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掲載日:2015年6月9日

知事ブログアーカイブ(平成27年6月)

6月30日(火曜日)の一打「発明は必要の母?」

 世界的ベストセラー「銃・病原菌・鉄」について御紹介したいと思います。この書は1万3千年の人類史・文明史をひもときながら、民族の盛衰を左右した要因とは何かを探っており、知的好奇心を大いにくすぐられます。著者は、カリフォルニア大学教授で進化生物学者、生理学者、生物地理学者であるジャレド・ダイアモンド氏です。この中でダイアモンド氏は、「必要は発明の母」という言葉があるが、実際の発明の多くは実は人間の好奇心の産物であり、何か特定のものを作り出そうとして生み出されたわけではないと指摘しています。発明をどのように応用するかは、発明がなされた後に考え出される場合が多く、当初の目的とは全く別の用途で使用されることも少なくないとの話です。つまり、多くの場合「必要は発明の母」というより、むしろ「発明は必要の母」であるとのことです。

 例えば、1877年に蓄音機を完成させたエジソンは、蓄音機には10通りの使い道があると公表しました。そのリストには、遺書の録音や、視覚障害者のために本を朗読する際の録音などが含まれていましたが、音楽の録音再生にはあまり重きが置かれていなかったそうです。蓄音機をジュークボックスに作り変えたものが登場し販売されると、自分の発明の品位を汚すものだと反対したそうです。エジソンが、蓄音機の主要な用途が音楽の録音再生にあることをしぶしぶ認めたのは、発明から20年たってからだったとのことです。

 「発明は必要の母」ならば、発明した技術を産業化につなげるには、多くの人がアイデア出しに参加した方が可能性は広がります。

 自社技術だけでなく他社や大学などが持つ技術やアイデアを組み合わせ、革新的なビジネスモデルや革新的な研究成果、製品開発につなげる方法論を「オープン・イノベーション」と言います。この方法が日本は欧米に比べて遅れていると言われています。

 電子書籍や3Dプリンタなどのように、これまで日本人が世界に先駆けて開発したものの、事業化できずにグローバル競争の主導権を海外企業に奪われたケースは少なくありません。

 埼玉県は、産業技術総合研究所と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)という国内トップクラスの研究機関と協定を締結しました。こうした研究機関と共同でオープン・イノベーションによる成長を促進することにより、先端産業の育成と集積を図っています。例えば、日本で発見されたカーボンナノチューブは、鋼(はがね)の20倍の強度を持ちながら、重さはアルミの半分という夢の新素材です。こうした研究成果の実用化段階で多くの県内企業が参加することで、世界を変えるような新たな産業が埼玉で生まれるよう全力で取り組んでまいります。

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 6月29日(月曜日)の一打「燃料電池自動車トヨタ『MIRAI』、県庁に納車」

 去る6月24日(水曜日)、県庁の公用車として初めての燃料電池自動車である「トヨタMIRAI(ミライ)」が納車されました。納車式では、トヨタ自動車株式会社専務役員の毛利悟(もうり さとる)氏、販売会社である埼玉トヨペット株式会社社長の平沼一幸(ひらぬま かずゆき)氏、埼玉トヨタ株式会社社長の嶋田光剛(しまだ みつたけ)氏からシンボルの「ゴールドキー」の贈呈を受けました。その後、県庁の敷地内で私自ら「MIRAI」を運転して試乗させてもらいました。座り心地といい、走り心地といい、正に申し分のない乗り具合で、燃料電池自動車の素晴らしさを体感することができました。

 燃料電池自動車は水素と酸素から電気を作って走る電気自動車で、排出ガスゼロ、二酸化炭素ゼロという究極のエコカーです。かつては夢の自動車とも言われていましたが、燃料電池などの日本の目覚ましい技術開発によって世界に先んじて市販されることになりました。

 御存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、埼玉県では2012年から全国に先駆けてソーラー水素ステーションを県庁内に設置し、燃料電池自動車「ホンダFCXクラリティ」の走行実証を行うなど、水素エネルギーの活用に先進的に取り組んできたところです。

 一方、県民の皆様には水素と言えば危険というイメージがまだ強く残っているかもしれません。でも御安心ください。「MIRAI」の水素タンクは鉄の10倍の強度がある炭素繊維でできています。また、万が一水素が漏れても直ちにセンサーが検知するなど、安全を確保するための工夫が幾重にも施されています。埼玉県としては、今回納車された「MIRAI」を活用して試乗会などのイベントを展開し、燃料電池自動車の安全性と水素エネルギーの利便性を県民の皆様にアピールしていきたいと考えています。

 燃料電池自動車の普及に向けての課題の一つは価格です。現在は1台がおよそ700万円強ですが、県民の皆様が購入しやすいよう国の補助金の202万円に加えて、県も1台当たり100万円の補助金を100台分用意しています。おそらく、そう遠くない未来にお手頃な値段になり、この「MIRAI」が更に普及し県内を駆け巡る日が来るでしょう。

 普及に向けてもう一つ大切なのは水素ステーションの整備です。現在、県内の4か所でオープンしていますが、5年後の2020年までに県内どこからでも15分以内で水素ステーションに到着できるよう、民間の皆様の協力を得て整備を進めていかなければならないと考えています。

 水素エネルギーの活用可能性は自動車だけではありません。オフィスビルや工場などでの活用も期待されており、水素を供給するパイプライン網の形成によって、更に水素関連産業が広がるという大きな夢につながります。県としても、こうした次世代自動車の普及や水素関連産業の裾野が大きく広がっていくようにしっかりと支えていく必要があります。

 ちなみに、これまであった県庁のソーラーステーションに替えて、近々「MIRAI」対応の新ステーションの工事が始まります。また、県庁に納車されたブルーカラーの「MIRAI」のボディには「水素で走ってます!」という文字がしっかりと書いてあります。見かけることがありましたら、是非応援していただければと思います。

