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掲載日:2014年7月28日

知事ブログアーカイブ(平成26年7月)

7月28日(月曜日)の一打「クイーンズランド州訪問」

知事の写真

オーストラリア連邦クイーンズランド州と埼玉県は、今年、姉妹提携30周年を迎えます。

この姉妹提携30周年を記念して、7月27日(日曜日)から、県議会の皆さん、大学や高校の教育関係の皆さん、約40名からなる県民親善訪問団の皆さんと一緒にクイーンズランド州を訪問しています。2005年以来、9年ぶりのクイーンズランド州訪問となります。
これまで、クイーンズランド州とは幅広い分野で交流を進め、絆を深めてきました。中でも教育分野での交流は盛んで、クイーンズランド大学付属英語学校で本県の奨学生が学べるスカラシップ制度があるほか、毎年200人前後の高校生が相互に訪問しています。大学間の交流も進んでいます。

今回の訪問を契機に、私はキャンベル・ニューマン州首相と、教育や環境、防災等、新たな交流についての共同声明を発表する予定です。また、友好の証としてコアラを3頭新たにいただけることになりました。

滞在中、クイーンズランド大学などでの講演や埼玉県産品のプロモーションなども行います。

私は国際交流を進めていくためには、相手国の文化や考えを理解し、また一方で自国の文化や考えを伝えたいという気持ちを持つことが大切だと考えています。そうした気持ちを持つことでお互いの心に響きあう交流ができるはずです。

クイーンズランド州は地理的に遠いため、なかなか頻繁には行けません。せっかくの機会なので、クイーンズランド州の文化や考えに直に触れて理解し、しっかりとした交流をしてきたいと思っています。

そして、今後も、両州県にとって、教育、経済並びに環境等の分野で、Win-Winの関係となるよう交流を続けていければと考えています。

日程は7月27日(日曜日)から7月31日(木曜日)までの3泊5日となります。スケジュールがぎっしり詰まっているため、この期間のブログはお休みとさせていただきます。お許しください。

7月25日(金曜日)の一打「高齢化が進む団地に学生が入居」

去る7月18日(金曜日)に、埼玉県と聖学院大学、ものつくり大学は「特別県営上尾シラコバト住宅の共助による活性化推進に係る連携協定」を締結しました。簡単に申し上げれば聖学院大学とものつくり大学の学生さんに高齢化の進むシラコバト団地に入居していただいて、若い血を注いでいただくという仕組みです。

県内でも高齢化の進む中、住民の高齢化率が高い団地では、自治会活動の担い手が不足し、コミュニティ活動の維持、継続に支障が出てきています。そこで団地の間取りをシェアハウス用に個室化して、そこに2人若しくは3人の学生さんに入居していただいて、その学生さんたちに自治会の運営などのお手伝いをしていただく。とりわけ、ものつくり大学の学生さんにはその技術的能力を生かして改修の設計などの部分でも活躍していただくという仕組みです。

また、子育て世代の皆さんにも入居していただきます。団地内の既に子育てが終わった世代の皆さんからすればお孫さんが来たようなものです。「おばあちゃんの知恵」というものを伝授したり、場合によっては団地内の集会所がお子さんの預け場所にもなるという、二重三重のメリットがあるわけです。

学生さんは団地の改修が終わり次第、若い子育て世代の皆さんは来年の4月から入居していただきます。7月18日の協定の締結式には学生さんたちも参加されましたが、なかなかたくましそうな印象を受けました。

このような新しい試みでシルバータウン化した団地をなんらかの形で活性化することができれば、地域全体の活力も高まっていくのではないかと思います。まずはシラコバト団地における仕組みをしっかり構築して、場合によっては埼玉からオールニッポンに広げていきたいと考えているところです。

「特別県営上尾シラコバト住宅の共助による活性化推進に係る連携協定」締結式の様子

左:聖学院大学学長

右:ものつくり大学学長

7月24日(木曜日)の一打「ムサシトミヨ」

ムサシトミヨ

「埼玉県の魚」は何か御存知でしょうか。「ムサシトミヨ」という魚です。では、ムサシトミヨを見たことがありますか。あまり見た人はいないのではないかと思われます。

ムサシトミヨは世界でも熊谷市の元荒川上流域のみに生息するトゲウオ科の絶滅寸前の淡水魚です。体長3センチから5センチ程度で、内臓が透き通るような、そしてとげがあるような形態ですので、見た目が美しいとは言い難いですが、オスが水草などで球形の巣を作り子育てをするという大変希少な魚です。

かつては東京都や埼玉県の限られたエリアでその生息が確認されていたようですが、水質の汚濁や水温の変化などで適切な生息地が少なくなったようです。この熊谷の元荒川上流域は荒川の秩父方面からの伏流水が湧き出す場所であり、湧き水がなくなってからも県の水産試験場で地下水の汲み上げを続け、清流が保たれたことからムサシトミヨが生き残ることができたようです。

実は「熊谷市ムサシトミヨをまもる会」の「世界で一つだけの『元荒川ムサシトミヨ生息地』保護活動」が公益社団法人日本ユネスコ協会連盟の「第5回プロジェクト未来遺産」に選ばれ、昨年12月に登録されました。県内では初の登録です。この「プロジェクト未来遺産」は、失われつつある文化や自然を未来に伝える市民の活動を登録し、それを推進する人と地域を日本全体で応援する仕組みです。

