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掲載日:2021年2月28日

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震災から10年 今どうしていますか?



▲福島県浪江町から埼玉県に避難してきた愛澤健雄さん

 

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震災から10年 希望をつなぐ人

震災当時、埼玉県に大勢の方が避難されました。現在も埼玉県内に2,965人※の方が暮らしています。避難からの10年を、お二人の方に伺いました。
※出典:県「東日本大震災による埼玉県への避難者等の数について」令和2年12月時点

福島県浪江町から嵐山町へ 愛澤健雄さん (ホウレンソウ栽培農家)


 

2011年3月11日午後2時46分―

ちょうど出荷を終えて自宅に戻ってきた時でした。津波が襲ってきて、玄関前は波に上げられたがれきが押し寄せてきました。それだけなら半年で再建できたかもしれませんが、放射能の影響がありました。所有する農地は浪江町と双葉町の境にあったのです。町全体が一斉に避難せざるを得ない状況となり、南相馬市、飯舘村、川俣町へ。そこで両親がいることを確認。再会できました。避難場所を変えつつ5月、軽井沢町でパソコンをそろえ情報収集し、埼玉へ。農業を再開できる土地を探しました。
嵐山町で農業を始めて8年になります。ここでのメリットは生産者自身で、値段を付けられること。それは規模拡大の夢につなぐ「チャンス」でした。現在、生産者仲間が集まりハウスは80棟に。JA埼玉中央や全農にホウレンソウを出荷しています。この他、近隣の直売所にも出荷しています。
 

支え合えるなら支え合う、できることは進めていく。ひたすら前へ―

ここに至るまで、8年かかりましたが、ハウスでのホウレンソウの周年栽培という新しい農業のモデルを作れました。私は「いつまでも避難者でいるべきではない」と思っています。支え合えるなら、支え合う。できることは、進めていく。動ける人は、動けない人を助けるべきだと。
埼玉に来て年月がたちますが浪江町民であることに変わりありません。ふるさとの福島には今も所有する農地があります。いずれは復活させたいです。だから、今は「ひたすら前に進むしかない」と思っています。
 

プロフィル



▲浪江町から一緒に避難してきた愛犬・シバ君と
 

福島県浪江町出身。現在は嵐山町古里地内で農業を営む。ホウレンソウの周年施設栽培という独自の農業スタイルを確立。令和2年度埼玉農業大賞地域貢献部門大賞を受賞。

愛澤さん生産のホウレンソウは下記店舗他で販売されています。

●JA埼玉中央東松山農産物直売所「いなほてらす」
電話:0493-24-3157
★入荷状況は店舗へ問い合わせください。

福島県双葉町から戸田市へ 大川義秋さん (箏(こと)奏者/箏男Kotomen)


 

2011年3月11日午後2時46分―

あの日は双葉中学での卒業式でした。式が終わってからの数時間後、地震が発生。ドーンと体全体を誰かに投げられたような感じ。もう終わったな、と思うほど気味の悪い浮遊感でした。町全体が緊迫感に包まれる中、雪も降り始め…。家族で翌12日の朝5時半に避難しました。その後、福島県内を転々とした後、茨城へ。埼玉県内で避難者支援として住宅の提供があることを新聞記事で知り、埼玉へ移りました。
埼玉に来て高校受験をやり直し、制服や学用品をそろえて、入学式。たった1週間の出来事でした。自己紹介は、放射能によるいじめに不安があったのですが、福島から来たことを話しました。すると「親戚が福島にいる」とか、みんなが声を掛けてくれたのです。

支えられた経験を、お礼として誰かに届けたい―

箏との出会いは部活動。当時、訛(なま)りが気になって誰とも話さなくて済む、廃部寸前の邦楽部に入部しました。本当は、中学の吹奏楽部でお世話になった先輩が津波で亡くなったこともあって、音楽から離れたい気持ちもあったのですが、心の傷を癒やしてくれるような箏の音色に惹かれました。
高校生の頃から大切にしていることは「メロディを美しい言葉のように届けたい」ということ。励ましであったり、自己肯定であったり。僕が支えられた経験を、誰かへのお礼として届けたい。演奏を通じて、誰かの夢や希望を後押ししたり、被災者の方に寄り添えたりできるような活動をしていきたいです。
 

プロフィル



▲高校時代、埼玉県在住の方から譲り受けた箏と
 

福島県双葉町出身。同町立双葉中学校卒業後、埼玉県立南稜高校で箏と出会う。
2017年11月くまもと全国邦楽コンクール最優秀賞・文部科学大臣賞を受賞。箏男Kotomenの名で活躍する一方、イケメン和楽器集団「桜men」メンバーとしても活動。

 大川義秋さんのパフォーマンスはYouTubeでも見ることができます▼

 

プレゼントがあります。詳しくは「クイズ&プレゼント」へ

震災から10年 続ける支援~被災地への職員派遣~

埼玉県では被災地の行政機関に職員を派遣し、復興への支援を続けています。
 



山本久美子

派遣先所属
福島県商工労働部企業立地課
平成31年4月1日から令和2年3月31日
 

私は福島県内に企業が工場などを新増設することで、地域経済の復興再生や雇用創出を図ることを目的とした「ふくしま産業復興企業立地補助金」の交付事務を行いました。本社が埼玉県にある企業を担当した時には、「つながり」を感じてうれしかったです。
福島の方から震災当時の話や、福島を良くしていきたいという強い思いを聞かせていただく機会もありました。派遣を通して得たつながりを生かして、これからも埼玉から福島の復興に貢献していきたいと思います。
 



