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掲載日:2016年1月15日

知事ブログアーカイブ(平成28年1月)

1月29日(金曜日)の一打「アイドル・エコノミー」

 知事の仕事をしていると県政運営に関するレポートや報告書などを毎日たくさん読みます。そのほかにも「東洋経済」や「ダイヤモンド」、「中央公論」などの週刊・月刊情報誌やクオリティ誌に掲載されている注目すべき記事にも極力目を通すようにしています。
  毎月2回発行の「プレジデント」に連載されている大前研一先生のレポートは私が参考にしている情報の一つです。知事になってからはすっかり御無沙汰していますが、国会議員時代は先生によくお会いして様々なヒントをいただいたものです。今でも先生のレポートは思考回路を柔軟にし、新鮮にするという点で大いに役に立っています。

 最近、先生のレポートを拝読してなるほどと思ったのは、「アイドル・エコノミー」というビジネスです。これはAKB48のようなアイドル(Idol)ではなくて、「働いていない」、「使われない」、「空いている」という意味のIdleです。空いているリソース(資産)やキャパシティ(容量)、タイム(時間)を生かしたビジネスを総称して「アイドル・エコノミー(Idle Economy)」と言うそうです。カーシェアとかシェアハウスなどもそれに類するものだと思います。

 驚いたのは、エアビーアンドビー(Airbnb)という2008年にサンフランシスコで創業された会社の事業です。この事業は、個人(ホスト)の所有する空き部屋をインターネットで宿泊を希望する者(ゲスト)に紹介するもので、いわば民泊のプラットフォームを世界190か国で展開しています。
  同社自体は宿泊施設を一切持っておらず、子供が独立したために空いた部屋、使っていない別荘、空いている旅館の一室などをゲストにマッチングさせます。利用者のマナーを確保するため、ゲストは実名やメールアドレスなどによる本人確認が義務付けられます。また、宿泊後はホストとゲストが互いに評価しあう仕組みとなっていて、ほかのユーザーはそれを参考にすることができるそうです。部屋を提供するホストからは宿泊料金の3%、ゲストからは6%ないし12%の手数料を取り、それが同社の収入になります。
  同社のサイトには世界約34,000都市の60万室以上が登録されているので、客室数で見ればヒルトンやインターコンチネンタルなどの大手ホテルチェーンと同レベルであるというお話です。

 事業を展開する上で、エアビーアンドビーは何のリスクもありません。ユーザーが増えれば、それに合わせてシステムを改良し、オペレーターを増やしていけばいいだけですから、本当にインターネットを使ったビジネスというのは、ローコストで世界を相手にすることが可能だということになります。これまでの業界の常識を打ち破る発想に驚かされます。すごいですね。

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1月28日(木曜日)の一打「ノーベル街道」

 昨年は、本県ゆかりの梶田隆章(かじた たかあき)先生と大村智(おおむら さとし)先生のノーベル賞ダブル受賞に沸きましたが、このところ日本人の自然科学部門の受賞者が続出しております。そうしたところ、ノーベル賞にちなんで面白い記事があるとスタッフに教えてもらいましたので、このブログで紹介することにしました。記事は昨年10月12日付けの河北新報オンラインニュースです。

 皆さんは「ノーベル街道」と名付けられた道があるのを御存じでしょうか。国道41号の一部、富山市から岐阜県飛騨市、高山市に至る90kmの区間がそう呼ばれているそうです。ノーベル物理学賞を受賞された梶田先生が、ニュートリノの研究を行ったスーパーカミオカンデ(岐阜県飛騨市神岡町)もこの沿線に位置しており、再び脚光を浴びているとのことです。

 「ノーベル街道」という称号は、2002年(平成14年)に、富山市出身の田中耕一(たなか こういち)さんがノーベル化学賞を、梶田先生の恩師に当たり、飛騨市神岡町の実験施設で研究に打ち込んだ小柴昌俊(こしば まさとし)さんがノーベル物理学賞をダブルで受賞されたのを機会に、富山県が名付けました。お二人の他にも、化学賞(2000年、平成12年)の白川英樹(しらかわ ひでき)さんと生理学・医学賞(1987年、昭和62年)の利根川進(とねがわ すすむ)さんもそれぞれ高山市、富山市で幼少期を過ごし、この街道にゆかりがあるそうです。この街道はかつて富山湾で水揚げされたブリを塩漬けにして、岐阜や長野に運ぶルートで、出世魚のブリにあやかって「ぶり街道」、「出世街道」とも呼ばれたそうです。

 神岡町の実験施設の存在が大きいのかもしれませんが、富山県の担当者は「街道の豊かな自然が、学術活動に適しているのでは」と言っており、自然現象への深い関心が創造的発想を生み、「出世街道」を歩ませているのでしょうか、と記事は結んでいます。
  地域をPRする上で、ノーベル賞と道路を関連付ける着眼点はユニークで面白い発想だと思いました。

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1月27日(水曜日)の一打「地方創生と国益」

 国が進めている地方創生の一環として、首都圏にある国の機関を地方に移転させることが検討されています。埼玉県でも独立行政法人国際交流基金の附属機関であります日本語国際センターなどが移転の候補になっています。そして日本語国際センターの受け入れを希望しているのは大分県ということです。

