トップページ > 県政情報・統計 > 広報 > テレビ・ラジオ・広報紙・SNSなど > 広報紙「彩の国だより」 > 知事コラム 子供たちを犯罪の被害者にも加害者にもしないために
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掲載日:2020年6月30日
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県民の皆さまには新型コロナウイルス感染症対策にご協力いただき、ありがとうございます。感染症拡大を予防するため、家にいる時間が長くなることで、スマートフォンを常に握りしめているお子さんも多くなっているのではないでしょうか。
スマートフォンをはじめとするインターネット機器の普及により、埼玉県でも子供たちがSNSの利用において犯罪被害に遭う件数が増加しています。例えば、SNSで知り合った人に言葉巧みに裸の自画撮り写真や動画を送信させられたり、相手の自宅に連れ込まれてしまったりする被害が報告されています。
また、ネット上で知り合った人から「簡単なアルバイトがある」と誘われて特殊詐欺に加担してしまったケースなど、知らないうちに犯罪の加害者になってしまうことも少なくありません。
子供たちを被害者にも加害者にもしないようにするため、保護者の皆さまにはインターネットの危険性についてよく理解していただいた上で「家庭でのルール作り」と、スマートフォンなどの機器への「フィルタリングの設定」をお願いします。
まず、子供自身が納得した上で必ず守ることができるルールを、家族で話し合って決めることが大切です。「個人が特定される書き込みはしない」「ネット上で知り合った人と会わない」など具体的なルール作りをお勧めします。
また、定期的にルールを見直し、もしも守れなかったときはどうするのかも決めておくとよいでしょう。ルールは作って終わりではなく、決めた後の保護者の見守りが大切です。
次に、有害サイトなどを利用できないように制限するフィルタリング機能の活用も重要です。子供の成長に合わせて適切に設定しましょう。
県のホームページでは、家庭でのルール作りのヒントを掲載しているので、ぜひ活用してください。
7月は「社会を明るくする運動」と「青少年の非行・被害防止」の強調月間です。皆さまには、子供たちの明るい未来のために、家庭や地域での見守りなどについてご協力いただければ幸いです。
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