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掲載日:2016年4月25日

知事ブログアーカイブ(平成28年4月)

4月28日(木曜日)の一打「さあGW 県営公園に集合!その2」

 昨日に引き続き、県営公園のご紹介です。「所沢航空記念公園」にある「所沢航空発祥記念館」もなかなかのものです。実は、明治44年に日本初の飛行場として所沢飛行場が開設され、同年4月5日にフランスの複葉機アンリ・ファルマン機がこの所沢の地で初めて飛行に成功しています。まさしく日本の航空発祥の地です。この記念館では飛行場と飛行機の歴史が紹介されていますし、フライトシミュレーターで飛行感覚を体験することもできます。そして毎年この時期にしかできないことがあります。5月8日(日曜日)の一日だけですが、所沢航空公園では独特の浮遊感と地上30メートル(ビル8階分)からの素晴らしい景色を見ることができる熱気球体験を楽しめます。ちょっと料金が高いのですが、めったにこうした経験はできません。中学生以上は2,000円、小学生は1,000円です。日本の航空発祥の地、埼玉県所沢で楽しい一日を満喫してください。
  さいたま市と越谷市にまたがる「しらこばと公園」は夏のプールの時期だけだと思っていらっしゃる方が多いのではないでしょうか。違います。拡張された公園エリアに「コバトンアドベンチャー」が出現しています。いくつかのすべり台や吊り橋、丸太などでできており、100種類以上の遊び方ができる複合遊具は正に子供たちの天国です。特に、「コバトンが住むおうち」がコンセプトのツリーハウス「コバトンハウス」や全長40メートルの巨大なすべり台、ローラースライダーが人気です。さいたま市や越谷市の方々には身近な施設として有力でしょう。
  東部地域の方々には、松伏町の「まつぶし緑の丘公園」もお勧めです。既に開設済みの野鳥の水辺や芝生広場に加えて、この度、里山ゾーンが完成し、4月1日からフルオープンしました。とにかく東部地域は真っ平らな地域でありますが、緑豊かな丘が出現しました。約20メートルの高さです。里山の頂上からはスカイツリーや富士山も一望できるという大変広大なエリアであります。

県営公園は全部で30か所あります。身近なところで楽しむことができる県営公園に是非、お立ち寄りください。

 

コバトンハウス 越谷市

しらこばと公園の「コバトンアドベンチャー」

4月27日(水曜日)の一打「さあGW 県営公園に集合!その1」

 ゴールデンウィークが始まります。既に4月19日(火曜日)の定例記者会見で御案内したところですが、このブログでも県営の公園へのお出掛けをお誘いしたいと思います。
  まず一番のおすすめは、御家族で楽しむことができる、「こども動物自然公園」です。東武東上線の高坂駅から2kmの場所にあります。30分ほどで歩いていくこともできます。バスでは、高坂駅から鳩山ニュータウン行きに乗車し、「こども動物自然公園」で下車となります。ここはフンボルトペンギンがたくさんいまして、餌付けの時間などは身近に触れることができます。コアラやレッサーパンダ、さらに最近では、冬には温泉につかるカピバラなどが大人気です。また、新たにコロッとした姿が愛らしい胴長のヤブイヌと、縞模様の尾がきれいなシマオイワワラビーが仲間入りしました。園内を歩いているとさりげなく茂みからクジャクが出てきたり、カンガルーが寝そべっていたりしますのでびっくりしますが、これは動物たちと身近に触れ合うことができるというのが公園のコンセプトだからです。丸一日楽しむことができます。
  続いて、羽生水郷公園の中にあります、淡水魚の水族館として国内で最も歴史が長い水族館「さいたま水族館」もおすすめです。約70種類の淡水魚類が展示されております。ニシキゴイやチョウザメに餌を直接やることもできますし、普段は見ることができない水族館のバックヤードの見学もでき、飼育員から魚の飼育方法などを学ぶこともできます。また、羽生水郷公園ではカヌー体験などもできます。羽生水郷公園全体のスケールの大きさにもびっくりされるでしょう。

 こども動物自然公園ホームページ

 さいたま水族館ホームページ

知事の写真

4月26日(火曜日)の一打「ファースト・レゴ・リーグ世界大会出場表敬訪問」

 4月18日(月曜日)にファースト・レゴ・リーグ世界大会出場チームのメンバーが県庁にお越しになりました。なかなか聞き慣れない競技ですが、ファースト・レゴ・リーグというのは、9歳から16歳の青少年を対象とした世界最大規模の国際的なロボット競技会です。セグウェイの考案者であるディーン・ケーメン氏が設立したアメリカのNPO法人「FIRST」とレゴブロックでお馴染みのLego社が共催しています。