 私は、国の機関の地方移転は、国益との関係の中で検討を進めるべきであると考えています。地方の自治体としては、国の機関が移転して来ればその職員や関係者が移住し、人口が増えたり、交流人口が増えるなどのメリットがあると考えているのではないかと思います。
  一方、移転に反対する地域は、これまでの実績や歴史などが水泡に帰してしまうというような考え方から、反対論が多いのも事実です。

 今回、移転候補に挙がっている日本語国際センターの目的は、諸外国において日本語を学ぶ人たちに、質の高い日本語を教えることができる自国の日本語教師を養成することにあるわけです。
  世界中で日本語を学びたい人たちがたくさんいる、しかし教える人が少ない。それならば、それぞれの国が自国の日本語教師を日本に送り、日本語の教え方を学び、そして優れたスキルを身に付けた日本語教育の専任講師となって母国に戻ってくる。日本にとっては日本文化も含め、日本のファンを増やしていく。そして日本語が海外に普及していく。こういうメリットつまり国益があるわけです。
  それゆえ、どの場所が外国の人たちにとって便利か、そしてその人たちを教える語学の専門家はどの場所であればたくさん集めることができるのか、そうしたことを論点に考えるべきなのです。

 日本語国際センターの設置が検討された1980年代、当時も東京ばかりが発展してはいかがなものかということで、設置場所についての議論がありました。
  しかし、やはり海外から日本に来て学ぶ人、その人たちに教える日本語の専門家の都合を考えれば、東京からあまり離れても学ぶ人も教える人も困るということで、交通の便の良い埼玉県や神奈川県が候補になり、最終的に埼玉県に落ち着いた経緯があります。

 このように、そもそも論からも、この日本語国際センターの位置というのは、まさしく学ぶ人と教える人たちにとって都合のいい場所がどこなのか、それに尽きるわけであります。
  そういう意味で、私は大分県が適切とは思っておりません。1週間か2週間くらい特別講義を大分県で行うというのであれば日本語教育の専門家も都合をつけることが可能かもしれません。しかし日本語国際センターの講師はほとんどが女性であり、仕事と家庭を両立させながら教えておられます。
  また、外国人向け日本語教育のスキルを持つ講師を新たに確保することは簡単なことではないと思います。そういうことを考えれば、おのずからこの結論ははっきりしています。

 また、理化学研究所の移転の話も取り沙汰されていますが、大きな装置や機器のある施設を簡単に動かすことは極めて困難ではないかと思っています。それなら取りあえず、日本語国際センターのような機器や機材の無い機関であれば、地方に移しても問題ないであろうというのもこれまた安易な考え方で、そんなことで物事を決めてはいけません。正に日本語の海外への普及というのは国益でありますので、国は国益という観点から全体を考え、地方創生とは別の枠組みで考えるべきです。

岸田文雄外務大臣に移転反対申入れを行う知事
岸田文雄外務大臣に移転反対申入れ(1月21日)

1月26日(火曜日)の一打「2015年の赤ちゃんの名前で多かったもの」

 株式会社ベネッセコーポレーションの妊娠・出産・育児ブランド「たまひよ」は、毎年赤ちゃんの名前に関する調査を行い、ランキングを発表しています。昨年の11月30日(月曜日)、2015年1月から10月までに生まれた19,761人の赤ちゃんを対象に行った調査結果が発表されました。

 男の子の名前の1位は「悠真(ゆうま)」、前回も1位でした。2位は「湊(みなと)」、前回は8位。女の子の名前1位は「葵(あおい)」、前回は4位。2位は「結菜(ゆいな)」、前回は3位。使われた漢字では、男の子は「太」「翔」「大」が7年連続トップ3。女の子は「愛」が6年連続1位。名前の読みに関しては、男の子は「はると」が7年連続トップ。女の子は「めい」が初のトップという結果でした。

 また、明治安田生命も8,400人の赤ちゃんを対象に同様の調査を行っています。昨年12月3日(木曜日)に発表したランキングでは、男の子の1位は「大翔(ひろと)」、2位が「悠真(ゆうま)」。女の子の1位は「葵(あおい)」、2位は「陽菜(ひな)」だったそうです。

 「たまひよ」は同ブランドの直販利用者を調査対象とし、明治安田生命は同社の保険加入者を対象としていることからランキングに若干の違いが出ているようです。

 いよいよオリンピックも近付いてきますので、これからは日本という国をより意識した「大和(やまと)」とか「凛(りん)」とか「さくら」とか、そういう名前がランキングの上位に入ってくるような気がします。

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1月25日(月曜日)の一打「埼玉県が開発したマグネシウム蓄電池」

 埼玉県産業技術総合センター(SAITEC(サイテック))が次世代蓄電池として期待されるマグネシウム蓄電池の開発に成功しました。これまで難しかったマグネシウム蓄電池の実用化に向け、大きく前進する成果を挙げることができました。この研究は現在県が進めている「先端産業創造プロジェクト」の一環として、県内企業との共同研究や開発協力を得て進めてきたところです。

 今回開発したマグネシウム蓄電池は、低電流で長時間稼働させる小型の機器に向いております。したがって、携帯電話やスマートフォン、ノートパソコン、タブレット端末、そして最近、次々と商品化されているウェアラブル機器(※)などに活用できる可能性が高いと思われます。従来こうした機器の電池にはリチウムイオン電池が使用されていますが、リチウムイオン電池は容量が小さく、水が掛かったりすると発火の危険があるなど安全面での課題があります。また原料のリチウムはレアメタルであることから地域遍在性があり、極めて高価で、時折、原産国が戦略的物資として扱うことがあるために入手が困難になることもあります。