MIRAI納車式、ゴールドキーを持つ知事

6月26日(金曜日)の一打「人物イメージ戦略」

 行政改革と言えば、国鉄の民営化に成功した第二次臨時行政調査会、いわゆる「土光臨調」が有名です。政策を実行する場合に、「所得倍増」、「プライマリーバランスの黒字化」といったスローガンや手法などをアピールしながら進めていくやり方もありますが、象徴的な人物を前面に出すことで実現を目指すやり方もあります。

 昭和55年、当時の鈴木内閣の下で、中曽根康弘元総理は「軽量」とされていた行政管理庁長官に指名されました。御本人としては「大蔵大臣や外務大臣や通産大臣をやりたいと思っていた」と後に語っておられたように、行政管理庁長官というポストには若干御不満だったと思われます。しかし、さすがは中曽根元総理であります。当時、「財界総理」と言われていた土光敏夫(どこう としお)さんを引っ張り出します。土光さんは、東芝の会長や石川島播磨重工業の社長を務められ、なおかつ質素な生活ぶりが有名だった方でございました。テレビにその質素な生活が映し出され、話題になりました。朝は味噌汁、お新香、そしてメザシが2本、これを黙々と食べておられる姿を、私は今も覚えております。この方がいわゆる「土光臨調」の会長として、当時の三公社五現業の民営化に突き進み、毎年2兆円に上る赤字をつくっていた旧国鉄を民営化させることに成功したわけであります。その後の民営化されたJR各社によるサービスの向上や黒字化は、既に御承知のとおりです。

 また、話は変わりますが、現在は合併して恵那(えな)市になっている岐阜県の旧山岡(やまおか)町は、山あいの町にも関わらず、冬の昼夜の寒暖の差が激しいという気候条件をうまく生かして、細寒天の生産が日本一となったところです。当時の山岡町の町長さんは寒天という地域資源を生かして「寒天健康学校」というのをつくりました。その際、健康学校の名誉校長に元女子プロレスチャンピオンのマッハ文朱(ふみあけ)さんを迎えました。そのことが当時大きな話題になって、名古屋や阪神地方の皆さんが、山岡町の寒天健康学校に訪れるという大ヒットにつながったのです。私の記憶では、マッハ文朱さんは女子プロレス時代は体格の良い印象がありましたが、この寒天健康学校の名誉校長になった頃には、ほっそりとスマートになっておられました。まさに寒天を食べるとあの体型がほっそりとした感じになるんだというイメージ戦略に成功したわけです。

 埼玉県でも「人物」を象徴的に活用しながら県のアピールを行おうということで、実在の人物ではありませんが世界的な人気キャラクターであります「クレヨンしんちゃん」を「埼玉観光サポーター」に委嘱しました。去る5月に中国・北京で行われた「対日投資セミナー」や「中日地方創生観光シンポジウム」でも「クレヨンしんちゃん」を紹介しながら埼玉県をアピールしてきました。こうしたやり方も意味のあることではないかと考えるところです。

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6月25日(木曜日)の一打「鈴木直道夕張市長は埼玉県出身」

 去る6月17日(水曜日)に、夕張市長の鈴木直道(すずき なおみち)さんが県庁にお越しになりました。実は、鈴木市長は埼玉県三郷市の出身です。また、埼玉県議会議員として活躍されていた長峯正之(ながみね まさゆき)さんの娘婿でもあります。

 たまたま東京都職員として夕張支援のために派遣されて、頑張っているうちに地元の皆さんから出馬を勧められ、平成23年4月に当時30歳の若さで市長に当選されました。

 夕張市は、「財政再建団体」に指定されており、現在も再建中です。会社に例えるといったん倒産した後に管財人の下に事業の立て直しを図っている状態です。そのような中、鈴木市長も極めて困難な市政運営を余儀なくされておられるでしょうし、いろいろな意味で御苦労が多いと思っています。

 今回の訪問は、2回目の市長選に私から激励メッセージをお送りしたお礼に立ち寄っていただきました。夕張市に対しては鈴木市長の出身団体でもある東京都が以前からかなり熱心に支援していますが、私の方からは埼玉県にどのような支援を期待されるか、具体的に夕張市の方から御提案を頂ければありがたいということを申し入れました。埼玉県出身で北海道の地で頑張っておられる鈴木夕張市長に、埼玉県としてもお役に立つことがあれば是非応援していきたいと思っております。

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6月24日(水曜日)の一打「浦和レッズ優勝おめでとう!」

 浦和レッズがJ1リーグ1st(ファースト)ステージを制し、2007年のアジアチャンピオンズリーグ以来8年振りの優勝を果たしました。これまで16戦負けなしで、開幕から無敗のステージ制覇はJリーグ初だそうですから、本当に素晴らしい成績です。昨シーズンなど、この試合に勝てば優勝という時にずるずると後退して残念に思いましたが、こうした苦い経験を生かされ、本当に強いチームになりました。心からお喜び申し上げます。選手並びにミハイロ・ペトロヴィッチ監督、コーチ、スタッフの皆様の御努力に心から敬意を表したいと思います。

 また、今シーズンは残念ながらJ2に降格した大宮アルディージャも非常に好調であります。これもまた、うれしい話です。今日(6月24日)現在トップを走っているところですが、是非このまま好調を維持して、1年でJ1に復帰していただきたいなと思っております。

 浦和レッズが元気になると、埼玉スタジアム2○○2(にまるまるに)がほぼ満席になり、埼玉高速鉄道の利用客が増加して、結果的に埼玉高速鉄道の営業収益が良くなるという好循環の側面を持っております。埼玉県全体のいわば「経営」を担う私としては、ついそちらの方にも思いを巡らせてしまいますが、浦和レッズを全力で応援しているサポーターの皆様には、多少不謹慎に思われるかもしれません。そうした意味では申し訳ない思いです。

 また、今年度は「2018 FIFAワールドカップ・ロシア大会」のアジア地区二次予選の日本代表戦の国内開催4試合全てが埼玉スタジアム2○○2で開催されることも決定しており、これもまた大変うれしい話です。6月16日(火曜日)のシンガポール戦は引分けで極めて残念な思いをしましたが、これから日本代表が躍進し、是非ワールドカップ本大会出場を果たしてほしいところです。

 改めて、浦和レッズの皆さん、優勝おめでとうございます!