 日本国内大会は2004年から開催しています。国内大会は、まず、全国3ブロックで昨年12月に地方大会が行われ、勝ち上がった36チームにより、今年2月、全国大会が東京工業大学で開催されました。この全国大会において埼玉県在住の中高生を中心に構成される「USBチーム」(南浦和)が優勝しました。実はこのチームは5年前にも国内大会で優勝して、アメリカで行われた世界大会では4位になっています。

 この「USBチーム」は、株式会社ロボット科学教育が運営するロボット科学教育Crefus(クレファス)南浦和校に通う13歳から16歳のメンバー8人によるチームです。ロボット科学教育の塾があるんです。そして指導者もいるんです。スゴイですね。

 組み立てたレゴブロックの中に様々な装置を入れたロボットに作業をさせたり、競技をさせたりするんです。例えば、対象物が黄色、青、赤など何色であるかを識別して、分別するロボットをこの「USBチーム」は作っておりまして、知事室で実演も見せてもらいました。将来、メンバーは工学系に進んで、生産用のロボットをはじめ、様々なロボットを作る分野に進んで活躍するのではないかと期待しております。

 前回が世界4位ということですので、今回は是非、世界大会で優勝していただきたいなと思っています。

ファースト・レゴ・リーグ世界大会出場チームの皆さんと知事

 4月25日(月曜日)の一打「ラグビーワールドカップ協賛宝くじ」

 4月21日(木曜日)に「ラグビーワールドカップ2019協賛くじ」のアピールに、宝くじを扱っている(株)みずほ銀行と販売会社の(株)埼玉商事の幹部の方、宝くじ「幸運の女神」である、平手志歩(ひらて しほ)さんが県庁にお越しになりました。

 この協賛くじの売り上げの一部は「ラグビーワールドカップ2019™」のために役立てられることになっております。大会会場の一つであります県営熊谷ラグビー場を有する埼玉県としても、この協賛くじの趣旨が広く知られ、多くの人に購入していただければありがたいと思っています。販売期間は4月20日(水曜日)から5月10日(火曜日)です。最寄りの宝くじ売場で購入できます。

 また、協賛くじプレゼントキャンペーンも同時に行われています。売り場店頭で協賛くじを一度に2千円以上購入された方が対象です。専用応募はがきで応募すれば、(1)6月25日(土曜日)に行われる「リポビタンDチャレンジカップ2016」第2戦、日本代表対スコットランド代表戦のペアチケット、(2)ラグビー日本代表レプリカジャージー、(3)「ラグビーワールドカップ2019™」開催都市のご当地グルメのカタログが、抽選でいただけるそうです。専用応募はがきの配布期間は4月20日(水曜日)から5月10日(火曜日)、応募は5月16日(月曜日)までとなっています。2千円以上購入された方は忘れずに応募していただければと思っております。

ラグビーワールドカップ協賛宝くじ 幸運の女神 平手志歩さんと知事

4月22日(金曜日)の一打「シルバー川柳で脳刺激」

 公益社団法人全国有料老人ホーム協会は、毎年、高齢社会、高齢者の日々の生活などをテーマとして、「シルバー川柳」を発表しています。疲れた時の一休み、今回は「シルバー川柳5 確かめるむかし愛情いま寝息」の中から、私が面白いと感じた川柳をいくつか御紹介します。

 「マイナンバー ナンマイダーと 聴き違え」
  「壁ドンで ズボンの履き換え やっとでき」
  「老人会 みんな名医に 早変り」
  「長生きの パワースポット 永田町」
  「ハイタッチ 腕が上がらず 老タッチ」
  「改札を 出たのに切符 探す母」
  「人生に 迷いはないが 道迷う」
           

 誰にでもやってくる老化ですが、それを川柳にして、時には自虐、時には悲哀を漂わせつつ、明るい笑いに転換させてしまう。脳のトレーニングにもいいし、前向きなパワーを感じますね。

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4月21日(木曜日)の一打「子供の格差、日本は下位グループ」

 国連児童基金(ユニセフ)は、経済協力開発機構(OECD)や欧州連合(EU)に加盟する41か国の子供がいる世帯の所得格差を数値化し、小ささを順位付けた調査報告書を4月13日(水曜日)に発表しました。

 日本は34位と下から8番目で、アメリカや韓国より格差が大きかったことが分かりました。最も格差が小さかったのはノルウェーで、アイスランド、フィンランドと続いています。北欧諸国が上位を占めており、社会保障の充実が背景にあると見られています。韓国は15位で米国は30位、最下位はルーマニアでした。