 一方、マグネシウム蓄電池はリチウムイオン電池の2倍を超える容量があります。したがって、スマートフォンなどに使用できた場合、これまで1日分しか電池がもたなかったものが、マグネシウム蓄電池になれば2日分もつようになります。また原料のマグネシウムは地球上に豊富に存在する資源で、価格もリチウムの25分の1程度と比較的安価に手に入れることができます。そういう意味で小型民生用電池の分野では、今後様々な用途でリチウムイオン電池からマグネシウム蓄電池に置き換わる可能性を秘めています。
  従来研究されてきたマグネシウム蓄電池にも、室温での動作や充電の繰り返しによる劣化などに課題がありましたが、今回、これまでの課題を克服したマグネシウム蓄電池ができました。

 SAITECが電池メーカーや県内企業と密接な共同戦線を張りながら、小型民生用電池の世界市場への新たな展開を仕掛けていくことが可能になります。安全・小型・軽量・大容量という、正に理想的な性能を持つマグネシウム蓄電池がこの分野の市場を大きく変える可能性があります。
  これに続いて本県が進める他の先端産業創造プロジェクトも更に成果を出していきます。

※ 「ウェアラブル機器」とは、身に付けて持ち歩くことができる情報端末の総称。携帯情報端末機能を持つ腕時計や頭部に装着するディスプレイなどはすでに製品化されている。

試験用マグネシウム蓄電池セルの写真
試験用マグネシウム蓄電池セル

1月22日(金曜日)の一打「ギネスブックの秘密」

 昨年は、梶田隆章(かじた たかあき)先生、大村智(おおむら さとし)先生と県にゆかりの深いお二方のノーベル賞受賞に県内が沸きましたが、実は、県内2か所の取組が、「ギネス世界記録」に認定された年でもありました。

 まず、昨年9月には、行田市の田んぼアートが「世界一大きな田んぼアート」としてギネス世界記録に認定されました。さらに11月には、川越工業高校の生徒たちが製作した電車が22.615kmを完走し、「乾電池で走る車両が線路上を走行した最長距離」というギネス世界記録に認定されました。

 様々なジャンルの世界記録を集めて掲載している「ギネスブック」。この本はその名が示すとおりイギリスのビール会社「ギネス社」が発行しています。なぜ、ビール会社が「世界一」を集めた本を発行しているかというと、実はそこにはとんでもない企業戦略が存在しているのだそうです。

 「ギネスブック」誕生のきっかけは、1951年のアイルランドで当時ギネス社の最高責任者だったヒュー・ビーバー卿が仲間と一緒に狩りに出かけた先で、「世界で最も速い鳥は?」という疑問を持ったことだそうです。これになかなか結論が出なかったところ、ビーバー卿がこういった事柄を集めて載せた本があれば評判になるのではないかと思ったそうです。

 一説では、彼はその時、「世界記録を集めた本を創れば、酒飲みの話で盛り上がり、ビールの売上げが伸びていくのではないか」と言ったとされています。そこで、ギネス社はロンドンの調査会社に調査と出版を依頼し、1955年に「ギネスブック・オブ・レコーズ」の初版が発売されました。この時、イギリスのパブではこの本が無料配布されたそうです。本はたちまち大人気となり、これまでの販売累計は1億3200万冊、現在では20か国の言語に翻訳され、100か国以上の書店に並べられているとのことであります。これもギネス級かもしれません。

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1月21日(木曜日)の一打「厚生労働省埼玉県人会」

 1月15日(金曜日)に厚生労働省埼玉県人会が開催され、出席させていただきました。この県人会は、厚生労働省(旧厚生省・旧労働省を含む)に採用された埼玉県出身・在住の方や、埼玉労働局に勤務された方、埼玉県や県内市町村に派遣された経験のある方々の集まりで、OB・OGの方も会員になられています。東京に近い県なのに埼玉県人会があるというのも珍しいそうですし、省庁単位で埼玉県人会があるのも厚生労働省だけのようです。

 会長の藤原禎一(ふじわら ていいち)さんは草加市の出身で、現在は年金積立金管理運用独立行政法人理事をなさっています。副会長は、内閣官房内閣人事局内閣審議官の定塚由美子(じょうづか ゆみこ)さん、そして、環境省総合環境政策局環境保健部長の北島智子(きたじま ともこ)さんです。副会長がお二人とも女性というのも、ウーマノミクスを展開している厚生労働省らしいと思われます。

 顧問にはそうそうたる方がおられます。まず、行田市出身で熊谷高校を卒業され、内閣府事務次官、厚生労働事務次官、人事院総裁を歴任された江利川毅(えりかわ たけし)さんは、現在は埼玉県立大学理事長に就任していただいております。そして、熊谷市出身で熊谷高校を卒業され、厚生労働事務次官をなさった戸苅利和(とがり としかず)さんは、現在、法政大学大学院政策創造研究科客員教授をなさっています。そして、川越高校を卒業された佐々木典夫(ささき ふみお)さんは、社会保険庁長官を務められ、現在は、社会福祉法人友愛十字会の会長をなさっています。

 厚生労働省の幹部職員を務められた方の中には、埼玉県出身やゆかりのある方が意外に多くいらっしゃるわけです。例えば鹿児島県人会のように、東京から離れた地域のメンバーが県人会を作って人的交流や情報交流を盛んに行うことは多いのですが、東京に近い埼玉県の県人会というのは珍しい存在だということを藤原会長もおっしゃっていました。

