Myナビ 彩の国 開く

Myナビ 彩の国

総合トップ

県民向けトップ

事業者向けトップ

テーマ・目的別メニュー

  • 彩の国の安心・安全 危機管理・防災
  • 観光・魅力
  • 健康
  • 知事ブログ
  • マスコット

ドラッグ&ドロップで順番の並び変えが可能です

総合トップ > 県政情報・統計 > 広報 > 知事の部屋 > 知事ブログ > 知事ブログアーカイブ(平成26年8月)

知事ブログ 知事の太鼓

知事の部屋

ここから本文です。

 

掲載日:2014年8月29日

知事ブログアーカイブ(平成26年8月)

8月29日(金曜日)の一打「毎日1万歩」

8月26日、大東文化大学の琉子友男(りゅうし ともお)教授と昼食を共にしました。琉子教授には、県が取り組んでいる「健康長寿埼玉プロジェクト」のうち東松山市のモデル事業「毎日1万歩運動」について御指導をいただいています。毎日1万歩のウオーキングは健康寿命の延伸に効果的であることが分かっています。例えば、善玉コレステロールが増加すること、中性脂肪が低下することなどです。この運動を継続して行うことによって生活習慣病やメタボリックシンドロームの改善にもつながることが具体的に数値化されています。

琉子教授は、9月19日から21日まで長崎大学で行われる「第69回日本体力医学会大会」でこうした成果について発表されることになっています。この「毎日1万歩運動」の具体的成果を学会で発表していただき、その成果がしっかり認められれば、普遍的な運動として、県内各市町村に取り入れていただくように県からお願いしたいと考えております。

ところで琉子教授はスポーツ健康科学などの専門家ですが、私が日頃行っているスピーディーな「前歩き・後ろ歩き・横歩き運動」などについて、「極めて理にかなった運動である」と褒めてくださいました。「豚もおだてりゃ木に登る」と言いますが、私もなんだかおだてられて自信がつきました。ほかにも、私なりのトレーニング法について、いくつかお話をしたら、「いずれも理にかなっている。むしろ体がそれを要求しているのかもしれない」というお話でした。

私たちは往々にして、背中がだるくなってくるとつい背伸びをしたり、胸が痛いと手を当てたり、お腹が痛ければお腹をなでたり、無意識に病気を治癒しようとする動きをするものです。私も女房も最近、なにか体を動かそうとする時に、「よいしょ」などとつい声を発してしまうことが多いので、二人で笑い合っております。琉子教授によれば、「これから新しい動作を始めますよ」という合図を体に送っているということでもあるようです。

今回はほんの40分程度、しかも昼食をとりながらという短い時間の中で、東松山市のモデル事業の分析などをお聞きしたのですが、大変有意義な時間になりました。

後ろ歩き運動をする知事

後ろ歩き運動

8月28日(木曜日)の一打「自宅通学9割の女子大学の挑戦」

8月22日(金曜日)の午後、「知事のとことん訪問」ということで南西部地域3か所の施設を訪問させていただきました。最初は、介護のあり方や技術向上を目的とした「介護甲子園」で昨年、全国で最優秀賞を受賞した「特別養護老人ホーム大井苑」(ふじみ野市)です。介護職員の職場定着率が低いことはよく知られているところですが、この大井苑ではほとんどの職員が開所以来勤め続けているそうです。このことからも、しっかりとした施設運営の理念が職員全員で共有されていることがよく分かりました。

次に、「石坂産業株式会社」(三芳町)を訪問しました。同社は環境産業として徹底したリサイクル事業を経営しながら、独自に工夫をこらした環境教育にも極めて熱心に取り組まれ、多くの見学者が訪れています。

最後に「十文字学園女子大学」(新座市)を訪問しました。この十文字学園は徹底した地域連携活動を取り入れたユニークな女子大学です。大学そのものが開放的で、社会人に多様な学びを提供すると同時に、地域に根ざした大学として地域社会との連携活動を積極的に実施しています。例えば、地域の自治体との共催による公開講座を開設したり、小学生を対象とした「子ども大学」を実施したり、学生がグループごとにボランティア活動を行ったりして、様々な形で社会に貢献しています。

また、同大学のゼミ生は「さつまいもプロジェクト」という名称で、収穫したサツマイモでつくったスイーツを商品化して、地域のイベントで販売し、その売上金を福島県の復興支援などに寄付したりしています。さらに、別の学生グループは旧吉田町(現秩父市)や神川町の中山間地域を支援する活動を行うなど、盛りだくさんの地域連携活動が実施されています。

十文字学園女子大学の横須賀 薫(よこすか かおる)学長の話によれば、学生の9割が自宅から通っているということです。そのため、社会との関わりがこれ以上薄くならないようにという危機感から、積極的に地域社会との連携活動に学生たちを駆り出しているそうです。

学生が地域連携活動を通じて社会勉強をしながら、同時に自己実現を図っていく。また社会人になるための準備活動を行っていく。大学生が社会性を身に付け成長することに加え、地域社会の活性化にもつながるという両方ともプラスの話です。このプラスという足し算の「+」は、まさに十文字学園の「十」文字と同じになります。十文字学園女子大学の地域連携活動は、見事なものだと感じたところです。

写真:懇談する十文字学園女子大学の生徒と知事

十文字学園女子大学での懇談の様子

8月27日(水曜日)の一打「イクメンの実態」

知事の写真

国立社会保障・人口問題研究所が行った2013年の「全国家庭動向調査」の結果が8月8日(金曜日)に発表されました。この調査は1993年から5年ごとに実施され、今回で5回目です。結婚経験のある女性に調査票を配布し、有効回答が得られた配偶者のいる女性6,409人の回答を分析したものです。