現在、竹内章(たけうち あきら)会長をはじめ大勢の皆さんたちからなる「熊谷市ムサシトミヨをまもる会」が貴重な自然とムサシトミヨを保護するために、流域のゴミ拾い、草刈りや清掃などを行っておられます。このまもる会をしっかりサポートするために、県の環境科学国際センターの職員などもお手伝いをしているところです。去る7月17日(木曜日)に、竹内章会長と江守和枝(えもり かずえ)事務局長が県庁にお越しになり、初登録された登録証の複製を県庁に飾ってほしいとお持ちくださいました。

羽生市にある「さいたま水族館」では、その保護と県民の憩いのためムサシトミヨが飼育されています。機会がありましたら足を運んでいただき、日本ユネスコ協会連盟の未来遺産に登録されたほど熱心で手厚い地元の皆さんの保護活動に守られた県の魚「ムサシトミヨ」がどんなものか、是非御覧いただければと思います。

7月23日(水曜日)の一打「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2014」

Dシネマ映画祭であいさつする知事

去る7月19日(土曜日)、川口市において「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2014」のオープニングセレモニー並びにパーティーが行われました。この映画祭は今年で11回目を迎えます。10年前は「デジタル映画祭というのはいったい何だ?」というようなイメージがありましたが、今や国内の約96パーセントの映画館がデジタル化しているそうです。埼玉県と川口市は世界初のデジタルシネマ映画祭を開催して、時代のトレンドをリードしてきたということになります。

この映画祭でノミネートされた方や、あるいは入賞された方々が外国の国際映画祭に招待され、様々な賞を受賞するケースがこれまでにたくさん出ております。そういう意味で、「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」は、「若手クリエイターの登竜門」の名にふさわしい映画祭になったといえます。また、川口市民の皆さんがボランティアで受付から会場設営、そして資金カンパも行いながらこの映画祭を10年にわたって支えてくださいました。大変素晴らしいことだと思います。

今年も84の国と地域から合計727本の応募がありました。そのうち長編12本、短編12本、アニメ14本が上映され、それぞれ賞が選ばれるわけです。今年のオープニングを飾ったのは、イギリスの大ヒットミュージカル映画「サンシャイン/歌声が響く街」です。8月1日(金曜日)の日本公開初日に先駆けての上映となります。家族あるいは愛をテーマにしたいい映画だと思います。また24日(木曜日)には、昨年の大ヒット作品「永遠の0(ゼロ)」が音声ガイド及び字幕付きのバリアフリーで上映されます。25日(金曜日)には「アニメデイ」としてアニメーション部門のノミネート作品とともに、秩父市を舞台としたヒット作品の「劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」、通称「あの花」が上映されます。

11回目となる今回は、10年間の積み重ねを基礎に、更なる飛躍に向けた第一歩を踏み出す年でもあります。アニメーション部門の新設のほか、大宮ソニックシティにサテライト会場を設けるなど、新しい企画も多く、これまで以上にこの映画祭を盛り上げようと考えています。映画祭は来週の27日(日曜日)まで川口市にあるSKIPシティで開催されております。川口市民の皆様はもちろん、県民の皆様には是非お出掛けいただき、素晴らしい作品を御覧ください。

7月22日(火曜日)の一打「県民満足度調査」

知事の写真

このほど「県民満足度調査」の結果がまとまりました。県政サポーターに登録していただいている県内在住者2,788人を対象とし、5月29日から6月9日までの間にインターネットを用いて行った調査です。回答率は70.9%、回答数は1,976人とたくさんの方々から御意見を頂くことができ、信頼性の高いアンケートと言っていいと思います。

この調査では「埼玉県5か年計画-安心・成長・自立自尊の埼玉へ-」の分野別施策に掲げられた基本目標16項目について、重要度と満足度をそれぞれお聞きしています。
重要度が高く満足度も高い施策は県の取組がそれなりに評価されている施策、重要度が高いのに満足度が低い施策は県として更にがんばらないといけない施策ということができます。

重要度が高い施策の1位は「安心して子育てできる環境をつくる(44.3%)」。人口減少社会の到来に対する県民の皆様の高い問題意識が表れています。子育てが困難な時代だということもあるのかもしれません。
2位は「高齢者が安心してすごせる社会をつくる(39.9%)」。高齢者人口がどんどん増えてきておりますので当然かもしれません。
3位は「暮らしの安心・安全を確保する(34.5%)」。医療、福祉、介護、年金、あるいは治安といった様々な分野の安心・安全を包括的に確保してほしいという県民の皆様の気持ちの表れだと思います。ちなみにこの1位、2位、3位については昨年度と全く同じです。近年における県政での重要度の高い施策として私たちの認識と同じだなと感じました。

一方で満足度が高い施策の1位は「みどりと川を再生し自然と共存する(63.8%)」、2位は「埼玉の魅力を創造し発信する(56.4%)」、3位は「危機・災
害に備える(55.0%)」。1位と2位は変わりませんが、3位の「危機・災害に備える」は昨年度の6位からアップしました。重要度も昨年と同じ5位と高く、竜巻、大雪の被害があった中で高い満足度が示されたということは、県の取組をそれなりに評価していただいたと言えるのかもしれません。

ちなみに重要度1位の「安心して子育てできる環境をつくる」も満足度は5位(54.0%)と高く、こちらも評価いただいています。

一方、重要度が2位と高い「高齢者が安心してすごせる社会をつくる」の満足度は15位(44.0%)と低い状況です。医療や福祉など高齢者の方々の安心を更に高めていく施策を打ち込んでいく必要があると考えているところです。