 ユニセフは各国が公表している所得調査を基に0歳から17歳までの子供を持つ世帯の所得の中央値と、下から10%に当たる所得を比較して格差を数値化しています。この数値によって、最貧困層の子供が平均的な所得層の子供からどの程度取り残されているかを把握できるとしています。

 また、OECD加盟国など37か国の教育の格差も調査しています。15歳の子供の読解力や数学力などの学習到達度の低い生徒と、平均的な子供の格差を数値化した結果、日本は27位だったそうです。

 日本は格差の小さい国という印象が一般的でしたが、最近ではこのように格差が目立つ社会になってきました。誠に残念です。埼玉県が始めた生活保護世帯の子供の学習支援は国を動かし全国のモデルになりましたが、子供という人生のスタート時での格差は少しでもなくすべきだと思います。

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4月20日(水曜日)の一打「大学生の1日の読書時間ゼロは4割」

 4月14日(木曜日)の東京新聞のコラム「筆洗」に出ていました。若者の活字離れについてはよく言われているところですが、最近の学生は小説どころか漫画さえ読まないという話があるそうです。

 裏付けるデータがあるそうです。2月に公表された大学生協の調査によると、大学生の1日の読書時間は平均28.8分、読書時間ゼロという学生は4割を超えているそうです。対照的にスマートフォンの1日の利用時間は約2時間と圧勝しているそうです。同じ活字の新聞も同じ、あるいはそれ以上に深刻だそうです。総務省の調査では、20代の新聞閲読時間は平日で2.4分だそうです。カップ麺の3分を待つ時間すらないということになるようです。

 「ところで皆さんは毎日、新聞を読みますか」と東京大学の入学式で五神(ごのかみ)総長がこう問いかけているそうです。ネットで見出しを見るだけではなく、記事の本文をきちんと読むように求めたそうです。東京大学ですらこういう状態ですので、かなり深刻な話です。

 愚痴の代わりに笑い話も紹介されています。若い男がスマートフォンをいじりながら嘆く。「いろいろな分野の記事が載っていて、見出しや記事の大きさでニュースの価値が一目で分かって、しかも電池切れにも強い。そういうモノがあれば便利なのに」と言ったとき、別の男が教える。「それは新聞だよ」。面白いと言うべきか悲しむべきか。

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4月19日(火曜日)の一打「スポーツジム会員の30%は60代」

 4月13日(水曜日)の日本経済新聞の夕刊に博報堂「新しい大人文化研究所」の阪本節郎(さかもと せつお)さんのコラムがありました。正に我が意を得たりという感じのコラムでありました。

 阪本さんは、2025年には1947年から49年生まれの団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になると、医療・介護の給付費が激増して、その額が現在の1.5倍の75兆円に達すると言われていることについて、疑問を持っておられます。ポイントは団塊の世代もその前の世代と同じような比率で要介護状態になるかという点です。

 経済産業省の調査では大手スポーツジムの60歳以上の会員は全体の30%を占め、10年前より11ポイント増えているそうです。団塊世代が60代になったことが要因の一つと言われています。

 また、団塊の世代を含む60代への調査では、要介護状態にならないために、日ごろ何らかの予防の取組をしている人の割合が、何と8割を超えているそうです。これに比べて、現在の後期高齢者は介護にならないよう予防するという考え方がなかった世代でもあるわけです。以上を考慮すれば、この先、「後期高齢者の数は増えても要介護比率自体は減少に向かう可能性がある」と阪本さんは言っておられます。

 団塊の世代が取り組む介護予防策で多いのは、健診、運動、散歩、手足指の運動、読書です。このうち運動、散歩は介護予防で提唱されるロコモチャレンジに近く、手足の指の運動、読書は認知症予防であり、それなりに理にかなっているそうです。

 こうした団塊の世代の取組を社会的に後押しすれば「公的費用の受給者」から「健康のために消費をする側」に、「若者の世話になる側」から「若者の雇用を生み出す側」に転換する可能性があると言っておられます。まさしく私の言う「シニア革命」と同じ考え方のようです。こうした前向きな議論がもっともっと進んだら社会全体が明るくなるのではないかと私は思います。

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4月18日(月曜日)の一打「前厚生労働事務次官村木さんのコラムから」

4月5日(火曜日)の日本経済新聞の夕刊の記事が大変心に響きました。前厚生労働事務次官の村木厚子(むらき あつこ)さんのコラムです。村木さんは冤罪(えんざい)で164日間拘置されるという、大変な目に遭った方で、大阪拘置所にいる時に接した女性刑務官の方々にお礼を言いたいという話です。

