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掲載日:2021年7月31日

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東京2020パラリンピック競技大会 埼玉ゆかりの選手

身体的ハンディキャップは、夢へのハンディキャップにはならない―
コロナ禍でかつてない試練に直面してもなお夢に進み続けるパラアスリートに、競技と共に歩んできた人生、東京2020パラリンピック競技大会出場に向けた「今」を伺いました。

村岡 桃佳 選手

Muraoka Momoka

アルペンスキー/陸上競技 短距離

チェアスキー選手として活躍する一方、新たに陸上100mでもメダルを狙う村岡選手。「二刀流」として挑戦し続けること、そして目前となった東京2020パラリンピック競技大会について伺いました。

【プロフィル】
4歳で車椅子生活に。小学3年でチェアスキーと出会い、中学2年で競技スキーへ。17歳で日本代表に初選出。平昌パラリンピックで日本選手団の旗手を務め、日本人選手史上最年少の金メダルを手にした。
2019年春からパラ陸上競技短距離にも取り組み、現在100m
T54クラスの日本記録保持者。

なんでも対等、そして競争意識

4歳の時に歩けなくなり、車椅子で過ごすようになりました。保育園も小学校も健常者と一緒でしたが、外遊びの鬼ごっこでは、周りから気を使われて。「人と違う」ことが浮き彫りになってきた小学2年の頃、父に連れられ、車椅子の子供のためのスポーツ体験イベントに参加しました。そこでは、同世代の子供たちみんなが対等。なんでも対等。悲観的になっていた自分に同じような境遇の友達ができて、やっと自分を認められるようになりました。スポーツという対等な環境に出会えたことで、競争心が芽生え始めました。もともと、負けず嫌いな性格。それがよりいい形で、自分自身を高めていくことができた。「対等でいられる環境を見つけることができた」こと。それは、とても大きな出来事でした。

よりハードな「二刀流」をこなす今

私の場合、夏の陸上と冬のスキーの「二刀流」で活動しています。東京2020大会がコロナで延期となり、トレーニングプランを変更せざるを得ない状況に。本来であれば今は冬の北京大会に向けてスキーのトレーニングに集中しているはずでしたが、東京大会の延期に伴い、同時期にスキーと陸上の両大会に出場する、本当の意味での「二刀流」の期間がありました。かつてないスケジュールをこなすには健康管理が本当に大切で、食生活、感染症対策に気を配って過ごしています。

競技に真摯に向き合う、そして駆け抜ける!

私は陸上を始めてからパラ出場の内定までの期間が短かったので「本当にできるのか」と不安もあります。ただ、この2年半、本気で陸上に取り組んできました。コロナの厳しい状況はありますが、私自身スポーツに対して真摯に向き合って挑戦しています。その姿を知ってもらって、パラの舞台でかっこいい姿を見せたい。そのために、今できることを、精いっぱい努力し、日々トレーニングしています。
自分の夢は「二刀流を全うする」こと。夏の東京、そして冬の北京。その先は、終わってから(笑)。今は「駆け抜ける!」ことです。

県民の皆さんへ
地元の深谷市、そして埼玉県。何もないですが、そんなところも含めてすごく好きです!これまでも皆さんからいっぱい応援いただいて、うれしく思っています。埼玉の皆さんにパラスポーツを知ってもらい、応援していただけたら、私の力になります。ぜひ、パラスポーツを見てください!

