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掲載日:2015年5月1日

知事ブログアーカイブ(平成27年5月)

5月29日(金曜日)の一打「第8回本多静六賞」

 

 5月25日(月曜日)、「第8回本多静六賞表彰式」が知事公館で行われました。今回、同賞を受賞された方は、長瀞町在住の岩田洋(いわた ひろし)さんです。岩田さんは、埼玉並びに全国森林インストラクター会の会長として多くの県民に森の働きや森林・林業の大切さを普及啓発するとともに、多数の後輩インストラクターの育成にも尽力されています。また、ときがわ町で「ふるさとの森づくり」を行ったり、長瀞町の宝登山(ほどさん)でヤマツツジの植樹活動を行うなど、森林の再生にも熱心に取り組んでおられます。昭和33年から昭和54年までは県立秩父農工高等学校林業科の教諭を務められ、旧文部省の高校林業科用の教科書の編集にも参加されました。林業後継者の育成に多大な御尽力をいただいた方です。

 本多静六(ほんだ せいろく)博士については言うまでもありませんが、わが国の「公園の父」、「林学の父」と呼ばれる埼玉県出身の偉人です。明治23年にドイツ・ミュンヘン大学に留学し国家経済学博士の学位を受けました。帰国後は母校の東京帝大農科大学(現在の東京大学農学部)に着任され、明治32年、日本で最初の林学博士になられた方です。博士は、水源林、鉄道防雪林などの創設や日比谷公園をはじめ大宮公園、北海道の大沼公園など、全国で200を超える公園の設計や改良を手掛けられました。神戸の六甲山も当時は大変荒れ果てていたそうですが、博士の力によって現在の六甲の森に回復したと聞いています。博士はまた、明治神宮の森をプロデュースしたことでも有名です。何も無かったところに人工の森を造り、今やそれは鬱蒼(うっそう)とした森となり、都心にあって大きな憩いの空間を醸(かも)し出しています。

 博士は引退後、自分の財産のほとんどを寄付されています。そのうち旧秩父郡大滝村(現秩父市)に所有していた約2,600ヘクタールの山林を奨学金制度の創設を条件の一つとして埼玉県に寄贈されました。県ではこの山林からの収益を基金に積み立て、育英事業を行う仕組みを創り、これまでに2,100人を超える学生の就学を支援したところです。まさに本県を代表する大偉人であり、日本の林業を語る時、本多静六博士は欠かすことができないとまで言われています。

 博士の偉業にちなんで、県では顕彰の意味を込めて「本多静六賞」を創設しました。また、博士の生誕地である旧菖蒲町(現久喜市)には、博士の功績を称える記念館があります。付近にはあやめとラベンダーの名所があり、見ごろの時期を迎えています。6月7日から6月28日まで「第21回あやめ・ラベンダーのブルーフェスティバル」も開催されますので、お出かけの際には、「本多静六記念館」にも是非お立ち寄りいただきたいと思います。

本多静六博士関連施設URL
http://www.city.kuki.lg.jp/miryoku/rekishi_bunkazai/honda_00/honda_05.html

第21回あやめ・ラベンダーのブルーフェスティバルURL
http://www.city.kuki.lg.jp/miryoku/flower_attraction/ayame_lavender/blue_festival.html

本多静六賞受賞者と知事

5月28日(木曜日)の一打「習近平国家主席の挨拶」

 昨日予告しました習近平(しゅう きんぺい)国家主席の挨拶について御紹介します。5月23日(土曜日)、人民大会堂で開催された「日中観光文化交流の夕べ」において習主席が挨拶をされました。習主席は、「朋(とも)あり遠方より来る、また楽しからずや」という孔子の言葉を引用し、また過去に日中関係の発展に努力した政治家の皆さんの名前を挙げたり、唐の時代に政府の高官になった阿倍仲麻呂(あべのなかまろ)の功績を称えたりして、両国間には古くから交流の積み重ねがあったことを強調されました。そして、「隣人は選べるが隣国は選べない」とか、「徳は孤ならず、必ず隣あり」という中国のことわざを引用して、両国友好の重要性についてにこやかに話されたことが印象的でした。
しかしながら、「反ファシスト・反日抗争から今年で70年になる」とか、「日本の侵略は隠すことはできない」という主旨のお話もあり、この部分に関する中国指導部の立場は相変わらずかなというように思った次第です。習主席は、「戦争を忘れないことが平和を守ることに通じる」などと過去を正しく受け入れることが未来につながるという主旨のことを繰り返し話されておりました。

 日中戦争や第二次世界大戦に関する見方については、最近読んだ『大前研一通信5月号』のコラム「平成考現学」に非常にクリアに整理されていましたので、参考までに紹介しておきます。「抗日戦争の勝利から70周年となる記念式典を世界中の要人を招いておこなう中国共産党も、歴史を歪曲している。抗日戦争に勝利したのは国民党だし、カイロの戦勝国会議に出席したのは蒋介石である。共産党は長征と称して揚子江の奥地に逃げ込んでいたし、国民党を台湾に追いやったのは戦後4年も経ってからである。だから1971年までの16年間、国連安保理の常任理事国には台湾(中華民国)が就いていた。戦勝国だからである。共産党が抗日戦争の戦勝国を名乗るのは、やはり歴史に向き合っていないからだろう」

