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掲載日:2015年11月5日

知事ブログアーカイブ(平成27年11月)

11月30日(月曜日)の一打「二人の市民ランナー」

 11月20日(金曜日)に第1回さいたま国際マラソンで2位に輝いた吉田香織(よしだ かおり)選手が県庁にお越しになりました。このさいたま国際マラソンは、横浜で行われておりました国際女子マラソンとさいたま市が実施してきたシティマラソンを統合した形で、県内初の国際マラソン大会として本年11月15日(日曜日)に行われたものです。

 この大会では、リオデジャネイロオリンピックの日本代表選手を決めるチャレンジャー部門と市民の皆さんが参加する一般の部があり、チャレンジャー部門で吉田さんは自己最高記録となる2時間28分43秒でゴールされ、日本人参加者の中では1位となりました。

 ちなみに、吉田選手は坂戸市出身で川越女子高校を卒業後、積水化学工業(株)に入社されました。初のフルマラソンである2006年の北海道マラソンでいきなり初優勝され、その後も2010年のシカゴマラソンで7位に入賞するなど、実業団ランナーとして活躍されました。現在は実業団から身を引かれて、いわゆる「市民ランナー」として活動されています。

 日本を代表する男子の市民ランナーと言えば、我が埼玉県庁の川内優輝(かわうち ゆうき)選手が有名ですが、これからは、女子の市民ランナーと言えば吉田香織選手ということになるのかもしれません。川内選手の存在だけでも大変大きいところに、今回、吉田選手が加わって男女がそろいました。埼玉の市民ランナーのお二人が男女とも有力なオリンピック候補であるということは大変痛快でありとてもうれしいことです。埼玉県としても、お二人の活躍によって県民のスポーツ熱が一層高まることを期待しています。今後、お二人の更なる御健闘をお祈りします。

吉田選手と知事

11月27日(金曜日)の一打「またまたヒット 秩父ブランド」

 11月20日(金曜日)に国の文化審議会が、古秩父湾堆積層(こちちぶわんたいせきそう)及び海棲哺乳類化石群(かいせいほにゅうるいかせきぐん)を国の天然記念物として指定するよう文部科学大臣に答申しました。
 実は、秩父地域には明治時代以降、地質学の研究が盛んに行われてきた歴史があり、我が国の「地質学発祥の地」と言われています。県でも県立自然の博物館を中心に研究や普及活動を続けてきております。
 こうした長年にわたる地道な研究成果が評価され、来年の春には、県内では48年ぶりの「国の天然記念物」として指定される見通しです。大変うれしい話です。

 またまた秩父地域の名所の一つとして大きくクローズアップされそうです。この秩父地域の「古秩父湾堆積層及び海棲哺乳類化石群」というのは、今から1700万年から1500万年ぐらい前までは、秩父盆地が海であったことを示す証拠です。また、日本列島が形成される時代の地殻変動や生物群集などの変遷を示すものでもあります。

 これまで、チチブクジラ、オガノヒゲクジラ、パレオパラドキシアなど、海に生息していた大きな生物の化石などがたくさん発見をされています。このうち県立自然の博物館所蔵の9件の化石標本が、今回答申された物件に含まれています。これらは、恐竜絶滅後に哺乳類が繁栄していった地質時代「新生代」の化石としても大変貴重です。

 また、「古秩父湾堆積層」として答申されたのは、古秩父湾の誕生から終焉(しゅうえん)までの約200万年にわたる地質時代のストーリーが分かる6つの露頭(地層の露出した崖)です。高さ約100m、幅約400mにわたって地層が露出している「ようばけ」などのように、古秩父湾の地層の変遷が様々な形で露出しているのが、この秩父エリアの魅力です。

 今回答申された「古秩父湾堆積層及び海棲哺乳類化石群」は、秩父市、横瀬町、皆野町、長瀞町、小鹿野町と正に秩父エリア全域に広がっていますので、秩父郡市の観光資源としても生かされます。

 秩父を舞台にしたアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(通称「あの花」)が大ヒットしましたが、今年公開されたアニメ映画「心が叫びたがってるんだ。」も秩父が舞台で「あの花」と同様に大ヒットしております。
 秩父エリアの新たな観光スポットに、この「国指定天然記念物」が加わることを私も心から歓迎いたします。

 国指定天然記念物の新規指定についての詳細はこちらをご覧ください

ようばけ 小鹿野町

ようばけ(小鹿野町)

11月26日(木曜日)の一打「秩父市の『お菓子な郷推進協議会』が『ディスカバー農山漁村(むら)の宝』に選定」

 農林水産省では、農山漁村の活性化に取り組む優良事例を選定する「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」という事業を実施しています。町おこし、村おこしで頑張っているグループを全国から選定し、表彰するという内容です。
 10月6日(火曜日)のブログでも御紹介しましたが、この事業の第2回選定では、全国から27の優良事例が選定され、そのうち秩父市の「お菓子な郷(くに)推進協議会」の活動が関東ブロックで最上位の取組として選定されました。最終的には、惜しくも全国グランプリこそ逃しましたが、大変大きな評価をされました。