 当日は、医師であり厚生労働大臣政務官をなさっている三ッ林裕巳(みつばやし ひろみ)衆議院議員、そして厚生労働省OGで、文部科学大臣政務官をなさっている豊田真由子(とよた まゆこ)衆議院議員も出席されて、更に盛り上がりました。

 今後もこうした形の中で、埼玉県と厚生労働省との縁がしっかりと結ばれ、人脈・情報の相互交流が一層活発になることを期待しております。

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1月20日(水曜日)の一打「埼玉県は有効求人倍率が低い県? その真相は!」

 毎月、厚生労働省から全国の有効求人倍率が発表されます。有効求人倍率とは、求職者(仕事を求めている人)1人当たり何件の求人があるかを示すものです。例えば、就職したい人が100人いて、会社側から120人の人手が欲しいといったときには有効求人倍率は1.2倍になります。逆に会社側は80人しか雇いたくないのに、100人就職したい人がいると、有効求人倍率は0.8倍ということになります。

 毎月、47都道府県の有効求人倍率が発表されますが、埼玉県の順位は、近年、下位になっています。良くて43位、悪い時は最下位になったりしましたが、このところ、45位あたりが多い状況です。普通に受け止めると、他の都道府県に比べて有効求人倍率が低い埼玉県は、最も仕事の無い県の一つだと思われてしまうわけです。

 神奈川県も埼玉県と同じように、43位などになったりしていますが、横浜や川崎を抱えている神奈川県が日本で最も仕事の少ない県の一つだというふうには誰も思わないでしょう。

 実は、有効求人倍率は求人・求職の実態を表していません。それは、この数字があくまでハローワークを通した求人・求職に限られるとともに、求人登録の仕組みにも問題があるためです。

 首都圏の場合は、新聞折り込みの求人広告や、駅などに置かれた求人情報誌、ネットの求人求職サイトなどが数多くあり、多くの人がそうしたものを利用して求職活動を行っています。したがって、ハローワークを通した求職が少ないのです。

 埼玉県は、ハローワークを通さないで就職をされる方が最も多い県の一つです。厚生労働省の平成26年「雇用動向調査」によると、本県で、ハローワークを通して就職をされる方はわずかに2割。残りの8割の人たちは折り込み広告とか求人雑誌、あるいは縁故などハローワーク以外のルートで就職をされる方々です。

 このように、有効求人倍率が低いことがそのまま埼玉県に仕事が少ないということにつながるわけではありません。1月15日付けのブログにも書きましたが、過去10年間で本県のGDP(県内総生産)が日本全体のGDPに占める割合の伸びが全国2位、県内に本社を置く企業の増加数は全国1位、過去12年間で銀行の貸出残高の増加額が全国2位となっています。埼玉県はこの10年来、企業活動が最も活発な県です。企業経営者の皆さんの声を聞いていると、むしろ人手不足の方を心配しなくてはならないと思っているところです。

 また、ハローワークの求人登録の仕組みとして、東京の本社で埼玉県内の支店分も含めて一括求人すると、その求人数は全て東京都に計上されるため、都内の企業の支店が多い埼玉県の有効求人倍率は実態よりも低くなります。

 このように、厚生労働省が発表する有効求人倍率は、現在の求人・求職の全体像を表しておらず、そうした意味で、「有効」とは言えないと思います。これらを踏まえ、本県では、地域の雇用情勢を適切に反映できる新たな指標を速やかに公表するよう、国に要望しているところです。

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1月19日(火曜日)の一打「埼玉伝統芸能フェスティバル」

 1月17日(日曜日)に、「埼玉伝統芸能フェスティバル」が彩の国さいたま芸術劇場で開催されました。この催しは、地域でしっかり守られている埼玉の伝統芸能を披露していただき、広く県民の皆様に御覧いただくものです。お越しになった皆様には地域の伝統芸能の素晴らしさを感じていただき、出演された方々にはそれを励みに更に頑張っていただこうというフェスティバルです。

 今年は、「鷲宮催馬楽神楽(わしのみやさいばらかぐら)・熊谷歌舞伎の世界」というテーマで開催されました。まず、オープニングセレモニーとして、毛呂山町の川角(かわかど)獅子舞保存会の皆さんによる「川角の獅子舞」を子供たちを中心に演じていただきました。

 そして、メインとして熊谷市の熊谷歌舞伎の会による「一谷嫩軍記熊谷陣屋之場(いちのたにふたばぐんきくまがいじんやのば)」と、久喜市の鷲宮催馬楽神楽保存会による「祓除清浄扚太麻之段(ばつじょしょうじょうしゃくおおぬさのまい)」及び「鎮悪神発弓靭負之段(ちんあくじんはっきゅううつぼのまい)」を演じていただきました。

 この鷲宮催馬楽神楽は、久喜市の鷲宮神社(わしのみやじんじゃ)に伝わる神楽です。土師一流催馬楽神楽(はじいちりゅうさいばらかぐら)とも言い、江戸に伝わり「江戸の里神楽」の基礎となったことから「関東神楽の源流」とも言われています。昭和51年に国の重要無形民俗文化財の指定も受けており、演劇的要素を排した優雅な舞に徹しているのが特徴です。

 鷲宮は土師部(はじべ)と呼ばれる素焼きの土器などを作る人々の移住地であったと伝えられ、かつては「土師の宮」と称したと言われています。また、この「ハジ」が「ワシ」になまって「鷲宮(わしのみや)」になったとも言われております。神楽の流派名もこの伝説を基にしているそうです。

