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知事ブログ 知事の太鼓

知事の部屋

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掲載日:2017年1月31日

知事ブログアーカイブ(平成29年1月)

1月31日(火曜日)の一打「地政学から見た埼玉」

ポスト重厚長大の時代で陸路が重要な役割を果たすようになったことは、昨日のブログで紹介しましたが、埼玉県内を縦断する主要道路である関越道あるいは東北道、また、中山道あるいは、ほぼそれに並行している国道17号などが、実は偶然に整備されたわけではないということを知っていただきたいと思います。

「いざ、鎌倉」という言葉があります。鎌倉幕府ができて、御家人が鎌倉に集まるためのいわゆる鎌倉街道ができました。この街道は下(しも)ノ道という水戸方面に抜ける道、中(なか)ノ道といって、宇都宮方面に抜ける道、そして上(かみ)ノ道といって、現在の関越道、高崎方面に抜ける道があり、さらに飯能口から秩父へ抜ける山(やま)ノ道もありました。
以上は全て鎌倉の東側ですが、もう一つあったのが京(きょう)ノ道。いわゆる東海道の一本だけです。下ノ道以外の、中ノ道、上ノ道、山ノ道は、全て埼玉を通る形になっています。下ノ道は埼玉から少しずれて、東京を通っておりますが、武蔵の国という枠の中で埼玉県をかすめています。

そして、江戸時代になると江戸を中心に五街道ができました。東海道、甲州街道、中山道、日光街道、奥州街道です。
正にこの部分でも中山道という当時の一番のメインは埼玉県を通っていました。そして日光街道、奥州街道も埼玉県を通っていました。
しかも、この日光街道は日光御成道という形で栗橋までは2コースがありました。草加、越ケ谷、粕壁(春日部)、杉戸、幸手、栗橋というコースと、川口、鳩ケ谷、大門、岩槻を通って栗橋というコースです。
正に埼玉県は、鎌倉時代においても江戸時代においても、メインとなる陸路を擁していたと言えます。加えて、戦国初期からの川越街道などもありました。そうしたことを考えると、いかに古くから埼玉県が国内における交通の要衝であったかということが御理解いただけると思います。

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1月30日(月曜日)の一打「ポスト重厚長大」

何となく、パッとしないと思われている日本経済ですが、平成15年度から25年度までの47都道府県別の県内総生産(名目)の増加額を調べたデータがあります。この間にリーマンショックや東日本大震災がありましたので、総じて各都道府県経済は、振るっておりません。35都道府県がマイナスで、プラスの県は12だけであります。

金額を1番伸ばしたのが愛知県で1兆6,733億円。埼玉県が2番目で7,675億円。3番目が三重県で4,832億円。4番目が福岡県で4,126億円です。
マイナス額の大きい方から見ていきますと、経済規模が大きいので、割合としては決して大きくはありませんが、東京都の1兆7,004億円減、1.8%のマイナスであります。大阪府が1兆6,116億円減で、マイナス4.1%。北海道が1兆5,370億円減でマイナス7.8%。長野県が5,657億円減でマイナス6.8%。静岡県が5,318億円減でマイナス3.2%。意外に神奈川県が6番目に悪く、5,213億円減で1.7%のマイナスです。こうしてみてみますと地域ブランド力の高い北海道や長野県、東京都などが意外と振るっておりません。また、東京都、神奈川県、大阪府といった大所がマイナスになっています。

私はこの原因の一つに、日本の産業構造の転換があるのではないかと考えています。つまり、年々重厚長大型の産業から、技術集約型や、あるいはサービス産業型の産業に移ってきています。したがって、重厚長大産業の強い県が経済も強いという状況では必ずしもなくなっています。事実、重厚長大の時代であった1980年(昭和55年)には世界の港湾別コンテナ取扱個数ランキングで、4位に神戸、13位に横浜、18位に東京などが入っていましたが、2014年(平成26年)には、一番上位の東京でも28位、横浜は48位、なんと神戸は56位まで順位を落としています。

一方、サービス産業化が進み、例えばカタログやインターネットで商品を買い求める人が急増しています。流通面において、陸路の結節点になるようなところが有利になっているのではないかと思われます。
そういう意味で、東海地方の結節点であり、名古屋を有する愛知県。そしてまた、関東の中央にあり、東京外環道、圏央道、関越道、東北道、常磐道と高規格の高速道路に囲まれた本県が有利になってくるのかもしれません。
間違いなく重厚長大の時代が変わりつつあるということが、この直近の47都道府県の元気さというところにも表れているのではないかと思われます。

 

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1月27日(金曜日)の一打「瓢箪から駒」

「伊達者(だてもの)」だとか「伊達(だて)だねぇ」という言葉がありますが、これは伊達政宗(だて まさむね)が家臣を率いて出陣式のため京都に入ったときに、人々が伊達家の粋な軍装を見て言った言葉だとされています。

