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掲載日:2021年4月1日

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知事記者会見テキスト版 平成29年8月23日

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平成29年8月23日(火曜日)

知事発表
ラグビーワールドカップ2019™について

ラグビーワールドカップ2019について(PDF:782KB)

知事

本日はラグビーワールドカップ2019について、県民の皆様に改めて御報告申し上げたいと思います。御案内のとおり、アジアで初めてラグビーのワールドカップが日本で開催されます。そのうち、12会場ありますが、埼玉県の熊谷市の県営ラグビー場がひとつの会場になっています。開催期間は2019年9月20日~11月2日までの44日間であります。会場は熊谷ラグビー場を始め、全国の12会場で開催されます。2017年の5月に予選のプール分けがありました。そして、11月には試合の日程が決定し、対戦相手が決まっていくというプロセスが、すでに決まっています。そこで、埼玉県としては10月に2年前イベントを大々的にやって、県民の皆様にこのラグビーワールドカップがいよいよ近づいたのだということを、しっかりお願いしたいと思っているところであります。また2018年の春先には、来年のことでありますが、チケットが販売開始されますし、そして8月には事実上の新築にあたる、躯体だけを残して新しく作り上げる熊谷ラグビー場が完成をする予定であります。そして、その翌年に開催と。いずれにしても、この10月にしっかり2年前のイベントを開催したいと思っております。このイベントにはぜひ県民の皆様に御参加いただきたいと思っております。

実は、すごいトップリーグの試合が企画されております。10月21日土曜日でありますが、熊谷スポーツ文化公園でパナソニック・ワイルドナイツとサントリー・サンゴリアス、ラグビーに馴染みのない方々は、どういうレベルなのかということが分からないかもしれませんが、パナソニック・ワイルドナイツは昨年こそ順位は3位でしたが、3年連続その前は首位のチームです。そして、サントリー・サンゴリアスは昨年度の覇者、昨年度の優勝チームであります。要するに日本における最高峰の、トップがそれぞれ出てきたということですので、ある意味では日本における最高のチームとメンバーがぶつかるということになります。併せて、様々なイベントを行ってまいります。ステージイベント、グルメゾーン、ラグビー体験ゾーン、あるいはギネス世界記録に挑戦のラグビー教室など、詳しく御報告したいと思います。

まずステージイベントでは、ラグビートークショーでX-GUN(バツグン)の皆様に出ていただいて、抜群の話をしていただきたいと思っているところです。また、川越クリアーズ、お掃除ユニットで非常にヒットしております。ミニライブが開催されます。そして、グルメゾーンでは熊谷肉まつり開催。10店舗以上が参加します。そして、うどんサミットも開催されるのですが、日にちは別ですが、このうどんサミットとコラボして熊谷(後に「ご当地」に訂正)のうどんが出てまいります。そして、ラグビー体験ゾーン、例えばトライをしているところを写真に撮っていただく、あるいはスローターゲット等の得点がどのようなかたちで、ラグビーボールが楕円形になっておりますので、思うように真っ直ぐ行きません。バスケットボールやバレーボールや野球のボールみたいに真っ直ぐ行きません。そういう真っ直ぐ行かないボールをどんなかたちで投げれば、ストライクゾーンに入っていくのか、そういった体験の面白さもやっていただきます。さらに、ギネスに挑戦しようということを考えております。これまで、世界のギネスでは275人が参加したラグビー教室というのが最高だそうですが、もういきなり500人にしてしまいましょうということで、ラグビー教室275人が世界最高の水準でありますが、いきなり500人にしてしまいましょうということで、ギネスの検定員(後に「認定員」に訂正)もその日は参加いただいて、その場で世界一という認定もしていただくことが予定されているところです。また、参加者も大募集をしていきます。これは小学生です。申し込み先は県ラグビーフットボール協会でございます。お父さん、お母さんには県ラグビーフットボール協会にアクセスをお願いしていただきたいと思っています。改めて県のホームページ等にも御紹介いたしますので、是非お子さんたちをラグビー教室に参加させていただきたいと思っております。もちろん、この中には先程御紹介があったパナソニック・ワイルドナイツなどの素晴らしい選手の皆さんたちが、この教室で御指導いただくという特典付きであります。