 「お菓子な郷推進協議会」は、秩父の山々に自生しているカエデに着目して、その多分野・多用途での活用を図っています。
 カエデの樹液を採取してシロップ化し、国内で初めて国産メープルシロップ(カエデ糖)を生産するほか、カエデ酵母菌を使用したパンを開発したり、カエデのラムネなど様々な商品も作っています。
 さらに、大手小売店やコンビニ、通信販売を活用した販売事業も展開しています。売上額は平成23年に2,500万円だったものが、平成26年には4,600万円に倍増するなど、地域の活性化のために大変なパワーを発揮されています。
 同協議会の会長は、株式会社和銅鉱泉旅館の代表取締役である町田啓介(まちだ けいすけ)さんが務めておられます。「地域経営の達人」として総務省の地域人材ネットにも登録されている方で、遺憾なくその手腕が発揮されているものと思います。
 こうした活動に加え、同協議会では、針葉樹林にカエデを植栽することで、針広混交林化(広葉樹と針葉樹がバランスよく混交した森林を目指す取組)や花粉の少ない森づくりも推進しています。
 こうした「お菓子な郷推進協議会」の活動が11月14日(土曜日)にBS-TBSの「霞が関からお知らせします」という政府広報番組の中で、全国の優良事例として紹介されました。

 もともとある地域特有の資源を活用し、そこに高い付加価値を付けて町おこしの展開に生かしていくという手法は、他の地域のお手本になるもので、私も大変うれしく思っております。

写真:カエデ糖を使った7種類のお菓子

カエデ糖を使った様々な商品

11月25日(水曜日)の一打「個性派学生の『一本釣り』支援をするサイト」

 「日経ビジネス(10月12日号)」で、企業のユニークな採用方法が取り上げられていました。大阪市に本社を置くi-plug(アイプラグ)が提供する「オファーボックス」という新卒採用支援サービスです。このサービスが、優秀な人材を確保したい企業のニーズをつかんでいるようです。

 この「オファーボックス」では、まず学生が自己紹介や専門分野、スキルなどのアピールポイントを2000字以内で書いてサイトに登録します。企業はこれを読み、会いたいと思った学生にオファーを出して面接などを行います。企業は学生からの応募を待つのではなく、社会人のヘッドハンティングに近い手法で、欲しい人材を狙って「一本釣り」するわけです。

 不特定多数の学生を大量募集する従来の採用方法では、高いスキルを持つ個性的な人材を探し出すことは難しいのが実情です。一方、このサービスでは学生の登録ページを企業が検索し、求める人材を探し出すことが可能です。
 例えば、ある企業では「失敗」というキーワードで検索するそうです。その理由は「失敗を糧に成長できた人材は強いから」だそうです。また、その企業は泥臭い営業に向く人材を求めているのですが、一般募集では商品開発やマーケティングの希望者が多いそうです。こうしたミスマッチが存在する中で、このサービスによって「こちらから声を掛けなければ目を向けてくれなかった学生を口説きにいけることが他のサービスにない良い点」と同社の採用担当者はコメントしています。

 一般的な新卒募集サイトでは、目立つ場所、すなわち高い広告料を支払うことのできる大手企業が有利です。一方、このサービスでは、大手企業もベンチャー企業も関係なく、企業が学生を直接口説きにいけるスタイルなので、知名度の低い企業にもチャンスがあるようです。正に、学生と企業の双方が納得できる就職活動の環境づくりのように思いました。

 本質を見抜き、ヘッドハンティングという手法を新たな分野で生かした典型的な成功事例と言えるかもしれません。「なるほど」と唸(うな)らせる新しいビジネスだと思います。

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11月24日(火曜日)の一打「『舞姫』の主人公のモデルは秩父の人?」

 先日、埼玉県医師会の副会長を務めておられます奥野豊(おくの ゆたか)先生から小冊子をいただきました。小冊子には「秩父外科医会四十周年記念誌別冊」とあり、タイトルは「一枚の写真から-森鷗外と武島務-」とありました。私もこういう話は大好きですので興味深く拝見しました。

 通説では、森鷗外(もり おうがい)の代表作「舞姫」の主人公のモデルは、当時ドイツに留学していた森鷗外こと森林太郎(もり りんたろう)自身と言われていますが、実は秩父市(当時は秩父郡太田村)出身の武島務(たけしま つとむ)がモデルではないかという小論をまとめたものでした。
 奥野先生によれば、武島務の人生が「舞姫」の主人公に投影されているということを初めて報告したのは医師の西田芳治先生(故人)とのことです。西田先生は医史学に造詣が深く、奥野先生と同じく秩父市内で開業医をされていた方です。奥野先生は、この小冊子の中で西田先生が武島務を発見した経緯を詳しく紹介しながら、「舞姫」のモデルをめぐる推論や武島務の生涯について綴(つづ)っておられます。

 「舞姫」のモデルは、実は秩父出身で当時ドイツに留学していた武島務であったという話は大変楽しいですね。この小冊子には、当時ドイツに留学していた日本の若い医師たちが一堂に会した際の写真が残っています。この写真の19名の医師たちの中には、若き日の森鷗外や北里柴三郎(きたさと しばさぶろう)なども写っています。この若者たちの多くは、後に日本の医学界の先駆者になった人たちです。この写真には武島務も写っています。