本当のところはよく分かりませんが、戦国時代の最後に生まれた政宗は、東北の覇者ではありましたが、気概においては天下をにらんでいた男であったと言われています。

豊臣秀吉(とよとみ ひでよし)になかなか臣従(しんじゅう)せず、小田原攻めが終わり掛かったときに、白装束(しろしょうぞく)を身にまとい、磔柱(はりつけばしら)を担いで参陣したと言われています。磔覚悟で来たその度胸に感心して、秀吉は政宗を許したと言われていますが、それでも秀吉は一貫して政宗を警戒していたそうです。

徳川家康(とくがわ いえやす)にしても、徳川幕府を脅かす力を持つ大名として政宗を警戒していたと言われています。

一方、三代将軍、徳川家光(とくがわ いえみつ)からは慕われていたようです。家光は、将軍宣下を受けた後、居並ぶ大名たちを前に「其処許(そこもと)らは、祖父や父と同僚であった時代もあったかもしれないが、わしは生まれながらの将軍である。遠慮はしない。気に入らなければ国元へ帰って戦の仕度をせよ」と高々と言い放ちました。
実はこの宣言をプロデュースしたのは政宗で、政宗は間髪を入れず、しかも大仰(おおぎょう)に「もとより三代将軍家光公に何やら反感がある者がいれば、私が全て退治いたします」と言ったという話も伝わっています。

面白いところでは、「瓢箪(ひょうたん)から駒」という話があります。週刊東洋経済1月21日号に作家の童門冬二(どうもん ふゆじ)氏が書いておられますが、大坂冬の陣は講和を前提とした戦いだったらしく、合戦らしい合戦がなかったそうです。そこで、退屈した大名の誰かが香合わせ(香木をたいて、香りで香木の名を当てるゲーム)をやろうと言い出し、当てた者には、参加者がそれぞれ景品を出そうということになったそうです。

政宗も参加して、腰に下げていた水筒代わりの瓢箪を景品に出しました。大名たちは、「政宗はやっぱり東北の山猿だ」と景品のお粗末さをバカにし、その瓢箪をもらった大名も嫌な顔をしました。政宗はその大名に向かって「あそこを御覧あれ」と指差しました。そこを見ると一本の木に見事な白馬がつながれていました。政宗は言いました。「貴殿にあの馬を差し上げる」と。大名だけでなく他の者もびっくりする中、政宗は澄ましてこう言ったそうです。「古くから申す、瓢箪から駒が出る」。大名たちは言葉を失いました。バカにした政宗はとんでもない風流人だったという話です。

政宗は、家臣の支倉常長(はせくら つねなが)をエスパーニャ(スペイン)やローマに派遣した大名であることを御記憶の方もあるかもしれません。いずれにしても伊達政宗は、なかなか計り知れない人物であったようです。

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1月26日(木曜日)の一打「時代は並行して進んでいく」

前回の東京オリンピックが開かれた1964年、アメリカの企業価値トップ4にランクされていた企業の時価総額は平均で1,800億ドル、雇用者は平均で45万人だったそうです。それから約半世紀たった2011年、企業トップ4の平均時価総額は約2倍の3,600億ドルになりました。しかし、平均雇用者数は、かつての45万人の4分の1にも満たなかったそうです。

つまり、製造業の生産現場ではロボットを含めデジタル化が進み、ルーティンワークで働いていた多くの人が職を失いました。そして、新たな職を求めて、人手を必要とするサービス産業に人々が集中していきました。今度はサービス産業で働く人たちの賃金が下がる、あるいはほとんど上がらないという現象が起きてしまいました。日本においても、まさしくそのような傾向があります。

法政大学教授の水野和夫(みずの かずお)氏は、こうした資本主義の進化を「センター」と「周辺」とに分けて、「『センター』は栄えるけれども、『周辺』は疲弊していく」と言っておられます。世界においても、「センター」の国は栄えて、「周辺」の国は疲弊する。国内においても、「センター」は栄えるけれども、「周辺」は疲弊する。企業の分野においても、「センター」は栄えるけれども、「周辺」は疲弊する。こういう現象が起きてくると分析されています。

株式会社日本総合研究所の藻谷浩介(もたに こうすけ)氏は、そうした現象を打ち破る方法の一つとして、地域で経済を循環させる「里山資本主義」などを提唱しておられます。また、所有しないで皆で分け合いながら費用の掛からない暮らしを楽しむ「シェアリングエコノミー」などの新しい社会像を描いている人たちもいます。

時代の変わり目においては、従来の価値観と新しい価値観の2本のレールが並行して走っています。いずれどちらかが細いレールになり、どちらかが太いレールになっていくものと思われますが、歴史は一気に変わるのではなく、並行して進みながら、いつの間にか人々が新しいレールを受け入れている。このようなことになるのかなと私は思います。

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1月25日(水曜日)の一打「アタリ」

このところ新聞や雑誌にジャック・アタリ氏が数多く登場しています。フランスの経済学者、思想家です。

アタリ氏は、アメリカ大統領選挙におけるドナルド・トランプ氏の勝利の背景には、経済成長の果実を巡る「敗者」と「勝者」、グローバリゼーションの「負け組」と「勝ち組」、「昔の方が良かったと嘆く者」と「将来はもっと良くなると考える者」との対立があると分析しています。いずれも、多数派は前者ですから、そこに重点を置いて大統領選挙を戦ったトランプ氏が勝利するということになるそうです。