まず「親世代との同・別居と居住距離」では、夫婦の親のうち誰か1人と同居していると答えた方の割合は上昇傾向にあります。第1回は26.3パーセントだったのが、今回は31.3パーセント。親との別居が主流だと思っていたら、意外に同居が最近増えているとのことです。

次に、家事に協力している「イクメン」の実態を確認してみました。「夫と妻の家事分担の割合」では、妻が家事を分担する割合は若干低下しているものの、一貫して85パーセントを超えています。第2回は88.7パーセント、今回は85.1パーセントとなっています。
「夫と妻の育児分担割合」では、妻の割合が低下傾向にあり、わずかでありますが家事分担よりも低くなっています。第2回では84.5パーセント、今回は79.8パーセント。育児に関してはいくらか夫の理解が進んでいるようです。

また、「家族に関する妻の意識」では、「結婚後は、夫は外で働き、妻は主婦業に専念すべきだ」の賛成割合が今回の調査で44.9パーセントと、第3回以降ほぼ横ばい状況になっています。女性の社会進出が大きくうたわれていますが、約半数が妻は主婦業に専念すべきだと、それなりに高い数字を示しています。

47都道府県のうち11県が「子育て同盟」などという仰々しい名前をつけながら少子化対策やイクメンの重要性を訴えておりますが、統計結果を見る限り、まだまだ意識が変わっていないようです。もっとも、これは妻の側から見た調査ですので、夫から見ると「もっと頑張っているよ」という言い分もあるのかもしれません。とかく女性から見ると男性に対する評価は厳しいようですから、その分を少しは考慮しなければならないのかなと思います。

8月26日(火曜日)の一打「洗濯機いらずの『汚れない』服がやってきた」

知事の写真

8月14日に配信された東洋経済オンラインに興味深い記事がありましたので紹介します。シリコンバレーのベンチャー企業がナノテクノロジーとファッションを融合させ、ナノレベルで布地に織り込める強力なはっ水性を持つ素材を開発し、水を完全にはじいてシミがつかないような服を作ったそうです。

セメントの製造に使われる天然鉱物の「シリカ」という材料を利用して、強力なはっ水性を持つ服を作ったということです。その仕組みは、ナノレベルでシリカを繊維に結び付けることにより非常に高い表面張力が生成され、その表面張力で水分子が丸まって球体に変化し、服の表面を非常に簡単に転がり落ちていくというものだそうです。

ドレスアップする時に着る白っぽい服などに料理の汁などがかかったらアウトという感じですが、この素材による服では、これをブロックできるといううれしい話です。

この製品を開発したシリック社(Silic)のアーミル・パテルCEOは、「この技術は非常に多用途に利用されることになると思います」と語っているそうです。とにかく濡れないということですので、レインコートとか、あるいは山登りの登山服などにも有効かもしれません。

ちなみにパテルCEOは21歳という若き起業家です。埼玉県でもナノテクノロジーなどの次世代技術の開発とともに次世代人材育成に力を入れていますが、やはり既存の概念を突破するにはこうした若い人材が必要なのかもしれません。

日本の研究や技術の水準は世界トップクラスですので、あとは社会や組織が既存の常識を打ち破る異分子の活躍にどれだけ寛容であるかということが問われてくると思います。

もし「汚れない服」が実用化され、どんどん普及すれば、海外旅行などの時に多くの着替えを持っていく必要がなくなるかもしれません。ナノテクノロジーがライフスタイルを変えるとともに、新しいファッションを生み出す可能性があります。

8月25日(月曜日)の一打「若田光一氏」

若田光一氏と知事

国際宇宙ステーション(ISS)の船長を日本人で初めて務められた若田光一(わかた こういち)さんが、日本に一時帰国中の8月20日(水曜日)、さいたま市内を清水市長とともにオープンカーでパレードされ、市民、県民の皆さんの大歓迎を受けたことは御承知のとおりです。

若田さんには前回(3回目)の宇宙滞在時にもコバトンのぬいぐるみを宇宙に連れて行っていただき、後日、宇宙飛行をしたコバトンをお土産として持ってきていただきました。
宇宙滞在4回目となる今回の飛行では、コバトンのデザインが入った卓上のぼり旗をISSの船内に飾っていただきました。この卓上のぼり旗をお土産として持って帰っていただき、先週の8月22日(金曜日)に埼玉県庁で返還していただいたところです。

既に若田さんは、「埼玉県民栄誉賞」や「彩の国特別功労賞」などを受賞されておられます。御功績をたたえたいのですが、もう県から差し上げる賞がないという状況です。

いつお目にかかっても、謙虚な人柄そしてさわやかな言動。「最も日本人らしい日本人」といっても過言ではありません。謙虚でありながら、きちっとものを言い、リーダーシップを取れる。まさに武士道の鏡みたいな方です。埼玉県出身のこうした方が、ISS船長として宇宙で活躍されておられる。このことだけでも埼玉県の子供たちに、大きな夢と希望を与えてくださっていると私は思っています。

大人たちの何万言よりも、若田さんのISSでの活動や、帰国されてからの様々なテレビ番組への出演などで宇宙の話などを伺うことの方が、子供たちにはよほど良い影響を与えると思います。

これからも、日本だけでなくて、世界の宇宙飛行士の第一人者として活躍されるのは間違いないと私は確信しております。さらに、若田さんの後を追いかける後輩の皆さんたちの良き指導者としてもリーダーシップを発揮していただきたいと思います。