 この武島務はドイツに私費留学したのですが、残念ながら故郷からの送金が届かず、ついに下宿代なども払えなくなり、家主から訴えられてしまいます。このことが日本国の名誉を軽んじたということで帰国命令が下ります。しかし、武島はドイツに残留する道を選び、その結果三等軍医の職をはく奪されるなど困難な境遇に陥りました。それでも武島はドイツで医学の勉強に励みますが、最終的には心労が重なりドイツのドレスデンで病没してしまいます。

 「舞姫」は、主人公である太田豊太郎がドイツ人の踊り子との恋に落ちるものの、留学生仲間の中傷から役人の誤解を受け、官位をはく奪されるなどの大変な苦難を味わい、結局は踊り子との恋を諦めて日本に戻るという悲恋の話です。

 西田先生は、官位をはく奪されるという不遇な状況に遭ったのは鷗外ではなく武島であったこと、主人公の「太田」は武島の出身地「太田村」からとったと推論できること、そして武島務の境遇に鷗外が同情を寄せていたことがその日記から読み取れることなどから、「舞姫」の主人公のモデルは武島務ではないかという説を導かれたわけです。
 私にはこの推論を検証する力は持ち合わせておりませんが、「舞姫」のモデルは埼玉県秩父郡太田村出身の武島務だったのではないかという世間の意表を突く説を大変楽しく拝見しました。

 今後更に検証がなされて、「舞姫」の主人公は秩父出身の人であったという説がもっと広まることを願ってやみません。

 

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11月20日(金曜日)の一打「ノーベル物理学賞の梶田隆章教授、新都心ラフレに現れる」

 去る11月12日(木曜日)に、さいたま新都心のホテル「ラフレさいたま」において第58回埼玉文化賞及び第44回埼玉県地方自治功労賞の授賞式がありました。そして、ノーベル物理学賞の受賞が決定し、いま正に旬の方である東京大学宇宙線研究所所長の梶田隆章(かじた たかあき)先生が埼玉文化賞の特別賞を受賞されました。この「埼玉文化賞」は埼玉新聞社が主催するもので埼玉県の出身又はゆかりのある方で特に、芸術、教育、農林、商工、社会文化、スポーツの各分野で活躍し、本県の文化の発展・拡大に大きく貢献された方々を顕彰する制度であります。また県や市町村の行政、警察・消防の業務で顕著な功績を収められた方々を顕彰するのが「地方自治功労賞」であります。

 埼玉新聞社が梶田先生に授賞式への御出席を打診したところ、この日は日程がうまく合い、御本人が出席されることになりました。私も毎回授賞式に呼んでいただいているおかげで、やっと梶田先生御本人にお目にかかることができました。テレビや新聞を通じて感じていたお人柄そのもので、大変気持ちの良い、爽やかな方で、かつ、優れた人格と見識をお持ちの方だと改めて感心したところです。お会いした際に、私から「2000年代に入って以来、物理や化学、医学生理学の自然科学部門で日本のノーベル賞の受賞者の数がアメリカに次いで2番目に多く、非常にいい状況だ。」と申し上げました。すると、梶田先生は「それは1980年代や90年代の日本が元気のいい時に、それなりの予算や仕組みをつくって頑張ってきた成果が今出ているのであって、最近の日本の元気のなさから、そうした研究や人材育成などが弱くなっているきらいもなきにしもあらずなので、これからが心配です。」というようなお話しをされていました。

 教育や科学技術の発展というものは、常に未来を意識しながら、今のためにあるのではなくて将来のためにあるものですから、時間をかけた投資が必要となります。そういう意味で、私も未来への投資ということに関しては心掛けているつもりですが、梶田先生から改めて教えていただいたところでした。

梶田先生、レスリングでスポーツ特別賞の山崎選手、石黒選手と知事

一番右が梶田先生(右から二番目、三番目はレスリングでスポーツ特別賞を受賞された山崎選手と石黒選手)

11月19日(木曜日)の一打「彩の国工場指定」

 11月12日(木曜日)に「彩の国工場」の指定式と交流会が行われました。「彩の国工場」は、技術力や環境面などで特に優れている工場を豊かな埼玉づくりのパートナーとして指定しているものです。指定を受けた工場には、地域の良き一員として地域に開かれ、地域に愛される工場づくりを進めてもらっています。このため、「彩の国工場」の皆様には工場見学を積極的に受け入れていただいており、昨年は指定工場全体で27万人の方が工場見学に訪れました。また、1000人の方が指定工場での職業体験を経験したところです。大変有り難いことです。高校生の職業体験などは、最終的な職業選択に何らかの形でつながっていると思われます。

 また、工場見学はものづくりの面白さや重要性、働くことの意義などを感じてもらうきっかけになるものだと思っています。特に小中学生にとってはその意味は大きいと思います。平成6年度からスタートしたこの「彩の国工場」の指定も今回で22回目を数えます。今年度指定させていただいた24社を含めて合計で554社になりますので、大変なパワーであります。とにかくそれぞれが優れた企業でありますので、こうした企業がより大きく成長していただくことによって、本県の経済や雇用、税収、あるいは埼玉のイメージアップにもつながります。