  こうした事実を中国側にしっかり伝えながらも、粘り強く日中友好の輪を広げていかなくてはならないと今回の訪中で思った次第です。

知事の写真

5月27日(水曜日)の一打「日中観光文化交流団に出席して」

 5月21日(木曜日)の午後から4日間の日程で中国に行ってまいりました。私が出席した行事は22日と23日の2日間で行われ、21日と24日は移動日であったと御理解ください。今回は全国旅行業協会会長の二階俊博(にかい としひろ)衆議院議員が名誉団長を務められる「日中観光文化交流団」に参加する形で訪中したものです。

 22日はまず「対日投資セミナー」に出席し、埼玉県の観光の特色や企業立地の魅力などについて、中国の観光会社や企業関係の皆様にアピールをする機会をいただきました。その後、中国の旅行会社、中国人旅行客を受け入れる日本の旅行会社、地方自治体などとの商談会の視察を行いました。その結果、中国の旅行会社も大手と中小ではその内容が大きく異なることや中国で多くの旅行者を集める仕組み、それを日本に送り込むプロセスなど、今まで知らなかったものを良く理解することができました。
埼玉県では、東京オリンピック・パラリンピックが開かれる2020年までに外国人観光客を100万人に増やそうという目標を立てているところです。おもてなしを中心とする観光インフラの整備などが中心となっておりますが、やはり観光客を送り出す中国側の旅行社などとの連携が重要だということが、改めてよく分かりました。
この日は在中国日本国大使館で大使主催の夕食会も開かれ、旅行業の皆様と様々な意見交換を行うことができました。日本の観光庁に当たる中国国家旅游(りょゆう)局の幹部との関係も築くことができたと思っております。

 翌23日は在中国日本国大使館で観光PRイベント「Yokoso Nippon!」が行われ、関係者の皆様の魅力的な取組などをしっかり見てきたところであります。その後、唐家セン(とう かせん・「セン」は王へんに旋)中日友好協会会長との懇談が行われ、その後、中国国家旅游局主催の「日中地方創生観光シンポジウム」に、中国側関係者や日本から参加した知事、観光庁審議官などとパネリストとして出席し、観光分野における中国との連携策や課題について議論をさせていただきました。この中で、中国側の訪日に関する満足度が基本的に高いことや再訪希望者の割合も高いことなどが分かりました。
そういう意味で、2020年に外国人100万人を埼玉県に呼び込むにあたっては、人口の多い中国を一つの大きなターゲットとして明確に意識すべきではないかと思ったところです。

 最後は人民大会堂において「日中観光文化交流の夕べ」という形で3000人を超える訪中団と中国側関係者との大交流会が行われました。習近平(しゅう きんぺい)国家主席が登場し親しく挨拶されるというサプライズもあり、大変和やかな雰囲気の交流となったのではないかと思っております。
過去には中国が一方的に日本を責めるような場面も無かったわけではありませんが、習主席も言われたように「隣人を選ぶことはできるが隣国を選ぶことはできない」ということでもあります。日中双方がマイナスの部分を極大化するのではなくて極小化し、プラスの部分を極大化する努力をしなければならないのかなと思っております。習近平国家主席の挨拶については改めて紹介したいと思います。

対日投資セミナー講演を行う知事

対日投資セミナーで埼玉県をアピール

5月26日(火曜日)の一打「宮城谷文学と私」

 5月17日(日曜日)の毎日新聞に「宮城谷文学25年」というタイトルで、宮城谷昌光(みやぎたに まさみつ)さんの記事が大きく掲載されていました。中国物の歴史小説で大人気の宮城谷さんは、今年で作家生活25周年を迎えるそうであります。45歳の時に文壇にデビューされ、以来25年間ヒット作ばかりです。

 私も宮城谷さんの作品のファンで、幾つも読んでいますが、特に『重耳(ちょうじ)』という作品が大好きです。この『重耳』は、周が衰えて諸侯の中の有力者が覇者として天下を支配した春秋戦国時代に題材をとっています。この時代の英傑であった晋の文公(ぶんこう)重耳が、流浪の身から覇者になるまでを小説にしたものです。
晋の献公(けんこう)の次男であった重耳は、晋国内の乱れにより、王位を継承することなく暗殺の危機におびえながら諸国を流浪することになります。その期間が20年にも及ぶという類のない経験を余儀なくされますが、その間、家臣団が機知(きち)と機略(きりゃく)で彼の身を守るという知恵の物語でもあります。重耳は60歳になって故郷に戻り、晋の王に迎えられ、それから斉の桓公(かんこう)に続く春秋戦国時代の覇者になるわけです。以後は文公と称し、覇者としての時代が10年も続くわけです。まさに遅咲きの人生と言うべきでしょうか。

 私も衆議院議員選挙に名乗りを上げて落選すること4回、議員候補者として政治活動をすること10年、その間この『重耳』は私にとって非常に勇気を与てくれる書物でした。中国の王になるまでに、20年諸国を流浪し、そして王になるのが60歳という遅咲きであったわけですから、当時の寿命などを考えても大変なことだと思います。そうした重耳の人生と比較すれば、30代の私が苦労するのも、特段どうってことないとそんな思いを持っていました。私自身、有権者の皆さんに認めていただくまでに少し長くかかったのは、心のどこかにそんな思いを持っていたことが影響しているのかもしれません。5年で片付けようと思えば5年で片付けられたのかもしれませんが、10年くらい掛かるだろうと思っていたのがよくなかったのかもしれません。しかし10年の経験は決して無駄というわけではなく、むしろ自分の人生の中でも大きく生きている部分がありますので、宮城谷文学の『重耳』こそ私にとっては一種の希望の星でありました。