ちなみに、県庁にお越しいただいた時に、お土産としてお渡しした秩父特産のぶどう「ちちぶ山ルビー」について、若田さんは「初めて目にした」と喜んでおられました。「本県には、こうしたフルーツ類もたくさんあります。秩父地域のぶどうのほかにも、今は県内各地で梨の生産がピークです。」と若田さんに併せてお伝えし、本県にはまだまだ、たくさんおいしいものがあることも宣伝させていただきました。

8月22日(金曜日)の一打「被災3県視察」

8月20日(水曜日)と21日(木曜日)の2日間にわたり東日本大震災で被災した福島、岩手、宮城の3県を視察してまいりました。今回の目的は、被災後3年と5か月を経過した各県の復興状況を確認し、全国知事会復興協力本部長としての私自身の役割を再確認するためのものでした。

まず、福島県に入り、避難してもいいし残ってもいいという地域の人たちが、どのような生活をされているかなどについて確認してまいりました。きちっと国が指定してくれればいいのですが、自主判断といってもその判断材料を現地の人たちはもっておりません。そのため、住民が分散して地域コミュニティの維持が難しくなっているような状況ではないかと受け止めました。
また、被災者の皆さんがお互いを勇気付けるために自主的に運営している福島市内のコミュニティ茶(サ)ロン「あぶくま茶屋」にも立ち寄りました。この茶屋を運営しているグループは、仮設住宅などで困っている人たちの心のよりどころで、農産物を作ったりそれを加工したり販売しながら活動費を作っておられます。このようなグループが被災者の精神的な支えになっているようです。
さらに、JA新ふくしまの農産物直売所にも立ち寄って、放射性物質の自主検査の状況を視察し、全く問題のない数値であることを確認しました。市場に流通している福島県産の農産物は、どこよりも丁寧な検査がなされていることがよく分かりました。

それから福島県庁を訪問し、佐藤雄平(さとう ゆうへい)知事と意見交換をしたり、埼玉県から福島県へ派遣している職員の激励などを行ってきました。佐藤知事の最大の悩みは、やはり福島第一原子力発電所の汚染水処理の目途が立たないことでした。汚染水について新しいトラブルが起きるたびに、せっかく消えかかった風評被害がまた復活するのではないかという心配が絶えないということでした。福島県の場合には、震災復興だけではなく、原子力発電所の問題解決という大きな課題を抱えていることが辛いところです。

次に、岩手県に入り達増拓也(たっそ たくや)岩手県知事と意見交換をし、また埼玉県からの派遣職員を激励してまいりました。岩手県は面積が広く、県庁所在地である盛岡市から被害の大きかった海岸端まで行くには相当時間がかかります。そこで、岩手県では現場視察は行わず、知事や関係者との意見交換にとどめ、次の日の視察先である宮城県に向かいました。

21日(木曜日)は早朝から石巻市などを管轄している宮城県東部土木事務所で説明を受けた後に現場を視察いたしました。石巻の市民が多く避難した小高い日和山(ひよりやま)公園に登り、実際の復興状況などを目の当たりにしました。また、石ノ森萬画館(いしのもりまんがかん)において「株式会社街づくりまんぼう」の西條允敏(さいじょう まさとし)社長と意見交換し、さらに仮設商店街の市場である「石巻まちなか復興マルシェ」なども視察してまいりました。
基本的に道路は100%に近い線まで復興が進んでいることは確認できましたが、地権者がからむ区画整理事業などが思うように進んでいないことが大きな課題になっています。また、そうした区画整理事業などを進める技術者や工事を行う企業の不足、あるいは資材の高騰など、想定外の課題が出ていることも確認しました。

午後は宮城県庁で村井嘉浩(むらい よしひろ)知事と意見交換をし、また本県からの派遣職員の激励・意見交換もしてまいりました。
皆さんの話で共通していることは、大きな枠組みの中での支援そのものは、ほぼ充足していることです。しかしながら、区画整理事業など復興の面的な広がりに関して言えば、なかなか進まない現実があり、その背景には住民との協議、地権者の説得、そして技術者の確保などが想像以上に大きな課題になってきている実情があるようです。さらに、2020年に行なわれる東京オリンピック・パラリンピックの影響もあり、資材が高騰し、入札の不調が相次ぐなど、復興のスケジュールそのものが遅れがちになっているということです。

埼玉県が派遣している職員との意見交換では、3県とも現地の人たちに温かく迎えられ、精神面では比較的落ち着いた状況でありました。また、自分たちの持っている技術が現地で評価されていることが日々の励みになっているなど前向きな考え方に立ってくれていました。

職員の話からも、やはり技術者の圧倒的な不足により予定のスケジュールをこなしきれないこと、そして地権者の合意をいただくのに手間暇がかかっていることなど、復旧復興は頭の中で考えるほど簡単ではないことが分かってきました。私も全国知事会の東日本大震災復興協力本部長という立場で、これからもしっかりと3県の考え方や課題を取りまとめて、復興大臣を中心に訴えかけていきたいと改めて決意を新たにしました。

視察する知事

石巻市の日和山公園より視察

8月21日(木曜日)の一打「思い出ぐるり観覧車」

丸広百貨店の観覧車

百貨店などの屋上遊園地が親子連れでにぎわっていた1950年代前半から70年代前半まで、多くのデパートの屋上に小さな観覧車がありました。しかし、娯楽の多様化などを背景に、屋上遊園地が姿を消すとともに、こうした観覧車も次々に撤去されました。今ではデパートの屋上にビアガーデンはあっても観覧車を見かけることはなくなりました。