アタリ氏は、選挙の前からトランプ氏の勝利を言い当てていたそうです。名前も「アタリ(当たり)」ですから、文字通り当たったのでしょう。

また、イギリスのEU離脱についても、アタリ氏は、「地方」と「都市」、「グローバリゼーションの犠牲者」と「資本からの利益を得る者」との対立を指摘し、外国人から己の身を守り、輸入をストップして外国人労働者を締め出せば、安心して暮らせるという錯覚から生まれたものだという分析をしています。正に、この分析も「アタリ」なのかなと思います。

しからば、どうすればよいのかということに関しては、必ずしもアタリ氏は言っておりませんが、当然、新しい理念が必要です。その新しい理念を、今、世界中で模索している状況と言えるのかもしれません。

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1月24日(火曜日)の一打「風邪とインフルエンザ(2)」

昨日に引き続き、「風邪とインフルエンザ」についてです。

私たちの体には、「免疫」という機能が備わっています。免疫は、体内に侵入した細菌やウイルスなどを異物として攻撃し、体を正常に保つ大切な働きがあります。
実は、くしゃみや咳、鼻水などの風邪の諸症状は、全て免疫による反応です。咳は喉に入ったウイルスや菌を排出するため、鼻水は鼻腔(びくう)内のウイルスや菌を流すため、下痢や嘔吐(おうと)は胃や腸からウイルスを追い出すための免疫反応だそうです。
この免疫のおかげで、一度感染したウイルスへの抗体が作られるため、同じウイルスが侵入しても感染しないか、感染しても軽症で済むのだそうです。風邪をひいたときはつい薬に頼ってしまいがちですが、その症状はもともと体に備わった免疫の機能として、ウイルスから体を守ってくれているということです。

しかし、インフルエンザウイルスは、非常に変異しやすいというやっかいな性質があります。このため、以前作られた抗体が合わず、容易に細胞に侵入して増殖を繰り返してしまうのだそうです。
インフルエンザウイルスは、毎年のように変異を続けていますが、数十年に一度、突然変異によって「新型インフルエンザ」が発生し、世界的な大流行を引き起こすことがあります。1918年には「スペイン風邪」と呼ばれたインフルエンザが世界的に大流行し、当時の世界人口の3割に当たる約6億人が感染し、4,000万人もの人が死亡しました。このとき、日本でも約38万人が死亡したと言われています。
最近では、2009年に「新型インフルエンザ」が世界中で流行し、日本でも多くの患者が発生して大きな話題になりました。
毎年流行する「季節型インフルエンザ」の予防法としては、ワクチンの予防接種がありますが、変異を続けるインフルエンザを100%予防する特効薬は存在しないと言われています。
健康な人は感染しても1週間程度で回復しますが、小さなお子さんや妊娠中の方、高齢の方は重症化する可能性もありますので注意が必要です。

年が明けて、インフルエンザの流行が本格化してきました。厚生労働省の発表によると、1月15日(日曜日)までの1週間で、全国の患者数が前の週から18万人も増加し、約99万人に上ったそうです。埼玉県では1医療機関当たりの患者数は20.21人で、全国平均の15.25人を上回っています。流行のピークは例年1月下旬から2月上旬だそうですが、今年は早めに流行が広がっているようです。
風邪やインフルエンザの特徴をよく理解した上で対策を取っていただき、寒いこの冬を元気に乗り切ってください。

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1月23日(月曜日)の一打「風邪とインフルエンザ(1)」

連日寒い日が続き、風邪やインフルエンザにかかる人が増えています。今年の風邪は、一旦ひいてしまうと長引く傾向があるのでしょうか。私も年末から年始にかけて、喉風邪(のどかぜ)の症状が出ていてなかなかすっきりと治りません。
特に、高齢の方や乳幼児がいる御家庭、また受験生がいる御家庭などは、風邪やインフルエンザの特徴を理解し、しっかりと対策を講じていただければと思います。

さて、ぶぎん地域経済研究所が発行する「ぶぎんレポート2017年1月号」に、風邪とインフルエンザについての記事が掲載されていました。
実は、風邪という病名はなく、正式には「風邪症候群」と言い、悪寒や頭痛、咳、鼻水、咽頭痛(いんとうつう)などの症状が鼻や喉などの「上気道」に発症する急性炎症を指すそうです。
風邪の約9割は、200種類以上もある「風邪ウイルス」に感染することで発症します。一度感染したウイルスには免疫ができるのですが、ウイルスには何種類かの型があり、また変異しやすいため、毎年のように感染してしまうこともあります。したがって、なかなか有効な対策を立てることが難しいのだそうです。
代表的なウイルスを挙げると、風邪の半数近くを占め、くしゃみや鼻水などを引き起こす「ライノウイルス」、他に「コロナウイルス」、「アデノウイルス」、「エンテロウイルス」などがあります。
何だか恐竜の名前に似ている気がしますが、「風邪ウイルス」にこんなに種類があるとは驚きました。