浦和レッズ

6月23日(火曜日)の一打「データで見る埼玉農業」

 埼玉県では、大消費地である首都圏に位置する地の利を生かして、多彩な農産物が生産されています。4月20日のブログ(「トップセールス」)でも御紹介しましたが、私は5年連続で、県産野菜の最大の取引先である大田市場(東京都大田区)でJA埼玉県中央会の会長や組合長さんと共にトップセールスをしております。今回は、埼玉県の農業を統計データから御紹介いたします。

 平成25年の埼玉県の農業産出額は2,012億円です。全国の産出額が前年比で0.7%減少する中、埼玉県は前年同額を維持しました。

 このうち、米の産出額は全体の20.0%に当たる403億円になります。全国的なブランドであるコシヒカリ、キヌヒカリのほか、やわらかくさっぱり味の「彩のかがやき」や、粘りが強くなめらかな食感の「彩のきずな」など埼玉県が育成したブランド米も生産されています。どちらも粘りと甘みがあるのが美味しさの特徴です。

 野菜の産出額は全体の50.9%に当たる1,025億円もあり、全国順位も第6位を占めます。全国的に見ると農業産出額に占める野菜の構成比は26.6%ですが、それと比較すると埼玉県は野菜の占める割合がとても大きいことが分かります。

 本県で生産される野菜を品目別に見ると、全国でトップクラスのものが多くあります。1位が「ねぎ」「さといも」「こまつな」、2位が「ほうれんそう」「ブロッコリー」「かぶ」「きゅうり」、3位が「えだまめ」、4位が「はくさい」、7位に「スイートコーン」、8位「にんじん」、9位「なす」、10位「いちご」などが上位にランクされています。

 これから夏が近づくと、「えだまめ」や「スイートコーン」が旬の季節を迎えます。えだまめの主な産地はさいたま市や草加市、八潮市、入間地域、熊谷市、行田市などです。草加のえだまめは、鮮度を保つため葉・枝付きのまま束ねて出荷・販売されることで知られています。また、県内で昔から育てられてきた在来大豆を使った「行田在来枝豆」も人気が出てきています。甘味があって実がプリプリとしたえだまめは、塩茹でにして冷えたビールのお供にはもちろん、サラダやかき揚げに入れても美味しくいただけます。

 スイートコーンは、深谷市などで生産されております。新鮮なうちに早朝に収穫されたものが「朝採りのとうもろこし」として都内や県内の店頭に並べられます。良質で甘さにハズレがありません。

 また、このたび、「『近いがうまい埼玉産』県産農産物プレミアム付商品券」をJA全農さいたまが販売します。県内117か所の農産物直売所で買い物ができる商品券で、6,000円分の商品券を5,000円でお得に購入できます。
申込期間は7月1日(水曜日)~7月10日(金曜日)。ただし、申込多数の場合は抽選となります。当選した場合の商品券の購入期間は7月30日(木曜日)~8月10日(月曜日)、商品券が利用できる期間は8月1日(土曜日)~28年1月31日(日曜日)となります。

 詳しくは、下記のホームページを御覧ください。

 http://st-shohinken.com/

 是非これからも、多くの皆様に「近いがうまい」埼玉の農産物を味わっていただきたいものです。

県産農産物プレミアム付商品券

6月22日(月曜日)の一打「笑顔や挨拶の効用」

 私は日頃、いろいろな所に出かける時、県庁舎2階の知事室から階段で1階の南側玄関に下りていきます。この移動の間に、よく県職員とすれ違います。私は「お疲れさまです。」とか「こんにちは。」とか、「御苦労さん。」とか声を掛けるのですが、未だに反応のない職員が結構います。

 私が知事に就任して以来、ずっと挨拶運動を励行してきた結果、朝の挨拶はほとんどできるようになりましたが、まだ昼間の挨拶の反応が悪いようです。相変わらず、コックリと会釈だけする人、会釈ならまだいいのですが、全く反応しない人もいますので、困ったものです。

 ここで思い出したのが、5月11日(月曜日)の朝日新聞に掲載されていた「ミラーニューロン」という神経細胞の働きについてです。この細胞は「共感の細胞」とも呼ばれ、他人の動作を見て、その動作が持つ意図をくみ取ろうとするときに働く細胞だと考えられています。この細胞の働きで、いつも笑顔の人の周りには知らず知らずのうちに笑顔が広がっているのかもしれません。

 また、意識的に笑顔を作ることで自分自身の幸せな気分を呼び起こすこともできるそうです。心と体は強く関係し合っているため、「楽しい」と感じて笑顔になるだけではなく、「作り笑顔」でも楽しい気持ちが呼び起こされるのだそうです。日頃笑う機会が少ないと感じている人は、笑顔を作ることを習慣にしてみるといいそうです。鏡を見ながら、ほおの筋肉を使って、口角を上げ、上の歯を見せると魅力的な笑顔と感じる人は多いようです。

 挨拶運動などでも、こうした笑顔をつくれる人は他人に幸せを呼び、自分自身も幸せになるのではと思います。「作り挨拶」も楽しく、良い気分が呼び起こされるということにつながるかと思います。