7月18日(金曜日)の一打「家庭ゴミが少ない日本」

週刊東洋経済に鈴木賢志(すずき けんじ)明治大学国際日本学部教授の書かれた「日本人の価値観」というコラムが連載されています。7月12日号に「家庭ゴミが少ない日本 学校の掃除当番に遠因か」という興味深い記事がありましたので御紹介します。

サッカー・ワールドカップ ブラジル大会で、観客席のゴミを拾う日本人サポーターが話題になりましたが、日本人とゴミということでよく話題に上るのは、小学校から高校まで公立・私立を問わず広く行われている掃除当番です。生徒が学校の掃除を当番で行うという方式は江戸時代の寺子屋以来の伝統です。一説によると、これは掃除を精神修行の一つと位置付けてきた仏教の影響を受けたものといわれています。仏教徒の多いタイでも掃除当番が広く行われているそうです。1970年代の日本論の名著「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の著者エズラ・ボーゲル氏は、みんなが交代で掃除をすることで「掃除というのはアンダークラスの人がする卑しい仕事だ」という階級意識の発生を食い止めることができるとしています。

デンマーク人の幸福感は世界で最も高いといわれていますが、それを説明する際に、ゴミの清掃作業員も誇りを持って仕事ができるくらい平等な社会であることがよく語られるそうです。デンマーク人の幸福感と同様、日本人の平等意識の高さも世界によく知られているところです。学校の掃除当番制度が大きく貢献しているのかもしれません。

また、掃除当番制度は日本人の環境意識にも大きく貢献しているようにも思われます。日本は世界の中でも一人当たりの家庭ゴミの量が少ない国です。物のあふれた日本ではゴミが多いのかと思いきや、OECD加盟国のデータによれば、データのある23か国のうちで21番目という少なさだそうです。1位はルクセンブルク、2位がオーストラリア、続いてスイス、ドイツ、オランダ、英国と続いております。日本よりも少ないのはハンガリーとポーランドだけです。意外に思われますが、日本ではそれだけゴミの3R(リデュース 発生抑制、リユース再使用、リサイクル 再資源化)が徹底しているということです。

こうしたところを見ても、日本人は自分のことは自分できちっと行うことができる国民であるといえるのではないでしょうか。こうした美徳は誇りにしてもいいのかなと思います。もっとも最近では、鈴木教授が嘆いているように、学校に対し受験勉強の妨げになるから掃除は業者を雇ってやらせてほしいなどと訴える親がいるそうですが・・・。

写真:下駄箱を掃除する生徒

学校の掃除の様子

7月17日(木曜日)の一打「『これ・それ・あれ』3展開!効率的な話の進め方」

知事の写真

7月3日配信のプレジデントオンラインに興味深い記事が掲載されていましたので御紹介します。

仕事の効率を上げる答えは脳にあるそうです。脳のポテンシャルに大きく関わるストレスや睡眠、運動などをどのようにコントロールするのかが問題だそうです。

名前が出てこない、名刺を見ても顔が思い出せない。大人になって記憶力が悪くなったと嘆く人がいますが、それは覚えた気がするという錯覚にすぎないと脳科学者である篠原菊紀(しのはら きくのり)諏訪東京理科大学共通教育センター教授は指摘しています。記憶力の向上にはインプットとアウトプットを繰り返すしかないそうです。

復習が大切とはいえ、時間は限られています。一度しか復習できないとしたらいつが効果的か。篠原教授によれば、「記憶してから本番までの期間を6分割した最初のあたり」での復習が最も効果的なのだそうです。30日後に試験があるとしたら、記憶した日の5日後あたりに復習するのがよいそうです。

自分の脳の効率を上げることばかり考えがちですが、他人の脳のキャパシティーや特性を考え、負荷をかけすぎないことを意識しつつ仕事をすることも、生産性の向上には欠かせないそうです。

キーとなるのが3という数字。取引先も上司も部下も、情報は1回に3つしか聞いていないと思って間違いない。あれもこれもと詰め込むのはかえって逆効果なのだそうです。私もそう思います。

「部下への指示は、まずこれ、次にそれ、最後にあれ、の3つにすること。それ以上は『たくさん』としか認識されず、どれから手をつけるか悩んでしまう。逆に確実にと思って一つだけ与えると、単純すぎて飽きてしまいます」と篠原教授は言います。

また、理詰めで話をすることも大事ですが、相手の脳の同じ領域ばかり疲れさせてしまいます。時には視覚や聴覚などの領域に訴える工夫を交ぜれば、強い印象を残すことができるそうです。これも私はよくやっています。グラフなどをよく使って説明しています。

なにやらこの篠原教授のお話は、日頃私が考え実践していることと全く同じです。意外に私は知らないうちに脳のキャパシティーというものを理解していたんだということを確認いたしました。私自身の脳のキャパシティーが狭いことを自覚していたともいえそうです。

7月16日(水曜日)の一打「年金危機を逆手にとって」

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厚生労働省から先日発表された年金財政の検証結果では、政府が掲げた「所得代替率」(年金額が現役世代の平均収入に比べてどのくらいの割合かを示す指標)50%の目標達成には一定の経済成長が不可欠だということが示されました。

国民の年齢構成などはしっかり分かっているはずなのに、どうして中央省庁の頭の良い年金官僚たちがこういう事態を招いてしまったのか残念でなりません。既に年金を受け取っている人に比べて、これから年金をもらう人は損だということがはっきりしているわけです。

