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掲載日:2020年11月4日

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魂を込める

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入魂 美意識に迫る

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   日本人の感性が形となり、文化として根付いた「美しきものー刀ー」
   現代に技術と文化を継承する方々にお話を伺いました。

刀匠 晶平(とうしょう あきひら)

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   今、刀匠としてより強く感じていることは「生命力」を持ち「生き生き」とした刀を作れるか、ということです。人の心を動かせるか、自分の美意識を込めた作品であるか。それでないと、私たちが今、刀を作る意味がありません。
   日本では古来より、美しく磨かれた刀には「物の怪」(もののけ)を祓(はら)う力がある、と考えられていました。例えば平安時代に描かれた「源氏物語」にも太刀は武器としてではなく、物の怪を鎮め、祓うものとして描かれています。「美しく磨かれたものにはそれだけの力が備わっている」。そういう意味で、現代でも「心のよりどころ」「お守り」として、  日本刀が愛されています。
   鉄の変化は立体的で、美しいものです。鉄を磨き上げて、愛(め)でる。その美意識に刀がかなったのでしょう。


守り、守られ

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   「日本刀は千年も続いている」と言われますが、刀づくりの技術は何度も絶えています。それを幾度となく、掘り起こし、復活させてきた。その理由は「刀を愛で、鑑賞し、美しさを感じる心」が日本人にあったからです。刀は人の美意識、精神に、千年守られてきた、ということです。
   作品には不思議と、その時の自分が映し出されます。鍛刀場(たんとうば)に入るときは、私自身が心身ともに健康で物事を素直に感じ、楽しめる状態で作品を作っていきたいです。そして、いにしえの刀匠がつくった刀が今に伝わるように、「千年後の人々に愛される『晶平』の作品」を作りたいと思っています。


プロフィル

   美里町在住。経済産業大臣賞など数多くの受賞歴が認められ、平成30年に日本刀文化振興協会「日本刀名匠」に認定される。大分県大分市出身。

刀匠 晶平 初のエッセイ集「テノウチ、 ムネノウチ 刀鍛冶として生きること」の直筆サイン本を5人にプレゼント。詳細は「クイズ&プレゼント」をご覧ください。


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研師 森井鐵太郞(とぎし もりいてつたろう)

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   刀が持っているものを最大限に発揮できるようにするのが研師の仕事です。刀に「怪我」をさせない、寿命を縮める研磨はしない。今ある状態をいかに減らさず、その刀の美しさを発揮できるか。刀がなりたいように「美しく」することを考えています。
   日本刀は日本特有のものです。武器としてよりも、美術的なものとして考えられています。海外の武器は外側の装飾を残して刀身を入れ替えていきますが、日本刀は刀身を残して外側を入れ替えていきます。古刀(ことう)、新刀(しんとう)、新々刀(しんしんとう)とはるか昔の刀が何百年も研磨されて形を維持したまま伝わっているのは日本刀だけです。
   なにが名刀かは人によって違います。伝わってきた物語を評価するか、切れ味が鋭いものを評価するか、一概にこれが名刀とは言えません。誰かが気に入っていたらそれが、その人にとっての名刀なので、それを最大限生かす研ぎをするよう心掛けています。


後世に伝える

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   研師は作り手ではありません。現状の刀をいかに減らさずに研ぐか、刀の美しさ、強さをどれだけ発揮させられるかが研師の仕事です。
   刀の研ぎ方が上手いと言われるより、この刀は良い刀だねと言われることが成功だと思っています。
   研師の仕事は長く残ってきたものを後世に伝える橋渡しができます。はるか昔の刀を研磨していると歴史に触れていることを感じ、感動することがあります。歴史を繋(つな)げる、美しいものを美しく残していく。鉄ってこんなに綺麗に見えるんだ、こんな模様があるんだと思ってもらえるのが一番うれしいです。


プロフィル

   狭山市在住。人間国宝・故藤代松雄(ふじしろまつお)師を父に持つ藤代興里(ふじしろおきさと)師に師事。新作日本刀職技術展覧会などで数多くの受賞歴がある。鳥取県米子市出身。

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日本刀をつくる人々

   一振りの日本刀が完成するまでには、刀工(刀匠)が刀身を作った後、研師、白銀師(しろがねし)、鞘師(さやし)、金工師(きんこうし)、塗師(ぬりし)、柄巻師(つかまきし)とさまざまな匠の手を経ます。

鉄から刀を生み出す 刀工

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   刀の原料である鉄を鍛錬(何度も叩いて伸ばして折り返す)し、槌(つち)で叩いて形を作り、焼入れ、粗研(あらと)ぎを行う。

刀本来の美しさを引き出す 研師

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   刀工が打った刀や錆(さ)び付いた刀を20種類以上の砥石を使い分け、刀の地金、刀文の美しさを引き出していく。

★取材協力/(公財)日本刀文化振興協会


日本刀を鑑賞しよう! 埼玉県立歴史と民俗博物館

   旧石器時代から現代までの埼玉の歴史を語る資料や、美術品などを展示。国宝である鎌倉時代の長船(おさふね)派※刀工作の太刀・短刀が令和3年1月30日(土曜日)から3月7日(日曜日)までの期間、鑑賞できます。
※ 備前国(びぜんのくに)長船(岡山県)を拠点にした刀工の流派