しかも、冬は風邪をひきやすい条件がそろいます。「風邪ウイルス」は低温・低湿度を好む性質があります。気温が15度以下になると活発に活動して繁殖を繰り返し、空気が乾燥することで、ウイルスの水分が蒸発して軽量になり、空気中に長時間浮遊することができるようになるそうです。
また、私たちの体は、冷たく乾燥した空気を吸い込むことで呼吸器粘膜の水分が失われ、体内にウイルスが侵入しやすくなってしまうのだそうです。
私も冷たい空気が苦手ですので、実感としてよく分かります。

感染のルートはいろいろあります。咳やくしゃみで飛び散った風邪ウイルスを直接吸い込む「飛沫(ひまつ)感染」、空気中に浮遊しているウイルスを吸い込む「空気感染」、電車やバスの手すりなどを介して感染する「接触感染」などがあります。

こうした話を聞くと、外出を避けたり人と会うのをためらってしまったりしそうですが、なかなかそうもいきません。やはり、手洗い、マスクなど、しっかり対策を取ることが大切ですね。

(明日へ続く)

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1月20日(金曜日)の一打「トランプ2.5原則」

昨年の暮れも押し迫った頃、都内で行われた勉強会に参加しました。勉強会を主催している政治評論家の方がその日の講師でした。彼は、国内外の様々な話をされましたが、その最後に、アメリカの大統領に選出されたドナルド・トランプ氏について幾つか本を読んだけれども、ワシントンポストの取材班が追いかけた本が一番フィットしたと言って、その内容を彼なりにまとめて話してくれました。

第一の原則として、トランプ氏は「戦うことが大好き」だそうです。リスクが高い決断に尻込みしないそうです。じっとしていることのない「発電機」とも言われているそうです。

このことをよく表す話があります。トランプ氏は、彼の所有するマンションやアパートに黒人やメキシコ人を入居させないということで、人種差別だとアメリカ司法省から提訴されました。すると、トランプ氏は、逆にアメリカ司法省に対し、500億円の損害賠償を求めて訴えたそうです。そうなると、アメリカ司法省は自らが提起した裁判に勝ったとしても、トランプ氏が提起した裁判で一部でも負けが認められると大変です。例えば、自動車事故などで9対1や8対2という判断があるように、賠償額が500億円ですので、1割でも司法省の責任となれば、50億円を負担しなければならないことになります。それを避けるために、結局、司法省は提訴を取り下げたそうです。トランプ氏の作戦勝ちということでしょうか。

第二の原則として、トランプ氏は「何でも取引」だそうです。そして、1対1の交渉なら絶対に負けないと。したがって、多国間交渉のTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)やNAFTA(北米自由貿易協定)などからは撤退ということになるようです。確かに、1対1の交渉に自信があっても相手が3人とか4人とかになってくるとなかなか戦いづらくなってきます。

それから、原則というほどではないので一つには数えませんが、0.5くらいの原則として、トランプ氏は「強い人が好き」だそうです。したがって、長くロシアの最高権力者としての地位を維持しているプーチン大統領が大好きなようです。安倍総理も長期政権ですので、好かれるタイプなのかもしれません。今は中国を嫌っていますが、習近平(しゅうきんぺい)国家主席に会ったりすると、案外、好きになったりするかもしれません。

トランプ氏はこういった主義をお持ちのようですから、政治的なイデオロギーなどありませんし、理念があるようにも思えません。アメリカとの関係がどうなるのか、世界がどうなるのか、とにかく「予測不能」ということだけは明確に予測されます。

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1月19日(木曜日)の一打「AIはターミネーターになるか」

1月1日(日曜日)の朝日新聞「耕論」に作家の川上弘美(かわかみ ひろみ)さんのエッセー風の寄稿がありました。

川上さんは、まず「AI(人工知能)や遺伝子操作や原子力などは、研究者の純粋な探究心から生まれたものであることは間違いのない事実だ」という認識に立っておられます。しかし、「その純粋な探究心から生まれたものが、必ずしもプラスに作用しない事例が原子力発電所の事故による放射能汚染ではないか」と言っておられます。現在のところ、AIや遺伝子操作では大きなマイナスは出ておりませんが、結構恐ろしいことが想像できます。

川上さんがAIの研究者に「AIの一番恐ろしいところはどこですか」と聞いたところ、「AIに『地球に一番いい環境とは何か』を考えさせると『人類が最も悪い影響を与えるので排除しよう』という結論になること」であったそうです。

遺伝子操作でも、「人間よりも更に優れた存在を作り出したら、今いる私たちが駆逐されてしまうかもしれません。そんな技術が生み出されてからでは、もう後戻りできない。」こんなことを川上さんは書いておられます。何やらハリウッド映画の「ターミネーター」の世界みたいです。

ゆめゆめ、主客転倒ということがないように私たちは心掛けなければならないと思います。科学技術の進歩というすばらしい成果を人類にとってプラスになるよう、しっかりと受け止められるのか、その力量が私たちに求められています。

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1月18日(水曜日)の一打「Made with Japan」

渋沢栄一翁の子孫であります渋澤健(しぶさわ けん)さんから送っていただく「渋澤レター」が、私の考え方の一つのヒントになっていることを、このブログでも時々紹介させていただいております。先日、送られてきた「渋澤レター」には、2020年に向かっての考え方について触れられていました。