 記事では宮城谷さんの仕事ぶりの話についても紹介されていました。3社から依頼を受けて同時に3作品を執筆していて、1作品当たり毎日400字詰め原稿用紙1.5枚ずつ進めるそうです。なにやら遅いペースかなと思ったりもしますが、宮城谷さんに言わせると「一気に書いてしまうと雑になるからだ」ということだそうです。そして、3作品を同時に進めていることもあり、仕事場には三つの机を並べておいて御自身が移動しながら、それぞれを執筆するというスタイルをとっているそうです。なるほど、それならその都度気分を転換できるし、あるいは原稿用紙を移動させずに済むなと感心し、それぞれの作家のやり方があるものだなと改めて思いました。

 また、中国の歴史物の魅力について聞かれると、宮城谷さんは「日本とは歴史の長さ、距離の雄大さが違います。夏が500年、商が600年、周があり春秋戦国時代があり、秦がある。書きたいものはむちゃくちゃある」とお答えになっています。私も司馬遷(しば せん)の『史記』が好きですが、豪傑・英雄・軍師などの登場人物がたくさんいて、題材に事欠かないというのは間違いないようです。

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5月25日(月曜日)の一打「部活の充実に大学生を活用」

 埼玉県教育委員会では、県内で教員を目指す大学生たちを公立中学校・高校の運動部に指導者として派遣するインターンシップ事業を平成24年度から始めています。このインターンシップは、元日本サッカー協会会長で県の教育委員も務めていただきました犬飼基昭(いぬかい もとあき)県政アドバイザーの発案であります。

 ヨーロッパでの経験の長い犬飼さんは、子供たちには本物の実技を見せてあげることが一番重要にもかかわらず、わが国の部活動では顧問の先生がさほど専門の実技を知らないというような実態があるとの認識をお持ちでした。そこで将来教員を志す運動部の学生を「コーチ格」として派遣することができれば、子供たちや学校側にとっても、そして将来教員を目指す本人にとってもいいことではないかという発想の御提案をいただきました。
県教育委員会もこの提案を真摯に受け止めて、幾つかの学校で試験的に始めました。派遣人数も平成24年度は61人、平成25年度は41人、平成26年度は76人と着実に定着しつつあります。より優れた実技能力を持つ大学の選手などが、中学や高校の運動部の子供たちを指導することはとてもいいことです。私も2回ほど見学に行ったことがありますが、子供たちは年齢の近い大学生から優れた技術を学ぶことができるし、将来教員を目指す大学生にとっても「予備演習」とでもいうのでしょうか、座学だけではなくて実習も兼ねることもできるということで、良いことづくめでないかと思います。

 犬飼さんは、日本の教育現場では「スポーツ」と「体育」の違いがよく分からないままの状態で子供たちは指導されているとも指摘されています。犬飼さんは教育委員会の体育関係のメンバーなどに「スポーツ」と「体育」の違いなどを教え、埼玉県のスポーツ振興、体育振興の底上げについて熱心に取り組んでいただいているところです。

 とりわけ犬飼さんは、「日本の指導法は短所を直す形が多い。しかし世界では長所を伸ばす指導法が多い」と話しておられます。確かに世の中のリーダーを見た場合、短所を直して世間に認められた者よりも、長所を伸ばして認められた者の方が多いように思います。世界的な企業家もあるいは発明家も自らの長所を伸ばして大成しているわけであります。そういう意味では日本のスポーツ選手に対する技術向上には、長所を伸ばす指導の方が的確ではないかと私も考えております。これからも犬飼さんの御活躍を心から期待します。

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5月22日(金曜日)の一打「鴻巣の花まつり」

 5月20日のブログで伊奈町の「バラまつり」を御紹介しましたが、今日は鴻巣市の「こうのす花まつり」を御紹介したいと思います。今回で5回目になるそうで、ポピーや麦なでしこ、バラなどが咲く市内各地の会場で開催されています。会場の一つである荒川沿いの「ポピー・ハッピースクエア」は12.5ヘクタールもあって日本一広いポピー畑だと言われています。3,000万本の赤やオレンジ色のポピーが、見わたす限り咲き誇る様子は正に圧巻です。

 また市内53軒のお宅などが自慢の庭を一般開放する「鴻巣オープンガーデン」も同時開催されるなど、市民参加型のイベントであることも大きな魅力の一つです。市役所周辺の「せせらぎ公園」では、ハンギングバスケット、コンテナガーデンの作品展示、県内高校生などによる園芸作品の展示なども行われており、とても素晴らしい会場風景でした。

 今年3月に草加市で開催された「埼玉B級ご当地グルメ王決定戦」では、鴻巣市の「川幅うどん」が栄えある1位に輝いています。草加市という「アウェイ」での1位ですので、なかなかの結果だと言えるかもしれません。また、毎年2月から3月にかけて鴻巣市役所に飾られる日本一高い「ピラミッドひな壇」も、全国的に有名です。更に有名なのは、鴻巣市商工会青年部の皆さんが手作りで開催している「こうのす花火大会」です。昨年10月に世界最大となる直径120センチメートルの正四尺玉(しょうよんしゃくだま)の打ち上げに成功し、ギネス世界記録に認定されたことも記憶に新しいところです。

