいと言われたかどうかを
記入する欄があります。
 予防接種を受ける前に病気を診てもらっている医師に受けてよいか御相談ください。
その際、予防接種の予診票を持参するとよいでしょう。
 予診票はお住いの市町村から送られてくる場合もありますが、
県のホームページからもダウンロードできます。

アナウンサー
 事前の相談が大事なのですね。副反応について、多くの方が不安を感じていると思うのですが、
副反応についてもご説明をお願いできますか。

丸木先生
 副反応は、主な要因はメッセンジャーRNAが体内に入って、そして合成されたスパイク蛋白に対して
体内で抗体が作成されるときに生じるメカニズムから出る副反応と、
それからメッセンジャーRNAをコーティングしているポリエチレングリコールによるアレルギー反応、
この2つが大きな原因と考えられています。

アナウンサー
 少し難しそうですね。

丸木先生
 では、スライドでご説明いたします。
 接種者の10%以上に起こった接種当日から翌日に発症した副反応は
接種部位の痛み、腫れ、頭痛、倦怠感、発熱、筋肉痛、下痢などですが、
接種翌々日には改善しております。
この副反応は体内でスパイク蛋白に対する抗体が作成されるメカニズムのときに
発症すると考えられています。
 1回目よりも2回目の出現率が高く、高齢者よりも若年者に多く出現しました。
言い換えると副反応が、ワクチンが正常に機能しているという証とも考えられます。

アナウンサー
 症状があっても、ほとんどの場合が、すぐに改善するのですね。安心しました。
 ただ、アナフィラキシーという重い反応が出る場合もあると伺ったんですが、
その点についてはいかがでしょうか。

丸木先生
 これはメッセンジャーRNAワクチンをコーティングしている
ポリエチレングリコールに対するアレルギー反応と考えられます。
 ポリエチレングリコールは化粧品などに含まれているため、
皮膚を介してポリエチレングリコールに対する抗体をすでに有している女性に
圧倒的に多い点からも納得できます。
その他過去にワクチン接種などでアレルギー反応を経験した方は、
事前にかかりつけ医の先生の判断を仰いでください。
 また、かかりつけ医がいない場合は予診票にもアレルギーの項目がありますので
接種医に必ず御報告してください。

アナウンサー
 アナフィラキシーが起きてしまったら、どうなってしまうのでしょうか。

丸木先生
 アナフィラキシーに対しては特効薬であるボスミンという注射があります。
そして、ボスミンでほとんどのケースが対応できます。
入院をするようなケースは大変稀と考えてよいと思います。

アナウンサー
 そうなんですね、少し安心しました。
 ただ、自宅に帰って、お医者さんがいない場合に症状が出た場合は、
どうしたらいいんでしょうか。

丸木先生
 埼玉県は新型コロナワクチン専用窓口を365日24時間開いておりますので、ご一報ください。
相談の上、翌日まで待てるような症状であれば、翌日かかりつけ医を受診。
緊急を要する場合は救急外来を受診を勧めます。

アナウンサー
 後遺症の心配というのはないのでしょうか

丸木先生
 これにも対応していまして、このワクチンでは慢性の後遺症の報告は認めておりません。
 しかしながら、もし麻痺やしびれなどの症状が長く続く場合はかかりつけ医にご相談ください。
難病などの診察に長けた大学病院をかかりつけ医からご紹介するシステムも確立しています。

アナウンサー
 なるほど。そして今、変異株が出ていると言われていますけども、大変その点が心配です。
ワクチンの効果というのはいかがでしょうか。

丸木先生
 まず変異株自体は、このスパイク蛋白のどこかに変異が起きるということで出てくる変異株が大多数だそうです。
このメッセンジャーRNAワクチンは、このスパイク蛋白の全長をカバーしているような
メッセンジャーRNAワクチンになっていますので、多少のスパイク蛋白の変異に関しては
対応できるというように伝えられています。

アアナウンサー
 そうなのですね。免疫についても伺いたいんですが。

丸木先生
 このワクチンは接種した後は、コロナに感染した方とほとんど同じぐらい
もしくはそれ以上の抗体を有するということが分かっています。
 ただ、この抗体がどの位持続するかということは、感染した方も抗体が落ちてくる
ということがありますので、まだそこははっきりしたことはわかっておりません。

アナウンサー
 ワクチンを接種した後も感染予防対策は、続けていくべきということなんですね。

丸木先生
 その通りです。いま行っているマスクを着用すること、3密回避、
これは絶対に必要であるという風に考えられます。
 このワクチンに関しては発症は予防しますけれども、
感染を予防するということのまだエビデンスは出ておりません。
 それからこのワクチンを打った人が、ほかの人にうつす可能性が少ない
というようなこともまだ分かっておりませんので、この今の対策は
しばらくのあいだ必要になるという風に思います。

アナウンサー
 そのほか接種後に気を付けることはありますか。

丸木先生
そうですね。おうちに帰りましたら、その接種部位をこすらない。
それから清潔に保つ。そして、激しい運動はしない、というようなことを考えながら、
また、ちょっと心配なことがあった場合には、先ほどご説明しましたが、
埼玉県が設置しているコールセンターのほうに連絡して、指示を仰ぐということで対応してください。

アナウンサー
丸木先生、ありがとうございました。

大野知事メッセージ

みなさんこんにちは。埼玉県知事の大野元裕です。
昨年から続いている新型コロナとの戦いは、新たな局面を迎え、
ワクチンは感染拡大を収束に導くゲームチェンジャーとして
県民の皆様の期待が寄せられています。
ワクチンは大勢の人が打ってこそ効果を発揮します。
埼玉県としては、県内の市町村と協力し、全県民が接種を受けられる体制を
しっかりと構築してまいります。
皆さんが御心配なのは副反応だと思います。ファイザー社のワクチンは安全と言われていますが、
万が一、心配な症状があったときも、24時間の専門相談窓口を御用意してあります。
また、症状が長く続く場合にも、かかりつけ医が相談できる専門医療機関を
準備していますので御安心ください。
これからも、ワクチンに関する情報を様々な媒体を通じてお知らせしてまいりますので、
皆さんの周りで接種を迷っている方がいましたら、ぜひ接種をお声がけください。

お問い合わせ

保健医療部 保健医療政策課   新型コロナウイルスワクチンチーム

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎4階

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