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掲載日:2020年11月12日
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※青少年「街の応援団」結団式(平成29年7月14日開催)
青少年「街の応援団」とは
埼玉県では「伝えたい。夜遊び・深夜徘徊は危険がいっぱい!」を合言葉に非行防止を図るため、県や市町とその住民、警察などの関係者が連携し、青少年「街の応援団」を結成しました。青少年「街の応援団」では、少年たちへの積極的な声かけを行う非行防止夜間パトロールを実施しています。
県は、応援団のスキルアップを図るために各種研修会を開催しています。また、応援団が活動しやすい環境を整えるため、警察との調整や広報をはじめ、パトロールに必要なグッズの購入、ボランティア保険の加入などを行い支援しています。
市町と有志の住民の皆さんは、それぞれの地域でパトロールを行います。パトロールでは、ポケットリーフレット「悩みごと相談・通報窓口」を配布することで関係機関の支援につなげるなど、積極的な声かけを通して青少年の健全育成を展開していきます。
「声かけの方法を知りたい」といった不安を解消するため、山村学園高等学校オーディオビジュアル部、(特非)日本ガーディアン・エンジェルスと埼玉県が共同し、「教えて!声かけ・非行防止パトロール」動画を制作しました。全国初の試みです。
→ユーチューブへのリンクは下の画像をクリック!
県では、本動画により地域で活動する方々を支えるとともに社会の関心を高め、子供たちを危険から守り、更なる非行の防止を図ってまいります。
※山村学園高等学校オーディオビジュアル部公式サイトへのリンクはこちら
2特別応援団員「プロボクシング第39代WBA世界スーパーフェザー級チャンピオン内山高志さん」
現在22市町が青少年「街の応援団」を実施しています(令和元年7月1日現在)。
川越市、飯能市、加須市、本庄市、東松山市、春日部市、狭山市、鴻巣市、戸田市、新座市、桶川市、北本市、坂戸市、鶴ヶ島市、日高市、吉川市、ふじみ野市、伊奈町、三芳町、滑川町、川島町、美里町
各地域の青少年育成推進団員や市民会議構成員、学校PTA、青少年補導員、スポーツ少年団、祭り青年会など様々な分野で活躍する有志の住民の皆さんが、ボランティアで積極的な声かけを行う非行防止夜間パトロールを実施します。
プロボクシング第39代WBA世界スーパーフェザー級チャンピオンの内山高志(うちやまたかし)さんを「特別応援団員」に任命しました。内山さんには、非行防止夜間パトロール活動を行う方々を激励いただくなど、事業の普及啓発にご協力いただきます。
(応援団の皆さんへ)
「特別応援団員という任務をいただき、私も青少年たちが犯罪に染まったり、事件などに巻き込まれないよう一緒に頑張っていきたい。地域の大人たちがボランティアでこうした活動をされていることに敬意を表したい。」
(青少年、そして保護者の皆さんへ)
「やりたいことが見つからない子供たちは、誘われれば遊んだり、たばこを興味本位でやってしまうこともあるかもしれない。自分も中学の時は目標がなく、ふらふらしたこともあった。でも、ボクシングに目覚めてから規則正しくなった。少しでもいいのでやりたいことを親も協力して見つけてほしい。話を聞いてあげられる大人がいれば子供も助かる。是非、全員で協力してやっていきたい。」
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左結団式(左から内山高志さん、上田清司知事、コバトン) 右インタビューに応える内山高志さん |
特定非営利活動法人日本ガーディアン・エンジェルスを「特別アドバイザー」に任命しました。日本ガーディアン・エンジェルスの皆さんには、結成前に行う事前研修会の講師やパトロールへの同行など、応援団のスキルアップにご協力いただきます。
「事前研修や現地研修を通して、皆さんの活動のお役に立てたら幸いです。青少年「街の応援団」頑張るぞー!頑張りましょう!」
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左から 竹内忠雄草加副支部長、大和田尚子理事、上田清司知事、丸野典子草加支部長、コバトン |
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左青少年「街の応援団」シンボルマーク 右結団式で感謝状を受領した松本奈々さん |
青少年「街の応援団」のシンボルマークを、新座総合技術高校デザイン専攻科2年の松本奈々(まつもとなな)さんとのコラボレーションで制作しました。今後、応援団が着用する各種グッズに掲載するなど、広報で使用していきます。
「応援団の「団」の字をモチーフとし、点の部分はパトロールをしている人の顔になっています。腕がぐーんと伸びていて「さあ、今が立ち上がる時だ!」というメッセージを込めています。いきいきと応援している姿を前面に出してみました。応援団の活動が非行防止につながり、よりよい街になってほしいという願いを込めています。これから応援団の皆さんに頑張っていただき、非行ゼロの素敵な街にしましょう。」
昨年に引き続き、日本ガーディアン・エンジェルス理事長の小田啓二様を講師に迎え、「声かけ非行防止パトロールの方法について」をテーマに講演いただきました。小田様からは、近年の少年非行の状況や、声かけパトロールの方法について実践を交えながら講演いただきました。