太刀 景光(かげみつ)・景政(かげまさ) 作

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長船派の刀工・景光と景政の合作。長船派の特徴がよく表れた、格調高い出来映えの名品。国宝。

短刀 景光 作

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長船派の刀工・景光の作。景光独特の華やかな片落(かたお)ち互(ぐ)の目(め)の刃文をもつ。国宝。

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開館時間:午前9時から午後4時30分
交通:大宮公園駅徒歩5分

【問合せ】埼玉県立歴史と民俗の博物館
 電話:048-645-8171

精一杯の青春をささげる

   新型コロナウイルス感染症の拡大により、文化祭や定期演奏会の中止が相次いでいます。そのような状況下においても、懸命に部活に励む生徒たちがいます。
   最高の仲間たちと「一生の思い出」を。その思いを生徒たちに聞きました。

武蔵越生高等学校 和太鼓部

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部活紹介

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   同校和太鼓部「青龍」は練習スケジュールの調整、演奏の構成、作曲などすべて部員たちが行っています。体全体を使い情感豊かに太鼓を叩き、心に響く演奏を目指しています。


部員インタビュー

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▲部長 境 大輝 さん

   和太鼓を一心不乱に叩き、とても楽しそうに演奏する先輩の姿に憧れて入部しました。体に響く和太鼓の音。体全体を使い迫力のある演奏ができるのが魅力です。
   体力や忍耐力、もっとうまくなりたいという向上心や一つの作品を作り上げていく過程で生まれる協調性など、部活動を通じて磨かれるものがたくさんあります。
   今後も感染予防の徹底をし、皆さまに演奏を見ていただける日に向けて部員一同、精一杯練習に励んでいきたいと思います。

県立滑川総合高等学校 書道部

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部活紹介

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   同校書道部は世界中の高校生が出品し競い合う「国際高校生選抜書展」通称「書の甲子園」で「北関東地区3連覇」を果たし、「春の選抜高等学校野球大会」の開会式で使用される校名プラカードの揮毫(きごう)をしております。


部員インタビュー

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▲パフォーマンス部長 佐藤 桃夏さん

   書道パフォーマンスでは部員が一致団結し作品を作り上げることでチームの絆が深まっています。コロナ禍においては、みんな一緒に練習できる時間が少なく、一流に近づくためにも家での過ごし方を大切にし、先生から通信添削を頂き、たくさん練習を重ねました。
   埼玉 WABI SABI 大祭典では、私たちならではの迫力のある書道パフォーマンスで感動をお届け出来ればと思いますので、ぜひお楽しみにしていてください。

埼玉 WABI SABI 大祭典2020

   東京2020大会にむけた県の文化プログラムとして大宮公園で毎年開催してきた埼玉 WABI SABI 大祭典。コロナ禍の今年は「オンライン開催」でお送りします。
   盆栽、いけばな、書道、着物など埼玉の和文化の魅力を発信!!「伝統と革新」をテーマにライブ映像と事前収録映像を織り交ぜて配信します。

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配信日時

11月22日(日曜日)15時ライブ配信スタート
★内容は配信後も同サイトで随時視聴できます。

出演者・内容

スペシャルゲスト

202011_元ちとせ氏
  • 元(はじめ)ちとせ

    202011_kotomen氏
  • 箏男kotomen(コトメン)


ゲスト

    202011_山田香織氏

     

  • 山田香織(盆栽)

    202011_平尾成志氏
  • 平尾成志(まさし)(盆栽)

    202011_矢部澄翔氏
  • 矢部澄翔(ちょうしょう)(書道)

  • 白澤春草(しゅんそう)(いけばな)
  • すわんどGOLDEN TIMES(和太鼓)
  • サイタマティック(和楽器)
  • 埼玉の着物紹介
  • 浦山の獅子舞(秩父市)
  • 秩父屋台囃子(ばやし)
  • 南田島の足踊り(川越市)
  • 川越祭りばやし
  • 木遣(きや)り・纏振(まといふ)り・梯子(はしご)乗り(さいたま市)
  • 小鹿野歌舞伎

埼玉高校生「和」文化動画コンテスト

   練習の成果を発表する機会を失った高校生の皆さんを応援する企画。「和」文化をテーマに制作した動画を公式WEBサイトで公開中です!

ハッシュタグキャンペーン「#私の埼玉wabisabi」

   埼玉県内で見つけた和文化の風景やモノ、体験を募集中。
   ハッシュタグ「#私の埼玉wabisabi」をつけてTwitterやInstagramで投稿してください。

「埼玉の食」紹介 

   埼玉の食を特設サイトで紹介。地酒など県産品の限定セットをオンラインで販売します。

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【問合せ】県文化振興課
 電話:048-830-2882
 ファックス:048-830-4752

お問い合わせ

県民生活部 広報課 テレビ・ラジオ・広報紙担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

ファックス:048-824-7345

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