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掲載日:2020年5月31日
これから、梅雨、台風の季節を迎えます。
昨年10月には令和元年東日本台風(台風第19号)の影響により、埼玉県でも記録的な大雨となり、死者4人、負傷者33人、住家被害7,000棟以上の甚大な被害が発生しました。
過去、経験したことのない災害がこれからも発生するかもしれません。
その日に備えるために。
あの日の災害を振り返り、一人ひとりが「備え」への意識を高めてください。
埼玉県公式スマホアプリまいたま
「まいたま」にも県からのお知らせを掲載しています。ぜひ、ご覧ください。
10月6日に南鳥島近海で発生した台風はマリアナ諸島近海を西に進み、一時大型で猛烈な台風に発達した後、次第に進路を北に変え、日本の南を北上。12日19時前に大型で強い勢力で伊豆半島に上陸。
出典/気象庁災害時自然現象報告書2020年第3号より
(地上天気図・気象衛星画像・日降水量分布図(解析雨量))
県内の主な出来事
◆は国土交通省関東地方整備局荒川上流河川事務所記者発表
10月10日
14時58分 知事による県民への注意喚起発信
↑災害対策本部
人命救助を最優先として事態に対処する方針を徹底した
10月11日
18時14分 情報連絡室を設置し、被害情報の収集開始
10月12日
10時00分 災害即応室を設置(全庁体制)
15時30分 大雨特別警報を発表(気象庁)
避難行動を開始できていたか
これ以後、夜間にかけて県内河川で越水や氾濫が発生していった。
橋をのみ込むほどに増水する滑川
写真提供/東松山市
午後7時前台風が伊豆半島に上陸
10月13日
4時26分 防災ヘリによる偵察・救助活動
5時25分頃 越辺川(川越市平塚新田)の堤防で決壊を確認◆
7時15分頃 都幾川(東松山市早俣)の堤防で決壊を確認◆
8時30分 自衛隊に災害派遣要請
↑防災ヘリ救助
↑新江川決壊(東松山市)
出典/「令和元年東日本台風対応に関する検証報告書」(令和2年3月埼玉県危機管理防災部)
災害情報の収集
特に発災初期はタイムリーな災害被害情報が重要であるため、SNSから積極的に情報を収集する。
発災時の広報
大規模災害時には県のホームページなどで災害に関するさまざまな情報を重点的に発信する。
防災関係機関との連携
自衛隊やライフライン事業者など関係機関との連携を一層強化する。
河川インフラの強靭化を実施し、災害に強い県土づくりを進めています。特に被害の大きかった入間川流域では国や地元市町と連携し、河川の流下能力の向上など治水対策を実施します。
洪水により河川が氾濫した場合に浸水が想定される区域、浸水深、浸水継続時間を図で示した「洪水浸水想定区域図」。近年の災害状況を鑑み、改定しました。洪水浸水想定区域に指定された市町村は、洪水ハザードマップの作成が義務付けられました。洪水浸水想定区域を指定している河川および市町村は二次元コードからご確認ください。
↑荒川水系市野川洪水浸水想定区域図(想定最大規模)
水害はある程度予測できる災害です。「事前の確認」「情報入手」「早めに避難」を心掛け、避難行動を計画してください。
●自宅のある場所にはどのような災害リスクがあるのかを確認する。
●複数の避難場所と避難経路を確認しておく。いつ、どこに避難するのか事前に決めておくことが重要です。
外へ出るのが危険な時は
夜間や激しい降雨で屋外への避難が危険な時は、自宅内のより安全な場所で身の安全を確保してください。
【例】上の階、崖から離れた部屋
情報を入手することが迅速な避難行動につながります。防災行政無線や防災情報メール、SNSなど複数の情報入手の手段を持っておいてください。
市町村から警戒レベル3または4が発令されたら速やかに避難行動をとってください。それ以前でも自分のいる場所が危険だと感じた時には避難行動を開始してください。
運動靴をはく
長い棒を杖にしながら歩く
マイ・タイムラインとは、大雨や台風接近などにより、水害の危険性が高まっているときに、自分自身がとる行動を時間の流れに沿って整理したものです。いざというときに慌てないために、書き込んでおきましょう!
県土強靭化緊急治水対策プロジェクト、洪水浸水想定区域図、土砂災害警戒情報システム、川の防災情報メールについては
【問合せ】県河川砂防課
電話:048-830-5137
ファックス:048-830-4865
県河川砂防課のホームページ
その他については
【問合せ】県災害対策課
電話:048-830-8181
ファックス:048-830-8159
県災害対策課のホームページ
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