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掲載日:2018年3月19日

「画家になりたい!」実施レポート(平成29年度)

教室の概要

平成30年2月25日(日曜日)に、青少年夢のかけはし事業「画家になりたい!」を、プラザノース絵画アトリエ(さいたま市)で開催しました。

講師は、昨年、上野の森美術館にて開催されたVOCA展において、2017 VOCA賞を受賞された幸田千依(こうだちえ)先生です。

教室の様子

   この教室には、絵を描くことが大好きな小学4~6年生約20人が参加しました。はじめに、幸田先生から「私が絵を描いていて面白いと思うことは、描いている時間が物を見る時間になることです。走れば筋肉がついて身体が鍛えられるのと同じで、物を見ることを鍛えると、物を知ることができます。普段の生活の中で、見えているけど知らないことはたくさんあります。絵を描いているとそこに気が付けるので、絵を描く時間はとても楽しいです。」とお話がありました。

   次に、幸田先生がホワイトボードに描いた絵を使って「物を見る」ことを説明してくれました。「目の前に葉や枝があると想像します。目の前にある意識をその先に向けると、そこには木があり、さらに先には山があります。逆に、遠くから山を見ると、山→木→枝・葉というように、同じものでも近くから見るのと遠くから見るのでは印象が異なります。今日は、近くと遠くの見え方の不思議をみんなで学びたいと思います。」

   1人1枚配られた画用紙に、幸田先生の指示に従って絵を描いていきます。「好きな色で丸を5つ描いて塗りつぶしてください」「丸を3つ繋げてだんご3兄弟を10個描いてください」「棒を10本描いてください」さらに、幸田先生のユニークな指示は続きます。「絵具チューブを直接画用紙につけて、20個の点を描いてください」「指を使ってスタンプを10個描いてください」参加者たちは、いったいなんの絵が出来上がるのか見当もつきません。

  

幸田先生からは、「同じ指示でみんなに描いてもらいましたが、同じ絵は1枚もありません。そして、正解もありません。絵を描くということは、上手か下手ではなく、その人の個性です。今日は、この画用紙が埋まるまで、絵を描いてもらいます。」というコメントがありました。それから幸田先生は1人1人を回ってみんなに個別の指示を出していきます。

     

    

参加者が幸田先生の指示に従って、思い思いに好きな色で画用紙を彩っていきます。みんなの集中は凄まじく、その姿はまるで本物の画家です。そして最後に幸田先生から、「絵の完成を決めるのは自分自身です。満足できる絵ができたら、そこでやめてください。」という言葉がありました。満足そうに絵筆を置く人や、「まだまだ!」と画用紙に向き合っている人もいます。

     

   完成した全く違う20枚の絵をつなぎ合わせると、多彩な表情を持った1つの山がその姿を現しました。不思議なことに、違う人が描いているにも関わらず、遠くから見るとつながっているように見え、近くでみると画用紙の中にはそれぞれの細かい彩が見えます。幸田先生からは「みんなの絵をつなぎ合わせて1つの山が完成したときは、まるで登山で頂上についたような達成感を感じました。私には、みんなの山は春の山という印象を受けました。色がないところは、ちょうど風が吹いているようですね。」との感想がありました。参加者からも「こんな山があったら登ってみたい」という感想がありました。

幸田先生から参加者にメッセージをいただきました。

「絵を描いているときは、普段とは違う考え方をしている。それは、目で見たものを信じて描いているからだと思う。目を信じるということはスゴイことだと思う。筋肉や体力と同じように、目も鍛えることは大事です。正解はないけれど、そこに真実はあります。絵を言葉で表すことは難しいけれど、目を信じて、絵を見た時の気持ちや想いを信じてください。」

また、幸田先生が画家になったきっかけもお話してくれました。

幸田先生は、小学生のときから絵を描くことが好きでしたが、画家になりたいと思ったことはなかったそうです。中学校になると忙しくなったせいか、絵を描くことが好きだということも忘れていたそうです。そんな幸田先生が再び絵を描き始めたのは、大学を卒業してからで、将来のことを考えた時に、絵を描くことが好きだったことを思い出し、久しぶりに絵を描いてみたそうです。しかし、思うように描けず悔しい思いをしたそうです。勉強や運動でうまくいかなくても悔しくはないのに、絵を描けなかったことはとても悔しく、もっとうまく描きたいと思って描いていたら、色々な人に見せる機会に恵まれ、気づいたら画家になっていたそうです。

最後に、幸田先生から参加者にメッセージをいただきました。

「画家は、絵のプロではなく、物をちゃんと見る人のことだと思っています。上手、下手ではなく、うまく伝えられるかが大切です。今日は、みんなの絵を通じて、みんなのことが知れたと思います。絵から伝わってきたことをうれしく思います。」

今日は、時間を忘れて1枚の画用紙に向き合い、参加者にとって画家の難しさと楽しさを学べた彩ある1日になったのではないでしょうか。

参加者の感想

参加者からは、「最後、山になるとは思わなかった」「これからの為になる事をしっかり聞く事が出来ました。絵を創作することが楽しく行えました。」「最後、皆の作品を繋げて飾った時に、自分の小さな一つの作品が大きな作品になったのが楽しかった。」などの感想が寄せられました。

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お問い合わせ

県民生活部 青少年課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 衛生会館3階

ファックス:048-830-4754

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