この屋上観覧車が、実は「丸広百貨店川越店」には現在も残っています。現時点で屋上遊園地の観覧車を営業しているのは、全国でもここだけのようです。小江戸川越には蔵造りの町並みだけではなく、昭和の面影を残すレトロな観覧車も残っているのです。

「現時点で」としたのには訳があります。8月13日(水曜日)の読売新聞(夕刊)によれば、東京都大田区にある「東急プラザ蒲田」という7階建てのビルには屋上遊園地があり、ここでも観覧車が営業していましたが、ビルの改装工事に伴い今年の3月から休止し、再開するかどうか未定であったそうです。ところが、営業休止が決まると同時に1週間で普段の約10倍に当たる1万2,000人がこの観覧車に殺到したそうです。そして、廃止を惜しむ声や存続を望む声が相次いだそうです。
観覧車の事業を行っているナムコやビルを運営する東急不動産は、観覧車が多くの人に愛されていることを改めて認識し、屋上施設の刷新と合わせて観覧車の存続を決めたそうです。10月には営業が再開される予定とのことなので、川越にある屋上観覧車が日本唯一ではなくなりそうです。

観覧車がデパートの屋上にあるという時代が遠い過去の思い出となった今でも、小江戸川越で人々に愛される観覧車が存続していることは大変意義深いことです。古くからあるものの存在意義が改めて見直される、そういう時代であるようです。

8月20日(水曜日)の一打「秩父農工科学高等学校森林科学科」

秩父農工科学高等学校の森林科学科の皆さん

昨日、県立秩父農工科学高等学校の森林科学科の生徒3人と先生方が、三宝山(さんぽうさん)の山頂に設置する手作りの山頂標識を持って県庁にお越しになりました。幅およそ15センチ、長さ2.1メートル、重さ約25キロの角材に「三宝山 2483m 埼玉県」や「埼玉県最高峰」などと彫り、白ペンキを何度も繰り返し塗り、1か月ほどかけて作ったというものです。

三宝山は長野県と埼玉県の県境にある、標高2,483メートルの県内最高峰の山です。近くの甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)や木賊山(とくさやま)、遠くには富士山や南アルプスの峰を眺望することができる山として、山岳家にとても大事にされています。

この秩父農工科学高等学校の森林科学科は平成6年度に新設された、森林を中心とした知識や技術を広範囲に学べる県内唯一の学科です。前身は林業科で、学校の創設当初からあった学科です。同校の生徒の皆さんは、東日本大震災で被災された方が暮らす仮設住宅に、ゆっくりと休息できるよう木製の長椅子を寄贈するなどの活動もしていて、被災地の皆さんに大変喜ばれています。

ただ、残念なことに林業そのものが日本の産業の中でやや衰退気味です。せっかく森林科学科で学んだのに、それを生かしきれるかということについて、先生たちも心配をされています。
しかし、最近の傾向として、外材と国産材との価格差がほとんどなくなってきました。そしてまた健康志向もあり、子供の生活環境などを考えれば住宅は木造の方がいいという考え方が広がっています。

森林はこうした建築用材の供給源という産業面だけではなく、気候変動で豪雨被害が増えていく中で、山の土壌に雨水を浸透させ洪水を和らげる災害予防面、さらにはCO2を吸収・固定するという環境面など、まさに人間の生存に不可欠な多面的な機能を果たしています。
今後こうした森林の役割がますます大きくなっていくことを考えると、この森林科学科の皆さんが卒業して社会で活躍する場を見つけるのに心配することはないのではないかと、私は楽観しているところです。

いずれにしても、さすがに演習林などで実習をされている生徒の皆さん、肩幅、胸元の厚さなどに普段の実践的な勉強ぶりというものを感じたところです。

8月19日(火曜日)の一打 中国発「マナーは『日本に学べ』」

知事の写真

8月14日(木曜日)の産経新聞のミニコラムに面白い記事がありました。「マナーは『日本に学べ』」という記事が中国のネットメディアにいくつか出ているそうです。

「網易体育」「新浪体育」などの複数のネットメディアによると、8月10日(日曜日)に行われた中国のプロサッカー・スーパーリーグ、広州恒大 対 江蘇舜天の試合後、ホームの広州のサポーターたちは自主的にゴミ拾いを行い、スタンドに落ちていた空き缶や新聞紙などを持参したポリ袋に入れて持ち帰ったそうです。

「マナーが悪い」と指摘されることが多い中国のサッカーファンのこうした行為はメディアから高い評価を受け、「日本から学んだ」とも指摘されているそうです。ネットには「素晴らしいパクリだ」「こういうところは日本をどんどんマネしてほしい」といった好意的な書き込みが寄せられているそうです。

この一年、中国のネットには歴史や尖閣問題などに絡む日本批判にあふれていたので、このような日本の良いところに言及する記事を見ることは珍しいそうです。コラムの執筆者も、「普段は対日姿勢が厳しい中国のネットメディアがそろって同じ趣旨の記事を掲載したことは、日本との関係改善を考え始めた中国当局による言論操作ではないか、と勘ぐりたくもなった」と書いています。

いずれにしても、日本人のマナーの良さについては、中国においても広く知られているということです。孔子、孟子を輩出した中国が意外にもその思想を学ぶことが少なく、孔孟の思想を実によく学んでいるのが日本人であるというのが皮肉なところです。

