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掲載日:2023年3月10日

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小児(5歳から11歳まで)の新型コロナワクチン接種について

小児(5歳から11歳まで)の新型コロナワクチン接種に関して、基本的な情報をお伝えします。

※小児接種について、オミクロン株流行下での一定の科学的知見が得られたことから、小児についても努力義務の規定を適用することが妥当であるとされました。
ただし、ワクチン接種は任意であり、強制では無いことに変わりはありません。
周りの方などに接種を強制したり、接種を受けていない方に差別的な扱いをしたりすることのないようにしてください。
詳細はコチラ→「なぜ小児(5~11歳)の接種に「努力義務」が適用されるようになったのですか。」(厚生労働省『新型コロナワクチンQ&A』)

接種の期間

接種を行う期間は、令和6年3月31日までです。

接種の対象

小児の新型コロナワクチン接種の対象は、原則、日本国内に住民登録のある5歳から11歳の方です。(国籍は問いません)

特に慢性呼吸器疾患、先天性心疾患などの重症化リスクの高い基礎疾患(※)を有するお子様はあらかじめかかりつけ医などにご相談ください。
(※)日本小児科学会では、新型コロナウイルス感染症の重症化リスクが高い疾患の一覧等を公表しています。
      日本小児科学会「新型コロナウイルス関連情報」(外部サイト)

使用するワクチンと接種回数・間隔・対象年齢

  初回(1・2回目)接種 追加(3回目)接種
ワクチン 従来型ファイザー社ワクチン(5歳から11歳用) 従来型ファイザー社ワクチン(5歳から11歳用)(※3)
接種回数 2回 1回
接種間隔 通常、3週間(※1) 2回目接種後3か月以上(※4)
接種対象年齢 1回目の接種日に5~11歳(※2) 3回目の接種日に5~11歳

(※1) 1回目の接種から間隔が3週間を超えた場合、1回目から受け直す必要はありません。できるだけ速やかに2回目の接種を受けていただくことをお勧めします。 

(※2) 初回接種については、1回目の接種時の年齢に基づいて判断します。​​​​​​1回目の接種時に11歳だったお子様が、2回目の接種時までに12歳の誕生日を迎えた場合、2回目接種にも1回目と同じ小児用ワクチンを使用します。

(※3)令和5年3月8日より、追加(3回目)接種にオミクロン株対応2価ワクチンの使用が開始されました。オミクロン株対応2価ワクチンの接種については、「小児(5歳から11歳まで)のオミクロン株対応2価ワクチン接種について」をご確認ください。なお、令和5年3月31日をもって、従来型ワクチンでの追加(3回目)接種は終了します。3月8日の時点で既に4月以降の接種を予約されている等の方は、引き続き従来型ワクチンでの追加(3回目)接種を受けていただくことができます。

(※4)令和5年3月8日より、接種間隔が2回目接種後5か月以上から3か月以上に短縮されました。

【他のワクチンとの接種間隔】

  • インフルエンザワクチンは、新型コロナワクチンと同じ日に接種を受けることができます。
  • 前後にインフルエンザ以外の予防接種を行う場合、原則として新型コロナワクチン接種と13日以上の間隔を空けてください。

効果と安全性

  • 小児に係るファイザー社ワクチン初回(1・2回目)接種の効果について、発症予防効果は中等度の有効性、入院予防効果は接種後2か月間で約80%の有効性が報告されています。
  • 海外の臨床試験において、追加(3回目)接種1か月後は2回目接種1か月後より中和抗体価が約2倍になることが確認されています。
  • ワクチン接種後、数日以内に現れる症状には、接種部位の痛み、疲労、頭痛、関節や筋肉の痛み、悪寒、発熱等があります。ほどんどが軽度または中等度であり、現時点で得られている情報からは、安全性に重大な懸念は認められないと判断されています。
  • 初回(1・2回目)接種において、ごく稀ではあるものの、ワクチン接種後に心筋炎や心膜炎を疑う事例が報告されています。接種後数日以内に胸の痛みや動悸、息切れ、むくみ等の症状が現れたら、速やかに医療機関を受診してください。(米国では、12歳から17歳の男子に比べ5歳から11歳の男子の方が、心筋炎の報告頻度は低かったことが確認されています。)
  • ごく稀ではあるものの、mRNAワクチン接種後にギラン・バレー症候群が報告されています。接種後、手足の力が入りにくい、しびれ等の症状が現れたら、速やかに医療機関を受診してください。
発現割合 接種後の症状(2回目接種後→3回目接種後の症状の発現割合)
50%以上 疼痛(72.2%→73.9%)
10~50% 疲労(46.6%→45.6%)頭痛(30.1%→34.0%)筋肉痛(12.5%→18.3%)
発赤(16.5%→15.6%)腫脹(14.0%→16.4%)悪寒(10.3%→10.5%)
1~10% 発熱(8.8%→6.7%)関節痛(5.5%→6.7%)下痢(6.5%→4.9%)嘔吐(1.8%→2.4%)

出典:特例承認に係る報告書

Q&A

小児の新型コロナワクチン接種について、基本情報以外でよくある質問を掲載しています。

Q1.なぜ、小児(5~11歳)の接種が必要なのですか。
A1.小児においても中等症や重症例が確認されており、特に基礎疾患を有する等、重症化するリスクが高い小児には接種の機会を提供することが望ましいとされています。また、今後様々な変異株が流行することも想定されるため、小児を対象にワクチン接種を進めることとされました。

Q2.接種時に必要なものはありますか。
A2.5~11歳のワクチン接種では、原則、保護者の同伴が必要となります。また、未就学児の子どもの接種履歴は母子健康手帳で管理しているため、特にこの年代の方は、接種当日は可能な限り、母子健康手帳の持参をお願いします。

Q3.小児(5~11歳)の接種に向けて、保護者が気を付けることはありますか。
A3.ワクチン接種後数日以内は、様々な症状に注意しながら過ごす必要があります。また、ワクチンの効果は100%ではないことから、引き続きマスクの着用等、基本的な感染対策の継続をお願いします。学校生活では、接種を受ける又は受けないことによって、差別やいじめなどが起きることのないようお願いします。

参考となる資料・ホームページ

小児の新型コロナワクチン接種の検討にあたっては、以下の資料やホームページもご覧ください。

【厚生労働省】

【ファイザー株式会社】

【公益財団法人 日本小児科学会】

【公益社団法人 日本小児科医会】

お問い合わせ

保健医療部 保健医療政策課 ワクチン対策担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎3階

ファックス:048-830-4808

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