 逮捕され拘置所に連れて行かれて最初に接した女性刑務官から「泣いてる暇はありませんよ。これから検察官と闘うんでしょ」と励まされ大層驚いたそうです。また、手錠をはめられたとき、「手首が痛い」と言うとすぐ調整してくれたそうです。これらの女性刑務官とのやり取りを通じて、村木さんは、まだ日本という国の刑事司法を信用していいのかもしれないと思ったそうです。

 拘置所での最大の敵は暑さだったそうです。短パン、Tシャツの村木さんの横で彼女たちは制服を着て警備に当たっていたそうです。また、難しいタイプの入所者にも忍耐強く接し、大変丁寧な指導や支援をしていたそうです。

 法務省は女性受刑者の特性に応じた指導や支援を強化する取組(マーガレット・アクション)を進めているそうです。その一環で、村木さんは女性刑務官との懇談に出席し、お世話になった方たちと再会、やっとお礼が言えたそうです。その刑務官が、受刑者を「不運が重なった人。私にも起こりうる」「愛情不足の人が多い」と優しいまなざしで見ていること、それ故に再犯で拘置所に再び入ってくると「達成感」を失うというのもうなずけたそうです。

 このように、国の大きな官僚機構にあって、犯罪者と接したり、あるいはまた冤罪と闘う人と接したりする現場の中に、人間性あふれた優れた方がいることを改めて知ったところです。国の行政システムのほんの片隅のことかもしれませんが、こうした話があることを聞くとほっとするような気がいたします。

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4月15日(金曜日)の一打「子供の声がうるさいとは・・・まいったな。」

 「保育園落ちた」のブログを契機に、政府が待機児童解消に向けた対策を急ぐ中、地域住民との折り合いがつかず、保育所の整備が難航している実態が浮かび上がったとの報道がありました。

 共同通信が待機児童の多い首都圏などの9都府県に聞き取りをしたところ、近隣住民の反対で保育所の新設が、断念や延期に追い込まれたケースが、昨年4月以降少なくとも10件に上ることが判明したそうです。その理由として、自治体や事業者の説明不足を指摘する声も出ているそうですが、中には「子供の声がうるさい」とか「道幅が狭く送迎車で渋滞が起きる」といったような声もあるようです。

 私のところにも時々「校庭での中学生の声がうるさい」などというメールが来たりしますが、このような考えはいかがなものかと正直思います。子供たちは、これからの日本の将来を築き、そして社会を支える大切な世代であります。私はそうしたメールには「子供たちが元気に運動場で声を出していることは微笑(ほほえ)ましいと思っていただきたい」という趣旨のことをやんわりとお返しするようにしています。

 もとより、夜勤などのために日中に睡眠をとらなくてはならないような方もいらっしゃるかもしれません。しかし、様々な工夫ができると思っています。例えば、遮音効果とともに断熱効果も高い二重サッシにすれば冷暖房費の節約にもなります。ほかにもいろいろ工夫の余地はあると思います。何よりも、子供の元気な声が聞こえる社会こそ望ましい社会ではないかと私は思っています。

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4月14日(木曜日)の一打「相田みつを『いのちのバトン』」

 相田みつをさんの「自分の番 いのちのバトン」という詩を久しぶりに読みました。父と母で2人、父と母の両親で4人、そのまた両親で8人、こうして数えてゆくと十代前で1024人になるそうです。二十代前では何と100万人を越えるそうです。こうして過去無量のいのちのバトンを受けついで、いまここに自分の番を生きている。それがあなたのいのちです。それがわたしのいのちです、と相田みつをさんは書かれています。大変すばらしい詩ですね。

 過去無量のいのちのバトンを受け継いだ私たちが、そのいのちを精一杯生きて、そして同じように新しいいのちにつなげていくと、二十代後には100万人にいのちのバトンがつながるということになります。すごいことですね。受け継いだいのちのバトンを大切に生きていかなければならない。そういう自覚が私たちにないところに課題があるようです。何とかいのちのバトンというものをしっかり意識していきたいと思います。

相田みつを いのちのバトン
©相田みつを美術館

4月13日(水曜日)の一打「G7広島外相会合」

 4月11日(月曜日)に閉幕したG7外相会合の協議の内容はともかく、被爆地である広島で開催されたこと、そして先進国の主要メンバーが原爆ドームや平和記念資料館を訪問されたこと、さらに原爆投下の当事国であるアメリカのケリー国務長官が「全ての人が広島を訪れるべきだ」と大変重い言葉を述べ、沈痛な表情で広島を体験されたことなどは大変良かったと思います。

 戦後の日本外交は、軍事を含めアメリカにおんぶに抱っこという形の中で、自主外交というものがなく、上手くやっているというイメージはあまり感じられません。そうした中で、今回の広島におけるG7外相会合は、会議の内容において大変意義のあることはもちろんですが、それ以上に核の悲惨さなどを主要国の皆さんに生身で感じてもらうという意味において、外務省の功績を高く評価できるのではないかと思います。