8月18日(月曜日)の一打「平均貯蓄」

知事の写真

総務省が5月16日に発表した2013年の家計調査報告(貯蓄・負債編)によると、2人以上世帯の平均貯蓄額は1,739万円に上りました。

一方で、この報告書には「貯蓄を持つ世帯の全体を二分する中央値は1,023万円」という説明があります。これは「金額の低い世帯から高い世帯へと順に並べ、ちょうど中央に当たる世帯の値」です。つまり、「貯蓄額」の平均は、1,739万円だけれど、実際には、貯蓄保有世帯であってもほぼ半分の世帯は貯蓄が1,000万円に届かないということです。

また、2人以上世帯のうち貯蓄を保有する勤労者世帯の中央値は735万円ですが、世帯主が60歳以上の貯蓄保有世帯の中央値は1,578万円と2倍以上の開きがあります。一般的には、会社などで働いている現役世代よりも、現役を退いたOBの方が貯蓄額は多いということだと思います。

次に、貯蓄額別の世帯分布を見ていきますと、100万円きざみで分類して「100万円未満」の世帯は全体の10パーセントです。次に、「100万から200万円」は6.4パーセント。「200万から300万円」は5.1パーセントという具合に減少していき、平均額が含まれる「1,600万から1,800万円」の割合は、わずか3.6パーセントしかいません。
逆に「4,000万円以上」と回答した人たちの割合は11.1パーセントでした。この中には億単位の貯蓄を持つ人たちがいるでしょうから、全体の平均額を押し上げたことは想像に難くありません。

「平均貯蓄1,739万円」という数字が意外に多いなと思っていたところ、実態は上記のとおりということが統計上明らかになりました。貯蓄額が平均より大幅に少ないからといってそんなに嘆くことはありません。大多数の世帯ではもっと少ないのが実態です。これは喜ぶべきことなのか、それとも悲しむべきことなのか。

ちなみに、こうした統計の見方を私に教えてくれたのは現在の舛添要一(ますぞえ よういち)東京都知事です。舛添氏がまだ大学教員で私が衆議院議員だった時代に「上田代議士、年間賃金の平均値等を信用してはいけませんよ。賃金が100万円と1億円の2人の平均賃金は5,050万円になりますが、100万円の人にとっては平均賃金が5,050万円だと言われても迷惑以外の何物でもないという話です。大事なのは50万円、100万円刻みなどでどの層が一番多いか少ないかということをよく見極めることですよ。」と教えてくれました。当時はよく平均所得は4人世帯で700万円という数字が出ておりましたが、あれも世帯のモデルとしては適当でなかったと思います。

ところで、平成25年国民生活基礎調査によると、所得金額別の世帯分布では「200万から300万円未満」の層が一番多くなっています。国は、国民の所得をもっと上げる政策を「骨太の方針」に盛り込むべきです。

8月15日(金曜日)の一打

ブログは、お盆のためお休みします。

8月14日(木曜日)の一打

ブログは、お盆のためお休みします。

8月13日(水曜日)の一打

ブログは、お盆のためお休みします。

8月12日(火曜日)の一打「すごいぞ埼玉、海外へ4年間で約1,100人」

奨学生壮行会・帰国報告会の様子

去る8月4日(月曜日)、平成26年度「埼玉発世界行き」奨学生壮行会・帰国報告会がありました。「埼玉発世界行き」奨学金制度は、未来の日本を担う、チャレンジ精神旺盛で世界で活躍できるグローバル人材の育成を目指し、平成23年度に開始したものです。

奨学生壮行会・帰国報告会では、平成26年度奨学生に対し海外で埼玉県のPRをしていただく「埼玉親善大使」の委嘱状をお渡しした後、「学位取得コース」、「協定・認定留学コース」、「高校生留学コース」の3人の代表の方々から挨拶をいただきました。

その後、平成24年度、25年度奨学生の各コースの代表の方々から帰国報告がありました。実際海外に出て何を学んだかという話です。いくつか紹介したいと思います。

まず「学位取得コース」で、ウィスコンシン大学マディソン校・博士課程に留学中の若菜友子(わかな ともこ)さん。「物事に関して選択するのは常に本人の問題であって誰かに決められるものではない。」という強い意志を持った方でありました。「協定・認定留学コース」から帰国された獨協大学外国語学部4年の大塚貴文(おおつか たかふみ)さんは、「チャレンジすることについて、成功するかしないかが問題ではない。成功も失敗も含めて経験することが大事だ。物事をポジティブに考えていけば必ず良いことが起きてくる。物事をネガティブに考えるのは愚かなことだ。」という極めて明快な話をされました。「高校生留学コース」の川口北高校3年の上野梓(うえのあずさ)さんと本庄第一高校2年の栗原香菜子(くりはら かなこ)さんはいずれも「物事を積極的にとらえることで視野が開けた。いつも笑顔でいることが留学先でホストファミリーと本当の家族のような関係を築くことにつながった。」などと報告されていました。

これから留学する方々も帰国された方々のいずれも元々ポジティブな考え方をもっている方々です。こうした若者が「埼玉発世界行き」の奨学生制度を活用し、海外での経験を通じてよりポジティブになって帰ってくるということです。

「埼玉発世界行き」奨学金制度により、これまでに自治体としてはトップクラスの800名の奨学生を海外留学に送り出し、本年度も奨学生265名が世界34か国へ向けて出発します。この制度の意義がいかに大きいかということをつくづく感じています。

本年度からは株式会社エフエムナックファイブ(NACK5)が独自にスポーツ留学の制度を作ってこの流れを後押ししております。また県立浦和高校のOBの皆さんたちも奨学金を作って後輩の留学支援に積極的に取り組むようになられました。大変良いムーブメントが出てきたなと感じています。

ただ、この奨学生の男女の割合ですが、女性が3分の2で男性が3分の1という傾向が続いています。男性諸君、頑張れ!