とはいえ、これからの人たちは医療の進歩など様々な環境の改善によって更に長生きできるという幸せの切符も手にしていると思います。法律などでは65歳からが「高齢者」として扱われますが、文部科学省の平成24年度体力・運動能力調査によればスポーツジムへの所属率を年代別に見ると70歳代が一番高いということが分かっています。今の70歳代は極めて健康だということです。したがってそうした元気な人たちを単に年齢だけで一律に「高齢者」と位置付けるこれまでの社会のあり方を改めて考え直さなければなりません。本人にとっても長く生きるがゆえに改めてどのような生き方をしたらいいのかが問われるわけです。

年齢を重ねてからは、「雇用される」という考え方から「働く」という考え方に切り替えることも必要かもしれません。雇用というと雇われているということになりますが、働くというのは「傍(はた)の人を楽にする」という意味もあります。また、「自分自身の機能を強くする」というような意味もあります。したがって年齢に関係なく元気なうちは自分自身のためにあるいは社会のために仕事をする、そうした生き方ができる社会に変えていくことが必要だと思います。そんな社会になれば、場合によっては年金受給者から納税者に転じる人も増えてくるかもしれません。

高齢者が増える社会においては、全ての人が年金をもらってゆっくり過ごそうという考え方は成り立たなくなってきます。しかし、年齢を重ねたからこそ見いだすことができる生きがいや社会の中での役割があるはずです。元気なうちは働ける社会にすることで、場合によっては年金財政の均衡を図ることも可能になるかもしれません。あるいは健康寿命を延ばすことによって医療費の公的負担を年金に回していくという方法もあるかもしれません。そうしたトータルでの社会保障ということを考えていくべきではないかと私は思います。

7月15日(火曜日)の一打「ASEAN7か国における日本の評判」

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去る6月18日、外務省が東南アジア諸国連合(ASEAN)7か国(インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、ミャンマー)の国民を対象にした世論調査の結果を発表しました。日本との友好関係を重要だと考える回答が9割以上と、日本の肯定的なイメージが定着しているようです。

また、「日本、米国、ロシア、中国、韓国、豪州、インド、英国、フランス、ドイツ、ニュージーランドのうち、最も信頼できる国はどの国か」に対する回答では、1位が「日本」で33パーセント、次いで「アメリカ」が16パーセント、「英国」6パーセントという順位になり、日本が2位以下を大きく引き離した結果となっています。

この「最も信頼できる国」についての回答を調査対象国別に見ると、フィリピン以外の6か国で日本が「最も信頼できる国」との評価を受けています。ちなみに、フィリピンでは1位がアメリカで日本は2位となっています。

さらに、「日本、中国、米国、韓国のうち、現在/将来重要なパートナーはどの国か」への回答では、日本は、「現在」で65パーセント、「将来」でも60パーセントとそれぞれ1位を占めています。2位以下は「現在」、「将来」とも中国、米国、韓国という順番となっています。

この結果について、外務省は「1年間でASEAN加盟10か国を全て訪れた安倍首相の積極外交が功を奏した」とみているようです。

埼玉県も、ベトナムやタイの政府と経済面などでの相互交流を強化するための協定等を結んでおりますので、こうした地方自治体によるASEAN諸国との交流などもこの日本に対する高評価に少しは貢献しているのかもしれません。

いずれにしても、ASEAN諸国からの日本に対する信頼というものを私たちはしっかり受け止めて、このような評価が変わらないように努力していかなくてはならないと思います。

7月14日(月曜日)の一打「ウルトラマンとウーマノミクス」

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埼玉県では、「埼玉版ウーマノミクスプロジェクト」の取組の一つとして、ウーマノミクス推進キャンペーンを展開しています。現在、漫画「アタックNo.1」の主人公である鮎原こずえのイラストをラッピングした電車「ウーマノミクストレイン」を西武鉄道と東武鉄道で運行しています。このキャンペーンのコンセプトは「女性がいきいきと輝くために アタックNo.1~仕事も趣味も私らしく~」です。また、デザインイメージとして鮎原こずえが大人になって「仕事も趣味も私らしく」生きる姿を表すことで、生き生きと輝く女性を応援しています。

ところで、日本経済新聞電子版の6月13日号に興味深い記事が掲載されていました。1966年から放映されているウルトラマンシリーズにおける女性隊員のキャラクターの位置付けを見てみると、いつのまにか「ウーマノミクス」が実践されているというお話です。

まず、歴代シリーズでの女性隊員の職務は、初期の頃は通信担当といういわば「電話番」であったそうです。戦闘の最前線はもっぱら男性隊員に任せて、女性隊員は安全なオフィスで後方支援に従事するというのが基本的な設定でした。それが、時代とともに女性隊員が戦闘機を操縦するなど脇役から主役級に昇格していくと、女性隊員も一人しかいない「紅一点」ではなく、複数の女性隊員が勤務する設定になってきたそうです。

さらに、1996年の放送になると、シリーズ史上初の女性隊長が登場しました。彼女の略歴は36歳、元防衛軍特殊部隊副隊長、科学者としてもパイロットとしても超一流、死別した夫との間に息子がいるが、自らの仕事が多忙のために別居を余儀なくされている。この設定はもはやキャリアを持って働く女性の姿に他ならないと思います。