 もちろん、これは広島県選出の岸田文雄(きしだ ふみお)外務大臣のリーダーシップによるものと思います。しかし、戦勝国と敗戦国という日米関係、そして戦争を終結させるためには原爆投下はやむを得なかったという考え方の下で、原爆投下についてアメリカは、まだ日本に対して謝罪してはおりません。また、武器を持たない民間の人々を一瞬にして殺りくするという行為は、国際法上でも決して許されることではありません。今回の広島での外相会合そしてケリー国務長官の広島体験が、何らかの形でアメリカにいい影響を与えることを期待するところです。

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4月12日(火曜日)の一打「『渋澤レター』のヒント」

 「今夏のリオ・オリンピックを経て、いよいよ2020年の東京オリンピック開催へのカウントダウンが始まります。前回の1964年の東京オリンピックが世界に示したメッセージは日本の高度経済成長の時代の到来です。開催日に向けて、日本の経済成長を支える社会インフラが次々と築かれ、例えば新幹線のように高速で大量に人々を移動できる交通網などが日本社会の効率性と生産性を高めました。」と、私の知人である渋澤健(しぶさわ けん)さんが定期的に送ってくださる「渋澤レター」に書いておられました。

 一方、2020年のオリンピックで発信すべきメッセージは何であろうかということについて、渋澤さんは「成長の持続性」ではないかと言っておられます。「これからの課題は、過去の成功体験の延長だけで解決することはできない」とも言っておられます。
  過去の成功体験を一言で表せば、それはモノを所有する価値観だそうです。経済成長を通じてモノが乏しい時代から脱出し、車や一戸建ての家などのモノを次々と手に入れることで私たちは幸福感を得てきました。

 これが現在のようにモノがあふれた時代になると、モノの使い捨ても当たり前になり、物欲だけでは幸福感が満たされなくなる意識が社会に広がっているという意味では、近年目立ち始めてきたカーシェアやルームシェアなど「シェアリング・エコノミー」という社会現象が面白いとも渋澤さんは言っておられます。
  モノを所有する幸福感と経済成長の成功体験を持つ世代にはなじみにくい価値観かもしれませんが、「共有する」ことに対して若手世代はさほど抵抗がなく、むしろ合理的と感じているようです。正に2020年に向けた一つのテーマがそこに見えるような気がします。

 地球の資源が有限である一方、人間の欲求は無限であることの矛盾を解消するための仕掛けを何らかの形で考えていかなければならない、そういう意味で人間社会の持続可能性を追求する何かが必要であると思います。それが何であるかを2020年の東京オリンピック・パラリンピックで上手くアピールできれば、正に日本のレガシーとも言うべきものになるのかもしれません。
  まだまだ見えない部分が多くありますが、そうしたところにヒントがあるようです。埼玉県もバスケットボール、サッカー、ゴルフ、射撃の競技会場となっています。また、2019年のラグビーワールドカップの会場でもあります。新しい時代の新しい価値観を何らかの形でアピールできるように努力したいと考えております。

知事の部屋

4月11日(月曜日)の一打「『ガリガリ君』値上げのすごいCM」

 埼玉県深谷市にある赤城乳業株式会社の大ヒット商品「ガリガリ君」が、4月1日(金曜日)から25年ぶりに10円値上げされ70円になりましたが、あえて消費者に嫌われる値上げをネタにしたテレビCMが大変話題になっています。

 このCMでは、知る人ぞ知る昭和のフォークソング「値上げ」(作詞:有馬敲 作曲・唄:高田渡)がBGMとして流れる中、赤城乳業の井上秀樹(いのうえ ひでき)会長がどアップで登場し、それに続く形で社員の皆さんが神妙な面持ちで整列しています。BGMで流れる歌詞では「値上げはぜんぜん考えぬ 年内値上げは考えぬ 今のところ値上げは見送りたい すぐに値上げを認めない」などと絶対に値上げはしたくない気持ちをにじませながら、最後の最後で「値上げもやむを得ぬ 値上げに踏み切ろう」のところで、井上会長以下社員全員が深く頭を下げておわびをするというCMです。

 YouTubeを通じて私もこれを見ましたが、なかなかの出来栄えだと思います。10円値上げするにしても誠に申し訳ないという会社の姿勢がしっかりCMの中で、しかもユーモアをもって表現されている所が、ほかにはない優れたCMになっているように思います。