 かつて知事就任直後の、挨拶運動が浸透していない頃、ある部長に「なかなか挨拶ができないね。」と私が言ったら、「役人は暗いですから。」との答えが返ってきました。そこで私は言い返しました。「何を言っているんだ、採用試験の面接で『私は暗い人間です』と言って採用された職員がいるのか。みんな『明朗闊達(かったつ)、明るい人間です。積極人間です。』とアピールしたのではないか。」と。「そうでした。」とその部長は言いました。是非面接の頃を思い出して、明るく元気に振る舞っていただきたいものですね。

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6月19日(金曜日)の一打「明治神宮をつくった埼玉の二人の偉人パート2.」

 昨日に引き続き、明治神宮をつくった埼玉の偉人について御紹介します。「日本近代経済社会の父」と呼ばれ、福祉や教育などの社会事業にも熱心に取り組んだ渋沢栄一(しぶさわ えいいち)翁が、最晩年に明治神宮外苑の整備にも尽力したという話を御存じでしょうか。

 1912年に明治天皇が崩御した際、天皇のお墓である御陵を東京にと政府に要望しましたが、京都に造られることになり、ならば天皇の偉業を祭る神宮を、と明治神宮奉建運動が始まりました。渋沢栄一翁はこの奉建運動に当初から参加し、神宮の事業化が決まるとその資金集めの中心になりました。渋沢翁の尽力もあり、結果として計画の倍以上の1000万円余の資金を確保することができました。当時は銀座の土地が1坪500円でしたので、大変な巨費です。神宮内苑には国費が投じられましたが、外苑にはこの献金が使われました。

 神宮外苑には秩父宮ラクビー場や明治神宮野球場もあり、戦前から「スポーツの聖地」として多くの人に親しまれてきました。そして今、2020年の東京オリンピック・パラリンピックのメインスタジアムとして国立競技場が建て直されることで、神宮外苑の開発が注目されています。

 東京のランドマークとも言える明治神宮の森と神宮外苑には、埼玉県が生んだ二人の偉人が深く関わっておられました。埼玉県民として誇るべきことです。そして、埼玉の偉人の尽力で整備された地をメインとして行われる東京オリンピック・パラリンピックでは、埼玉県民の様々な形での参画を期待したいです。

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6月18日(木曜日)の一打「明治神宮をつくった埼玉の二人の偉人パート1.」

 明治神宮は、明治天皇と昭憲皇太后(しょうけんこうたいごう)を祭神とする神社です。大みそかから正月三が日にかけては毎年約300万人が参拝に訪れ、日本一の初詣で(はつもうで)客を集める神社としても知られています。

 明治神宮の造営が始まったのは1915(大正4)年、今年で100年になります。現在の明治神宮は東京ドーム15個分の森が広がる都会のオアシスですが、造営開始時は大部分が草ボウボウの荒れ地でした。この土地に365種、約12万本の木を植えて森がつくられたそうです。それをプロデュースしたのが日本初の林学博士である埼玉の偉人、本多静六(ほんだ せいろく)博士です。

 本多博士は、以前にも御紹介しましたが埼玉県久喜市(旧菖蒲町)出身で、東京の日比谷公園をはじめ、水戸の偕楽園(かいらくえん)、奈良公園、そして大宮公園など日本の主だった公園の設計・改良をいくつも手掛け、「日本の公園の父」と呼ばれています。

 本多博士は、常緑広葉樹の多様な樹種を多層に植栽し、互いに競い合わせることで、100年後には手入れや施肥(せひ)がなくても、自然の力で永遠に存続する「人工の原生林」をつくることを目指したそうです。

 このプランには、時の内閣総理大臣である大隈重信(おおくま しげのぶ)が反対し、伊勢神宮や日光東照宮のような杉の林にするよう強力に主張しました。それを、本多博士が代々木周辺の土地は杉の生長に適さないことを科学的に説明し、大隈総理を渋々承知させたという逸話が残っています。

 明治神宮の森は神域として立ち入りが禁止されていますが、2011(平成23)年から3年がかりで、植物学や動物学の研究者からなる50人規模の特別調査チームが生物多様性に関する調査を行いました。

 その結果、タヌキやオオタカ、昆虫から小さな粘菌まで3000種近い動植物が記録され、改めて明治神宮の森は命あふれる世界であることが確認されました。100年後の森を見通す本多静六博士の慧眼(けいがん)に感服しました。

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6月17日(水曜日)の一打「梅雨の花盛り」

 今年は6月8日に梅雨入りしました。梅雨から連想される花はアジサイではないでしょうか。梅雨入りを報じる新聞記事で、読売、毎日、東京、埼玉の各紙が一斉にアジサイの写真を掲載しました。中でも、埼玉と読売埼玉版、東京埼玉版で取り上げられたのが、熊谷市にある能護寺(のうごじ)です。

 能護寺は、奈良時代の天平15年(743年)に行基(ぎょうき)上人が開山したと言われる古刹(こさつ)です。近年は「妻沼のあじさい寺」として知られており、境内には約50種類800株の色とりどりのアジサイが咲いています。このアジサイは52年前、同寺が竜巻の被害を受けたのを機に、住職が植え始めたのが始まりだそうです。今では地域のボランティアの皆さんと一緒に管理をされているそうです。地域の皆さんが主体となって取り組み、多くの観光客が来る名所となったことに、今後の地方創生のヒントがあるような気がしました。

 アジサイと言えば、幸手市にある県営権現堂(ごんげんどう)公園で、「第15回幸手あじさいまつり」(6月6日~7月5日)が行われています。雨の季節ですが、梅雨ならではのアジサイをご覧にお出かけになってはいかがでしょうか。

能護寺の紹介(熊谷市ホームページ)

第15回幸手あじさいまつり(幸手市観光協会ホームページ)