この次にトップリーグでありますが、熊谷で行われますトップリーグ(の試合)が、この後続々と予定されております。期間は8月26日から12月17日まで、要するに夏の暑い盛りから暮れまでバッチリやりましょうということで、合計6日間で10試合開催します。8月26日、9月23日、10月7日、10月21日、12月10日、12月17日ということで、様々なチームが熱戦を繰り広げていただいて、まさにラグビーワールドカップ熊谷会場での盛り上がりを示していただきます。そして、いくつかスポンサーが様々なかたちで提供いただいております。ワンドリンク無料サービスと。観戦者には熊谷市内の協力飲食店でビールだとか、コーヒーだとか、そういうドリンクサービスがありますと。ただし、入場券、つまり、こういう試合を見に行ったときの入場券の半券をお示しいただいたり、また会場でドリンクのチケットをいただいて、その帰り道などにジュースや生ビールなどを無料で飲むことができると。目印はパナソニック・ワイルドナイツの青い旗になります。さらに、毎回テーマを決めてグルメフェアが開催されます。うどんサミットの参加店が毎回出店をしてまいります。様々なかたちでグルメのフェアが展開されます。さらに、開催日ごとにもらえるスタンプを3つ以上集めると、抽選でパナソニックの製品が当たりますと。6日間全て集めると抽選でパナソニック製品または、パナソニック・ワイルドナイツ選手のサイン入りグッズがプレゼントされるということですので、色々なかたちで試合を見て得をするものが、(パネルを指しながら)このようなかたちで、その1、その2、その3、ドリンクが無料で飲める。グルメフェアで楽しむ。スタンプラリーでパナソニックの電化製品などが抽選で当たる、もしくは、6日間分全部出れば豪華な賞品が、場合によってはいただけるということになっています。どうぞ、県民の皆様には、まさにラグビーワールドカップ2019が日本で初めてアジアで行われること、さらに12会場のひとつに埼玉県の熊谷市が入っていること、よく御理解をいただき応援していただきたいと思っております。今野球で盛り上がっている時に、ちょっとラグビーの話をするのはセンスがないかな、ということでありますが、予定は予定ですので、よろしくお願いします。

読売

ラグビーのワールドカップが2019年に開催ということですが、残念ながら、翌年のオリンピックに比べると大会自体の認知度、県民の認知度という意味では、下回っている部分があるのが現状ではないかと思うのですが、その点について知事として、どう考えていらっしゃるかということと、アジアで初の開催ということですが、ラグビーワールドカップの魅力について、どのように考えていらっしゃって、県民にどうアピールしたいと思っていらっしゃるか、そこをお願いします。

知事

南アフリカ戦で、一昨年五郎丸選手の忍術スタイルで一時的に爆発的なブームになりました。私の妻もにわかラグビーファンになったところですが、この頃はあまりそういう声が聞こえてこなくなりました。確かに、南アフリカ戦の頃の盛り上がりと比べると、落ちていることは事実だと思っています。ただ現実に熊谷市の県営ラグビー場に世界のラグビーフットボールが開催されるということだけは事実でありますし、それに向けて関係者の皆さんたちが非常に熱心に取り組んでいただいてますし、高校生にとっては西の花園、東の熊谷というラグビーの聖地という位置づけも熊谷の県営ラグビー場にはございますので、これに多くの付加価値を付けながら、しっかりアピールしていきたいと考えているところでございます。これには、やっぱり何度も何度も色々なかたちでのアピールをしていくしかないかなと思っております。これから2年前イベントを中心に、次から次に色々なものを打ち出しながら、アンバサダーはじめ関係の皆様の協力をいただきながら、熊谷市では相当認知度が高まっておりますが、熊谷市と同じような認知度を他の県内各地にも盛り上げるべきかたちにしていきたいと思っております。このようなかたちで、アピールすることが大きな意味を持っております。たまたま今日は花咲徳栄の決勝戦という、まずい日に当たったなということもありますが、野球もあるが、ラグビーもある、サッカーもある、というまさに埼玉がスポーツ王国であるということを改めて県民の皆様に知っていただきたいと思っています。