 既に視聴回数は138万件を超えているようでありますし、本当に赤城乳業と「ガリガリ君」を応援したい気持ちにさせられます。誰が考えたのでしょうか。赤城乳業には「知事のとことん訪問」で私もお邪魔したことがありますが、社員がお互いに学び合う社風が伝統として出来上がっておりましたので、案外、社員の中から出たアイデアかもしれない、そのような気がいたしました。

赤城乳業ホームページ

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4月8日(金曜日)の一打「グリット」

 ノーベル生理学・医学賞を受賞された 大村 智(おおむら さとし)北里大学特別栄誉教授率いる研究グループでは、人間にとって有用な物質を作り出す微生物を探し当てるために年間2,000株もの微生物を調べているそうです。
  「絶えずやり続けること。そうでなければ絶対に見つからない」が持論の大村教授は、若い研究員たちを鼓舞しながら、微生物の分離、培養、精製などの地道な作業を繰り返しているそうです。

 「始めたことは最後までやり抜きなさい」とよく言われますが、実はこれが学術的にも的を射た指摘であることが、ペンシルバニア大学の心理学者、アンジェラ・ダックワース氏の研究によって明らかになっています。
  彼女はニューヨークの公立学校で教員をしていた時、テストの点数が高い生徒と低い生徒の違いはIQの違いだけではないということに気が付き、この疑問を解決するために教員を辞めて心理学者になったそうです。
  その後、一般企業ではどのようなセールスマンがより大きな利益を上げることができるか、厳しい訓練で知られるウェスト・ポイント陸軍士官学校ではどのような候補生が学校にとどまるのか等々、チャレンジングな状況に置かれたあらゆる大人や子供を研究しました。
  その結果、ジャンルを問わず、集団における成功者には才能やIQとは関係のないある共通の要素が発見されたそうです。その共通点こそ「やり抜く力」でした。彼女はこれに「グリット」(不屈の精神、意志の力)という名称を与えたそうです。

 大村教授が静岡県伊東市の土の中から抗寄生虫薬「イベルメクチン」の開発につながる微生物を発見し、アフリカや中南米で多くの人々を失明の恐怖から救うことができたのもこの「グリット」の力だったようです。
  成功の秘訣(ひけつ)は“とことんやり抜く”ところにある、というお話でした。

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4月7日(木曜日)の一打「日本メキシコ学院長の表敬訪問」

  日本メキシコ学院の渡辺靜雄(わたなべ しずお)学院長が去る4月5日(火曜日)に県庁にお越しになりました。
  元々、東京都の教員だった方ですが、平成23年4月に日本メキシコ学院日本コースの総校長になられた後、平成27年1月に日本メキシコ学院長に就任されました。日本メキシコ学院というのはメキシコにある日本人学校です。この学校は、昭和49年に当時の田中角栄(たなか かくえい)総理がメキシコを訪問されたことがきっかけとなり、その3年後の1977年に設立されました。
  日本人の子弟だけの日本人学校が多い中、日本メキシコ学院はメキシコ人を対象とした幼稚園から高校までのコースが併設されているのが特徴です。
  ちなみに、在校生は日本人学校部門は小学校と中学校だけで約200人。メキシコ人向けのコースは1,000人とのことです。
  また、この日本メキシコ学院は日本とメキシコの文化を相互に紹介し合う国際交流事業も行っています。
  平成26年に私がメキシコ州を訪問した際、日本メキシコ学院の理事から同学院と県内の学校との交流について御提案があり、平成27年度に同学院の生徒2名を県内の高校に受け入れました。
  また、この時の訪問では、メキシコ州の知事と「友好の確認書」を締結しており、これに基づく事業として平成27年度に高校生20名をメキシコに派遣しました。8月24日(月曜日)から31日(月曜日)までの8日間で、メキシコ州政府機関への表敬訪問や博物館等の訪問のほか、この日本メキシコ学院での研修を行いました。
  今年度は社団法人日墨協会の和久井伸孝(わくい のぶたか)会長の依頼により、日本メキシコ学院高等部の生徒15名が浦和学院高等学校に体験入学したり、ホームステイや秩父地域の民泊体験を行ったりします。6月19日(日曜日)から26日(日曜日)までの8日間の予定です。
  このように、平成26年のメキシコ訪問がきっかけとなって日本メキシコ学院と本県との交流事業が始まり、メキシコの皆さんと日本人の皆さんの交流の輪が広がっています。
  メキシコ訪問の際の御縁が次第に大きくなっていくのを感じてとてもうれしく思っています。こうした御縁は大切にしたいものですね。