▲一部避難指示が解除された浪江町では現在、トルコギキョウの栽培が行われている




▲壁に津波の痕跡がある浪江町立請戸小学校。震災遺構として整備される


埼玉県では福島県をはじめ、岩手県、宮城県の被災地3県へ延べ309人(平成24年度から令和2年度)の職員を派遣。支援職員の業務は土木、農業、化学、臨床検査など多岐にわたります。
★平成23年度短期派遣は406人

岩手県、宮城県、福島県からの情報提供 WEB

各県の復興情報や生活再建相談窓口などをご案内しています。

震災から10年 経験を教訓に

震災から10年がたち、皆さんの「備え」は今どうなっていますか?
家庭でできる「3つの自助」のポイントをお伝えします。

家具の固定

「賃貸のため、壁などにL型金具を取り付けることができない」
「費用が掛かる備えはできない…」

Point 段ボール固定
~1秒でも2秒でも、逃げる時間を稼ぐ!~


家具の転倒防止には「今すぐにでもできる対策」が大事です。家具と天井の隙間を段ボールなどで詰めたり、ストッパーの代わりに滑り止めマットを敷いたり。収納は重い物は下!軽い物を上!で家具の重心を下げて、倒れにくくしましょう。

食料・水の備蓄

「震災当時はそれなりの量を蓄えたが、缶詰、レトルト、水…古くもなり、備えと交換時期に悩む」

Point 非常用ではなく普段使いと考えて!
使ったら買い足していこう
 


 

「備蓄したけど気が付けば期限切れ」「保管する場所がない」など震災から月日がたつと備蓄意識は薄れがちです。食品が期限切れとならないように非常食を防災の日に食べて、また新たに補充するなど、習慣化してみましょう。

伝言サービス

「災害用伝言サービスを体験したことはあるが、やり方を忘れてしまった」

Point 「災害用伝言サービス」は毎月1日と15日に体験できます!月に2回、やってみよう


 

揺れの後の火災に備える「感震ブレーカー」

 地震による火災の半数は「電気」が原因。揺れを感知し、電気を自動的に遮断する「感震ブレーカー」の設置が効果的です。設置には電気工事が必要なものもあります。なお、電気を使用する医療器具などがある場合には注意が必要です。
 



分電盤タイプ
電気工事が必要
 



コンセントタイプ



簡易タイプ
● ホームセンターや家電量販店などで購入可能(電気工事不要)。
● 停電時に作動する保安灯(非常用 照明器具)なども設置しましょう。
 

ぼうさいカフェ@オンライン開催

おうちで防災講座に参加しませんか。災害や防災に関することを、みんなで学び、話し合いましょう。
 

「一教師としての、東日本大震災体験」
「釜石の奇跡」として知られる児童生徒の避難行動。当時、岩手県釜石市立釜石東中学校で生徒とともに津波から逃れ、命を守った体験をお伝えします。
日時:3月21日(日曜日) (1)11時00分から12時15分 (2)14時00分から15時15分
講師:糸日谷(いとひや)美奈子さん
受講方法:オンライン会議アプリ「Zoom」
申込:3月19日(金曜日)までにWebから

【問合せ】県防災学習センター
 電話:048-549-2313

▲詳細はこちら

 

【問合せ】県危機管理課
 電話:048-830-8148
 ファックス:048-830-8129

震災から10年 計画・対策を強化

県は災害対策基本法に基づき、埼玉県地域防災計画を策定しています。過去の災害対応の教訓などを踏まえて随時計画を見直し、災害対策を強化しています。また新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた避難所運営についてもガイドラインを策定。県民の皆さんを安全に守る行動計画を立てています。
 

埼玉県・市町村人的相互応援制度

大規模災害により被災した市町村だけでは災害対応業務ができない場合、県や県内の他市町村などから被災市町村に応援職員を派遣。被災地の早期復旧を支援します。
 

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新型コロナウイルス感染症が収束しない中における災害時の避難について

県では避難所における新型コロナウイルス感染症対策を取りまとめた「避難所の運営に関する指針(新型コロナウイルス感染症に対応したガイドライン)」を令和2年5月に策定。このガイドラインに基づき、避難所を運営する市町村とともに感染症対策に取り組んでいます。自宅で安全が確保できない場合は避難所へ避難してください。
 

避難所へ避難される方へのお願い
●避難時に発熱や咳などの症状がある、強いだるさがある、においや味を感じにくいなど体調が悪い場合は、避難所受付時に避難所の担当者に相談を。
●マスク、消毒液、体温計および衛生用品など避難生活に必要なものを持参。
●避難所ではマスクを着用し、こまめに手洗いするなど基本的な感染対策を徹底する。
 

【問合せ】県災害対策課
 電話:048-830-8181
 ファックス:048-830-8159

お問い合わせ

県民生活部 広報課 テレビ・ラジオ・広報紙担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

ファックス:048-824-7345

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