 鷲宮神社は、最近では漫画「らき☆すた」の舞台になったということで、また違った意味で注目され、「らき☆すた」ファンの「聖地」とも言われておりますので、正に古代と現代が同居している、世にも珍しい神社だと思っております。

 熊谷歌舞伎の会が演じた「一谷嫩軍記熊谷陣屋之場」は、平家物語から題材を取った、地元ゆかりの武将である熊谷次郎直実(くまがいじろうなおざね)と平敦盛(たいらのあつもり)が登場する演目です。

 平家物語には、熊谷次郎直実が一の谷の合戦で弱冠16歳の平敦盛を泣く泣く討ち取った後、それを嘆き出家したというお話があります。この歌舞伎の世界では、実はこの平敦盛が後白河法皇の落胤(らくいん)という高貴な人であるがゆえに、源氏方の大将であった源義経から敦盛を討ってはならぬという厳命を直実が受けていたことになっています。そのため、敦盛の代わりに自分の一子、小次郎の首を、鎌倉殿、つまり頼朝に差し出そうとします。そしてそれを知った梶原景高(かじわらのかげたか)が頼朝へ注進しようとしたため、石屋の弥陀六(みだろく)(=かつての平宗清(たいらのむねきよ))が景高を討ち、事なきを得ようとしたというストーリーになっています。そして、直実はこの世の無常を悟って出家します。こうした物語を歌舞伎の世界で表現しているものです。とても華やかでいいものでした。

 熊谷歌舞伎の会は、熊谷市にゆかりのある歌舞伎を自分たちの手で公演したいと平成8年に結成されました。驚いたことには、まだ歌舞伎を演じる上での裏方スタッフが足りないため、小鹿野歌舞伎保存会の皆さんたちからの支援を受けながらこの催しを行ったということでした。小鹿野歌舞伎のメンバーの皆さんが、わざわざ彩の国さいたま芸術劇場まで足を運び、側面から支援をされているのを見て、とても美しい話だなと私も大いに感動した次第です。

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1月18日(月曜日)の一打「テレビ朝日特別番組の収録」

 1月15日(金曜日)に、テレビ朝日特別番組の収録がありました。番組のタイトルは、「埼玉県全市町村の人達に連れていかれた場所はこんなトコだった」です。

 この番組は、スタッフが県内全63市町村を回って、地元の方に自慢したい場所や美味しいものなどを聞いて、実際に連れて行ってもらい生の情報を収集して、各市町村の魅力を紹介するのだそうです。私に対しては、「埼玉県のどこが良いか」、「どのような県民性か」、「今おすすめの場所は」といった内容のインタビューがありました。

 ところで、なぜ47都道府県の中で、この番組の企画の第一弾が埼玉県になったのかということを尋ねてみました。スタッフの方からは、埼玉を訪れて、埼玉のすばらしさをいろいろなところで感じたり見たりしたことが一つ。そして何よりも埼玉県民の優しさや、おもてなしの心に感動したので、これは埼玉県からスタートすべきだと考えたそうです。それは大変ありがたいことだと思いました。

 実は私、もう10年近く前になるかもしれませんが、ある大手の旅行会社の社長さんから、「埼玉県民の皆さんは私たち旅行業者にとっては上客なのです。」と言われたことがあります。「なぜですか。」とお聞きしたところ、「一つ目には時間をきちっと守って集まっていただける、二つ目には列を大きく乱すことがない。」とのことでした。

 この二つを聞いて、私は、埼玉県から毎日100万人もの人たちが県外に通勤・通学していることも理由の一つではないかと考えました。日頃から時間をしっかり把握しないと、快速に乗ったり急行に乗ったりできないので、そういう意味での時間管理がきちんとできているのではないかと思いました。そして、電車に乗るにしても列を乱さないようにしないと皆に迷惑が掛かりますので、そうした秩序をしっかりと守る習慣ができているのではないかと思いました。

 その社長さんは三つ目を加えました。「それに、埼玉県民の皆さんは値切らない。これが一番私たちにとってありがたいことだ。」ということでした。「なるほど。」と私は思いました。埼玉県全体を見渡すと豊かな自然風景があり、また、極端な災害が少ないことなどから、いろいろな意味で心にゆとりがあるのではないかなと思いました。

 埼玉県は高度成長期を通じて急速に人口が増えた県ですので、ややもすると、人々のコミュニケーションが不足していたり、地域のコミュニティが十分機能しなかったりという部分もないわけではありません。けれども、県全体としては穏やかな県民性であり、それが「値切らない」ことに表れているのではないかと思いました。要するに、人柄が良いのです。

 ちなみに、この番組はテレビ朝日で1月23日(土曜日)の16時00分から17時25分まで放送予定と聞いています。お時間のある方は、是非御覧ください。

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1月15日(金曜日)の一打「元気な埼玉県」

 昨年は圏央道の県内区間が全線開通し、首都高を通らずに東北・関越・中央・東名の各高速道路にアクセスできるようになりました。また、北陸新幹線が金沢まで開通し、今年の3月26日には北海道新幹線が函館まで開通するなど、本県の立地優位性がますます高まっています。
  こうした「元気な埼玉県」の姿は数値の上でも明らかになっており、各種団体の皆様との新年会などでも披露させていただいています。