 鴻巣市は、パンジー、プリムラ、サルビア、マリーゴールドなど様々な花の全国有数の生産地ですし、食や文化を通じ、街じゅうを盛り上げようとする試みも盛んに行われています。正に田園都市として大きく発展しています。

 今回御紹介した鴻巣市や伊奈町の花のイベントは、共にアクセスに優れ、気軽に休日を楽しめるイベントとして私もお勧めいたします。「こうのす花まつり」は5月24日(日曜日)まで(ポピー・ハッピースクエアのポピーまつりは5月31日(日曜日)まで)開催されています。花まつりの開催期間中(24日まで)は、無料シャトルバスが、「ポピー・ハッピースクエア」、「鴻巣駅東口」、「鴻巣市役所(せせらぎ公園)」、「花久(かきゅう)の里(バラまつり会場)」を巡回して運行されているそうです。お時間のある方は是非訪れていただき、楽しい一日を過ごしていただければと思います。

鴻巣の花祭り

5月21日(木曜日)の一打「日中観光文化交流に参加」

 本日から24日(日曜日)まで、中国の北京に行ってまいります。衆議院議員で全国旅行業協会の二階俊博(にかい としひろ)会長を団長とする日中観光文化交流団に参加いたします。観光分野における日中間の交流を深めようというのが目的ですが、日程には中国要人との会談なども予定されています。22日、23日に行事があり、24日のお昼過ぎには帰ってまいります。

 交流団には、国会議員や政府関係者などに加え、知事としては私を含めて4人が参加します。私は、観光分野における「対日投資セミナー」などに出席して、埼玉県の観光の魅力などについて中国の旅行関係の企業の方々にしっかりアピールをしたいと思っています。また、日本の観光庁長官に当たる李金早(り きんそう)中国国家旅游(りょゆう)局長をはじめ、旅游局の幹部の方々や、いわゆる旅行業界の方々と交流する予定です。さらに、日本側約3,000人、中国側約500人が参加予定の「日中観光文化交流の夕べ」にも出席するほか、中国要人との会談も予定されています。

 経済発展を続ける中国では今、空前の海外旅行ブームとなっています。日本政府観光局(JNTO)が発表している統計を見ても、中国人の訪日客は格段に増えています。今回の中国訪問では、2017年にさいたま市で行われる世界盆栽大会、2019年に熊谷市で試合が行われるラグビーワールドカップ、そして2020年の東京オリンピック・パラリンピックなど、今後、本県を舞台に開催される大規模イベントをしっかりとアピールしながら、中国からの訪日客を埼玉に誘致できるように努力したいと考えております。帰国後にまた成果などについて御報告したいと思っております。

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5月20日(水曜日)の一打「ローズ・ウェディング」

 去る5月17日(日曜日)、伊奈町観光協会が主催する「2015バラまつり」に行ってまいりました。会場の伊奈町制施行記念公園には、300種類4,500株以上のバラが咲き誇る大変見事なバラ園があります。大島敦(おおしま あつし)衆議院議員、中根一幸(なかね かずゆき)衆議院議員、島村穰(しまむら みのる)上尾市長をはじめ多くの来賓もお見えになり、華やかなバラまつりとなりました。

 特に今回は新しいイベントとして「ローズ・ウェディング」が行われました。公募で選ばれた若い新郎新婦のお二人が大勢の来場者に祝福されながら登場して、「誓いの認定書」にサインをし、伊奈町観光協会会長でもある野川和好(のがわ かずよし)伊奈町長と私も立会人としてサインをしました。赤・ピンク・白・黄色などのバラの彩りに包まれた中で若いお二人が結婚の祝福を受ける様子は、とても幸せそうでほほ笑ましい光景でした。

 そして、ウェディングイベントに花を添える形で、栄北高等学校の吹奏楽部の皆さんが結婚行進曲などを演奏してお二人を祝福していました。これもまた素晴らしいものだと思いました。高校生の皆さんがバラ園での結婚式を見て感動し、「私もあんな風に結婚式を挙げたいな」と思ってもらえれば、少子化対策にもつながるのかなと思ったりもしました。

 「2015バラまつり」は6月7日(日曜日)まで開催されます。特に5月23日(土曜日)、24日(日曜日)、31日(日曜日)には音楽演奏などの様々な催しがあるそうです。埼玉県には、身近な所に魅力的な空間が幾つもあるなと改めて感じました。お時間のある方は是非訪れていただきたいと思います。

※「2015バラまつり」ホームページ(伊奈町観光協会)

ローズ・ウェディング

5月19日(火曜日)の一打「ワタリガラスのいたずら」

 大阪市の橋下徹(はしもと とおる)市長が提唱する「大阪都構想」の賛否を問う住民投票の結果は、反対多数となりました。僅差ではありますが、結果は結果ということで、橋下市長も厳粛に受け止めておられているようです。ともあれ、投票率は66.83%と高く、大阪市民を中心に、大阪府民、あるいは自治体関係者も含めて、「大阪都構想」が熱心に議論されたことは、私は正しく評価されて良いと考えています。