知事と渡辺学院長の写真

4月6日(水曜日)の一打「盆栽」

 2月14日(日曜日)の朝日新聞で、生きた芸術と言われる盆栽について分かりやすく解説されていました。盆栽は平安時代の終わりに既に中国から伝わっていたそうですが、当初は「盆山(ぼんさん)」などと呼ばれ、屋内で楽しむことは少なかったようです。江戸末期以降、文人が新たな担い手となり、煎茶会の場で座敷飾りとして、室内で観賞されるようになったとも言われています。

 盆栽といわゆる「鉢植え」との根本的に異なる点は、自然の持つ力を引き出しながら鉢の上に一つの景色を作り上げていくところにあるそうです。盆栽には基本的な味わい方があります。見る時にはまず、鉢の形や木の形など正面を見極めること、特に松の場合、人が手を広げたように枝葉が左右に広がり、横から見ると軽く会釈したような形が美しいとされています。もう一つは全体を見た後に、少しかがんで見ることだそうです。手入れが行き届いているものほど大樹感が味わえ、大木の下にいるかのような安心感に包まれるとも言われています。幹や枝の一部分が枯れ、白くなったところは「ジン(神)」「シャリ(舎利)」などと呼ばれる老木の風格を感じさせるポイントで、一つの「盆栽」の中で生と死を表現しているとも言われています。

 海外でも人気の高い盆栽ですが、ヨーロッパではアート、中国では縁起物と捉えるなど、芸術性を尊重しつつお国柄により向き合い方に違いがあるようです。樹種も様々で、イタリアではオリーブ、南国ではハイビスカスなどの盆栽もあるそうです。それぞれの国や地域に合わせた盆栽文化が根付いているようです。盆栽の世界も大変広いと思います。盆栽は狭い空間の中に大きな題材を表している、日本文化の象徴的なものだと言われています。狭い国土ながらも大きな志を常に発信している、まさしく日本そのものと言うべきかもしれません。

 ちなみに、さいたま市の大宮盆栽美術館には外国の方がたくさん来ておられます。2014年度の国・地域別観覧者では1位がアメリカ、2位がオーストラリア、3位が韓国、以下中国、フランス、ドイツと続いています。盆栽文化の世界的な広がりを納得させられます。
  来年の4月には第8回の世界盆栽大会が28年ぶりにさいたま市で開かれます。ラグビーワールドカップ2019、東京2020オリンピック・パラリンピックと、訪日する外国人旅行者をBONSAIの聖地に呼び込み、本物の日本文化を埼玉から世界に発信できれば、よりいいなと思っています。

さいたま市大宮盆栽美術館所蔵 五葉松 銘「うず潮」の写真
さいたま市大宮盆栽美術館所蔵 五葉松 銘「うず潮」

4月5日(火曜日)の一打「不愉快な有効求人倍率」

 毎月発表されます有効求人倍率を見ると、私は実に不愉快になります。埼玉県の順位が実態以上に低く出るからです。有効求人倍率とは一人の求職者に対して何件の求人があるかという数字です。二通りの統計があります。一つは就業地別です。就業地別では東京都にある会社が埼玉県の支店で働く人を求める場合、その求人数は埼玉県でカウントされます。一方、受理地別では東京都にある会社の求人であれば、埼玉支店の求人でも、その求人数は東京都にカウントされます。就業地別でいきますと埼玉県は全国で40位になります。そして受理地別でいきますと全国45位です。

 こうした仕組みのため、受理地別の有効求人倍率の1位は当然、東京都で1.9倍です。ところが、就業地別でいくと東京は1.34倍で18位。1位は福井県で岐阜県が2位、富山県が3位という順番になります。こうしたことはほとんど知られていません。

 更に大きな問題は、有効求人倍率のデータはハローワーク経由での就職しか捕捉していないということです。首都圏では就職情報誌が数多く発行されているため、ハローワークを経由しない求人・求職が多く、ハローワーク経由だけの有効求人倍率では埼玉県の雇用の実態を正確に表していません。実は、埼玉県民の就職全体のうち、ハローワーク経由の就職は18パーセントから20パーセントと全国で最も低い割合です。有効求人倍率のこうした限界が示されないままに数値だけが独り歩きすると、埼玉県は最も仕事のない県だという誤解が広まってしまいます。

 御案内のとおり、各駅には無料の職業紹介のパンフレットが山ほど積んでありますし、毎日のように新聞広告で求人の広告が出ております。このように求人・求職が活発で就職情報誌の市場が育っている神奈川県や埼玉県では、ハローワークへの依存度が他県に比べて低く、そのことがかえって有効求人倍率の全国順位を低くしてしまっています。

 しかし、当然仕事があるからこそGDPは全国で神奈川県が4位であり、埼玉県は5位になる訳です。それにしても、実態を表していないこの有効求人倍率をいつまでも使うというのもいかがなものかと、厚生労働省には申し入れをしているのですが・・・。