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幹事社質問
県議会議員補欠選挙について

読売

先週の18日に県議会補欠選挙が告示されましたが、元県議の方の政務活動費に関する不正を発端とした補選となっていますけれども、今回の補欠選挙でどのような論戦が繰り広げられることを知事として期待したいか、ということと改めて補選に対する知事の態度についてお聞かせください。

知事

2つだと思います。1つはやっぱり政務活動費の不正問題からの選挙でありますので、政務活動費の在り方について、それぞれが御提案されておりますので、この際当選された方は、当然議会でそのことを主張されるとは思いますが、当然議会全体においてこの問題に取り組んでいただいて、より高いレベルでの透明度、公開度をやっぱり県民も望んでおりますし、国民世論でもあると思っておりますので、そのような方向を見出すべき主張を、それぞれの候補者でやっていただきたいと思っています。

2点目は大宮区、さいたま市のまさにコアに近いかたちで、浦和の政治都市と経済都市としての大宮と、こういう位置づけが、かつてからあったわけでありますが、大宮の特別な位置づけというのは、非常に今日高まっていると思っています。新幹線網が続々と増えていること、さらに東京上野ライン(後に「上野東京ライン」に訂正)、あるいはまた湘南新宿ライン等々、大宮を起点として鉄道のラインが大きく広がっていること、ホームの数で言えば、東京駅に次いで、上野駅に並んで2番目(後に「東京駅、上野駅に次いで3番目」に訂正)にホームの数が多いと。上野駅のホームの扱い方というのでしょうか、活用の仕方というのは非常に不便ですが、大宮駅のホームは非常に便利であります、乗り換えなど。そういう意味では、時と場合によっては、新宿、渋谷、池袋方面の方々はあえて東京駅に行かないで大宮駅で乗り換えるという人たちも多くなっております。乗り換えが非常に便利だということと、東京から大宮まで行く間の26分で大宮に着いてしまうということで、料金も新幹線料金が安くなるということもあって、大宮の鉄道の面からの役割、そしてまた、埼玉県内における中心部、ハートランドとしての役割、こういったことも県全体の中でどのようなかたちで今後発展させていくかということを、やっぱり候補者の皆さんたちは、まちづくりの視点からしっかり大宮の論点を、大宮区の有権者の方々にアピールすべきではないかと思っています。

候補者4人おられますが、お二人が関わりの深い方でございます。藤井候補は私どもの一時期事務所の責任者をやっていただいた方で、選挙が弱いという特色を持っていますが、それ以外では、見識、様々な政策立案能力、文章力、人格ともにレベルの高い方で、どこに出しても恥ずかしくない方だと思っています。また西山候補は民進党の公認候補ということでもありますので、先の知事選でも旧民主党の皆様からの友情支援もいただいた経過もございますので、これも全く無視するわけにいかないということで、今回はそれぞれに応援をしない、等距離で激励ビラとか、そういうレベルでの支援というのでしょうか、関わりというのでしょうか、そういうところで終わっているところであります。

読売

特に街頭に立たれたりする予定は、現時点ではないんですか。

知事

ありません。

埼玉

告示の日に藤井候補のところ、名古屋の河村市長さんとかが入られて、非常に知事と友好関係のある他の方も応援に入られていたんですが、間接的に依頼されたとか、そういう経緯はあるんでしょうか。

知事

基本的にはありません。河村さんは行ってほしくないところも勝手に行ったり、埼玉県内のことであれば私に一回聞いてもらいたいくらいなんですが、全く事前に聞いたりすることもなく、あっちやこっちや行かれる方でありますので。私などは大体、他県に行く時などは、親しい知事などには必ず連絡を取ったり、関係の皆様とは連絡取って入るのですが、河村さんは全く連絡無しに来ますので、独自のルートで呼ばれたと思います。松沢参議院議員、元神奈川県知事からは若干問い合わせがございました。どういう状況でしょうかということで、情勢についての問い合わせがありまして、そのことについては私なりの考え方を述べさせていただきました。それぞれ藤井氏、もしくは彼を応援する方々のルートでお声がかかったと。確かに、そのお声をかけた方以上に私の方が親しいのではないかという自負心は私もありますが、直接の関わりとは離れております。

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その他の質問
腸管出血性大腸菌O157による食中毒について