 物事にはメリットとデメリットがありますので、当然推進派はメリットを強調し、反対派はデメリットを強調します。橋下市長は比較的ワンポイント、あるいはワンフレーズで問題点を指摘するのが上手な政治家です。しかし、今回のように多くの方々を説得し合意を取り付けるということに関しては、ワンフレーズ、ワンポイントではなかなか困難であるということは間違いなく言えると思います。そういう部分で橋下市長は大変苦労されたのではないかと思っています。

 この住民投票について、5月17日付けの読売新聞のコラム「編集手帳」になかなか秀逸なことが書かれていました。

 「北方に生息するワタリガラスという鳥がいる。アラスカの先住民の創世神話では、この世を創った不思議な魔力を持つ鳥だという。初めは苦しみや醜さのない幸福な世界に仕立て上げた。なのに、ワタリガラスはその完璧さに飽き、いつしか世の中を不完全なものに作り替えたらしい。」

 こんなふうに導入部分を入れながら、「この世に完璧なものはない。だからこそ幸福を追求する。そんな示唆に富む神話である。大阪では今日、『大阪都』構想の是非を問う住民投票が行われる。(中略)ワタリガラスのいたずらでこの世に完全な仕組みがないとすれば、どちらを選んでも一長一短があるのだろう。地域の将来を選ぶ市民が、どう判断するのか。投票結果の判明は深夜。選択を見守りたい。」このように結んでありました。

 地方自治の仕組みについても、まさしく完全なものはありません。だからこそ、より完全に近いものを目指して努力を続けることが大事だと思います。住民投票を終えた今、橋下市長による「大阪都構想」の問題提起の意味について改めて考え、現状の制度の中でより良いものを作り上げる努力こそが私たちに求められているのではないかと感じた次第です。

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5月18日(月曜日)の一打「宇宙旅行は夢でなくなった」

  去る5月15日、「民間宇宙飛行士」の山崎大地(やまざき たいち)さんが県庁にお越しになりました。山崎さんは宇宙航空研究開発機構(JAXA)の元メンバーで、主に運用管制官のお仕事をされていたそうです。宇宙飛行士の山崎直子(やまざき なおこ)(旧姓:角野)さんと結婚され、育児・介護などをしながら妻の宇宙飛行を支えてこられたそうです。

 山崎さんは、早ければ今年中にもアメリカのヴァージン・ギャラクティック社の宇宙船「SPACE SHIP(スペースシップ)2」に搭乗されることになっています。宇宙旅行を扱う日本初の専門会社を設立されており、現在は自らの宇宙旅行の準備を行う傍(かたわ)ら、来る宇宙旅行時代に向けて様々な民間宇宙事業を創出されています。

 山崎さんによれば、日本の宇宙事業は正に官業であるJAXAが全てを行っているため、民間の宇宙ロケット事業は諸外国に比べると50年は遅れているそうです。海外では既に宇宙旅行が可能になっており、世界中から予約があるそうです。旅行代金は日本円で1,000万円台のところもあるようですが、英国ヴァージングループの場合、25万米ドル(約3,000万円)ということです。まだまだ、費用負担が大変そうな気もしますが、山崎さんは、そう遠くない時期に宇宙旅行が当たり前になって、普通の方々も宇宙旅行ができるようになるというお話をされていました。

 また、一般財団法人日本宇宙フォーラムが、宇宙旅行の時と同じような「無重力の世界」を体験できる航空機のフライトを愛知県の空港で行っているそうです。もっとも参加料金は1名につき30万円~40万円程度かかりますから決して安くはないようです。しかし、文字通り無重力の空間がどのようなものかを知ることができるようです。

 こうした興味深い話をたくさん伺うことができました。宇宙旅行というのは訓練を受けた人でないとダメなのかなと思ったら、案外そうでもないことが分かり、身近に感じることができました。

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5月15日(金曜日)の一打「忘れることを前提にすれば忘れない」

 埼玉県庁では「クイックレスポンス運動」を展開しています。県民の皆様や事業者の皆様からのお問い合わせに対しては、原則2日以内に回答することになっています。もとより、2日以内に回答すると言っても2日以内に解決できないことは多々あります。例えば、道路工事についての問い合わせがあった場合に、「工事が終わりました。」という回答を2日以内にすることは困難ですので、「この工事は車を通しながら行うので時間がかかります。およそ1か月程度かかると思いますので御理解ください。」といった回答を2日以内にさせていただくということです。
こうしたクイックレスポンスをすることによって、事業者の皆様や県民の皆様には、問題の解決にどのくらいの時間が必要なのかが分かるので、自らの対応についてはっきりと見通しを立てることができます。
しかし、いわゆる「失念」という言葉でありますが、数多いケースの中には、頼まれていたことをうっかり忘れて、2か月も3か月も経ってから、頼まれていた方から「どうなったんでしょうか。」と訊ねられて、「しまった!完全に忘れていた!」というようなことが起こったりします。こうなってしまうと、お詫びもしなければなりませんので、結果的に仕事の量が増えてしまうことになります。