山﨑 晃裕 選手

Yamazaki Akihiro

陸上競技 やり投

順天堂大学の職員として働きながら、陸上競技やり投(なげ)選手として常にトップにいる山﨑選手。
スポーツとの出会い、そして続けることの意味について伺いました。

【プロフィル】
右手首欠損。高校生まで野球部所属。2015年11月野球で鍛えた技術と体力を生かしパラ陸上やり投へ競技転向。2017年に日本記録。日本パラ陸上競技選手権大会およびジャパンパラ陸上競技大会で6連覇。

やり投への転向、そして成長

中学、高校と野球をやってきましたが、東京パラリンピック出場を目指して、6年前に陸上競技のやり投に転向しました。
自分は一つの競技を極めるというより、アスリートとして成長していきたい。そして、障害者スポーツを多くの人に知ってもらいたいと考えています。その舞台の一つとして、東京2020大会を目指してきました。
2020年4、5月の緊急事態宣言期間中は、練習場が使えない状況でしたが、「ここで気持ちを落とさなかった人間だけが成長できる」と自分に言い聞かせていました。
もともと気持ちの弱い人間なんです(笑)。だからこそ頑張る。モチベーションを維持するために、勝った瞬間をイメージするなど、前向きに競技に向き合ってきました。

チームで作り上げた個人競技

パラリンピック出場にとてもワクワクしています。自分には出場までの間、計画を立てて作り上げてきた技術がある。大会ではそれをしっかりと証明したいです。
やり投は個人競技ですが、自分をサポートしてくれる人たちがたくさんいる。競技としては一瞬で終わってしまうのですが、一投一投にみんなの思いが詰まっています。いわば「みんなで作り上げた芸術」なんです。パラリンピック本番では、ここに至るまで作り上げてきた力を最大限に発揮することが自分の役目。それに集中したいです。

価値あるアスリートへ

目標はパラやり投世界一。しかし、そこで終わらずに同じ境遇、障害のある子供たちに夢や希望を与えたい。また求められるアスリートにもなりたいです。
アスリートの価値は「人の心を動かすこと」にあると思っています。自分にはその可能性がある。そう信じて挑戦し続けます。

県民の皆さんへ
やり投の競技は一瞬で終わってしまうのですが、その背景には何年もかけて作り上げてきたものがあります。ぜひそうしたことを感じ取ってもらえたら。そして見てくれる人が「自分も頑張ろう!」と思ってもらえたらうれしいです。

埼玉で開催!パラリンピック 射撃

パラリンピックでは、トロント1976大会から、ライフル射撃が正式競技として採用。本大会では、ライフルとピストルで合計13種目が行われます。銃の種類や距離、姿勢、障害のクラスによって種目が分かれています。肢体不自由の選手が対象で、制限時間内に規定の弾数を撃ち、的に当たった合計点を競います。

会場

陸上自衛隊朝霞訓練場(朝霞市・和光市・新座市)

©Tokyo 2020
▲東京1964オリンピックでも、ライフル射撃の会場として使われました。東京2020大会では、オリンピック・パラリンピックの高い基準に適合した仮設施設を整備。

ライフル種目の射撃姿勢

立射(りっしゃ)

自分の体だけで銃を構える

膝射(しっしゃ)

片肘を膝に置いて安定させる

伏射(ふくしゃ)

両肘を床につけて銃を静止させる

車椅子選手の場合

立射

車椅子で座った状態

膝射

片肘を台に置いて撃つ

伏射

両肘を台に置いて撃つ

競技

10m エアライフル伏射の場合

選手が並んで一斉に撃つ。
制限時間内に60発を撃ち、上位8人が決勝へ進む。

銃の種類とクラス分け

ライフル

障害の部位:SH1(足など)、SH2(腕など)

ピストル

障害の部位:SH1(足や腕など)

スケジュール

★複数の種目が行われる競技は、それぞれ決勝が行われます。
※開会式・閉会式は国立競技場で開催されます

応援しよう!埼玉ゆかりのパラリンピック出場予定選手

総勢38人。皆さんの応援が選手たちの力になります!

QRコード

▲最新情報はこちら(別ウィンドウで開きます)

 

★( )内の数字は障害の程度による持ち点
★出場予定選手は7月16日(金曜日)現在の情報です。

埼玉ゆかりのパラリンピック出場予定選手については
【問合せ】県障害者福祉推進課
電話:048-830-3303
ファックス:048-830-4789

お問い合わせ

県民生活部 広報課 テレビ・ラジオ・広報紙担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

ファックス:048-824-7345

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