 昨年の6月3日に内閣府は平成15年から24年までの10年間の経済指標の推移を取りまとめて発表しました。この間、平成20年にはリーマンショックがあり、平成23年には東日本大震災もありました。日本全体としては必ずしも調子のいい時期ではありませんでした。その証拠に、この10年間でGDP(県内総生産)がプラス成長できたのはわずかに7県で、他の40都道府県はマイナス成長でした。
  本県の増加率は0.7%で、全国で5番目の伸び率です。実は、東京都も千葉県も神奈川県もマイナス成長だったのです。また、本県のGDPが日本全国のGDPに占める割合は、平成15年度には3.91%でしたが、平成24年度には4.07%と、0.17ポイント伸ばしました。この拡大の割合は第1位の愛知県の0.38ポイントに続いて第2位となっています。

 また、日本の企業の多くは中小企業ですので、大企業に比べて株式を発行したり、社債を発行したりして資金調達することは容易ではありません。銀行の融資を受けて事業展開するというのが通例です。この銀行の貸出残高の増加額が、実は埼玉県は東京都に次いで全国で2番目です。平成15年3月から平成27年3月までの12年間で東京都は23兆円増やしています。この間の本県の増加額は3.3兆円です。ちなみに貸出残高では全国2位の大阪府は、この間に約7.8兆円も貸出残高が減っています。

 また、県内に本社を置く企業の数の増減も元気があるかないかを判断する基準になると思います。埼玉県内に本社を置く企業は、この直近の10年間で1,013社も増加しており全国1位です。県内を地域別に見れば、圏央道を境に南の方は依然として人口が増えているのに対し、圏央道から北の方は人口が減少しつつあるといった「南北問題」がありますが、この課題を解決するためには本県の立地優位性を生かすことが鍵ではないかと思います。

 総じて埼玉県は元気だということを改めて県民の皆様に知っていただきたいと思います。

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1月14日(木曜日)の一打「梶田隆章さんに埼玉県民栄誉章」

 1月12日(火曜日)、梶田隆章(かじた たかあき)東京大学宇宙線研究所長へのノーベル物理学賞受賞等の功績に対する埼玉県民栄誉章の贈呈式が知事公館で行われました。
  本席には本木茂(もとき しげる)県議会議長をはじめ、県議会の各会派の代表の皆様、そして梶田先生ゆかりの東松山市、現在お住まいの越谷市の首長さん方、東松山市の野本小学校、南中学校、川越高校、埼玉大学など関係各校の皆様にもお出でいただき、一緒にお祝いをしたところです。
  言うまでもありませんが、東松山市に生まれ育ち、川越高校、埼玉大学で学ばれた梶田先生は、御本人のお言葉を借りれば、「人生のうちの8割は埼玉県民としてやってきた」、正に埼玉が生んだヒーローの一人であります。

 梶田先生は、「こうしてノーベル賞を受賞できたのも、いろいろな方々のお世話になったからだ」という謙虚な御姿勢でした。また、御挨拶の中では、「いろいろお世話になったので、今度は若い方々のために何か貢献をしたい」という大変有り難いお話がありました。

 そこで、私は早速思いつきました。本県では、大学のキャンパス等を会場に、大学教授や地域の専門家等が講師となって子供の知的好奇心を刺激する講義や体験活動を行う「子ども大学」の取組が行われています。
  「なぜ飛行機は空を飛ぶことができるのか?」、「なぜ電車の席は隅から埋まるのか?」といった、物事の本質については学校の授業では教えてくれません。梶田先生にはこうした子供たちの知的好奇心を刺激するようなお話の機会をいただければとても有り難いと思います。
  「宇宙はどうなっているのか」、「宇宙を構成する物質はどうなっているのか」、そして「それらはどういう影響を地球や人類に与えているのか」、そうしたことを改めて教えていただくと、子供たちの心の中に“科学する心”が芽生えるのではないかと私は期待するところです。本年の県民の日などに梶田先生に御講演をお願いできればと考えています。

梶田隆章さんと本木県議会議長と知事

1月13日(水曜日)の一打「ワースト5とベスト4」

 私は県内の様々な状況を数値や統計で見ています。
  先頃、平成27年中の交通事故死者数が発表されました。本県は177人で全国ワースト5位という結果でした。交通事故で亡くなった方の総数では全国の都道府県の中で5番目に多かったということです。

 一方、人口10万人当たりで何人の方が交通事故で亡くなっているかということで見ると、埼玉県は2.4人と全国で4番目に少ないことになります。
  実は、人口10万人当たりの死者数が多い県は、佐賀県、福井県、鳥取県といった人口の少ない県であり、こうした傾向はここしばらく変わりません。交通事故死者数が多い都道府県の多くは人口500万人以上を抱えた大きなところです。人口の多い都道府県で死者数が多いというのはある意味では自然であります。

 交通事故死者数を総数で扱うか人口当たりで扱うかによって、本県はワースト5とベスト4という一見すると相反するような二つの数字を持っています。このように数字や統計は見方を変えると全く違った意味を示します。

 同じように、本県でよく言われるのは、医師の数が人口10万人当たりでは47位で全国一少ないということです。一方、医師の総数は全国で9番目に多いということも事実であります。さらに、医療の必要性がより高いと考えられる75歳以上の県民1万人当たりの医師数で見ると、本県は全国31位となっています。

 県民の皆さんには数値や統計の持つ意味をきちんと説明するとともに、それらを固定的に捉えるのではなく、多面的にお示しすることが必要ではないかと考えています。

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1月12日(火曜日)の一打「『スタンディング』スタイル」