 よく「忙しい人にものを頼め」と言います。忙しい人は頼まれ事を処理するのが上手な人だから頼めということです。逆に暇な人は滅多に頼まれ事がないので、うっかり忘れてしまうということが間々(まま)起こります。テキパキと処理をする習慣がないからです。
人間誰しも、忘れ物をしたり、約束を忘れたりすることがあると思います。私も一貫して頼まれ事の多い仕事に就いていましたので、忘れないための仕掛けを色々しております。その秘訣について若干御紹介したいと思います。
私の場合は、すぐその場で片付ければ忘れることはないと考えています。だから、できるだけその場で解決する努力をします。しかし、会議があったり、他にもいろいろとやらなければならないことがありますので、当然すぐできなかったりします。そこで、やらなければならないことを前の夜に全部メモにしてポケットに入れて県庁に来ます。そして、やるべきことを一つ一つ消していくようにしています。その日のうちにまた新たな課題が出てくれば、それもメモの中に加えていきます。そして対応が済んだものから消していくようにしています。このように忘れることを前提にしておけば忘れずに済みます。
繰り返します。ポイントは「忘れることを前提に」しておけば忘れずに済むということです。この逆で、忘れる人は忘れないことが前提になっているので、忘れてしまうわけであります。何か禅問答(ぜんもんどう)みたいですが、御理解いただけたでしょうか。

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5月14日(木曜日)の一打「埼玉金利」

 金融界には「埼玉金利」という言葉があるそうです。本県は交通の便が良く、物流拠点や工場整備などのニーズが高い。こうした動向をビジネスチャンスと捉えた多くの金融機関が本県で展開・競争しているため、企業への貸出金利が低下することを「埼玉金利」と呼んでいるそうです。
実際、株式会社帝国データバンクが発表した過去10年間の企業本社の転入超過数(転入数から転出数を引いた数)では、本県は1013社と全国1位になっています。
本県で新たに事業活動の展開や拡大を検討している企業にとっては朗報でしょうが、利ザヤを稼げない金融機関にとっては厳しい戦場なのかもしれません。

 一方、日本の縮図と言ってもよい本県で受け入れられる商品やサービスを開発することができれば、全国に普及するケースも多いようであります。
例えば、「ガリガリ君」で有名な赤城乳業(株)やファッションセンターしまむらを展開している株式会社しまむらなども、本県の発祥で全国に広がりました。
本県では、県内企業の99%を占める中小企業に力を付けていただくため、早くから中小企業向け融資やベンチャー支援をはじめとした産業振興に力を入れてきました。
県の制度融資では、私が知事に就任する前の平成14年当時は第三者保証人や担保無しで融資する割合は40%程度でしたが、私は、県の制度融資は原則、第三者連帯保証人無し、担保無しにしようということで国に先駆けて方針を変更しました。平成18年ぐらいからは概ね90%以上を確保しています。このように、県が率先して借りやすくする仕組みを整備し、県内の金融機関も積極的に融資を実行したこともあり、この10年間の貸出金残高の増加量は東京都に次いで全国で2番目となっています。また、創業・ベンチャー支援センター埼玉を通じて、平成26年までに2,235社が起業しておりますし、そのうち38社は売上高1億円以上の企業に成長しています。

 「埼玉金利」には、県のこうした産業振興政策により県内企業の活動が活性化していることとも関連しているのかもしれません。金融機関には申し訳ありませんが事業者にはうれしい話であります。

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5月13日(水曜日)の一打「中学1年生155名、赤ちゃんと触れ合い学ぶ」

 先日、県教育委員のお一人である志賀周子(しが ちかこ)さんから、中学生と赤ちゃんが触れ合う体験会が実施されるというお話を伺いました。
大変興味深く思っていたのですが、この体験会の様子が、3月25日付けの埼玉新聞に「赤ちゃんと触れ合い学ぶ命の大切さ」のタイトルで紹介されていました。また、産経新聞の4月15日付けの「解答乱麻」というコラムにも、同じく県の教育委員である藤崎育子(ふじさき いくこ)さんが「学校に赤ちゃんがやってきた」というタイトルでこの企画のことを取り上げておられましたので、この場で改めて御紹介します。

 体験会は3月20日に鴻巣市立赤見台中学校の1年生155人を対象に実施されました。

 最初に鴻巣市の吹上保健センター助産師の久保美津子(くぼ みつこ)さんが「そして、父・母となる」というテーマで講演をされました。その中では、助産師の仕事や出産方法、精子と卵子の受精する可能性などを紹介したほか、自分が生まれた日のことを家族から聞き、それをこれから出会う大切な人にも話し、命のバトンを次につなげたい、つなげてもらいたいという趣旨のお話をされたそうです。

 次に、ボランティアで参加してくださったお母さんと赤ちゃん総勢21組が、4つのクラスの教室をそれぞれ訪れて生徒たちと触れ合いました。
生徒たちは、恐る恐る抱っこやおむつの交換などに挑戦し、最初は苦戦していたそうですが、慣れると笑顔を見せながら上手にあやすことができたそうです。
生徒からは、「赤ちゃんは柔らかく、好奇心が旺盛だった」「おむつの交換が大変だった」「意外と重く、お母さんの大変さが分かった」などの感想が寄せられたそうです。