 さらに、この「彩の国工場」の皆さんたちが集まって、彩の国工場振興協議会がつくられており、相互の交流を重ねながら情報交換や人脈の拡大の場として活用しておられます。いずれにしても、この「彩の国工場」の指定を通じ、県内の一つ一つの企業や工場が元気になることを大いに期待しています。

彩の国工場の指定式の集合写真

11月18日(水曜日)の一打「埼玉ラグビーアンバサダー」

 11月10日(火曜日)に埼玉ラグビーアンバサダー委嘱状交付式を行いました。委嘱したのは、まず先のラグビーワールドカップイングランド大会で日本代表選手として活躍された、ホラニ 龍コリニアシ選手です。トンガ出身で、埼玉工業大学深谷高校(現 正智深谷高校)、埼玉工業大学を卒業され、現在はパナソニック ワイルドナイツに所属されています。ホラニさんは、イングランド大会ではサモア戦とアメリカ戦に出場され、包帯みたいなヘッドキャップをかぶって奮闘する姿がとても印象に残りました。現役の日本代表であるホラニさんと握手をすると私の手の2倍ぐらいありまして、全然違うなという感じがいたしました。

 次に、堀越正己さんです。現在は立正大学ラグビー部の監督を勤めておられます。県立熊谷工業高校を卒業され、早稲田大学に進学。神戸製鋼に入社後は神戸製鋼の日本選手権7連覇に貢献された方です。3人目がラトゥ ウィリアム 志南利(しなり)さんです。ホラニさんと同じくトンガ出身で、トンガ代表、日本代表の両方を経験された方で、今はパナソニック産機システムズ株式会社に勤務されながら、大東文化大学ラグビー部のアドバイザーをされております。近々熊谷市に転居の予定になっておられるそうです。堀越さん、ラトゥさんとも昭和60年代から平成のはじめにかけて日本代表として大いに活躍されました。いずれも埼玉にゆかりの深い3人の方々です。

 2019年に行われるアジアで初めてのラグビーワールドカップ日本大会が熊谷市でも開催されるということで、この大会を盛り上げるための一つとして、広報活動などにおいてアンバサダー、いわゆる「大使」の称号の下で協力していただこうという企画です。

 とにかく、今回のイングランド大会では、日本チームの活躍が大いに目立ちました。とりわけ優勝候補の南アフリカに最終盤で逆転勝ちしたことなどが世界的にも大きな話題となって、日本中でラグビー人気が沸騰しています。2019年に熊谷市で開催されるラグビーワールドカップ日本大会がしっかりと世界中の人たちから観てもらえるように、今後より一層盛り上げていく必要があります。今回委嘱させていただいた3人の方々には、そのための仕掛け人になっていただけることを期待するところです。

埼玉ラグビーアンバサダーの3人と富岡清・熊谷市長と知事

11月17日(火曜日)の一打「コロ・フェスタ」

 11月7日(土曜日)、「コロ・フェスタ2015 in 小江戸川越」という合唱団のイベントの前夜祭に参加してまいりました。コロ・フェスタは小学・中学・高校・大学、職場といった合唱団のカテゴリーに関係なく、合唱を愛する人たちが誰でも参加できる「合唱のお祭」で、地域おこしも兼ねて全国を巡回して開かれています。昨年は秋田県の角舘で開催され、今年が川越市、来年が大分県の日田市(ひたし)になっているそうです。街角コンサートがあったり、前夜祭で地域間の交流をしたりと、全国各地の様々な合唱団が参加して、競い合うというよりは、お互いに学び合う、あるいは一緒に楽しむというイベントのようです。

 主催者は21世紀の合唱を考える会 合唱人集団「音楽樹」の代表幹事で合唱指揮者の栗山文昭(くりやま ふみあき)氏を中心にしたグループです。この栗山文昭氏と関わりを持った方々が結集され、すばらしい合唱集団として活動しておられます。基本的には街角コンサートで、合同演奏リハーサルなどをやりながら、本番のメインコンサートを行うという内容になっています。

 今回はノルウェーで最古の合唱団である「オスロ大学男声合唱団DnS」も加わって国際色豊かなフェスティバルになりました。私は前夜祭に出席し、挨拶をさせていただきましたが、それぞれの合唱グループが少し柔らかい様々な出し物を演出されて、爆笑しながら皆さん楽しんでおられました。翌日のメインコンサートや街角コンサートは残念ながら楽しむことはできませんでしたが、それぞれの趣向をこらした大演劇会ともいうべき催しにはお腹をかかえて、笑い転げ、大変楽しい時間を過ごさせていただきました。こうした誰もが参加できて楽しめる合唱のお祭りというのも、とても良いなと感じた夜でした。

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11月16日(月曜日)の一打「世界キャラクターさみっとin羽生」

 10月13日(火曜日)、羽生市の河田晃明(かわた こうめい)市長をはじめ羽生市の皆さんが県庁にお越しになり、「世界キャラクターさみっとin羽生2015」の宣伝大使の大役を仰せつかりました。御案内のとおり、ご当地キャラが大きなブームになっていますが、羽生市では2010年(平成22年)から「ゆるキャラさみっと」が開催されており、2011年(平成23年)から2013年(平成25年)までは「ゆるキャラグランプリ」の結果がこのイベントで発表されていました。2013年の「ゆるキャラさみっと」には376体ものご当地キャラが一堂に会し、「マスコットの最多集合」としてギネス世界記録に認定されたところです。