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4月4日(月曜日)の一打「イノベーションとは何か」

 自動車やテレビ、コンピューターは今でこそ私たちの生活に当たり前のように溶け込んでいますが、これらの革新的な製品が開発された初期の頃には、一体どのような市場予測がなされていたのでしょうか。経済評論家であり株式会社アゴラ研究所の代表取締役社長でもある池田信夫(いけだ のぶお)氏が、著書『イノベーションとは何か』(東洋経済新報社)の中でその紹介をしています。

 「馬車は確立したビジネスだが、自動車は珍しいだけだ。こんな一時の流行に投資すべきではない」ヘンリー・フォードの弁護士の言葉(1905年)だそうです。
  「テレビの流行は6ヶ月以上は続かないだろう。人々は毎晩木の箱を見るのに飽きるだろう」20世紀フォックスのプロデューサーの話(1946年)だそうです。
  「家庭でコンピューターを使いたがる人がいると考える理由がない」かつて存在したアメリカを代表するコンピューター会社の一つであるディジタル・エクイップメント創立者のケン・オルセンの言葉(1977年)だそうです。
  これらを例に、池田氏は「顧客に忠実な企業は広告代理店や調査会社を使ってマーケティングリサーチをやらせるが、そういう既存の常識に依存した市場調査はあてにならない」と述べています。

 さらに、「イノベーションは技術革新ではない。第一義的には経営革新なのである」、「アメリカで行われたベンチャー企業100社以上に対する聞き取り調査でも、アップルやグーグルのように既存技術の組み合わせによって優れたサービスが実現される一方、特許をたくさん持っているが収益の上がらない企業が多い」、「凡庸な技術が優秀なビジネスモデルによって成功するケースはあるが、その逆はない」とも指摘しています。

 なるほどと思いました。日本の企業は「技術で勝って商売で負ける」とよく言われます。新技術だけではなく、むしろあらゆる先入観を取り外して、既にある技術を奔放に組み合わせて新たな価値を生み出すこと。それがイノベーションの本質であり、優れたビジネスモデルにつながるということなのでしょう。

 一般的にイノベーションは技術革新というイメージが強くて、技術がより革新されればそれが利益につながるようなイメージもありますが、それよりもむしろ、新しいビジネスモデルをどう作るかにかかっているようです。幕末当時、薩摩と長州は絶対一緒にならないというのが既存の概念でしたが、それを一緒にさせた坂本龍馬の発想が倒幕の鍵になったのと同じなのかもしれません。

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4月1日(金曜日)の一打「1万人のゴールド・シアター2016出演者募集」

 彩の国さいたま芸術劇場の芸術監督である蜷川幸雄(にながわ ゆきお)さんが総合演出を務める「1万人のゴールド・シアター2016」の出演者募集が、いよいよ4月5日(火曜日)から始まります。「何だ?1万人のゴールド・シアターとは?」と思う方でも、蜷川芸術監督が創設された「さいたまゴールド・シアター」を御存じの方は多いと思います。2006年に創設された「さいたまゴールド・シアター」は、この10年の間にパリ、香港などの海外にも招待され、世界が注目する劇団になっています。劇団員の中にはテレビや映画に出演し、活躍の幅を広げておられる方も少なからずいらっしゃいます。

 「1万人のゴールド・シアター」は、スポーツの祭典であると同時に文化の祭典でもある東京2020オリンピック・パラリンピックが本県でも開催されることを機に、ゴールド・シアターの“1万人版”をオリンピック・パラリンピックに合わせてやろうという企画です。1万人一人一人の正に1万通りの人生の重みが、蜷川芸術監督の演出によって、どのような形の群像劇として凝縮されていくのか、私には想像もつきません。しかし、蜷川芸術監督のことですから、また世界を驚かすことだけは間違いないと思われます。

 徐々に参加者を拡大しながら最終的に1万人規模にしていくそうでありますが、まずは12月7日(水曜日)にさいたまスーパーアリーナで開催される「1万人のゴールド・シアター2016」に向けた募集が始まります。65歳以上の方を対象に、今年度の募集期間は4月5日(火曜日)から5月31日(火曜日)まで。インターネットは5月31日の19時まで。郵送は5月31日必着ということになっています。65歳以上の皆様、是非とも御参加ください。

 〈問合せ先〉
  埼玉県さいたま市中央区上峰3-15-1
  公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団(彩の国さいたま芸術劇場内)
  「1万人のゴールド・シアター2016」係
  公式ホームページ
  電話:048-858-5505(休館日を除く10時00分~17時00分)

1万人のゴールド・シアター2016

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

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