8月11日(月曜日)の一打「オーストラリア連邦クイーンズランド州訪問 その5」

先週に引き続き、クイーンズランド州訪問の結果を御報告させていただきます。

クイーンズランド州訪問3日目(7月30日)は、クイーンズランド大学を訪問し、学内の行事に参加しました。

クイーンズランド大学は「世界の大学ランキング」で63位にランキングされるなど優秀な学校で、日本からも多くの学生が学びに来ています。

この大学は、規模がけた外れに大きく、敷地は東京ドーム24個分、学生数は46,000人を超えるということです。

留学生を積極的に受け入れており、留学生だけで約11,000人いるそうです。また、留学生に対するサポート体制も充実しています。

2020年に開催予定の東京オリンピックにおいて、本県で行われる予定のサッカーやゴルフ、射撃においても、この大学で学んだ留学生が「おもてなし」の心で活躍するかもしれません。

まずは、ピーター・ホイ学長らとの会談です。

埼玉大学の山口宏樹(やまぐち ひろき)学長、埼玉県立大学の三浦宜彦(みうら よしひこ)学長とともに、クイーンズランド大学側とグローバル人材の育成にかかる本県の取組などについて、意見交換を行いました。

その後、日本語学科で講演を行いました。約100人の同学科の学生を前に、本県のグローバル人材育成の取組について講演を行いました。

現地の学生から、本県が取り組む水素自動車・水素ステーションについて質問が出るなど、積極的に参加している学生が多いなという印象を受けました。

講演の後は、学生たちとモーニングティーをともにし、懇談を行いました。わずかな時間でしたが、ここでも日本に興味を持つ現地の学生から、様々な質問を受けました。

その後、同大学内にある先端工学ビルの視察を行いました。同大学の野北和宏(のぎた かずひろ)機械鉱山工学部准教授に研究内容の説明をいただき、施設を案内いただきました。

野北准教授は、同大学内の日本スぺリア電子材料製造研究センターのセンター長もされております。同センターは、大阪に本社がある日本スペリア社とクイーンズランド大学が共同で設立したものだそうです。

同センターでは、鉛を使わない「鉛フリーはんだ」の分野で特許を取得しているほか、新素材の金属接合材料や水素などエネルギー貯蔵材料の研究をされているそうです。

私は、これらの活動分野で本県の中小企業との橋渡しがうまくできれば、双方にメリットのある事業ができるかもしれないと考えました。早速担当部局に検討を指示したところです。

その後、クイーンズランド州を後にし、国内線でシドニーに向かいました。

シドニーには夕方到着し、高岡正人(たかおか まさと)シドニー総領事主催の夕食会に出席しました。

シドニーはブリスベンよりも南にあるため、冬を迎えた朝晩はさすがに10度以下に冷え込みます。

空気が澄んでいるため、高台にあるシドニー総領事公邸において、南天に南十字星をくっきりと見ることができ、少し感動しました。

翌日(7月31日)は、朝4時30分に起きて、ホテルを5時30分に出発しました。早朝だから空港に早く着くことができるのではと思ったのですが、念のためということで、万全を期しました。8時15分シドニー発成田行き便で帰路に就きました。

ピーター・ホイ学長らとともに

モニク・スキッドモア クイーンズランド大学 副学長、私、ピーター・ホイ クイーンズランド大学学長、山口宏樹 埼玉大学学長、三浦宜彦 埼玉県立大学学長

8月8日(金曜日)の一打「オーストラリア連邦クイーンズランド州訪問 その4」

昨日に引き続き、クイーンズランド州訪問の結果を御報告させていただきます。

クイーンズランド州訪問2日目(7月29日)の午後、ゴールドコースト市のドナ・ゲイツ副市長らとの昼食会を経て、ロビーナ州立高校を訪問しました。この学校は、16年前から本県の県立秩父高校と姉妹校関係にあり、ちょうどこの日も秩父高校の生徒が語学研修のため訪れていました。

この学校は第2外国語として日本語を教えており、当日は日本語で理科の授業をしていました。また、秩父高校の生徒がロビーナ州立高校の生徒に秩父の魅力を英語で伝え、逆にロビーナ州立高校の生徒が日本語で質問するという授業も行っていました。

私が訪問した際、ジュリー・ワーウィック校長先生から全て日本語で挨拶をいただくなど、まさに「おもてなし」の心を感じました。この学校では、日本語や日本の文化を生徒たちに教えているだけでなく、日本の「心」もしっかり伝えていることを感じ、とてもうれしく思いました。

その後、日系スーパーの不二マート ゴールドコースト店において、県産品プロモーションを行いました。具体的には、店舗内に県内物産品のブースを設けてもらい、対面販売を行うものです。

現地でも積極的に広報してもらい、お茶や味噌、味噌だれ、しょうゆ、せんべいなどを販売し、売行きの良かった一部の商品は今後も継続して販売いただけることになりました。このプロモーションの後、ゴールドコーストからブリスベンに戻りました。

御存じのとおりゴールドコーストは世界的に有名な観光地なのですが、今回はスケジュールが厳しく、ほんの5分程度下車し、しかも道路から遠目で浜辺を眺めて空気を吸っただけで、この地を後にすることとなりました。(残念)