 そこで、2014年(平成26年)からは更なる展開として世界に門戸を開き、その名も「世界キャラクターさみっとin羽生」と世界的に改めました。今年もハワイやサイパン、遠くはエクアドルからも参加する予定になっているそうです。今年は浜松市で行われる「ゆるキャラグランプリ」と同じ期日での開催となりましたが、最終的には400体ぐらいのご当地キャラが集まるようです。当日は羽生水郷公園がほとんど埋まってしまうほどの大変なにぎわいになること間違いなしです。2日間で約30万人の来場が見込まれる羽生での「世界キャラクターさみっと」は、世界最大規模のご当地キャライベントと言えるのではないでしょうか。

 開催期間は平成27年11月21日(土曜日)と22日(日曜日)です。開催時間は9時から15時30分。会場は羽生水郷公園です。こちらには県立さいたま水族館もありますので、ご当地キャラに併せて水族館も楽しむことができます。また全国のご当地グルメの大会も開催しておりますので、いろいろな楽しみ方ができると思っております。お時間がある方は是非お越しください。

 「世界キャラクターさみっとin羽生」ウェブサイト

世界キャラクターさみっとin羽生

11月13日(金曜日)の一打「日中高校生の学び合い」

 11月8日(日曜日)、中国高校生友好交流大使500人訪日団の第2陣100人が日本に到着されました。高校生90人に引率者等で合計100人です。この訪問団は二階俊博(にかい としひろ)自由民主党総務会長が代表を務めた「日中観光文化交流団」が5月に中国を訪問した際に約束された交流です。

 東日本大震災の時、中国の温家宝(おん かほう)総理(当時)が被災の苦しみなどを一時的にも癒してもらいたいということで、被災地の高校生500人を海南島(かいなんとう)に招いていただいたことに対する返礼の気持ちが込められています。今回訪日された100人は、山西省の皆さんということで、山西省と姉妹州省の関係にある埼玉県が主な受け入れ団体となりました。埼玉県がホストになって県内の高校生との交流、ホームステイをはじめ、鉄道博物館や長瀞ライン下りなどの観光を楽しんでいただき、そして日本を学んでいただく予定となっています。

 11月9日(月曜日)には都内の東京ドームホテルで歓迎会がありました。 その席で私は、遣唐使として日本からの留学生が唐に渡り、中国の文物を学んでいたこと。そして、玄宗皇帝の頃には唐の高位高官まで昇った阿倍仲麻呂(あべのなかまろ)がいたこと。一方、日本が中国から学んだだけではなく、明治以降は日本の近代化を学ぶために中国から多くの留学生を受け入れていたこと。辛亥革命の指導者であった孫文(そん ぶん)もその一人で、日本で学び、そして日本で多くの同志を募っていたこと。日本政府も非公式に支援し、日本の有徳な人たちは資金を援助していたこと。日本人の中には辛亥革命そのものに参加し、指導者として活躍した人も数多くいたこと。さらに中華人民共和国の建国の父の一人である周恩来(しゅう おんらい)元首相も日本の大学で学んだことなどを紹介しながら、日中両国民はお互いに学び合うことができる、また、学び合わなければならないという趣旨の挨拶をさせていただきました。

 中国側では孫文が日本の援助を受けていたこととか、周恩来元首相が日本の大学に留学していたことなどは知られておりませんので、私は中国の方への挨拶などではこれに触れるようにしております。いずれにしても、日中両国の若い将来のある人たちがお互いの訪問そして交流を通じて、自分の目と耳で直接お互いの国の本来の姿に触れることは、日中両国の将来にとってとても有意義なことだと思っております。

中国高校生友好交流大使訪日団の皆さんと知事

11月12日(木曜日)の一打「地域に根差した出版社『さきたま出版会』」

 9月12日(土曜日)付けの朝日新聞夕刊に「ローカリストの時代」というタイトルで、「さきたま出版会」(さいたま市南区)の創業者であり、会長の星野和央(ほしの かずお)さんが紹介されていました。さきたま出版会が1冊目の本を刊行してから40年、今日に至るまで地域の歴史や文化などにまつわる本を千冊近くも出版しているそうです。

 大学卒業後、都内で編集者をしていた星野さんに転機が訪れたのは35歳のときだそうです。御子息が通う小学校でPTA役員になったことを機に、地元と向き合い、忘れ去られようとする文化遺産があることに気付かれた星野さんは、1974年に独立し、さきたま出版会を設立されました。そして同じ思いを持つ市の教育委員会の職員や社会科教師たちに執筆を依頼し、翌年「埼玉ふるさと散歩 浦和市」を初出版しました。出版した1万5千部の半数以上が旧浦和市内で売れ、その後、他市からも出版要望があったことから「ふるさと散歩」をシリーズ化、経営は軌道に乗ったそうです。

 出版活動のもう一つの目的は、社是に「地域コミュニティーの核とならん」とあるとおり、人の輪をつくることだったそうです。星野さんは、まちづくりや文化研究、異業種交流など40を超えるグループに所属し、このうち8つは自ら立ち上げられました。その一つで、肩書きを外した懇親の場である「ヤカンの会」からは出版のアイデアも出てくるそうです。「さきたま出版会」では現在も、「ふるさと散歩」シリーズのほか月2冊のペースで新刊を発行しています。