1964年に日本で開催された東京オリンピックは、その後の時代の象徴になったことは言うまでもありません。様々な社会インフラが整備され、日本の経済成長を支え、「Made in Japan」が世界のブランドとなり、日本は繁栄の時代を迎えることができたと渋澤さんも言っておられます。

しかし、現在はもはや「Made in Japan」で今後の繁栄を描くことはできません。輸出大国というモデルで日本が栄えることには限界が来ています。かつて、日本が「世界の工場」と言われた時代は、神戸港、横浜港、東京港のコンテナ取扱個数は、いずれも世界ランキングベスト20の中に入っていました。しかし、現在は見る影もありません。東京港が29位で、横浜港は54位、神戸港は57位です。

では、「Made by Japan」。日本によって作られることが高く評価される、そういう時代かというと、そうでもありません。日本のブランドが世界で評価を得ていることは事実ですが、分野によっては中国や韓国などとの競合が多く「Made by」だけでは特徴が出しにくくなっていると指摘されています。

そこで渋澤さんは、「Made with Japan」。これが2020年から再び日本が繁栄の時代を迎えるための大切な心得であり、国家戦略でないかと言っておられます。渋澤さんは、例えば日本人のモノづくりの「匠(たくみ)の技」を用いて、現地の国の人材や素材を活用して「共創」する(共に創る)こと、これが「Made with Japan」の概念と説明しています。

2020年の東京オリンピックでも、日本が世界を「おもてなし」するだけでは不十分だそうです。「おもてなし」ということは、相手をお客様扱いするということになります。つまり他人だということです。パートナーではありませんと。一方、2020年東京オリンピックが「Made with Japan」というメッセージをしっかりと世界に伝え、時代の象徴になれば、日本の将来は明るいと言っておられます。

世界が自国第一主義の時代に突入しても、「Made with Japan」であれば、世界の国々にとって日本は自国を脅かす存在ではなく、「共創」するパートナーであるという立場を持つと述べられています。

確かに「Made with Japan」は、大きなヒントになる概念かもしれません。国と国との間に必要なのは、橋を架けることであって、壁を作ることではありません。特に、社会の分断が進み自己利益中心の世界になってきている昨今、あえて日本はその反対の概念を行くというのは、日本の国家戦略としても、また先進国が果たすべき責任という面からも、大事なことかもしれません。

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1月17日(火曜日)の一打「子育て川柳」

アサヒグループ食品(株)のグループ会社で、粉ミルクやベビーフード等を製造している和光堂(株)が、「2016年子育て川柳」の入選作を発表しています。応募総数は3,248作品だったそうです。

【わこちゃん大賞】
「子はみんな 産まれた瞬間(とき)に 親孝行」
確かに。その瞬間、お父さんお母さんは間違いなくめちゃくちゃ喜んでいますから、すごい親孝行です。

【ママ賞】
「スヤスヤと 眠る平和も 5分だけ」
お母さんは大変なんです。

【イクメン賞】
「パパ好きと 言われた主人の 目に涙」
そうですね。小さい子はみんなママが大好きなので、たまに「パパ好き」と言われるとジーンと来るものなんです。

【佳作】も幾つか御紹介します。
「ぱぱと寝る! 10分後には ままの横」
私にも経験があります。

「家の中 落書きだらけの 美術館」
これもよくありますね。

「川の字も 朝には真ん中 行方不明」
ほほ笑ましいことです。子供は動き回りますからね。でも、寝相が悪いのも元気な証拠です!

「真似したな 子のしぐさ見て 反省し」
そうなんです。良いことは真似しないで悪いことだけ真似されるものなんです。

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1月16日(月曜日)の一打「2016年のヒット商品」

「日経トレンディ12月号」から2016年のヒット商品を御紹介したいと思います。

1位は「ポケモンGO」
世界で1,000万人以上の人がプレーをして社会現象になりました。

2位は「君の名は。」
昔、岸恵子(きし けいこ)さん主演の同名の映画がありましたが、これは新海誠(しんかい まこと)監督の長編アニメーション映画です。邦画では2001年の「千と千尋の神隠し」に次ぐ大ヒットだそうです。興行収入は1月9日現在で229億円を突破しています。

3位は「IQOS(アイコス)」
電子タバコです。煙も灰も出ず、臭いも少ないものの味は本格的で200万台が売れているそうです。本体価格は9,980円、たばこカートリッジ(20本入り)460円だそうです。たばこを吸わないのでイメージが湧きませんが・・・。

4位は「インスタグラム」
女性に人気の写真SNS。国内ユーザーが1,200万人を突破したそうです。

5位は「メルカリ」
ネット上で物を売買できる「フリーマーケット」のアプリです。ユーザーは1,000万人を超えているそうです。これは知りませんでした。

6位は「乳酸菌ショコラ」
乳酸菌入りのチョコだそうです。「甘いものは食べたいが、健康でいたい」という消費者の支持を獲得し、10か月で2,000万個以上を出荷しているそうです。これも御縁がなかったですね。