写真:アジサイと鐘楼

能護寺のアジサイ

写真:歩道沿いのアジサイ

県営権現堂公園のアジサイ

6月16日(火曜日)の一打「ドローン」

 首相官邸の屋上への落下や善光寺の御開帳の列への墜落事件などが相次ぎ、にわかに注目されるようになった小型無人飛行機ドローンですが、そもそもdroneは英語で「雄蜂」とかその羽音を意味しているとのことです。そういえば忍者の「ドロン」にもどことなく語感が似ています。セキュリティー上の脅威となり得ることや墜落による被害が懸念されて、今やすっかり悪役的存在となりました。

 これまでの事件を受けて、政府は、空港周辺や住宅密集地などの上空や夜間の飛行を禁じる改正航空法を今国会で成立させる考えだそうです。また、購入者の身元確認や機体登録、高性能のドローンを扱う場合の技能資格を義務付けるなど、何らかのルール作りも必要だと思います。一方で、荷物の運搬や農薬散布、施設の監視、さらには危険な場所での情報収集活動など、様々な分野への応用にドローン技術は期待されています。ドローンの侵入を音で感知する警備サービスが登場するなど、新たなビジネスチャンスの糸口ともなっているようです。まさに今年は「ドローン元年」といえるでしょう。

 調査会社のシード・プランニングはドローンの国内市場を2015年は16億円と推計した上で、2020年にはその11倍超の186億円に伸びると予測しています。インターネットなどと同様に、利活用の仕方によって我々の生活に革命的な影響を及ぼすであろう新技術の展開を、マイナスの要素だけに着目して阻害してしまうことは避けるべきであります。

 人類が石器を発明してから300万年。新たな道具を手にするたびにテクノロジーの功罪が問われますが、問題は新技術そのものにあるのではなく、嘆かわしいことですが運用する人間の側に常に潜んでいます。ドローンを社会にとって有効なツールとするため本来必要なことは、一定の良識的な判断やモラルの醸成など、新技術を使いこなす人間教育なのかもしれません。

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6月15日(月曜日)の一打「異能の才能」

 「週刊東洋経済」の5月23日号に作家の童門冬二(どうもん ふゆじ)氏が興味深いコラムを書いていらっしゃいました。江戸時代中期の大名で米沢藩第9代藩主であった上杉鷹山(うえすぎ ようざん)の話です。
鷹山の妻には知能と身体の発達に障害があったそうです。鷹山は夫として妻を介護するかたわら、折り紙で作った鶴や布で作った人形を与えたそうです。妻は目鼻が描かれていないノッペラボウの人形を手にすると、鏡を見ながら、化粧道具の口紅や眉墨で自分の顔を描き、鷹山に示したそうです。このことに鷹山は驚き、「妻は自分の中にある異能を掘り起こした。異能というのは絵を描く才能だ。人間はやる気さえ起こせばどんなことでもできるのだ」と深く感動したそうです。

 埼玉県の偉人には、全盲でありながら古代から江戸時代初期に至る我が国の貴重な文献を収集し、「群書類従(ぐんしょるいじゅう)」として編さんした、江戸時代後期の国学者、塙保己一(はなわ ほきいち)がいます。県では保己一の精神を受け継ぎ、障害があっても努力して素晴らしい活躍をされている方や障害者への支援などに貢献されている方を平成19年度から「塙保己一賞」として顕彰しています。9回目となる今回は8月31日(月曜日)まで募集しています。今年はどのような才能を持った方々とお会いできるのか、今から楽しみです。

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6月12日(金曜日)の一打「この1本は押さえておきたい」

 去る6月8日(月曜日)、太田昭宏(おおた あきひろ)国土交通大臣を訪問し、「新大宮上尾道路」の整備促進について要望活動を行ってまいりました。

 埼玉県内の道路については、様々なところに課題があり、それぞれに整備を必要とする理由と背景があります。各地元からも要望をいただいており、国とも連携しながら、順次整備を進めているところであります。
例えば、首都高大宮線の東北自動車道への延伸です。関越自動車道と東北自動車道のちょうど中間に位置する首都高大宮線は、現在さいたま市中央区の円阿弥(えんなみ)から大きくカーブし、さいたま新都心を通過して、見沼田んぼの第二産業道路と交差するところで終点になっております。これを東北自動車道まで延伸しなければならないと考えています。

 しかし、今県内で一番問題になっているのは、新大宮バイパスのさいたま市北区付近から、国道17号の上尾市、桶川市付近までが慢性的に渋滞していることです。
まさしく与野まで首都高大宮線が出来ておりますので、これを延伸して圏央道に接続することができれば、大変便利な高速道路網が出来ることになります。下を通る新大宮バイパスと上尾道路の上に首都高大宮線の延長路線を設け、圏央道につなげるという方法です。実現すれば、埼玉県内における構造的な渋滞箇所は、ほとんどなくなるのではないかと思っています。

 太田大臣は埼玉県内によくお越しになっているそうです。自ら首都圏の立体模型図を出して、熱心に私の話を聞いていただきました。首都高大宮線の延伸についても、詳しく事情を理解しておられました。

 実は、私と太田大臣は国会では同期でした。しかも、当時の大蔵委員会では席が隣同士でした。それ以降もいろいろなところでご一緒させていただく機会が多く、仲の良い一人でもあります。埼玉の骨格となる地域高規格道路「新大宮上尾道路」の整備のため、しっかりと連携を図っていきたいと思っています。

太田大臣へ要望を行う知事

 

6月11日(木曜日)の一打「家電製品のワイヤレス化」

 「週刊ポスト」に連載されている大前研一(おおまえ けんいち)氏の「『ビジネス新大陸』の歩き方」の第486回(6月12日号)の小論を読みました。
この小論では、現在経営再建中のシャープを題材にし、シャープが今後どのような事業に集中すればよいのかというヒントとして、家庭内の「ワイヤレス化」を提案されています。