 また、星野さんは青年海外協力隊の隊員を埼玉から送り出す支援組織の会長にも就任されており、その激励会の席では「足元をしっかり見据えた知識や生き方の基礎がないと、海外の社会にも溶け込まない」といつもおっしゃっているそうです。埼玉の地域資源である歴史、文化をタテ系に、人のつながりをヨコ系にして、地域のアイデンティティの形成、地域の活性化に力を尽くしてきた星野さんの心意気に改めて敬意を表したいと思います。

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11月11日(水曜日)の一打「未病」

 11月9日(月曜日)に九都県市首脳会議が開催されました。一都三県と横浜市、川崎市、千葉市、さいたま市、相模原市の5つの政令市の知事・市長による年2回の首脳会議です。
 全国知事会や関東地方知事会では、テーマによっては各県の状況が異なりますので、なかなかスピーディーな実行部隊にはなりにくいところがあります。
 一方、この九都県市は、同じ首都圏として共通の地域課題を抱えています。このため、それぞれの認識が一致しやすく、したがって様々な課題への対応を共同で取り組んだりすることができる実践的な会議であります。
 これまでの取組で有名なところでは、石原 慎太郎(いしはら しんたろう)元東京都知事が提案した排ガス規制強化がありますし、埼玉県が提案したコンビニにおける有害図書の区分陳列や青少年の携帯電話のフィルタリング(有害サイトアクセス制限サービス)強化などもあります。

 11月9日の首脳会議では、神奈川県の黒岩 祐治(くろいわ ゆうじ)知事が「子どもの未病対策」を提案されました。実は黒岩知事はこれまでに関東地方知事会などでも、この「未病」に関して様々な提案をされています。ただ、一般的には「未病」という言葉にはなじみがなく、分かりづらい面もあるかと思いますので、若干説明させていただきます。

 「未病」とは、文字どおり「未だ病気に至らず」ということで、健康と病気の境目、つまり病気ではないが健康でもない状態のことを言うそうです。ともすれば病気になった場合の対策に重点が置かれることが多いのですが、むしろ病気の手前である不健康な状態を健康な状態に引き戻すことの方がもっと大事だというのが黒岩知事の問題認識です。

 基本的にはこの考え方に反対する人はいないと思いますが、「未病」という概念を理解してもらうのには、時間が掛かるのかもしれません。九都県市として「未病」をどう扱うかということについても、同じような対策をそれぞれ取り組んでいますので、まずは「未病」という概念についてしっかりと共通理解を持つことが大事ではないかと思っています。

 本県が取り組んでいる「健康長寿埼玉プロジェクト」も、広い意味では「未病対策」だと言えるのかもしれません。病気になった後の対策も大事だけれども病気になる手前の人たちをいかに健康に戻すのかということが大事だということを訴えていきたいと思っています。

九都県市首脳会議の集合写真

11月10日(火曜日)の一打「全国知事会優秀政策を全国最多の4件受賞」

 全国知事会では、より活発な地方行政の進展に役立てるため、都道府県が取り組む先進的政策を集積し、インターネットで広く公開する「先進政策バンク」を設置しています。この「先進政策バンク」に登録されている取組の中から、毎年、各都道府県と専門委員の評価と審査を経て「優秀政策」を決定し、その中の一つの取組を「先進政策大賞」として選定して表彰しています。

 去る9月1日に、27年度の先進政策大賞と優秀政策の表彰が行われました。優秀政策は全国で28件が選ばれ、そのうちの4件が埼玉県の施策です。この件数は岡山県と並んで全国第1位です。26年度も3件が優秀政策に選ばれ全国第1位でした。25年度は1つしか取れませんでしたが、24年度は4件が選ばれて全国第1位でした。

 表彰が始まった平成20年度以来、本県は通算で19の施策が優秀政策として表彰されており、この数は全国第2位です。平成22年度には「カーナビ活用による危険箇所の解消の取組」がこの年の優秀政策の中でも最も優れた施策として先進政策大賞を受賞しています。埼玉県の施策が全国知事会の優秀政策や先進政策大賞という形で評価されていることは大変うれしい限りです。

 この「優秀政策」は主に次の3つの視点で選定されます。まず、「先進性」と「独創性」です。新たな視点や創意工夫による先進的な取組であるかどうかです。次に、「発展性」や「将来性」があるかどうかです。他の地域でも普及したり展開する可能性を秘めた取組であるかどうかという視点です。3番目に「改革性」です。従来の行政の枠組みや事業のやり方を改革するものであるかどうかということです。

 これから予算編成の時期に入り、28年度の取組の検討が本格化しますが、これはという取組については県庁全体で更に知恵を絞り、全国知事会でも優秀政策として評価され、そして先進政策大賞も受賞できるようにがんばりたいと思います。

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11月9日(月曜日)の一打「日本の軍事力は世界4位」

 スイスを代表する金融機関であるクレディ・スイスが2015年9月に発表した「RESEARCH INSTITUTE(リサーチ・インスティテュート)」の中に世界の主要国の軍事力ランキングが掲載されていました。報告書のタイトルは「グローバル化の終えんか、あるいは一層の多極化の世界か?」で、グローバリゼーション一辺倒の世界に警鐘を鳴らし、多極化する世界への変化を掲げています。