 11月20日(金曜日)の日経流通新聞に面白い記事がありました。立ったまま仕事をする、そんな「スタンディング」スタイルが広がっているという内容です。

 記事によれば、昨年6月に本社を移転したIT大手の楽天株式会社は、全社員1万3千人分の「立って仕事ができる机」を導入したそうです。この机は、座った姿勢から立った姿勢まで気分や体調に合わせて自由に高さを調節できる昇降式デスクです。社員からは、立ったり座ったりできることで疲労を軽減させ、仕事への集中力を持続できるという声が寄せられているそうです。また眠くなる午後には立って仕事をする人が多いとのことです。

 欧米ではグーグルをはじめとする大手企業などで既に導入されており、疲労軽減や業務効率の向上、コミュニケーションの増加、ダイエットなどにも効果があると言われています。

 実は、私も昔からこれを実践しています。知事に就任して間もない頃、秩父市にあるキヤノン電子株式会社を訪問させていただいた際、社員が立って仕事をしている姿を見て即導入しました。その後は職員からの説明や決裁は原則立ったままで行っています。これにより、内部の事務処理に掛かる時間が半分で済むようになりました。それでも、時々、要領を得ない説明で5分を過ぎてしまうような職員がいましたので、5分間砂時計を使うようにしました。つまり、要領の悪い人には5分間砂時計をひっくり返して、「5分以内にもう一回説明してください」と言っていました。はじめの頃は、そういう事態に陥ったことで動揺してしまい、なおさら説明が要領を得なくなってしまう職員もいました。しかしながら最近ではみんな説明上手になり、ここ2年ほどは砂時計を使った記憶がありません。

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1月8日(金曜日)の一打「自分の心を耕そう」

 「日経ビジネス」2015年12月14日号に、医師で医学博士の日野原重明(ひのはら しげあき)氏の「生き方教室」が掲載されていました。その中で、寸暇を惜しんで仕事をする日野原氏の暮らしぶりに影響を与えた本として、イギリスの文豪アーノルド・ベネットの著書「自分の時間~1日24時間でどう生きるか~」が紹介されています。

 ベネット氏はこう書いているそうです。「朝目覚める。すると、不思議なことに、あなたの財布にはまっさらな24時間がぎっしり詰まっているのだ。そして、それがすべてあなたのものなのだ。これこそが最も貴重な財産である。」

 私たちはともすると「時間が足りない」と言い訳しながら、その貴重な財産を浪費していないでしょうか。

 また、ベネット氏は、「いまより1時間早く起きること」や、「週に3回、通勤や就寝前の90分間を『こころをたがやす時間に使う』こと」をすれば、「人生が有意義になる」と説いているそうです。

 簡単そうでも、日々の雑事に追われて、継続するのはなかなか難しいとは思いますが、皆さんも今年は自分の心を耕すことに、週に3回、あるいは週に1回でもチャレンジしてはいかがでしょうか。

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1月7日(木曜日)の一打「マシュマロ・テスト」

 「マシュマロ・テスト」という実験を御存じでしょうか。これは、1960年代の後半から1970年代前半にかけて、スタンフォード大学の心理学者ウォルター・ミシェルが行ったもので、幼少期の自制心と将来の社会的成果の関連性を調査した有名な実験だそうです。

 被験者となったのは大学内の付属幼稚園に通う4歳の子供186人。子供たちは一人ずつ、机と椅子だけが置かれた部屋に通され、椅子に座らされる。机の上には皿があり、マシュマロが一個載っている。実験者は「そのマシュマロは君にあげる。すぐ食べてもいいけど、15分待つことができたならマシュマロをもう一つあげる。待たずに食べちゃったら、二つ目はなしだよ」と告げて部屋を出ていくそうです。どの子も二つを手に入れるために待つことを目標にする。しかし30秒も待てずに手を出してしまう子もいれば、じっと見つめているうちにこらえきれなくなってくる子もいます。最後まで我慢して二つ目のマシュマロを手に入れた子は、全体の3分の1だったそうです。被験者が4歳の子供であることを思えば、それぐらいの結果かなと感じるのではないでしょうか。

 しかし、この実験はここで終わりではありません。その後十数年にわたって追跡調査が行われたそうです。すると1分以内にマシュマロを食べてしまった子供は、その後の学校生活でも様々な問題行動が見られることが多かったそうです。逆に15分間待つことができた子は、30秒しか待てなかった子に比べ大学進学適性試験のスコアが圧倒的に高かったそうです。

 15分後に二つ目を手に入れるため、目の前の一つをしばらく我慢できるかどうか。たったこれだけのテストで明らかにされた個人差が、その後の人生にかなり大きく影響を与えるようです。そしてその他の研究と合わせて明らかにされたのは、人生の成功に必要なのは「頭の良さ」ではなく「自分を律する力」だということだそうです。これからは、慌てて目の前の「まんじゅう」を食べてはいけませんね。自分を律しましょう。

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1月6日(水曜日)の一打「埼玉県債の格付け」

 昨年12月25日(金曜日)に、株式会社格付投資情報センター(R&I)による、県債を発行する団体としての埼玉県の格付けが発表されました。これは、埼玉県が発行する県債の将来における債務償還能力を表し、元本や利息が予定どおり支払われる確実性や安全性に対する格付会社の評価のことです。