 中学校でこのような実践的な教育が行われたことは大変好ましいことと思います。
とにかく、赤ちゃんのつぶらな瞳や、可愛いしぐさなどを見たり触れたりすると、心が洗われる思いがします。中学1年生の多感な男女の生徒がこうした赤ちゃんとの触れ合いを通じて、何かを感じ、命の大切さや自他の命を大切にしようとする気持ちを持つことが、今日のいじめ問題などの解決にも役に立つと思いますし、動機なき殺人などと言われるような悲惨な事件の防止にもつながるのではないかと思います。そういう意味でこの体験会の教育的効果を私は高く評価するところです。

 学業の場というイメージの中学校とは少し異なる大変良い企画だなと感心させられます。こうした優れた企画はどんどん進めていただきたいと思います。

中学生と赤ちゃんが触れ合う体験会のようす

中学生と赤ちゃんが触れ合う体験会のようす

5月12日(火曜日)の一打「なるほど」

 定期購読している月刊誌「ソトコト」(木楽舎)の6月号に「ペンジィのひとりごと」という面白いコラムがありましたので紹介します。タイトルは「60歳、人は3回肩を落とす。」というものです。

 「定年後、中元と歳暮が減った。年賀状もひと桁(けた)減った。失ったのは、肩書きではなく、人とのつながり。定年後私はそれを思い知り、年に3回肩を落としたのである。そして『何者でもない自分』に対し、身軽でいいやと嘯(うそぶ)きながら途方に暮れたのである。」
日頃、私たちは人との様々なつながりの中で生活しています。定年退職という形でそれまで所属していた社会とのつながりがなくなると、その現実をこうした形で少しずつ実感していくものなのでしょう。

 しかし、文章は「だが今後定年を迎える者よ。若かりし日を思い出してみてほしい。若い僕らは、金もなく、地位もなく、一部の猛者を除いては異性のこともからっきし。膝(ひざ)を抱えて、ラジオなんかを聞いてたはずだ。でもそこにこそ、青春のほろ苦くも豊潤(ほうじゅん)な味わいがあったはずだ。60代は、孤独をちょっと、歓迎すること。それができれば、青春の匂(にお)いをまた嗅(か)ぐことも不可能じゃない。」と続いています。
定年退職は第2の人生の始まりとも言います。ものの見方、考え方を変えれば、また新たなスタート地点に立てるということでしょう。

 なかなか味わい深く含蓄(がんちく)のある文章で、「なるほど」と考えさせられました。

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5月11日(月曜日)の一打「観光競争力ランキング日本9位」 

  5月6日、有名なダボス会議を主催するスイスの民間研究機関「世界経済フォーラム」が、世界各国・地域の旅行客を引き付ける力を比較した2015年版の旅行・観光競争力ランキングを発表しました。

  日本は優れた「おもてなし」が高く評価されるなど9位に入り、前回2013年の14位から順位を5つ上げています。

 このランキングは、世界141の国や地域について、安全や衛生、労働者の質、交通網、事業のしやすさなど90項目以上を点数化して比較しているそうです。
日本は「客の扱い」部門でトップ、「従業員の訓練」が2位になるなど、顧客本位の「おもてなし」を重視する文化が浸透している点が評価されたそうであります。

ちなみに、ランキングのトップ10は、1位スペイン、2位フランス、3位ドイツ、4位アメリカ、5位イギリス、6位スイス、7位オーストラリア、8位イタリア、9位日本、10位カナダとなっています。お隣の中国は17位ですが、前回の45位から一気にランキングを上げています。また、韓国は29位で前回の25位から少し下がっています。

 このように、日本の観光の競争力は高いレベルにあります。しかし、今回の調査では、観光客誘致のためのマーケティング戦略の効果度について、日本は57位にとどまるということも分かりました。言い換えれば、戦略次第で日本の観光産業はより大きく伸びる可能性を秘めていると言えます。

 国も地方も観光政策に本腰を入れて、2020年に向けてこのランキングをもっともっと上げていくことが、まさしく東京オリンピック・パラリンピックの成功につながり、また、日本経済の活性化にもつながると思います。

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5月8日(金曜日)の一打「『数字』という事実を知る」 

 雑誌「プレジデント」には、分かりやすいお話で有名な脳科学者の茂木健一郎(もぎ けんいちろう)先生のコラム「世界一の発想法」が連載されています。3月30日号には「あらゆる悩みは“数字”で解決できる」というタイトルの興味深い内容が掲載されていました。
この中で、茂木先生は「世界は数字でできている」と述べておられます。自分の人生の様々な側面を「数字」の視点で分析してみると、曖昧(あいまい)にしていたことが明らかになり課題が見えてくるそうです。

 例えば、高校生や大学生から「英語が話せない」という相談があったとします。これは、日本語と英語を話した時間を比べてみれば、問題が明らかになるそうです。仮に日本語で毎日1時間話をしたとすれば、15年で約5500時間を即興で話す練習をしていることになります。これと比べれば、これまでの人生において英語で話した時間は明らかに少ないわけですから、英語が話せないのは当たり前ということになります。したがって、日本語を話すのと同じくらいの時間を英語でも話せば、誰でも英語を話せるようになるということになります。言われてみれば、「そういうことか」と納得できます。