 この軍事力ランキングは、世界の主要20か国の軍事力を数値化し、相対的に比較した上でランキング化しています。ベースとなる軍事力の比較は、兵員数や戦車、ヘリコプターを含む航空機、航空母艦(日本は保持していないため、護衛艦、機雷艦艇などを評価)、潜水艦などの戦力です。報告書によれば日本はアメリカ、ロシア、中国に続き世界4位にランクされています。ちなみにインドが5位、6位にフランスと続いて韓国は7位となるようです。軍事力の比較は何に力点を置くかで大きく異なります。例えば韓国(ノーカットニュース)の分析では日本のランキングは9位となるそうです。

 日本の軍事力のランキングが高いということを意外と思われる方は多いかもしれませんが、私もこの話は聞いたことがあります。短期戦においては日本の攻撃用ヘリコプターを含む航空機の能力や潜水艦、護衛艦等々の艦船の能力は相当高いと聞いております。いずれにしても、安全保障法制が随分話題になりましたが、こうした基本的な分析があまりなされていないところに、まだまだ日本国内の議論が抽象的な観念論で終始している限界が表れているようです。

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11月6日(金曜日)の一打「お燗でさえる日本酒ランキング」

 日本経済新聞の土曜日の別刷り紙面「NIKKEIプラス1」は、様々なテーマで「何でもランキング」を掲載しています。10月24日付けの「何でもランキング」では「お燗(かん)でさえる味 秋の夜長を日本酒と」という企画で、専門家が選んだお燗に向く銘柄の全国ランキングが発表されていました。この中で、埼玉県蓮田市の神亀(しんかめ)酒造の「純米酒 神亀」が堂々の4位に入っていました。

 ちなみに1位は本田商店(兵庫県姫路市)の「龍力(たつりき)特別純米 生もと(※)(きもと)仕込み」でした。2位が司牡丹(つかさぼたん)酒造(高知県佐川町)の「船中八策(せんちゅうはっさく)純米超辛口」。3位が大七(だいしち)酒造(福島県二本松市)の「大七 純米生もと(※)」。そして4位が埼玉県蓮田市の神亀酒造の「純米酒 神亀」です。5位が常山(じょうざん)酒造(福井県福井市)の「常山 純米超辛」。6位が飛良泉(ひらいずみ)本舗(秋田県にかほ市)の「飛良泉 山廃(やまはい)純米 囲炉裏酒(いろりざけ)」。7位が一ノ蔵(いちのくら)(宮城県大崎市)の「一ノ蔵 山廃特別純米酒 円融(えんゆう)」。同じく7位が小澤酒造(東京都青梅市)の「澤乃井(さわのい) 純米本地酒」。9位が宮坂醸造(長野県諏訪市)の「真澄 純米酒 奥伝寒造り(おくでんかんづくり)」。そして10位が男山(おとこやま)(北海道旭川市)の「男山 生もと(※)純米」です。

 このランキングはお燗にした時においしいというお酒ですので、酸味やどっしりとしたうまみがある銘柄が選ばれているようです。ちょっと癖のあるお酒と思われたりする場合もありますが、燗にするとおいしいということだそうです。

 燗の温度にもいろいろ種類があるようです。「日なた燗」というのが30度を目安にしており、35度で「人肌燗(ひとはだかん)」、40度が「ぬる燗」、45度になると「上燗(じょうかん)」、50度は「熱燗(あつかん)」、55度で「飛びきり燗」と呼ぶそうです。ただし、純米酒は45度を超すと辛くなるので御注意なさってください。

 居酒屋でもたまに、アルコールがすっかり飛んでしまっているような「あちあち」のお燗が出ることがありますが、ああいうのは失格ですね。お酒の味をこわしてしまいます。製造業であればはねられて商品にならない物を居酒屋で出しているということになりますので、不届き千万ということになるかと思います。それでも我慢して飲んでいるのはすばらしいお客さんだということだと思います。

 8月18日付けのブログ「埼玉の地酒で至福の時間を」にも書きましたが、燗酒には血行が良くなって体が温まる効果があり、アルコールが早く吸収されてほろ酔いになるので飲み過ぎを防ぐことにもなるそうです。これからの季節は、お燗に合うお酒と料理で体を温めたいですね。

(※)「もと」は酉へんに元。

蓮田市の神亀酒造の純米酒、神亀

11月5日(木曜日)の一打「世界一の砲丸職人からメッセージ」

 「世界一」の砲丸職人として知られた富士見市の辻谷政久(つじたに まさひさ)(※)さんが9月20日に亡くなられました。辻谷さんは1933年生まれ、13歳から旋盤を始め、聖橋高等学校(現在の埼玉工業大学)の定時制を卒業後、1959年に会社を創業されました。以来、40年以上にわたって家族経営で陸上競技で使う砲丸を製作しておられました。1996年のアトランタ五輪からシドニー、アテネと3大会連続で、男子砲丸投げの全てのメダリストが辻谷さんの砲丸を使用したそうです。五輪で使用する砲丸は7.26キログラム+5~25グラム、直径13センチ。重心が中心にないと飛距離に1~2メートルもの差が出ると言われます。辻谷さんは、球の中心にぴったりと重心を合わせる熟練の技で世界のトップアスリートから絶大な信頼を得ていたそうです。