ゴールドコーストは、非常に美しく魅力的な場所で、是非プライベートで訪れてみたいと思いました。

その日の夕方は、ブリスベンで豪日協会主催の夕食会に出席し、交流を深めました。

(次回へ続く)

日本語での理科授業

日本語での理科授業風景

8月7日(木曜日)の一打「オーストラリア連邦クイーンズランド州訪問 その3」

路面電車

昨日に引き続き、クイーンズランド州訪問の結果を御報告させていただきます。

クイーンズランド州訪問2日目(7月29日)は、朝8時半からのクイーンズランド日本商工会議所との会談から始まりました。

会談の会場に入る際に、朝のブリスベンの街を少し歩きました。

現在クイーンズランド州は冬ですが、寒いというほどではなく、日差しはむしろ強く感じるくらいです。湿度の高い日本とは違って、からっとした空気が非常にさわやかで、頭がすっきりします。おかげで気持ちよく会談に臨むことができました。

会談では、現地で会頭を務めておられるリン・玲子・レインズさんをはじめ、現地経済界の皆さんと1時間半にわたって意見交換を行いました。
州県相互の経済交流はもちろん、学生や教員をはじめとする人材交流をもっと大規模に行っていく必要があるということで意見が一致しました。

その後、ゴールドコースト市へ移動し、本年2月に来県されお会いしたグレッグ・ベッツ同市議会議員夫妻のエスコートにより、7月20日に運行を開始したばかりのクイーンズランド州初の路面電車「ゴールドコースト・ライトレール(Gリンク)」に試乗しました。専用軌道を使用しているためか、思ったよりスピードが出る印象でした。

オーストラリアは車社会ですが、少しでも自家用車の利用を減らすため、ゴールドコースト市、クイーンズランド州政府及びオーストラリア連邦政府が民間企業に出資し、この路面電車が導入されました。日本の商社も出資しています。

路面電車は、過去には日本の多くの都市で採用されていましたが、自動車の普及などに伴い多くが廃止されました。しかし、最近では環境配慮型の乗り物であることや道路からの乗降が便利であるなど、その利点が改めて評価されてきています。交通事情や用地確保・整備費用の点から見ても、非常に利用価値の高い交通手段ではないかと思いました。

(次回へ続く)

8月6日(水曜日)の一打「オーストラリア連邦クイーンズランド州訪問 その2」

フォーラムの様子

昨日に引き続き、クイーンズランド州訪問の結果を御報告させていただきます。

7月28日のクイーンズランド州首相との会談の後、クイーンズランド工科大学で、同州のティム・ニコルス財務・貿易大臣や教育関係者73人が出席するフォーラムに参加し、埼玉県のグローバル人材育成事業の展開について講演を行いました。全体としての日本の現況、そして埼玉県の現状や相対的ポジションなどを得意の図やグラフを用いてお話しました。

その後、埼玉大学の山口宏樹(やまぐち ひろき)学長、内藤二郎(ないとう じろう)大東文化大学副学長、辻潤(つじ じゅん)栄東高校副校長といった日本側登壇者とクイーンズランド州側とのパネルディスカッションが始まりました。私も急にパネラーになるよう求められ、内心焦りました。

パネルディスカッションにはよくあることですが、登壇者が多いと深みのある議論は難しくなります。私たちは、州政府主催のレセプションに出席するため、パネルディスカッション終了後のコーヒータイムでの懇談会に加わることができませんでしたが、実りある意見交換のためには、むしろこのコーヒータイムの方が実践的だったのかもしれません。

夕方からは、30周年記念レセプションです。
ティム・ニコルス財務・貿易大臣をはじめ、多くの同州政府・議会関係者出席のもと盛大に行われました。また、埼玉大学とグリフィス大学、埼玉県立大学とクイーンズランド大学付属英語学校との大学間協定の締結や、本県の地酒、ビール、ウイスキー、狭山茶のプロモーションも併せて行われました。
ニコルス大臣は、2012年7月に来県され、しらこばと公園(越谷市、さいたま市岩槻区)の「ホワイトビーチ」を訪れたことがあります。その際、ゴールドコーストをイメージした白い砂浜がとても印象深かったとおっしゃっていました。

ちなみに、このレセプションには酒類は多くあったのですが、食べ物があまり無く、やっぱりカップラーメンを持ってくればよかったと思いました。2日目の豪日協会主催の歓迎会(夕食会)でも同じでした。旅行中は太りやすいのですが、今回はおかげで体重をセーブすることができました。

(次回へ続く)

8月5日(火曜日)の一打「オーストラリア連邦クイーンズランド州訪問 その1」

コアラを抱く知事

去る7月27日(日曜日)、川口市内で開催した「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2014」の表彰式、クロージングパーティー終了後、成田空港からシドニーを経由し、クイーンズランド州(オーストラリア)の首都ブリスベンに向かいました。もちろん機中泊です。

今年は、埼玉県とクイーンズランド州の姉妹提携30周年に当たり、その記念行事などに出席するためです。

7月28日の到着後、休む間もなく在ブリスベン日本総領事主催による昼食会で、州政府並びに経済界の方々と会談しました。

次いで、今回訪問の主目的である姉妹提携30周年記念事業に出席しました。まずは、加藤裕康(かとう ひろやす)県議会副議長立ち会いの下、キャンベル・ニューマン クイーンズランド州首相との共同声明の調印式を行い、歴史ある州議会議事堂の中庭で署名をしました。

