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掲載日:2020年5月7日
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・ 所属:戸田市消防団(機能別分団)
・ 階級 : 団員
・ 団員歴:入団2年目(1年5か月)
・ 本業:定食屋接客及び調理補助
・ 趣味: 100円ショップ巡り
・ 特技:弓道(2段)
子どもが戸田市の少年少女消防クラブに所属していたので、消防職員などから機能別分団に関する情報を得るようになり、やってみたいと思ったのがきっかけです。
戸田市の機能別分団は、基本団員と区別され、職務を限定して活動する分団のことで、平成27年4月1日から定数30名枠でスタートしました。
火災予防広報や救急救命技術の普及啓発活動を限定して行う「広報指導分団」と、日中における消防団活動の後方支援を限定して行う「後方支援分団」の2つがあります。
現在、広報指導分団は12名(うち女性11名)、後方指導分団は6名(うち女性1名)が在籍しています。
その中で、私は広報指導分団のメンバーとして、戸田市が主催する消防団特別点検や出初式のほか、消防フェアや駅頭広報、さらに、防災訓練などで応急手当の啓発活動などを行っています。
女性消防団員を広くPRして消防団員の加入促進につなげるこのイベント。そのなかで、私たちは消防団に関するアンケート調査の協力依頼をはじめ、防火衣着装体験やロープワーク体験の指導対応を行いました。
会場となったイオンモール北戸田はとても大きな集客施設で、当日も多くの家族連れで大変賑わっていました。とても忙しく活動しましたが、子ども達が各ブースで楽しそうに参加している姿を見て私も心が和みました。すごく充実して楽しかったです。
県主催イベントで活動する鵜殿さん(写真中央)
消防職員や消防団員が災害現場で活用するロープの結び方を体験する「ロープワーク体験コーナー」の指導対応です。
その日は、(1) 巻き結び、(2) 本結び、(3) もやい結びの3種類の結び方を指導しました。私も結び方を覚えるのに手間取ったので、日常生活で何気なく使っている結び方をヒントに、消防のロープワークを教えられないかと考えるよい機会を得ました。
また、災害時に役立つと言っても、なかなか覚えていられないので、日常生活で馴染みのある場面に関連づけ、容易に身につくような指導内容を今後さらに工夫していきたいです。
ロープワークの指導に当たる鵜殿さん(写真右の団員)
私が入団前に抱いていた「消防団」のイメージは、火災現場の消火活動や瓦礫を撤去しながらの救助活動など、東日本大震災の時によく報道されていた光景。
そういったカタチで地域に貢献することが重要だなと思う反面、私自身は怖くてなかなかそこに飛び込んでいけないなと、弱腰になっていたのが本音です。
その点、機能別分団(特に広報指導分団)は、火災予防や救助活動の「意識」や「知識」を皆さんと一緒に磨き、それを地域の防災力向上につなげていく活動ですから、これまで現場活動に後ろ向きであった女性にも参加し易いと思います。
機能別分団のメリットを生かした活動
消防団はプロフェッショナルな人たちが活躍する場所だと考えがちですが、私たちも最初は素人とほとんど変わらない状態からスタートしています。それでも、先輩団員さんや消防職員の皆さんがしっかりと御指導くださるので、まったく心配しなくて大丈夫かと思います。
「家族や友達、そして市民を守りたい」という強い気持ちがあれば、女性にだって活躍の場がきっとありますので、私たちと一緒に活動してくださる仲間が増えてくれることを期待したいです。
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