 つまり「今はテレビやオーディオの裏側、コンピューターの周りなどが多くの配線と結線で非常に醜い。これを解決するために無線給電やワイヤレス電力・データ転送などの技術により、液晶テレビ、オーディオ、白物家電、パソコン、ドライヤー、シェーバー、電動歯ブラシなどすべてワイヤレス化し、家庭のリビングルームやダイニングルーム、洗面所をすっきりさせる」と、こういうアイデアです。

 「へぇ~!」という感じです。さらに、「シャープが持っている住宅用太陽光発電システムを組み合わせ、屋上のソーラーパネルやバッテリーから電力を住宅内の家電製品、ガレージのハイブリッド車や電気自動車にワイヤレスで供給・充電できるようになれば、住宅がエコかつリーズナブルなスマートハウスに一変する」と、そういうことをやったらどうかという提案です。

 シャープに限らず、こうした家電製品の徹底したワイヤレス化というアイデアは確かに素晴らしいと思います。普段、配線などは裏側に隠れていますが、引っ越しや大掃除の時に、配線に付いている綿ゴミの量は膨大なものです。家庭や事業所では、配線が障害になって掃除もしにくいので、家電製品の裏側はおざなりになってしまっているのではないでしょうか。そういう意味からも、ワイヤレス化というのはすごいアイデアだと思います。

 舞台などで、歌手や司会者などがワイヤレスマイクを使って様々なことができているわけですから、技術的にできないことはないと思います。
「さすがは大前研一先生」と思いました。

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6月10日(水曜日)の一打「野菜ソムリエ日本一、牧野悦子さん」

 6月5日(金曜日)に「第4回野菜ソムリエアワード」の野菜ソムリエ部門で金賞(第1位)に輝いた牧野悦子(まきの えつこ)さんが受賞報告のため県庁にお越しになりました。

 この「野菜ソムリエアワード」は平成23年から始まった賞で、全国約5万人の野菜ソムリエの中から、1年間を通じて最も活躍した「日本一の野菜ソムリエ」を決定し、表彰するものだそうです。
4回目となる今年は、全国6か所での地方選考を通過した方々を対象に、4月18日(土曜日)に最終選考としてプレゼンテーションが行われ、「日本一の野菜ソムリエ」が決定されたとのことです。

 野菜ソムリエとは、一般社団法人日本野菜ソムリエ協会が、野菜や果物の種類や特性、栄養、素材にあった食べ方、盛り付け方などに精通したスペシャリストを認定する資格だそうです。全国で約5万人、埼玉県内にも約2千人が認定されているとのことですから、裾野の広い分野だと思います。

 今回、「日本一の野菜ソムリエ」に輝いた牧野さんは熊谷市在住で、もともとは建築系の大学を卒業し、設計事務所で勤務されていたそうです。その後、平成10年から4年間、埼玉県庁の職員として勤務された経験を持つ県庁OGであります。平成14年に野菜や果物等について学ぶため県庁を退職され、それから野菜ソムリエの道を歩まれました。

 建築業界から転身した知識を生かして、現在は「住」と「食」の両面からライフスタイルを提案する野菜ソムリエとして活躍されています。
埼玉県内を中心に、旬の野菜を使った料理教室や企業での野菜講座、自治体での講演活動、子育て支援食育講座など数多く開催されているそうです。また、商品開発やレシピ開発、執筆を通じて野菜・果物のおいしさ、楽しさのPRもされておられます。

 全国5万人の野菜ソムリエの中で頂点に立つというのはすごいことです。牧野さんのますますの御活躍を期待したいところです。

牧野悦子さんと知事

 

写真:2つのベジフルフラワー

 野菜や果物をフラワーブーケに見立てた「ベジフルフラワー」

 

6月9日(火曜日)の一打「異色の部活動『地域貢献部』」

 5月16日付けの読売新聞に異色の部活動を紹介する記事が掲載されていました。三郷市立彦糸(ひこいと)中学校の「地域貢献部」です。
全校生徒の4分の1に当たる約60人がこの地域貢献部に参加しています。小学校や介護施設を訪問して、フラダンスや和太鼓の腕前を披露しているそうです。昨年度の公演は24回にも上ったとのことです。

 ある生徒は「見た人たちに喜んでもらえるのがうれしい。続けるうちに体力も付いてきた。」と言っています。文化部でありながら体力向上にも役立っているそうです。毎日15分の練習が適度な運動となり、心地よい汗を流す機会にもなっているようです。記事でも「運動する文化部」という見出しで紹介されていました。

 同中学校は平成25年度に県の「体力向上優良校」として表彰されています。教頭先生も「参加する生徒たちの表情が豊かになり、運動が苦手な子の意識も変わってきた。」とコメントされています。
部活動を通じて生徒の体力を向上させ、同時に学校と地域とのつながりを深め、地域の「元気」にも貢献していると言えるのではないでしょうか。
これからの部活動の在り方を考える上で、大変参考になる取組ではないかと思います。

地域貢献部のフラダンス

フラダンスを披露

地域貢献部の和太鼓

和太鼓を披露

6月8日(月曜日)の一打「埼玉県の経済的地位」

 6月3日(水曜日)に内閣府から公表された「平成24年度県民経済計算」について御紹介したいと思います。
まず、「県内総生産(名目)」を見ると埼玉県は20兆3740億円で、全国順位は東京都、大阪府、愛知県、神奈川県に続いて5位です。

 「県内総生産(名目)」では全国17の県で、また物価変動による影響を除いた「実質経済成長率」では全国25の府県でプラス成長となっています。特に、東北各県の成長が目立っています。公共インフラなどの復興需要が多いことが要因と考えられます。実質経済成長率の順位は、1位が宮城県、2位が福島県、3位が岩手県となっています。
埼玉県の実質経済成長率は0.3パーセント増の全国16位で、前年の19位から3つ順位を上げています。首都圏(1都3県)では、東京都がマイナス0.1パーセントの26位、千葉県もマイナス0.5パーセントの31位、そして神奈川県もマイナス1.0パーセントの35位です。首都圏の中では、埼玉県の実質経済成長率が一番伸びているということになります。

