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総合トップ > くらし・環境 > 防災・消防 > 消防 > 消防団 > 【平成27年度】女性消防団員による災害図上訓練(DIG訓練)を県内で初めて実施(H27.9)

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掲載日:2017年3月24日

【平成27年度】女性消防団員による災害図上訓練(DIG訓練)を県内で初めて実施(H27.9)

平成27年9月19日(土曜日)、埼玉県防災学習センターにおいて、県内で初めてとなる女性消防団員を対象とした災害図上訓練(DIG訓練)が、埼玉県消防協会の主催により開催されました。
会場には、県内40消防団から75人の女性消防団員が集合。華やかな雰囲気の中、研修がスタートしました

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講師紹介

 講師は、元川越市消防団員の田中緑(たなかみどり)氏。平成17年に川越市消防団が準優勝した全国女性消防操法大会で隊長を務めるなど、女性消防団員のリーダー的存在でした。
平成23年8月に防災士の資格を取得されてからは、自主防災組織のリーダー育成などに活躍されています。
実は、田中講師は以前、幼稚園の先生をされていたとのこと。明快でありながらも優しい語り口の秘密はそこにあるようです。

DIG訓練とは

今回実施された「DIG訓練」は、災害図上訓練の一つです。「DIG」はDisaster Imagination Game の略で「ディグ」と読みます。直訳すると「災害イメージゲーム」というたとこでしょうか。
地図の上に貼ったビニルシートに、川や道路、避難所などの地域の特徴や被害状況などを書き込み、それをもとにグループで討論しながら対処方法を導き出していく訓練方法です。

DIG訓練の経験の有無についての講師からの問いに、「有り」と挙手したのは二人。ほとんどの団員にとっては、初めての体験です。
「人はイメージできない災害やリスクには対応できない」という田中講師の言葉が会場に響きます。

いよいよ訓練開始

いよいよDIG訓練開始。参加者は10班に分かれ、グループで作業を進めていきます。
各グループのメンバーは全て異なる消防団で構成されており、ほとんどが初対面。初めは互いに遠慮する様子も見受けられましたが、さすがは女性消防団員。班長に指名された団員の指示のもと、テキパキと作業を進めていきます。

digkunren1

 今回の訓練の題材となったのは、防災学習センターの所在地である鴻巣市。市外から来ている多くの団員にとっては、地図上で避難所の小学校を探すことさえ一苦労です。
しかし、一つの作業に与えられる時間はごく僅か。田中講師からは常に、「時間は10分です。終わらなくても時間になったら止めてください。」というような指示が出されます。
田中講師いわく、このように時間を区切るのは、災害時に求められる瞬時の判断を養う意味もあるとのこと。内容だけでなく、作業の進め方自体も訓練

 の一環のようです。そうした作業の繰り返しにより、真っ白だった地図に川や道路、病院・避難所などの施設、大雨による浸水予想地域や地震による被害が予想される地域が書き込まれました。

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次は、それを基に、各自が気付いたことを付箋に書き出します。これまで鴻巣市のことをほとんど知らなかった団員も、次々に付箋を作成していきます。
様々な情報を一枚の地図に落とすと、いままで気付かなかった地域の特性が見えてきます。

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誰から助ける?

ここから訓練は第2段階に入ります。より身近な地域である町字程度の範囲を示した地図を使用して、災害時の対応を検討します。
鴻巣市を襲った大規模な地震により、火災やブロック塀の倒壊などが市内各地で起きているという状況が提示されました。
まず、被害状況、助けを求める人のいる建物、火災の広がりを予測するための「風向き」など、重要と思われる情報を地図に書き込んでいきます。

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この街に、災害発生時に配慮が必要な方が7人住んでいるという設定で、それぞれの緊急性を判断し、支援の順序を決定することが、この場面での課題です。
7人の要配慮者にはそれぞれ、住まいの場所や、「60代女性。ほとんど寝たきり。家族不在。」「70代夫婦。足腰弱く、急いでの避難が難しい。」などのプロフィールが付与されています。
あらゆる情報を考慮した上で、誰から助けるべきか優先順位を付けなければなりません。
ここでも、実際の災害時と同様に、限られた時間内での判断を求められます。

皆さんの出した結論は

各グループから、自分たちが決定した支援の順序を発表します。
いずれも同じかと思いきや、3班と9班、5班と6班が重なったのみで、計8つのパターンに分かれました。どの班の下した結論が正しいのでしょうか。

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皆の注目が集まる中、田中講師から「そもそもDIG訓練に『正解』はありません」との言葉が。
まったく同じ災害は起こりません。被災者も救助するメンバーも災害ごとに異なります。災害対応に共通の正解はないということです。
ただし、田中講師によると、訓練においては「妥当解」というのは見い出せるとのこと。今回の訓練では、どの班も、要支援者Gさんは優先的に救出すべきとし、Dさんについては優先順位が低いと判断しています。こうしたものが「妥当解」と言えるとのことです。

訓練を終えた参加者の感想

 訓練を終えた女性消防団員の皆さんにお話しを伺いました。

 まずは、さいたま市消防団の加藤彩子さん。現在、公務員目指して勉強中とのこと。

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問) 訓練はいかがでしたか。
自分の地域に持ち帰ってやってみたいです。
皆さん初めて会ったのに、すぐに協力できるのが消防団らしいなと思いました。

 

次に話をお伺いしたのは神川町消防団の坂田瑠美さん。お仕事は保育士とのことです。

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問) 日頃の活動と訓練の感想を教えてください。

応急手当の普及活動を毎月1回、女性消防団員20名が交替で行っています。この訓練もまずは、女性消防団員20名で実施してみたいと思います。

 

3人目は坂戸市消防団の柳みかさん。坂戸市消防団が平成19年に初めて女性を採用したときからの団員です。

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問) 入団のきっかけと、訓練の感想をお願いします。

女性消防団員募集のポスターを見て、是非入りたいと思い、知り合いを何人も誘って一緒に入団しました。
DIG訓練をやってみて、安全だと思っていましたが、そうではない可能性があることを実感しました。地元に帰ってすぐにでもやりたいです。

 

 

皆さん、DIG訓練を自らの地域で実践されるとのこと。まさに、地域の防災力の向上につながる訓練となりました。

田中講師に伺う

 

 最後に田中講師にインタビューをさせていただきました。

 ・女性消防団員を対象とした初めてのDIG訓練でしたが、いかがでしたか。
女性消防団員は真面目ですね。時間もきちんと守っていだだいて、講師として、とてもやりやすかったです。

 ・女性消防団員に期待することは何でしょうか。
消防団員は地域のことを良く分かっていますし、特に女性消防団員は人に伝えることが上手い方が多いので、こうした訓練の指導者には最適だと思います。
消防団員は災害があったときに、助ける側になるのですから、「義務」としてケガをしてはいけないわけです。そうしたことからも、自らの身を守る術を身に着けておいていただきたいです。

「防災のことを話し始めると、止まらない」とおっしゃる田中講師。その熱い思いは確実に参加者に伝わったようです。

 

 

 

 


 

 


 

 


 

 


 

お問い合わせ

危機管理防災部 消防防災課 消防・調整担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 危機管理防災センター2階

電話:048-830-8150

ファックス:048-830-8159

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