また、さいたま少年鑑別所の秋田悠希様からは「最近の非行少年の特徴と対応について」をテーマに講演いただきました。秋田様からは、最近の非行少年の特徴や、少年司法手続等について、事例を紹介しながら講演いただきました。
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日本ガーディアン・エンジェルス理事長の小田啓二様を講師に迎え、「少年たちの心をつかむ声かけを行う見守り・非行防止パトロールとは」をテーマに講演いただきました。
また、「子供たちの悩み相談機関における取組」として、県警少年サポートセンター職員による講演、子どもスマイルネット(埼玉県子どもの権利擁護委員会)職員による「子どもスマイルネット」の事業説明を行いました。
積極的に参加する受講者の皆さん
「不審者」役に声かけを行うトレーニング
応援団のスキルアップを図るため、日本ガーディアン・エンジェルス理事長の小田啓二様を講師に迎え、「少年たちの心をつかむ声かけのポイント」をテーマとした研修会を開催しました。
平成29年5月15日(月曜日)14時・三郷市文化会館
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街で一人で座っている少女への声かけをトレーニングする受講者の皆さん |
平成29年6月14日(水曜日)14時・川越地方庁舎
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少年たちと行きかう際の声かけをトレーニングする受講者の皆さんと指導を行う小田理事長と大和田理事 |
平成29年6月16日(金曜日)14時・東松山市民文化センター
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パトロール隊列の組み方の指導を受ける受講者の皆さん |
平成29年6月17日(土曜日)14時・埼玉会館
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役割決めでは進んで手を挙げていく受講者 |
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平成29年7月14日(金曜日)、プロボクシング第39代WBA世界スーパーフェザー級チャンピオンの内山高志氏、特定非営利活動法人日本ガーディアン・エンジェルスの出席のもと、青少年「街の応援団」結団式を知事公館で開催し、県内12市町を青少年「街の応援団」に認定しました。また、応援団のシンボルマーク(新座総合技術高校デザイン専攻科2年松本奈々さん制作)が決定しました。
結団式で上田知事は「それぞれの立場でいろいろな形で力を合わせることで、素晴らしいことができつつある。ちょうど1年前に東松山市都幾川で16歳の少年が少年グループの暴行で亡くなるという、大変残念な悲しい出来事があった。もっと私たちにできることはないのかと自発的にこうした運動が盛り上がってきた。家庭や教師などの環境に恵まれないこともある。街全体が子供たちを育てる地域であれば、最後に子供たちがそこで救われる。必ず私たちの想いは伝わる。力強い活動を心からお願いしたい。」と応援団のメンバーにメッセージを送りました。
今後、各地域の青少年「街の応援団」が警察等の関係者と連携し、少年たちへの積極的な声かけを行う非行防止夜間パトロールを展開していきます。
1日時及び会場7月14日(金曜日)13時30分~14時知事公館大会議室
2青少年「街の応援団」の認定(12市町)
川越市、飯能市、東松山市、鴻巣市、戸田市、北本市、坂戸市、鶴ヶ島市、日高市、吉川市、三芳町、滑川町
3特別応援団員の任命
内山高志氏(プロボクシング第39代WBA世界スーパーフェザー級チャンピオン)
4特別アドバイザーの任命
特定非営利活動法人日本ガーディアン・エンジェルス
5シンボルマーク発表・感謝状の贈呈
新座総合技術高校デザイン専攻科2年松本奈々さん
パトロールでは、少年たちへの積極的な声かけを行うとともに、県で新たに作成したポケットサイズのリーフレット「悩みごと相談・通報窓口」を配布します(サイズ207mm×98mm、巻き三つ折り)。
今後、各地域の青少年「街の応援団」がパトロールに際し、少年たちにリーフレットを配布することで、関係機関による支援につなげていきます。
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表面 |
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裏面 |
埼玉県では、全市町村で非行防止パトロールが行われるとともに、飲酒や喫煙などの不良行為少年も年々減少しています。一方、不良行為少年のうち深夜徘徊が占める割合は、依然として約6割を占めています。
そこで、今年度、積極的な声かけを行う非行防止夜間パトロールを実施する、青少年「街の応援団」として活動中の市町の皆さんによる意見交換会を平成31年2月5日(火曜日)にソニックシティ市民ホールにおいて開催しました。併せて、会の後半では応援団の特別アドバイザーの「日本ガーディアン・エンジェルス」北九州支部ドロップイン・センター長・池田尚弥氏による講演会を行いました。また、子どもスマイルネットから最新の相談事例についての紹介がありました。
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