 「一人当たりの県民所得(雇用者報酬、財産所得、企業所得の合計)」を見ると、全国順位は若干変わってきます。埼玉県は県民一人当たり280万円余で、順位は昨年に続き19位です。東京都は442万円で1位ですが、神奈川県も292万円で13位、千葉県も284万円で18位ということですので、東京以外の首都圏3県の一人当たりの県民所得に大きな開きはありません。
しかし、「一人当たり雇用者報酬」、つまり働いている人の報酬では、埼玉県は467万円余で全国7位ということになりますので、働いている人の報酬がそれほど低いわけではありません。ちなみに自分はそんなにもらっていないと思われた方、467万円は社会保険料の事業主負担も含んだ数字です。ご安心ください。

 また、平成15年~24年度の10年間の「県内総生産(名目)」の変化を見るとデフレが進む中で増加したのは全国で7県しかありませんでした。その中で、埼玉県はプラス0.7パーセントで全国5位の成長率になっております。ほかの首都圏をみると、神奈川県がマイナス1.4パーセントで12位、千葉県がマイナス1.5パーセントで14位、東京都がマイナス3.5パーセントで23位と、いずれもマイナス成長になっていますので、この10年間における埼玉県は首都圏ではダントツの伸びということになります。

 多くの県がマイナス成長の中で、経済規模の大きな埼玉県がプラス成長ということですので、県内総生産(名目)の全国シェアも、当然ながらこの10年間で3.91パーセントから4.07パーセントへと大きく伸びています。この伸びは愛知県に続いて全国2位です。これも埼玉県経済の勢いを象徴しているようです。

 このとおり「平成24年度県民経済計算」から見た埼玉県の地位からは、本県経済がまだまだ上昇傾向で、元気であることを読み取ることができます。

 埼玉県が元気なうちに、将来の備えが十分にできるかどうか、それがこれからのポイントだと私は思っております。

知事の写真

6月5日(金曜日)の一打「日本のアニメのチカラ」

 5月28日付けの日本経済新聞夕刊に「『ドラえもん』中国封切り」との記事がありました。日本で昨年夏に公開されたアニメ映画「STAND BY MEドラえもん」が5月28日中国で上映されたそうです。一般の映画館で日本の新作映画を上映するのは2012年7月の「ウルトラマン」シリーズ以来3年ぶりだとのことです。中国政府は外国の新作映画の上映を年間約30本までと制限をしているそうです。日本が2012年9月に沖縄県の尖閣諸島を国有化して以降は、日本映画の上映を一切認めていなかったそうです。
上映後初の週末となった5月30日、31日には、北京市中心部にある映画館の1日当たりの上映本数の3分の1を「ドラえもん」が占め、大勢の親子連れや若者でにぎわっていたとの報道もありました。

 独立行政法人国際観光振興機構(通称:日本政府観光局(JNTO))の発表によると、2015年4月の訪日外国人数は過去最高となる176万4,000人を記録しています。前年同月比で見てもプラス43.3%と、3月の前年同月比のプラス45.3%に引き続き大幅な伸びを記録しております。国別では中国が前年同月比プラス113%と大きく伸長し、40万5,800人でトップです。

 「ドラえもん」人気のように日本のアニメがより身近になれば、日中間の文化交流の更なる橋渡し役になってくれることが期待できます。5月に「埼玉観光サポーター」に就任した「クレヨンしんちゃん」の活躍もまた楽しみであります。中国国内でもテレビ放映されており知名度は抜群です。もっとも中国ではいたずらが過ぎて若干批判もあるようですが、子供たちには大変人気があることが分かりました。こうした日本のアニメを使っての観光戦略も効果的な方法の一つかなと考えております。

写真:クレヨンしんちゃん等埼玉観光サポーターと知事
観光客誘致プロジェクトチーム発足式の様子

6月4日(木曜日)の一打「埼玉医科大学国際医療センター、JCI(国際病院評価機構)の認定を取得」

 去る6月1日(月曜日)、丸木 清之(まるき きよゆき)学校法人埼玉医科大学理事長、小山 勇(こやま いさむ)埼玉医科大学国際医療センター病院長をはじめ関係者の皆さんが県庁にお越しになり、埼玉医科大学国際医療センターがJCI(国際病院評価機構)の認定を取得されたことの報告を伺いました。私も専門外ですので、これがどのような価値があるのかお話を聞くまで知りませんでした。このJCIは、世界中の医療施設の「医療の質の向上と患者の安全」を評価する国際非営利団体です。平成6年に設立され、本部はアメリカのシカゴにあるそうです。病院、大学病院以外にも診療所、長期療養施設なども認定の対象になるそうです。

 審査は非常に厳しく、大学病院では患者の安全確保や医療機関の管理に関する16の評価分野、1,218の審査項目があり、認定を受けるためには審査項目の90パーセントを達成する必要があるそうです。審査はトレース方式と言われる手法が採用されているそうです。つまり、一人の患者の初診から退院までの治療過程をたどり、各過程での診察・治療行為を検証していくという、実に丁寧な審査が行われるようでした。その際、患者本人や家族の方へもインタビューを行って、治療を受ける立場からも病院の実践について検証が行われるそうです。

 日本では、これまで民間の病院など13施設が認定されているそうです。千葉県鴨川市の亀田メディカルセンターであるとか、東京都品川区のNTT東日本関東病院、あるいは東京都中央区の聖路加国際病院などが有名なところでしょうか。埼玉医科大学国際医療センターは12番目の取得となるそうです。まだ国内で13施設しか認定されていない、大変レベルの高いもので、しかも大学の附属病院としては初めてのことだそうです。