1998年の放送では、ついに史上初の女性パイロットチームも誕生。もはや男性も女性も関係なく実戦でバリバリ活躍する時代になりました。

最近では、女性の副隊長も珍しくなくなっています。また、特殊技能を備えた女性隊員も目立ってきています。これは派遣社員が増え、どんな職場でも活躍できる社員が求められる時代背景と重なる動きとも言えそうです。子供向け番組といえどもなかなか侮れない深みとウンチク、さらに社会情勢の興味深い変遷が読み取れるというお話でありました。

ウルトラマンシリーズの世界でもしっかりと女性の活躍する姿が描かれています。それは女性も男性と同じように力を発揮できなければ地球を防衛することは難しいからに違いありません。なるほど、ウルトラマンにもウンチクがありますね。

7月11日(金曜日)の一打「非常食として使える草加せんべい」

6月8日(日曜日)の毎日新聞と6月17日(火曜日)の東京新聞夕刊に、埼玉の銘菓「草加せんべい」に関する興味深い記事が掲載されていました。草加市のせんべい製造販売会社2社が災害備蓄用として新たなせんべいを開発したそうです。東日本大震災で需要が高まったことから、保存食としてのせんべいの原点に戻って貯蔵性に一段の工夫を凝らして備蓄用のせんべいを開発したということです。もちろん味にもこだわっています。

まず、株式会社山香煎餅本舗(やまこうせんべいほんぽ)は、東日本大震災の直後、宮城県内の取引先から「食べ物がないのでせんべいを送ってほしい」との依頼を受け、急きょ草加せんべい2万1,600枚を被災地へ送ったそうです。そして「せんべいは災害用の非常食として役立つ」と考えた同社は2012年夏から災害備蓄用せんべいの開発に取り組んだそうです。

当初、伝統のしょうゆ味で開発を進めていましたが、長期間保存すると味が劣化することが判明し、薄味の塩せんべいにして通常3か月から4か月の賞味期限を3年に延ばしました。一般より小さい直径6センチ程度の薄焼きにして、子供やお年寄りも食べやすいようにしたそうです。化学調味料を使わずに県内産の米だけでシンプルな備蓄用せんべいに仕上がったので、味も良く、「賞味期限が近づけば普通のおやつにも転用可能」とアピールして、今秋にも一般販売する方針だそうです。

もう一社の有限会社小野寺米菓(おのでらべいか)が考案した備蓄用せんべいも塩味です。直径は4センチと小ぶりで、賞味期限は2年。保存性を高めるために水分を通常より低くし、さらに「災害時にのどが渇いては困る」と薄味にし、草加せんべいらしい歯ごたえを残したそうです。

8月末に草加市で開かれる九都県市合同防災訓練の救援物資輸送訓練で、埼玉県以外の8都県市に送る救援物資として、県と草加市が草加煎餅協同組合を通じて有限会社小野寺米菓に開発を持ちかけたものです。同社は「今回は特別な受注生産だが、ビジネスになるようであれば商品化に踏み切りたい」との考えだそうです。

草加市は2社の商品について、「市の災害備蓄品に採用したいので、今後、具体的検討を始めたい」と考えているそうです。

実は、米菓の出荷金額は一位が新潟県、二位が埼玉県です。なかなか健闘しているところですが、今後は非常食としても草加せんべいがさらに注目されていくものと考えられます。これまでと違った意味で草加せんべいの人気が高まることはとてもうれしく思います。

写真:備蓄用草加煎餅

小野寺米菓の備蓄用草加煎餅

7月10日(木曜日)の一打「甲子園夏の埼玉大会始まる」

あいさつする知事

昨日、第96回全国高等学校野球選手権埼玉大会が始まりました。156のチームが、たった一つしかない甲子園への切符を目指して頑張ります。

昨年の春夏の覇者・浦和学院高等学校から優勝旗が返還されました。浦和学院高等学校が春の選抜で甲子園を制覇したのは記憶に新しいところですが、残念ながら春夏の連覇とまではいきませんでした。しかし埼玉県勢が甲子園の優勝を狙えるチーム力があるということは、ここ数年来の結果ではっきりしています。

開会式当日はたまたま涼しかったのですが、これからまた暑い日が続きます。そして熱い戦いが始まります。埼玉での覇者が、甲子園での深紅の優勝旗を持ち帰ることができるような戦いを繰り広げていただけることを期待しています。

大会の祝辞で私は自分の両手を出して、「人」という文字をつくりました。二本の棒をそれぞれ一本ずつ大地に立てても倒れてしまいます。しかし、「人」という文字と同じような形で互いに支え合えば、大地に立つことができます。まさに「人」という字は支え合うという形になっています。とりわけ集団スポーツである野球は支え合うチーム力が肝心です。個人を信じチームを信じ、そして応援する人も応援される人もお互いを信じて、優勝を目指して頑張っていただきたいと思います。全てのチームが勝つわけにはいかないところが辛いところです。

7月9日(水曜日)の一打「全国藩校サミット」

藩校サミットであいさつする知事

去る7月5日(土曜日)、行田市で珍しいイベントがありました。「第12回全国藩校サミット行田大会」です。全国の旧大名家に、それぞれ藩独自の教育を行う藩校があったことは御承知のとおりだと思います。有名なところでは、「什の掟(じゅうのおきて)」でおなじみの日新館(会津藩)があります。