 辻谷さんは2005年に厚生労働大臣が卓抜(たくばつ)した技能者を表彰する「現代の名工」に選定され、また、2007年には辻谷さんの経営する会社が「元気なモノづくり中小企業300社」に選ばれました。2008年には他の模範となるような技術を有する方に贈られる黄綬褒章を受章されました。とにかく「神業」といわれるほどの技術を持っておられたとのことです。人間の五感を大切にする熟練の「わざ」は、材料を削った時の音や色、光、旋盤で削る時の手に伝わる圧力など、機械には絶対に真似ができないと評価されていました。

 辻谷さんのこうした究極のアナログ技術は世界でも注目され、ボーイング社に技術指導を行ったこともあるそうです。そして、砲丸づくりの技術を教えてほしいと世界から依頼があったそうですが、実現しなかったとのことです。「勘にはマニュアルがないですから。この砲丸は、僕一代で世の中から消えます。」と語っていたそうです。すごいですね。正に一代の技術で、他人には真似ができないということを御本人が良く御存じだったようです。

 死期を悟った辻谷さんは「2回や3回の失敗を恐れず挑戦を続けてほしい」と若者に向けたメッセージを残されたそうです。これは若者だけへのメッセージではなく、前向きに頑張る全ての人へのメッセージだと思います。「世界一」の砲丸職人からのメッセージを改めて受け止めなければならないと思いました。

(※)閲覧環境によって辻谷さんの「辻」の字の「しんにょう」の上部の点が1つの場合がありますが、正しくは点は2つです。

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11月4日(水曜日)の一打「こだま」

 第68回全日本合唱コンクール全国大会の中学校・高等学校部門が10月24日(土曜日)、25日(日曜日)の2日間にわたってソニックシティで開催され、24日の高等学校部門の表彰式に出席してまいりました。本当は是非ともすばらしいハーモニーを聴きたかったのですが、公務の都合でやむを得ず歓迎の挨拶と埼玉県知事賞を贈呈する時間帯だけの参加となり残念でした。

 表彰式の中で最も私が感動したのは、銅賞を受賞した県立浦和高校グリークラブの54名の皆さんが大きな声で「ありがとうございました」とお礼をしたところ、それに呼応するように県立浦和第一女子高校音楽部のメンバーから「おめでとう」という声が返ってきたことです。「おお」と思ったところです。そしてその浦和第一女子高校音楽部は金賞に輝き、81名の皆さんが「ありがとうございました」と言って立ち上がった瞬間、今度は浦和高校グリークラブのメンバーが「おめでとう」と大きな声で応えていました。まさに、「こだま」するという感じでありました。さらには、県立松山女子高校音楽部の皆さんが金賞を獲得した際にも、浦和第一女子高校からも、そして浦和高校からも「おめでとう」という祝福のこだまが返っていました。

 表彰式でのこのやりとりはとても印象的であり、すごいなと感心もさせられました。男女別学でも、むしろ共学以上に心が通っていて、仲が良いではないかという感じでした。残念ながら、コーラスそのものは聴くことはできませんでしたが、表彰式でのさわやかなエールの交換に心が洗われる思いでした。表彰式の終了時間は午後8時半を過ぎていましたが、気持ち良く一日を終えることができました。全国の合唱団の皆さん、埼玉県に来てすばらしい歌声を、そしてまたすばらしい感動を与えてくれてありがとうございました。

写真:表彰式の様子

埼玉県知事賞を受賞した福島県立郡山高校合唱団

写真:合唱の様子

県立浦和第一女子高校音楽部による合唱

11月2日(月曜日)の一打「埼玉県指定自動車教習所協会ありがとう」

 県内48か所の教習所が加入する一般社団法人埼玉県指定自動車教習所協会が大変素晴らしい取組を始められることになりました。一般的に自動車の運転免許を取得するには約29万円が掛かると言われていますが、児童養護施設で育ち、卒業して社会に出る前に免許を取りたいと考える高校生にとってこれは大変な金額です。これまでも一定の公費助成がありましたが、このたび、自動車教習所協会に、こうした子供たちが県内の指定教習所を利用する場合には5万円を限度に支援するという新しい制度をつくっていただきました。

 これまでは、児童養護施設のための国の負担制度の中で「資格取得等特別加算費」として56,570円が支給されるだけでした。今年度から県としても「子どもの暮らし応援事業運転免許取得補助」として、就職に当たり必要となる場合には18万5千円を補助することにいたしました。これらの制度により、資格取得等特別加算費の56,570円に加え、県の補助18万5千円、そして残りを教習所協会が支援することで事実上、児童養護施設で高校を卒業する子供たちが自己負担をしないで、就職で必要な運転免許を取得できるスキームが出来上がりました。

 教習所協会から支援される対象者は平成27年度の見込みで36人程度と聞いております。社会人として活躍する時、あるいはまた大学生となった時に、こうした善意の力が何らかのプラスの働きとなり、子供たちの将来を切り開いていくことになるかと思います。埼玉県指定自動車教習所協会の皆さん、本当にありがとうございました。

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