7位は日産自動車(株)の「新型セレナ」
「自動運転」機能を搭載した自動車で、発売1ヵ月で2万台以上を受注したそうです。

8位は「レノア本格消臭」
柔軟剤市場で月間シェア1位を獲得したそうです。着用中にも働く消臭機能で、臭いに敏感な人に好評だそうです。これも知らなかったですね。

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1月13日(金曜日)の一打「日本三大やきとり」

やきとりと言えば何と言っても本県の東松山市であります。東松山市のやきとりは豚のカシラ肉と長ネギを串刺しにして炭火で焼き上げ、辛い味噌だれをつけて食べる独自のスタイルです。カシラ肉は、ほほとこめかみの部分の肉のことです。誕生したのは昭和30年代で、当時、肉はまだ高級品で庶民にはなかなか手の届かなかった時代です。

東松山のやきとりは、食肉としてはあまり使われず、加工食品用だったカシラ肉を屋台で焼いて出したのが始まりと言われています。日本広しと言えども、焼鳥組合があるのは東松山市だけです。市内の25店が加入されています。組合で新鮮なカシラ肉を共同購入されているそうです。

北海道室蘭市のやきとりも豚肉を使うそうです。串に刺した豚肉と玉ネギを炭火で焼き、甘いたれ、洋がらしをつけて食べるパターンが多いと聞いています。玉ネギを使うところが北海道らしいですね。

愛媛県今治市のやきとりは鶏肉を使います。焼き方も特徴があります。上の二つが炭火で焼くのに対して、こちらは鉄板で焼くのが特徴です。鉄板の上に鶏肉を置き、上からアイロンのようなもので押さえて焼くそうです。一番人気は「トリ皮」で、甘だれとの絶妙なバランスがおいしさの秘密です。

この3種のやきとりが「日本三大やきとり」と言われています。

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1月12日(木曜日)の一打「いろいろな『トリ』」

平成29年(2017年)は「酉年(とりどし)」です。
そこで、いろいろな「トリ」を見てみましょう。

最近絶好調の「お、ねだん以上」の「ニトリ」。
創業者であり、現会長である似鳥昭雄(にとり あきお)さんが、札幌市で昭和42年(1967年)に「似鳥家具店」として創業され、現在、全国で400店舗以上、県内にも29店舗あるそうです。
一度、県庁にお越しになった際に二人で記念写真を撮ったことがありますが、似鳥会長の方からポーズをとって「ニトリのニッ」なんてことを言われて、思わず大笑いをした写真が撮れました(二人で写真を撮ったから、これが本当の「二撮り(ニトリ)」と言うのはさすがに無理やりですね・・・)。

「トリバゴ」というホテル検索サイトを御存じでしょうか。
料金比較機能が付いて、わずか数ステップで250以上の予約サイトから世界中の100万軒以上の宿泊施設の料金を比較し、予約することができます。 2005年にドイツで設立されて、県内宿泊施設も250軒以上検索、予約できるそうです。
正に、「選り取り見取り」(より「ドリ」み「ドリ」)ですね。

武蔵一宮(むさしいちのみや)である氷川神社の参道、約2キロメートル(この長さもあるいは日本一ではないかという話もあります。)の途中には、木造で日本一の大きさを誇る「二の鳥(トリ)居」があります。昭和51年(1976年)に明治神宮から奉納されたそうです。県道さいたま春日部線の側にあります。

言うまでもありませんが「県民の鳥(トリ)」は「シラコバト」です。このシラコバトをモチーフにして、県のマスコット「コバトン」が誕生しました。ただ、このシラコバト、個体数の減少が報告されており、めったに見ることができません。本県の東部地域を中心に生息し、国の天然記念物にも指定されています。

今日はいろいろな「トリ」を御紹介しました。

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1月11日(水曜日)の一打「笑う門には健康来る」

1月7日(土曜日)付けの日本経済新聞に面白い記事を見つけました。

「笑う門(かど)には福来(きた)る」と昔から言われますが、今日、「笑い」を医学的に研究しようとの試みがなされ、様々なことが分かってきたそうです。

福島県立医科大学医学部疫学講座の大平哲也(おおひら てつや)教授らが大阪府内にある企業の従業員1,600人を調べたところ、男性より女性の方がよく笑い、年齢が上がるにつれて男女とも笑いが減る傾向があることが明らかになったそうです。しかも、40代以上の男性の5人に1人が週に1回も声を出して笑っていなかったそうです。

東京大学大学院の近藤尚己(こんどう なおき)准教授らが行った、全国の65歳以上の男女約2万人を対象にした調査では、普段ほとんど笑わない高齢者は、毎日よく笑う高齢者に比べて1.54倍も「健康状態がよくない」と答えた人が多かったそうです。健康に対する自己評価が低い人ほど、寝たきりになる割合や死亡率が高いことも分かっているそうです。また、ほとんど笑わない人はほぼ毎日笑う人に比べて、心筋梗塞などの心臓病を発症する割合が1.21倍も高いという結果になっているそうです。