 埼玉県は平成20年の最初の格付け以来、一貫してAA+(ダブルエープラス)の評価になっております。21段階評価の中でAAA(トリプルエー)に次いで上から2番目のランクですが、AA+は国内では国や民間企業を含めて最上位ランクという形になります。「信用度は極めて高く、優れた要素がある」という格付けになります。方向性としても「安定的」ということで、「格付けは当面変更の可能性が低い」と評価されました。たとえAA+であっても、これが安定的でないとなると今後はどうなるか分からないということになりますが、埼玉県は安定性も高いという評価です。

 格付けの理由には、恐縮ですが私の名前が出ております。「上田清司知事の下、県民サービスの向上と域内経済の活性化、財政健全化に配慮したバランスある県政運営が続く」という評価です。ちなみに都道府県でR&Iが格付けを行っている10県のうち、こうしたAA+の評価を受けているのは、埼玉県、愛知県、栃木県そして静岡県の4県です。県債発行団体としての埼玉県の格付けは優良であるということを、改めてお伝えしたいと思います。

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1月5日(火曜日)の一打「干支にまつわるうんちく」

 今年は「申年(さるどし)」ですが、これは十二支(じゅうにし)のことで、干支(えと)で言うと33番目の「丙申(ひのえさる)」に当たります。

 干支とは十二支と十干(じっかん)を組み合わせたもので、60を周期として数量や順序を表すものです。十干とは「甲(こう)・乙(おつ)・丙(へい)・丁(てい)・戊(ぼ)・己(き)・庚(こう)・辛(しん)・壬(じん)・癸(き)」の10の要素のことです。

 干支は中国をはじめとするアジアの漢字文化圏において年月日や時間、方位、角度などを表すのに用いられてきました。その起源は商(殷・いん)代の中国に遡り、遺跡から出土した亀甲獣骨(きっこうじゅうこつ)にもたくさんの干支が日付を表すために用いられています。

 日本に干支(えと)によって年を数える干支紀年法(かんしきねんほう)が伝来した時期はよく分かっていないようです。日本に中国の暦が伝来したのは6世紀半ばとされていますが、行田市にある稲荷山(いなりやま)古墳から出土した金錯銘鉄剣(きんさくめいてっけん)には「辛亥年七月中記」という記述があります。この「辛亥年」は471年とする説が有力ですが、もしそうなら、5世紀には暦が存在していたことになり、暦の伝来はもっと以前に遡りそうです。

 さて、「丙(ひのえ・へい)」には「あきらか」「さかん」という意味があり、横に燃え広がる性質を表しています。また、「申(さる・しん)」は「伸びる」ということで、物事が進歩発展し、成熟に至るまでの伸びを表しているそうです。

 本県にとっても、2016年は物事がさかんに広がり、発展していく年にしたいものです。

智光山公園こども動物園のサル

1月4日(月曜日)の一打「なんと五郎丸選手がオーストラリア・クイーンズランド州のクイーンズランド・レッズの選手として活躍」

 明けましておめでとうございます。県民の皆様、今年もどうぞよろしくお願いします。

 ラグビーワールドカップ・イングランド大会における南アフリカと日本代表との激闘以来、日本国内のラグビー熱は収まるところを知らない盛り上がりを見せています。このたび、ラグビーの本場オーストラリアへの観戦ツアーまで実施されることになりました。日本代表チームのフルバックを務めた五郎丸歩(ごろうまる あゆむ)選手が、今年2月から埼玉県との姉妹州であるオーストラリア・クイーンズランド州の州都ブリスベンを本拠とする「クイーンズランド・レッズ」でプレーすることになりました。そこで、同州とのスポーツ交流及び県民・州民の草の根交流の推進を図るため、「クイーンズランド・レッズ」の試合を観戦するツアーが企画されたものです。

 この観戦ツアーは本年の3月3日(木曜日)から7日(月曜日)、3泊5日(機内1泊)の日程です。観戦するのは「レッズ」(どこかで聞いたことのある名前ですが)と、オーストラリア西部の都市パースを本拠とする「フォース」というチームとの試合で、会場はブリスベンのサンコープスタジアムだそうです。旅行の企画・実施はJTB関東ですが、埼玉県としてもこのツアーを後援することにしました。他にも、公益財団法人埼玉県国際交流協会や埼玉県ラグビーフットボール協会、FM NACK5、さらにはラグビーワールドカップ2019の開催地になっている熊谷市と熊谷市国際交流協会が後援します。参加費用は19万8千円、定員は30名で、本日(1月4日)から販売が開始されるそうです。

 しかし、すごいですね。トップリーグでも強豪チームの「ヤマハ発動機ジュビロ」の主力メンバーである五郎丸選手が、日本国内のラグビーリーグのオフシーズンの間に、世界の一流選手が集結する「スーパーラグビー」という国際リーグ戦を舞台に、更なるレベルアップを目指して試合を重ねるのです。こういったことが、今やラグビーの世界では常識になりつつあるということを私も初めて知りました。

 埼玉県とも姉妹州になっているクイーンズランド州ブリスベンは、ゴールドコーストなどでも有名で、とても風光明媚(ふうこうめいび)なところです。世界最高峰リーグであるスーパーラグビーの迫力とクイーンズランドの魅力が体感できる絶好のチャンスで、私も参加したいくらいです。日本のラグビー熱の盛り上がりもここまで来ているという話だと思います。多くの方に知っていただきたいと思い、お知らせしました。

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