第56回食の安全県民会議
第56回埼玉県食の安全県民会議では、「平成29年度における食品安全局の取組」について議論されました。
また、「食中毒追放計画2017」について報告を行いました。
日時・場所
- 平成29年6月12日(月曜日)午後2時から午後4時30分
- 埼玉会館7A会議室
出席委員
17名
傍聴者
3名
議事
議題
報告
会議概要
- 平成29年度における食品安全局の取組について、食品安全課・農産物安全課・畜産安全課から概要を説明しました。
- 県民向けに作成したパンフレット食中毒追放計画2017について、食品安全課から概要を報告しました。
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主な意見・提言等
平成29年度における食品安全局の取組について
- (委員)居酒屋の監視とは、どのようなものか。
- (事務局)鶏肉によるカンピロバクター食中毒が依然として多いことから、居酒屋で生・加熱不十分な状態での提供がないよう指導する。
- (委員)肉の生食による危険性について、若者への啓発指導はどのように行うのか。
- (事務局)高校生に対しては、各校に肉の生食の危険性に関するパンフレットを配布する予定である。高校3年生には、一人一枚配布、他学年は、各クラスに一枚程度配布できるよう計画している。居酒屋については、特に、大学生などの若者の利用が多いことから大学にも配布する。
- (委員)畜産物の放射性物質検査の今後の見通し、他県の状況はどのようなものか。
- (事務局)と畜場での検査は、バイヤー等から牛肉の安全性を求められているため、今年度も継続する。今後の対応については、近隣のと畜場の状況を踏まえ、検討したい。
- (委員)食の安心サロン、県政出前講座をもっと拡大していただきたい。県政出前講座の周知方法はどのようなものか。
- (事務局)食の安心サロンについて今後とも広げていきたい。出前講座は、広聴広報課が窓口となっており、ホームページ等から申し込む仕組みになっている。
- (委員)施設のHACCP導入型基準の選択状況はどのようなものか。
- (事務局)さいたま市を除いて、56施設。今後も導入を促進していく。
- (委員)来年度、国の制度改正でHACCPが義務化されるが、どのように推進していくのか。
- (事務局)彩の国ハサップガイドラインの導入施設を中心として、段階的にHACCP導入型基準の選択を推進していく。
- (委員)彩の国ハサップガイドラインの飲食店における取組状況はどのようなものか。
- (事務局)HACCPは、工程管理が確立している工場形態で導入しやすい。様々な工程管理があり、定まっていない飲食店では、難しい。
- (委員)農産物で、ポジティブリスト制に移行してから、基準値を超える農薬が検出することはあるのか。
- (事務局)スクリーニング検査等で自主規制している。再発防止に向けた適正使用の指導を行っている。
<情報提供>
- (委員)肉の生食の取扱いについて詳しく教えてほしい。
- (委員)パンフレットは、どこで配布しているのか。
- (事務局)各保健所で配布している。
配布資料
資料1-1:平成29年度における食品安全課の取組について
資料1-2:平成29年度における農産物安全課の取組について
資料1-3:平成29年度における畜産安全課の取組について(資料1-1~1-3)(PDF:1,148KB)
参考資料1:食中毒追放計画2017
参考資料2:生で食べると危険です!