 このたびの認定について、まずは心からお祝い申し上げます。

丸木理事長、小山病院長と知事
丸木理事長(左)、小山病院長(右)と

6月3日(水曜日)の一打「無法自転車にも安全講習」

 これまでも埼玉県が「自転車王国」であることをこのブログでもお伝えしてきました。県民の自転車保有率が日本一であるとか、大規模自転車道が全国で4番目に長いこと、あるいは日本一長い川沿いのサイクリングロードが走っていることなどです。「自転車王国」にはこうしたプラスの要素がある一方、自転車事故死者数が全国でワースト4位であるなどマイナスの要素があることも間違いありません。高齢者などの自転車の事故も多くなっています。

 街中で自転車が走っている姿をよく見かけますが、ルールやマナーを守らない運転をされる方が結構おられます。自転車はバイクなどと同じ車両と位置付けられておりますので、左側通行が原則です。もちろん一時停止や信号を守るのも当然です。また歩道の場合も自転車の乗り入れが可能とされている区間以外では、車道を走ることになっています。こうした様々なルールがあるにもかかわらず、なかなか守っていない方が多いようです。

 そこで、6月1日から道路交通法施行令が改正になり、危険な乗り方をして繰り返し摘発された方は安全講習を受けたりしなければならないようになりました。信号無視や酒酔い運転など14の危険行為を指定し、14歳以上で3年以内に2回以上の違反行為で摘発された運転者には安全講習の受講が義務付けられます。受講を怠ると5万円以下の罰金が科されることになります。講習を受けるにも1回当たり3時間を要しますし、手数料が5,700円必要です。

 こうした自転車運転の最小限度のルールについて御理解を賜りたいと思います。

 <14の危険行為>

信号無視

通行禁止違反

歩行者用道路における車両の義務違反(徐行違反)

通行区分違反

路側帯における通行方法違反

遮断踏切立入り

交差点安全進行義務違反等

交差点優先車妨害等

環状交差点安全進行義務違反等

指定場所一時不停止等

歩道通行時の通行方法違反

制動装置(ブレーキ)不良自転車運転

酒酔い運転

安全運転義務違反

 詳しくは、埼玉県警察のチラシ(PDF:540KB)を御覧ください。

知事の写真

6月2日(火曜日)の一打「面白い誤字変換」

 5月27日(水曜日)夜、去る会合である経営者の方から面白いペーパーをいただきました。「文章を書くのにパソコンを愛用するようになって20年近くが過ぎましたが、誤変換を見逃して正式文章を提出することも多くなった。友人から指摘されて初めて気付いたりするときもあります。」というような内容でした。そうしたこともあり、その友人が面白い誤変換をまとめた「笑辞典」を送ってくれたそうです。そのペーパーを私がいただいたわけです。面白いものがたくさんありましたので、いくつか紹介させていただきます。

無芸大食→無芸退職
(一芸を持たないとダメなのですよ)

才色兼備→菜食健美
(そうです。美容のために菜食しましょう)

主客転倒→酒客転倒
(昔は私も思い出があります)

金属疲労→勤続疲労
(長く勤めると疲労が溜まりますよね)

単刀直入→短刀直入
(最近はすぐにブスリと人を刺します)

 また、漢字検定協会の幹部の方から、「ネット上で『誤変換・誤字』サイトがあるから見てごらん。」と教えていただいたそうで、その中から面白い部分をまとめたペーパーもいただきました。

埋蔵金→マイ雑巾
(マイカップ、マイお箸があるから、マイ雑巾)

賞与→小与
(大企業は賞与がたくさん出ますが、中小企業は小与です)

良い週末を→良い終末を
(年齢が上がるにつれてこの終末です)

入館証→入棺証
(こんなものは要らない)

豊島園→年増園
(私はこの変換が似合っています)

汚職事件→お食事券
(これもよく誤変換になります)

 

 いかがだったでしょうか。

知事の写真

6月1日(月曜日)の一打「さいたま国際マラソン、あっという間に受付終了」

 昨年まで横浜市で行われておりました国際女子マラソンが今年から埼玉県さいたま市で開催されることになりました。この大会は1979年から開かれていた東京国際女子マラソンを引き継ぎ、2009年から横浜国際女子マラソンとして開催されていたものです。これまでも国際競技会の日本代表選手を決める選考レースとして行われたことが多くありましたが、2015年大会も2016年リオデジャネイロオリンピック選考レースに位置付けられています。

 主催者である日本陸上競技連盟や埼玉県、さいたま市、読売新聞社、日本テレビ放送網はこれを「第1回さいたま国際マラソン」と銘打ち、女子エリートの部だけではなく一般の男女ランナーもたくさん募集をすることにいたしました。その参加申込状況が驚異的です。

 まず、一般の部の「さいたま市民優先枠」として5月9日(土曜日)の10時から募集定員250名の先着順で募集を開始しましたところ、開始後4分で定員に達し、受付を終了しました。そして、翌週の5月16日(土曜日)の10時からは「埼玉県民優先枠」の募集(定員250名)をしたところ、開始後3分で定員に達し、受付を終了しました。さらに、5月23日(土曜日)の10時から一般募集(定員5,000名)を先着順で募集したところ、開始後20分で定員に達し、受付を終了したとのことです。

「なんという人気の凄さか。」というのが私の感想です。今後は8月1日(土曜日)から9月11日(金曜日)にかけて日本代表チャレンジャーの部、まさに女子のエリートランナーの受付を行います。これには募集定員はありません。ただし、マラソンの公認記録3時間30分以内等の資格を満たさないと出場できません。500名から1,000名程度のエントリーが想定されています。
11月15日(日曜日)、第1回さいたま国際マラソンは、折からのマラソンブームと県庁職員でもある市民ランナー川内優輝(かわうち ゆうき)選手の人気、また、国際大会の女子の日本代表を決めるという女子の最高峰の大会ということもあり、人気は上々のようです。

記者会見の集合写真
4月の記者会見の様子

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