共同声明の内容は、教育(大学、高校間の相互派遣・受入れ)、経済(貿易・観光等の促進)、危機管理(防災・災害時の対応に関するノウハウ交換)、環境(先進技術・知識の共有)などの交流を進めるというものです。訪問団全ての方々やメディアも多く集まっていました。

次に、ニューマン首相からコアラ3頭の贈呈を受けました。私が受け取ったコアラは唯一のオス(3歳)で元気がよく、まるでイヤイヤをしているようでした。30年前に頂いたコアラは2頭でしたが、現在は6頭に増え、東松山市にある埼玉県こども動物自然公園の人気者になっています。年内にも今回頂いた3頭が加わり9頭になる予定です。賑やかになりますね。同園ではペンギンやカピバラも人気者ですが、コアラの再ブームが到来するかもしれません。現地でTVニュースを見ましたが、ニューマン首相と私との共同声明よりもコアラの話題の方が大きく報道されているようでした。(残念)

続いて、ニューマン首相との実質2人だけの対談となり、教育交流を更に実りのあるものにすることをはじめ、経済交流、観光、防災、環境など幅広く意見交換しました。

(次回へ続く)

8月4日(月曜日)の一打「G.G」

知事の写真

7月5日の読売新聞夕刊に、企業が高齢者の「気持ちの若さ」に着目したビジネスを活発化させているという記事を見つけました。

ニッセイ基礎研究所によれば、60歳以上の消費総額は平成24年に100兆円を記録し、国内消費の43パーセントを占めたそうです。60歳以上の人口は全体の3分の1くらいにしか過ぎないのに、消費では43パーセントですから、なかなかパワフルであります。これは、健康で一定の蓄えもあり、スポーツやおしゃれなどを楽しむ人が増えているからだそうです。少子高齢化が進む中、各社にとって高齢者が重要な市場になっていることが背景にあるということです。

例えば、総合スポーツメーカーのミズノは60歳代の男女を主な対象に想定した健康増進効果がある「水中ウォーキング」専用の水着を初めて発売したそうです。シドニー五輪銅メダリストの田中雅美(たなか まさみ)さんをモデルに起用するなど、あえてシニア向けとは感じさせない商品に仕上げたということです。

花王は「60歳から70歳代の多くは、自分たちはシニアではないと考えている」と分析しています。つまり「お年寄り」ではないと考えているのです。そのため、今秋発売する尿漏れに対応した洗剤と消臭剤も、パッケージに「高齢者」や「シニア」といった言葉を使うのを避けているそうです。

イオンは55歳以上の世代を「グランド・ジェネレーション」と呼んで、毎月15日を「G.G感謝デー」とし、活動的なシニア向けの衣料品などの販売を進めています。なるほど、グランドの「G」とジェネレーションの「G」、二つ合わせれば「G.G」でありますが、文字で見なければジジイと聞こえてしまうかもしれません。私の考え過ぎでしょうか。

8月1日(金曜日)の一打「グローバル人材育成の取組が第2回プラチナ大賞審査委員特別賞を受賞」

プラチナ大賞においてプレゼンテーションをする知事

去る7月22日(火曜日)、都内にある都市センターホテルで「第2回プラチナ大賞最終審査発表会・表彰式」が行われました。埼玉県は審査委員特別賞を受賞し、東京大学名誉教授でプラチナ大賞運営委員会委員長の吉川弘之(よしかわ ひろゆき)氏から表彰状と記念品をいただきました。

プラチナ大賞は、全国の自治体や企業等が参加しているプラチナ構想ネットワーク(会長 小宮山 宏(こみやま ひろし)株式会社三菱総合研究所理事長、東京大学総長顧問)が創設したもので、イノベーションによる新産業の創出やアイデア溢れる方策などにより社会や地域の問題を解決している自治体や企業などの取組を表彰しています。表彰を機会にこうした取組が全国に広まることが目的とされています。

第2回プラチナ大賞には、全国の自治体や企業等、計58団体から応募があり、当日は1次審査によって選ばれた10団体の首長や事業責任者などが、それぞれの取組についてプレゼンテーションを行いました。

本県からは、私が「世界に羽ばたくグローバル人材の育成」をテーマに、「教育は最大の成長戦略である」との視点から埼玉県が取り組んでいるグローバル教育の推進や学生と企業をつなぐ活動などを紹介しました。

これまでの4年間で約1,100人の若者の海外留学支援を行ってきたこと、また、こうした取組がFMラジオ局NACK5や県立浦和高校同窓会など県内企業や学校に広がってきていることを具体的にお話させていただきました。

最終審査に進んだ取組はいずれも素晴らしいものでした。その中で、地域の宅配便に高齢者見守りサービスという付加価値をつけたヤマトホールディングス株式会社の取組と、公害克服の過程で生まれた環境技術をアジアの各都市に広げていく北九州市の取組の2つがプラチナ大賞に輝きました。

本県の取組はプラチナ大賞にこそなりませんでしたが、グローバル人材育成の先進的取組として関係者に強い印象を残すことができたと思っています。

プラチナ大賞運営委員会が掲げる「プラチナ社会」とは、「エコロジーで、資源の心配がなく、老若男女が参加し、心もモノも豊かで、雇用がある社会」と定義されています。

今回の表彰式で紹介された本県や他団体の取組が日本中に広がることにより、プラチナのように光り輝く「プラチナ社会」が実現されることを願ってやみません。

お問い合わせ

県民生活部 広聴広報課 ウェブ管理・企画担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

電話:048-830-2852

ファックス:048-824-7345

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?