全国に様々な藩校が置かれました。実は本県にも忍藩(現行田市)に進脩館(しんしゅうかん)という藩校がありました。その名は現在も県立進修館高等学校という県立高校名に引き継がれています。福岡県の修猷館(しゅうゆうかん)高校も福岡(黒田)藩の藩校の名前をそのまま使っています。このイベントは全国津々浦々にあった藩校の教育理念を今に生かそうということをテーマにしたもので、第12回目の全国大会が行田市で行われました。

当日は徳川宗家の第18代当主、徳川恒孝(とくがわ つねなり)さんをはじめ、水戸徳川家宗家の第15代当主、徳川斉正(とくがわなりまさ)さんなど全国の大名家の御当主が総勢で34名集まり、なかなか壮観でした。当主会議、藩校会議、記念講演など盛りだくさんの日程をこなされていました。今回の実行委員長は忍藩の当主であります松平忠昌(まつだいら ただまさ)さんでした。

上杉家であるとか、伊達家であるとか、南部家、島津家、立花家、細川家、黒田家とか有名な大名の御子孫が一堂に会され、なんとなく戦国時代にでも舞い戻ったような不思議な気分になりました。12回を数える藩校サミットの中でも、今回が最もにぎやかだったということもお聞きしました。まさに歴史に学ぶ、あるいは歴史を生かすという、世の中の流れができているのかなと思いました。

ちなみに私は水戸藩の第15代当主、徳川斉正さんとは昔から若干の知り合いでして、久々にお目にかかって旧交を温めることができました。また徳川宗家の徳川恒孝さんが書かれた「江戸の遺伝子」という本は、文化論としてもなかなか興味深い内容となっていますので、是非、御一読をお勧めします。

7月8日(火曜日)の一打「もう一つのワールドカップ」

知事の写真

現在、ブラジルで行われているサッカーのワールドカップでは、残念ながら日本代表チームはグループリーグで敗退してしまいました。しかし、ワールドカップに出場しているのはサッカーチームだけではありません。日本の工業製品も出場しています。

日経ビジネス6月9日号のテルモ株式会社社外取締役 松永真理(まつなが まり)氏のコラムによると、例えば、株式会社野田鶴声社のホイッスルは日本代表が初めて出場した1998年より20年以上も前からワールドカップに公式採用されています。また、首都ブラジリアのスタジアムなど3会場で太陽工業株式会社の屋根が採用され、そのうち2会場は、屋根の膜の素材に「酸化チタン光触媒」を使用しているそうです。太陽光に反応して屋根に付着した汚れを落とすという、まさに「かゆいところに手が届く」日本らしい技術が駆使されているそうです。

今回12の全ての試合会場で目にすることができる日本製品には、旭硝子株式会社が開発した競技者用のベンチを覆う屋根の特殊ガラスがあるそうです。これは独自のコーティング技術により光の反射率を一般的なガラスの13分の1に抑えたもので、スマートフォンのディスプレイなどとして広く使われている化学強化ガラスを使っているそうです。これで曇りが抑えられてベンチの覆いが邪魔で試合が見えないという観客の不満は解消されているそうです。

その他にも日本電気株式会社が4会場の情報システムを受注したり、ソニー株式会社が試合撮影に高精細の「4K」機材を提供したりしているそうです。家電などの分野では、日本メーカーは新興国メーカーの攻勢にさらされ、守勢に立っているのも事実です。しかし、先端技術や職人技が生きる分野では、日本勢は依然として強みを発揮しているということが分かります。

ちなみに、世界知的所有権機関(WIPO)が発表した2013年の特許の国際出願件数では、アメリカが57,239件、日本はそれに続いて43,918件、3位が中国の21,516件ですので、日本の件数は中国の2倍以上です。4位以降は、ドイツが17,927件、韓国12,386件、フランス7,899件、イギリス4,865件、スイス4,367件、オランダ4,198件、スウェーデン3,960件、これが世界のトップ10か国になります。

企業別ではパナソニック株式会社が1位、シャープ株式会社が6位、トヨタ自動車株式会社が8位と、上位10社のうち3社を日本勢が占めております。まさにこうしたポテンシャルが日本にはあるのです。今後、世界の製造業の競争の中で、日本がこうした潜在力をどれだけ生かすことができるのかが極めて重要です。

7月7日(月曜日)の一打「バナナマンの『バナナTV』による新コバトンの開発」

秩父出身の設楽統(したら おさむ)さんが日村勇紀(ひむら ゆうき)さんとコンビを組む「バナナマン」。そのお二人に力をお借りして、「新コバトン」を開発することになりました。テレビ朝日が配信するインターネットテレビ「バナナTV」の番組内での取組です。

今年は「コバトン」が誕生して15年目、埼玉県のマスコットに就任してから10年目を迎えます。コバトンは愛らしいその姿で埼玉の魅力を発信しようと日々各地を飛び回っております。おかげさまでその人気は、県内はもちろん今や全国区になりました。2009年には若田光一(わかた こういち)宇宙飛行士に連れられて宇宙進出も果たしました。昨年からは、埼玉県の特命宣伝部長に任命され、その活躍がますます期待されているところです。

皆様に愛され、応援されてここまでやってくることができました。コバトンはシャイなのか、しゃべることができませんので、私から改めて御礼を申し上げます。

そんなコバトンですが、節目の年を迎え、コバトン知名度アップ大作戦を展開することになりました。新コバトンを開発し、今までのコバトン共々、県の魅力アップのために頑張ってもらおうというものです。