一方、笑いには、動脈硬化を軽減するという報告もあるそうです。また、糖尿病との関係も明らかになっています。毎日声を出して笑っている人に比べると、週に1日から5日程度しか笑ってない人は1.26倍、ほとんど笑っていない人は1.51倍も糖尿病を患っている比率が高かったそうです。漫才で大笑いした後には食後の血糖値の上昇が抑えられるという別の研究成果もあるそうです。

もう一つ、笑いには運動効果もあります。声を出して笑うと、腹筋などの多くの筋肉を使い、消費カロリーは安静時より10パーセントから20パーセント増加するそうです。10分、15分の笑いで1日のエネルギー消費を10キロカロリーから40キロカロリー増やせるとの報告もあるそうです。「笑うこと自体が有酸素運動になる」と大平教授は言っておられます。

笑いの健康効果には、他にも痛みの緩和や免疫を担うナチュラルキラー細胞の活性化、呼吸機能改善、抗うつ作用、認知機能の維持などがあるそうです。

笑うことが体にいいということはよく言われていますが、こうして詳しい研究成果が出てくると意識して笑う努力をしなければと思います。お笑い番組を見るのもよし。「サラリーマン川柳」なんかを読んで笑うのもよし。世界や日本のジョーク集を読んで笑うのもよし。ウケを狙って人を笑わせながら一緒に大笑いするのもよし。いずれにしても笑わない人よりも笑う人の方に健康が来るということだけは言えそうです。

ちなみに、「押せば命の泉わく」の名セリフと大笑いで知られた指圧師の浪越徳治郎(なみこし とくじろう)さんは94歳まで生きられたそうです。

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1月10日(火曜日)の一打「実乗る稲田は頭垂る」

週刊東洋経済の2016年12月31日・2017年1月7日合併号に興味深いコラムが掲載されていました。

「偉い人ほど腰が低い」というのは、日本に古くから伝わる俗諺(ぞくげん)です。学問や徳行(とっこう)が深まるにつれて、その人は謙虚になるという意味で使われているところです。
これに相当する俗諺で一番よく知られているのが「実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」であると思います。

ところが、この俗諺に関して作家の童門冬二(どうもん ふゆじ)氏が確認したところ、正しくは「実るほど頭を垂れる稲穂かな」ではなく、「実乗(みの)る稲田は頭垂る」であることが分かったそうです。童門氏も勘違いしていたと書いておられました。私も勘違いしておりました。
「実乗る稲田は頭垂る」の主体は「稲田」つまり集団であり、場合によっては組織です。一方、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」の主体は1本の「稲穂」であり、個人であります。
個人だけが徳行を積んで腰が低くなるのではなく、組織としてそうあるべきだということが本筋であると分かりました。

私たち県庁でも、特に許認可権限を持つ組織では、申請や届出などに来られる方々が低姿勢になりがちなので、逆に県職員の態度が高姿勢になっているということも場合によってはあるのかもしれません。
正に、組織として「実乗る稲田は頭垂る」の精神を皆で共有しなければならないと思いました。

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1月6日(金曜日)の一打「夫源病」

昨年の11月3日(木曜日)と4日(金曜日)の東京新聞に「夫源病(ふげんびょう)」という記事が掲載されていました。「夫源病」とは、医師であり大阪樟蔭女子大学教授の石蔵文信(いしくら ふみのぶ)氏が名付けたもので、夫が原因で妻が体調不良を起こすことを示す病気だそうです。夫の何気ない言動や存在そのものが妻にとってストレスとなり、体調不良の原因になるそうです。

「夫源病」は夫が退職した60歳前後の妻に比較的多いそうです。夫は定年退職後、職場のストレスがなくなる一方で、「やるべきこと」も「やりたいこと」もなくなって辛くなる人もいるようです。そんな時に妻にまとわりついたり、妻の外出先をチェックしたり友人関係に干渉したりすると、妻がストレスで体調を崩してしまうことがあるようです。我慢強く弱音を吐かないタイプの女性ほど夫源病にかかりやすいそうです。
以前、「母源病(ぼげんびょう)」という本がヒットしたことがありますが、とうとう出てきたかという感じです。かつては、「ぬれ落ち葉族」という言葉もありました。ぬれ落ち葉はべったりくっついて離れない。同じように、妻にべったりまとわりついて離れない。自宅から動かない定年退職後の夫のことでした。

石蔵氏は「定年退職の3年ぐらい前からは退職後の具体的なプランを考えた方がいい」と指摘しています。そして、退職後も新たな仕事や、ボランティアなど社会参加の重要性を強調するとともに、料理など家事を覚えることを勧めておられます。

埼玉県でもこうした事態が起こらないようにと考えたわけではありませんが、60歳以上の退職された方々も貴重な社会の戦力でありますから、就労したい人は仕事を、ボランティアで活躍したい人はボランティアを、今まで何もしていなかった人には改めて地域デビューを、というこの3つの選択肢がなんとかそれぞれの地域で可能になるように「シニア革命」を展開しています。まさしく「夫源病」は、この「シニア革命」の対極にあるものです。