 このことは「出会いがなかなかない」と悩む女性にも当てはまるそうです。仕事上のつき合いを超え、ある程度お互いの人柄が分かるくらい話す男性が年間に何人いるのか。仮に3人だとすると、世の中にいる様々な男性をたった3人のサンプリングで調査しようとしているようなものだそうです。
たった3人くらいの男性としか話をしていないのでは全く足りないということです。もっといろいろな出会いをつくる努力をしなければならないということになります。自分自身で出会いの場をつくるのは大変ですが、少なくとも既に設定された出会いの場に出かける努力はしなければならないのかもしれません。

 埼玉県でも、数字という事実を知ることで教育を一気に改善してきました。例えば、県内の高校の中退率です。平成16年度の中退率は2.5%と全国でワースト2位の46位でした。しかし、この事実を課題として意識した途端、年々中退率が下がっていきました。平成25年度には1.5%と全国12位にまで改善しました。

 市町村別の中学生の不登校についてもそうでした。平成18年の不登校生徒の出現率は3.31%と全国ランキングでワースト8位(ベスト40位)でした。そこで、市町村別の不登校の出現率を明らかにし、県内市町村の教育長と教育委員長に配布しました。すると、翌年には埼玉県内でワースト1位とワースト2位であった市町村の不登校出現率がほぼ半減するという画期的な変化が起こりました。そして、平成25年には埼玉県の不登校生徒の出現率は2.37%まで減少し、全国でベスト8位にまで向上したのです。まさしく数字という事実を知ることで世の中を変えることができました。

 茂木先生が言われるように、行政も数字を見ることで課題の本質が見えてきます。「世界は数字でできている」という話は、まさしく当を得ていると思いました。

 

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5月7日(木曜日)の一打「北朝鮮による拉致被害者を救出する国民大集会」 

 4月26日(日曜日)、私は重々しい足取りで東京千代田区にある日比谷公会堂の急傾斜の長い階段を上がっていきました。「最終決戦のとき!不退転の決意で全員救出を!国民大集会」という、北朝鮮による拉致被害者の一刻も早い救出を目的とした国民集会に出席するためでした。

 この国民集会は「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」、「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」、「北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟」、私が会長を務めている「北朝鮮による拉致被害者を救出する知事の会」、そして「拉致問題地方議会全国協議会」などが一堂に会して、改めて拉致被害者全員の救出について大きなアピールをする大会です。

昨年5月の日朝政府間合意により、北朝鮮に特別調査委員会が設置されることになりました。拉致被害者に関する再調査が10年ぶりに動き出したこともあり、油断はできないものの、拉致問題の全面解決に向けた突破口になるのではないかと期待したところでもありました。しかし、結果として全く進展しませんでした。そのため、今年の国民集会では重苦しい気分が私の心を占めていたのです。

 私は、衆議院議員時代から拉致問題に取り組んできました。民主党を代表して議員連盟の副会長も務めていました。知事就任後も、県内で行われる拉致に関する集会や毎年4月と9月に行われる日比谷公会堂での国民大集会には必ず出席をしております。
安倍総理も、アメリカに出発する直前にこの国民集会に出席され、「拉致問題の解決に全力を尽くす」と決意を述べておられました。

 北朝鮮が拉致を認めてから既に12年が経過しました。昭和50年代に拉致された人たちには30年から40年もの歳月が経過しております。日本で帰りを待っておられる御家族の方々も高齢になっておられます。この問題は本当に重苦しい問題です。

 とにかく、関係各国と協力しながら北朝鮮の国家としての存立が危ぶまれるというような状態に追い込まない限り、問題の解決はできないのではないかと思われます。問題は北朝鮮が国家として真剣に対応せざるを得ない状況をどれだけつくれるかというところにかかっているわけです。

私たちは、そうした状況をつくることはできませんが、世論を盛り上げることではお役に立つことができます。今後とも、安倍総理はじめ関係者の外交的な努力を信頼しております。今年こそは何としてでも、拉致被害者全員が晴れて日本の土を踏むことができるように頑張っていただきたいと思っています。
早くこの国民集会を開催しなくても済むようにしたいものです。

 

大会風景

5月1日(金曜日)の一打「河越抹茶で街おこし」

 八十八夜を迎える5月は新茶の季節です。埼玉県は狭山茶の産地として知られています。平成25年の県内の茶の産出額は12億円で全国8位です。

「朝茶はその日の難逃れ」ということわざがあります。昔から朝にお茶を飲むと災難から逃れられたり、幸運が訪れたりすると言われています。また、お茶は抗酸化作用を持つカテキンなど健康に良い成分を豊富に含んでいます。カテキンはフラボノイドの一種で、血圧上昇を抑制したり、コレステロールや血糖値を調整すると言われているそうです。県民の皆さんにも是非おいしい狭山茶を飲んでいただきたいと思います。

 さて、4月11日付けの日本経済新聞で、「『河越抹茶』で街おこし」という記事が掲載されていました。川越市内のNPO法人「河越抹茶の会」や商店街の有志の方々が、川越市周辺で生産される抹茶を使った商品開発を行っています。既に市内の飲食店など約30店が抹茶ラテや茶そば、シフォンケーキなどの商品を開発し、観光客の多い商店街などで共通ののぼりを立ててPRされているそうです。

「河越抹茶」という名称には、「川」ではなく「河」の文字が使われています。これは歴史的な文献の表記に倣ったものだそうです。平安時代末期から南北朝時代にかけて武蔵武士として勢力を張った河越氏もこの「河越」であります。

新芽のお茶畑

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