縁あって「バナナマン」とのコラボで開発が実現することになりました。この「バナナTV」でバナナマンのお二人は、「世界に通用するエンターテイナー」を目指して世界を旅しております。これが「コバトン」が目指す「世界に羽ばたくキャラクター」というコンセプトとがっちり合いました。

「バナナTV」という番組は、インターネット経由で配信される動画ですが、2011年の配信開始から現在まで2,000万回を超えて視聴されています。現在配信中の「ハワイ編 The FINAL」、次回配信予定の「台湾編」、そして内容は未定ではありますが、次の次の回に配信する予定のものを合わせて計3シリーズで3か月以上にわたって、新コバトンを開発していきます。視聴者の皆さんからも「バナナTV」公式Facebookのコメント欄から意見を受け付け、「バナナマン」とともに新コバトンを作っていこうという企画です。

今、インターネットを利用したスマートフォンなどへの配信に、メディアがこぞって力を注いでいます。こうした中、「バナナマン」のような著名人によるインターネットテレビを通じた埼玉の魅力発信は、これまでにない手法で大変面白い取組であると私も期待しています。

新コバトンの開発状況は、毎週月・金曜日配信の「バナナTV」番組内で、順次紹介されることになっています。引き続きコバトンの応援をよろしくお願いいたします。

バナナTV(ハワイ編 The FINAL)
©テレビ朝日

7月4日(金曜日)の一打「『教師の身分保障は子供の権利侵害』という判決」

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英国のエコノミスト誌(6月14日号)に米国の教育に関する興味深い記事が掲載されていましたので御紹介します。米国カリフォルニア州の教師が能力不足を理由に解雇される確率は12万5千分の1だそうです。したがって、同州の教師の職は民間部門の労働者に比べ約3750倍も安泰だという話です。実際、教師の身分保障が強固であるがために、質の悪い教師であっても解雇することはほぼ不可能になっているようです。

ビル・ゲイツ氏はかつて、上位4分の1に入るくらい優秀な数学の教師に全ての子供が教わったら、アメリカとアジアの学力格差は2年で消滅するだろうと語ったそうです。質の悪い教師は子供たちの能力を伸ばせない。良い教師に教わった生徒は学力が向上し、大学へ進学して良い給料を得る可能性が高くなる。また、少女たちが在学中に妊娠する可能性が低くなるという調査結果もあるようです。なかなか厳しい評価です。

しかし、通信業界の大富豪で有名なデビッド・ウェルチ氏が設立した改革支援団体「スチューデンツ・マター」が起こした訴訟で、こういう教師の恵まれた状況が変わる可能性が出てきました。ウェルチ氏は6月10日、教師の採用と解雇を規定する5つの州法に対して起こした訴訟で、見事な勝利を収めています。起こした訴訟は3つの分野、「教師の終身身分保障」、「解雇手続き」、「年功序列のルール」に焦点を当てて勝利したそうです。

要するに、教師の身分保障は子供の権利侵害だということが論点であります。裁判官は、教師の身分保障によって、州憲法で保障された子供の「平等な教育を受ける権利」が侵害されていると述べ、5つの州法を無効としたそうです。まさによい子に育つ権利が侵害されているという判断をしたわけです。もとより、上告がなされるそうですから、今後どのような展開になるか分かりません。しかし、間違いなくこうした判決は画期的なものだと言えるでしょう。これまでは、労働者の権利という「大人の権利」の方を重視している傾向がありましたが、今回の判決は、サービスを受ける側の「子供の権利」の方を重視するという考え方に立っているという点で画期的であります。

もし日本でもこんな訴訟があったら、教師もおちおちしていられないでしょう。一方、経済協力開発機構(OECD)が33の国と地域の中学校相当の教員などを対象に行った調査によれば、日本の教師は世界一長い時間働いているという統計も出ております。それが子供たちの成長にどうつながっているのか、子供の権利という新たな視点で改めて評価してみることが重要だと感じました。

7月3日(木曜日)の一打「『苦情』はカネになる」

知事の写真

6月19日配信のMSN産経ニュースwestで面白い記事を見かけました。ほとんど「言いがかり」に近いクレームでも、新たなビジネスチャンスにつながるという話です。

新商品の開発を社内で議論しても、どうしても開発サイドの発想になってしまい、利用者の立場に立った良いアイデアが出てこないことがあります。そこで、消費者との接点が少ない中小企業のために、お客様の声を集めようと福井商工会議所(福井市)が始めたのが「苦情・クレーム博覧会」。この「博覧会」は有益な意見を寄せた人にはお金が支払われる仕組みであったようです。実施した平成15年度から21年度の間に4万件を超える苦情が集まり、その中からヒット商品が生み出されたということです。

例えば、「遊んだ後、浮輪を片付けるのが大変。空気を抜くのも時間がかかる」という苦情。メーカーからすれば、空気の入れ口の根本を指でつまめば空気が抜けるようにしてあり、それを知らない利用者からの苦情に思えたでしょう。しかし、さらに苦情を集めてみると、正しい使い方をしても空気栓をはさむと「指が痛い」という声もありました。そこで開発されたのが、空気抜き専用の大きな栓をつけた浮輪です。従来のものより価格が上がったにもかかわらず売れ行きは好調で、さらに改良を重ねた結果、売上げが2割も伸びたそうです。