日本は超高齢社会に突入しているところです。一方で世界でもまれに見る健康にして長寿な国でもあります。ここに着目しなくてはなりません。
現在の生産年齢人口の定義は「15歳から64歳まで」です。この定義に従えば2040年頃には日本と韓国が世界の主要国の中で、この生産年齢人口の割合が最も少ない国ということになります。
ところが、この定義を仮に「20歳から74歳まで」に置き換えてみますと、日本は2040年くらいに主要国の中で生産年齢人口の割合が最も多い国となり、それから50年はその状態が続きます。それだけ社会として強い国だということになります。健康長寿でシニアの肉体年齢がかなり若返っていることを考えると、この定義の見直しはむしろ現状に合っている気もします。いろいろな意味で高齢者の元気さ、高齢者の活躍というものが、まさしく日本の将来を決めることになります。
昨日、日本老年学会が医療の進歩や生活環境の改善で日本人の身体及び知的能力は10年前に比べ5から10歳ほど若返っているとして、高齢者の定義を75歳以上とし、65から74歳は「准高齢者」と区分し社会の支え手として見直すことを提言しました。正に同感であります。

埼玉発の「シニア革命」が日本の元気に貢献し、それが「夫源病」のない社会につながれば、こんなにうれしいことはありません。

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1月5日(木曜日)の一打「埼玉県債の格付はAA+」

県債の格付とは、県債の将来における債務償還能力を表し、元本や利息が予定通り支払われる確実性や安全性を格付機関が専門的に分析し、客観的に評価したものです。埼玉県では格付を(株)格付投資情報センター(R&I)にお願いしています。

去る12月27日(火曜日)に、その格付評価が更新されました。
埼玉県債の格付は従来と同じAA+(ダブルエープラス)です。「信用度は極めて高く優れた要素がある」とされ、全体で21段階評価のうちAAA(トリプルエー)に次いで上から2番目の評価です。国内では国や民間企業を含めて最上位の評価となっています。埼玉県は平成20年に初めて格付を取得して以降、AA+を維持しています。
格付の理由として、「首都圏の中央に位置し、多種多様な産業が集積する全国有数の工業県。充実した交通インフラや積極的な企業誘致もあって、大規模工場とそれを支える中小企業が幅広く立地する。平均年齢の若さと生産年齢人口割合の高さとも全国屈指で県のポテンシャルは高い。」
そして、若干ここは恐縮な部分ですが、「上田知事の下、県民サービスの向上と域内経済の活性化、財政健全化に配慮したバランスある県政運営が続くとみている。」という評価の内容です。

同じAA+と格付されたところでは、例えば、栃木県、静岡県、愛知県、神戸市などがあります。福井県、奈良県、岡山県、徳島県、佐賀県、千葉市などは+(プラス)がない、AA(ダブルエー)となっています。
もとより格付を依頼しない自治体もありますが、必ずしも全ての自治体の格付がAA+というわけではないということを御理解いただきたいと思います。

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1月4日(水曜日)の一打「慈姑」

明けましておめでとうございます。県民の皆様、今年もどうぞよろしくお願いします。

正月気分の中、くわい(慈姑)の話からスタートします。年の瀬に越谷市のくわい生産農家の皆さんが県庁にお越しになるのが慣例になっています。昨年も12月26日(月曜日)に、越谷市農業団体連合会の会長であり「越谷くわい研究会」の代表でもある金子繁雄(かねこ しげお)さんや役員の小舩正策(おぶね せいさく)さんらがお見えになりました。

「慈姑」という漢字もまた難しい字であります。「葡萄」(ぶどう)とか「薔薇」(ばら)などは、書けないけれど読むことはできると思います。この「慈姑」というのは、読むことすら難しい漢字の代表例ではないかと思います。

さて、くわいは正月料理に使われることが多い食材です。なぜ、くわいが正月料理なのかというと、大きな芽が付いているその姿から、大きな芽が出ている、したがって「おめでたい」とされて、昔から縁起物としておせち料理や祝い事に使われています。

本県では、江戸中期から、現在の越谷市、さいたま市、草加市の綾瀬川流域の湿地帯に産地が形成され、全国有数の生産量を誇っています。平成26年度の全国のくわい生産量は、1位が広島県、2位が埼玉県、3位が茨城県、4位が大阪府といった順番であります。県内の主要産地は、1位にさいたま市、2位に越谷市で大体限定されています。

本県産のくわいは、東京市場をはじめ、大阪市場、京都市場にまで出荷され、形、色、独特の苦みと甘みが優れており高い評価を得ています。東京中央卸売市場の取引価格(平成27年)では、市場全体の平均は1キログラム当たり1,648円ですが、埼玉県産は2,098円で取引されているそうです。いずれにしてもレベルの高いくわいだと言えます。

訪問された皆さんは新たな需要を開拓するため、焼酎「祝の一角(いわいのいちかど)」(さいたま市)、「慈姑パイ」・「慈姑サブレ」・「越谷くわい銘菓」(越谷市)などのくわいの商品化にも取り組んでおられます。おせち料理や祝い事が多いこのお正月、改めて、本県産のくわいのすばらしさを多くの皆さんにお知らせしたいと思ったところです。

越谷市のくわい生産農家の皆さんと知事

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