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掲載日:2021年3月29日

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覚せい剤の代償(26歳 男性)

私は、18歳の頃に初めてエスと呼んでいる覚せい剤を使用しました。

先輩に勧められ、1回くらいならいいだろうと言う安易な気持ちからエスを注射したのですが、髪の毛が逆立つような何とも言えない効果を得、それ以来私は罪の意識もなく、その効果を得たいがために乱用を始めました。

あれは確か5年前の冬の頃、父の紹介で勤め始めた仕事も辞め、毎日のようにエスの使用に耽っていた時、覚せい剤取締法違反の容疑で自宅の捜索を受け、私は初めて逮捕され身柄を拘束されたのです。このときは、家族全員が私のことを心配し、いろいろと面倒を見てもらったおかげで執行猶予の判決を受け、家族のありがたさを身にしみて感じました。私はこれを機に真面目になろうと決心し、自分で仕事を見つけ家族と一緒に暮らし始めました。しかし、それもつかの間、あのエスの何とも言えない効果が忘れられず、2ヶ月もしないうちに再びエスに手を出してしまいました。この頃の私は、エスを使用しないと思うように動かない身体になってしまい、使用するエスの量も次第に増えていきました。そして、家族を含め世の中の人間は皆敵に見え、家族との会話もなくなり暴力まで振るうようになってしまいました。あの日も、知り合いの暴力団組員からエスを入手し、自宅に戻り一人でエスをしようと一晩中起きてゲームに熱中していた時、麻薬取締官の人たちが捜索に来られ、私は再び覚せい剤取締法違反で逮捕されることになりました。

今、私は狭い部屋に拘束され、自分の犯した罪を振り返る時間を再び与えられております。捜査官に連れられ自宅を出るときに見た母と妹の涙は今でも私の目に焼き付いており、思い出すたびに私が覚せい剤に手を染めたことで一番大切なものを失ってしまったことに改めて後悔する毎日です。この代償は懲役という形だけで償いきれるものではないことはわかっていますが、出所後は迷惑をかけた家族、知人に少しでも信頼されるような人間になろうと思っています。

お問い合わせ

保健医療部 薬務課 薬物対策・献血担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎4階

ファックス:048-830-4806

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