ほかにも、電車の中での濡れた傘への苦情。メーカーからすれば傘は濡れるからこそ傘なのかもしれませんが、もし濡れない傘ができたなら...!そんな常識を覆す商品開発にチャレンジし、ついに完成した傘、その名も「ヌレンザ」。発水性が強く、傘を閉じる瞬間に水滴をはじき常に乾いた状態を維持するこの傘は、1本3万円以上するにもかかわらず当初計画の3倍を売り上げたそうです。

福井商工会議所の「苦情・クレーム博覧会」は終了してしまいましたが、東京では、消費者からの苦情や愚痴を買い取り、企業側に販売する商売も生まれているようです。苦情をヒントに商品が生まれるだけでなく、まさに「苦情がカネに」なっていました。

埼玉県にも県民からの御意見をいただく「知事への提言」という仕組みがあります。私はお寄せいただいた全ての提言に目を通しています。その中には「提言」まで達していない、いわゆる「苦情」も混ざっています。単なるクレーマーには毅然とした返事を出すこともありますが、基本的には事実を調査の上、県庁が「人の役に立つ所」である役所として更に良くなるよう、仕事の改善に生かしています。

さらに、ややもすると「お役所サイド」の発想になりがちな県庁に、私自身が「御意見番」となり外の視点を持ち込むよう努めています。私からすれば「なぜ気付かないのだろう」と思うような事柄が前例踏襲に陥りやすいお役所仕事の中には隠れていたりもするのです。

私の御意見番としての視点から生まれたアイデアは県政においていくつも生かされています。例えばある年、部長から納税率が前年度に比べ少しだけ落ちましたという報告を受けた時、それだけでは全国のトレンドとの比較が全く分からないし、市町村別の状況も分からないと苦情を言いました。この苦情をもとに市町村に自らの納税率の県内順位を知らせるというアイデアが生まれ、それが今の市町村の納税率アップ競争につながっています。この苦情はかなり価値を生んだなと思っています。

7月2日(水曜日)の一打「「多様な働き方実践企業」に埼玉西武ライオンズ戦の招待券」

招待券の画像

埼玉県が進めているウーマノミクスプロジェクトに御賛同をいただいた株式会社西武ライオンズから、女性が働きやすい「多様な働き方実践企業」として県が認定した企業に対して、昨年度に引き続き、埼玉西武ライオンズの公式戦への招待券を提供していただけることになりました。

現在1,025社認定されている「多様な働き方実践企業」に対し、従業員1,000人以上の認定企業には200枚、50人未満の企業には10枚というように従業員規模に応じた枚数の招待券が、埼玉西武ライオンズから全くの御厚意で贈呈されるものです。

贈られるのは「特別ご招待引換券」というチケットで、1枚で大人1名と中学生以下の子供4名が入場可能になります。しかも内野指定席券であります。御提供いただく招待券の総数は約38,000枚とすごい数です。まさに破格のサービスであります。

西武鉄道池袋線と東武鉄道東武スカイツリーライン(日比谷線直通)の車両の一部には、アニメ「アタックNo.1」の主人公の鮎原こずえさんのイラストがラッピングされています。デザインのイメージは、鮎原こずえさんが成長して大人になった姿を「未来予想図」として示しています。

仕事や趣味などで生き生きと輝く女性を社会全体で応援し、女性が活躍できる社会をつくるというウーマノミクスのメッセージアピールに御協力をいただいています。

今回はまさに西武グループのウーマノミクスアピール第二弾ということになります。

是非、特別ご招待引換券が送られてきたときには西武ドームに行って、埼玉西武ライオンズを応援してください。

7月1日(火曜日)の一打「松山高校OBの論文カナダの学術誌に掲載」

昨日のこのブログで、オランダの文部副大臣が「SSH(スーパーサイエンスハイスクール)」の指定を受けている県立浦和第一女子高校を訪問された話を御紹介しました。本日は、同じく「SSH」に指定されている県立松山高校の生物部の3人(今年の3月に卒業)の論文が、世界的な学術誌に掲載されることになったという話を御紹介します。

この3人は高校1年生の時、体色に黒色素がなく、目が赤いアルビノメダカの卵から目と体表が黒いメダカが生まれたことに気付いたそうです。野生のメダカが混じったのではないかといったんは思ったものの、生殖の過程で何らかの現象が起きたと仮定して研究を始めたそうです。3人は半年かけて論文をまとめ、2012年の第56回日本学生科学賞に応募し、見事に内閣総理大臣賞を受賞しました。

この論文を京都大学霊長類研究所の古賀章彦(こが あきひこ)教授に送ると、「さらに研究を深めれば学術誌に投稿できる」とアドバイスを受けたそうです。大学受験がせまり部活も引退の時期を迎えていましたが、3人は「学術誌に載せたい」という一心で研究を続けたそうです。その後、昨年9月まで研究を続け、12月に論文「生殖細胞で自然に起きたメダカのDNA型トランスポゾンTol1の切り出し」を投稿したところ、今年5月にカナダの学術誌「ゲノム」に掲載するという連絡があったそうです。

3人を指導した生物部顧問の服部明正(はっとり あきまさ)教諭は「大学生の卒業論文ですら学術誌に載ることはまれ。高校生での掲載は素晴らしい」と3人をたたえておられます。

私も、県立高校生による丁寧な研究成果が世界に評価されたことに大変な驚きを覚えます。まさしく松山高校が「SSH」に指定されるゆえんであります。
これからも本県の「SSH」から彼らに続く研究者が現れることを心から期待しています。

賞状と盾を持った県立松山高校生物部3人の写真

県立松山高校の生物部の3人

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