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掲載日:2021年9月30日

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知事コラム「読書の秋」

新型コロナウイルスの感染防止に向け、皆さんには「ステイホーム」をお願いしています。改めて皆さんのご協力に感謝します。

そこで、家での充実した過ごし方の一つとして、読書をお勧めします。秋は何をするのにも良い季節です。おいしい農産物の多い埼玉県にいると「食欲の秋」の意味は容易に実感できます。では、なぜ「読書の秋」というのでしょうか。

「読書の秋」について調べてみると、中国(唐)の韓愈(かんゆ。768~824)の詩にある「灯火稍(ようや)く親しむべく、簡編(かんぺん)巻舒(けんじょ)すべし」という一節を由来として挙げているものが多く見られました。これは、季候が良く夜の長い秋は、灯火の下で書を読むのに適した季節であることをいったものです。

文豪・夏目漱石も『三四郎』の中で「灯火親しむべし」とこの詩句を引用しており、ここからこの詩句が広まっていったとの見方もあります。

また、中国(南宋)の楊万里(ようばんり。1127~1206)の詩の中には「書冊秋に読むべく、詩句秋に捜すべし」という一節があります。これも秋に書物を読むことを奨励したものです。

「読書の秋」は、こうした中国の古典にちなんだ言葉と考えられ、大正時代には新聞記事の見出しに使われています。

埼玉を舞台にしたアニメ、映画などが話題を集めていますが、埼玉を舞台にした小説も数多くあります。そうした作品に登場する地名、作品に描かれている風景を身近に感じられるのは埼玉県民の特権です。大河ドラマに登場する埼玉県の風景を見てツッコミを入れたくなる方もいらっしゃるかもしれませんが、小説を通じて埼玉の魅力を再発見するのも、埼玉県民ならではの楽しみ方かもしれません。

10月27日からは読書週間も始まります。「活字離れ」「読書離れ」といった言葉が聞かれるようになって久しくなりましたが、今年はコロナ禍での楽しみ方として、「読書の秋」を堪能されるのはいかがでしょうか。

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埼玉県知事 大野元裕

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