NHK

一昨日発表にもなりましたけれども、O157の食中毒の問題についてお伺いします。その後、県も調査と言いますか、検査と言いますか、いろいろ進めていらっしゃいますけど、現段階として感染経路ですとかどの程度特定できたのかということ、あと健康被害のその後の広がりはないのかという点と、今日高崎市が向こうの工場に立入調査ですか、行っているようなんですが、たぶん情報共有しながら進めていらっしゃると思いますけれども、何か向こうから速報といいますか、調査結果についての話なんか来ていないのか、全体的に教えていただけますでしょうか。

知事

まず、埼玉県的には熊谷保健所に8月14日に4歳男子が腸管出血性大腸菌感染症にかかったというものが保健所に入ったという経過。その後、17日、18日までに熊谷保健所管内で医療機関からの同じ案内が8名と集中したことでありますので、共通要因があるのではないかということでの精査をさせていただいたところであります。そこで、8月21日月曜日に8名のうち6名が「でりしゃす籠原店」において、8月7日、8月8日にポテトサラダを購入していることが判明し、共通食が特定されたところであります。そこで、8月21日月曜日に当該施設が原因と断定して、熊谷保健所が感染症防止を目的として21日から23日までの3日間営業停止命令を出しております。その後、籠原、熊谷店以外にも前橋店でも患者が出て、O157の検出患者が出るというかたちになっておりますので、むしろ製造元からの話かなという可能性もあり得るということで、今調査をしている段階でありますが、現在のところまだ確認ができているところではございません。確認でき次第、発表するというかたちになるかと思っております。また、患者の方々でありますが、入院患者が3名で退院のめどそのものはまだ確認されておりません。5歳の女の子に関しては、昏睡状態は脱しているけれども予断は許さないという状況であると聞いております。病状については、後で確認していただければいいかと思います。私どもの方では十分把握しておりません。4歳の男の子と60歳の女性は、快方には向かっているということですが、いつ退院するかとか詳しい病状については私どもの方に報告はございません。今後、発表できる段階になったら発表されるのかなと思っております。その他の患者については、全員快方に向かっていると聞いているところです。以上です。

NHK

付け加えで一点。こうしたちょっと大きなと言いますか、たくさんの方が食中毒の被害が出たことの率直な受け止めと、注意喚起の意味も込めて知事のメッセージと言いますか・・・

知事

そうですね。温度の高い時期、しかもこのところ雨が降ったりして湿度が高くなっておりますので、いわゆる菌が、まあいろんな菌ですね。人体に悪い影響を与える菌もあれば、良いことをする菌もあるわけですが、いわゆる細菌というのでしょうか、いろんな菌は高温多湿が一番広がる時期ですので、生もの類の扱いに関しては、当然販売店あるいは製造元が注意に注意を重ねなければならないと思いますし、また消費者の方々も手に取る時に、食する時に、量との関係なんかもありますし、また体力との関係もありますので、お子様が小さいとか、より高齢者でなおかつ非常に疲れている時というのは、生ものだとかそうしたものに関しては、いささか量を少なくするとか、そういう注意も必要だと私たちは聞いておりますし、私自身がしっかり実践しているかどうかということに関してはやや難点がありますが、いずれにしても注意が必要な時期であることは間違いないですね。

テレ玉

汚染された場所がどこだったのかというのが、工場の方の可能性もあるということですけれども、今、市の方が調査に入っていて、県としてはそこには直接調査するのではなく、高崎市からの情報で判断するというかたちになるんでしょうか。

知事

基本的にはそういうかたちになります。

テレ玉

県は直接ではない・・・

知事

中核市というかたちで保健所も持っておりますので、そういうかたちになるかと思います。群馬県というよりも高崎市というかたちになります。

テレ玉

情報は遅れることなく、きちんと連携されて入ってくるということで・・・

知事

それはもちろん間違いなく、私どもも追っかけておりますので、当然連携しております。

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ヒアリについて

埼玉

先日狭山の方でヒアリの死骸が見つかりましたけれども、今後県の対応としてはどのようなことを考えられてますでしょうか。

知事

ヒアリに関しては、一匹だけいたと。死んでいたけれどもいたと。関係の所、敷地外も含めて県及び市が周辺地域を目視で調査を実施して、22日までの調査で敷地外では25日、また周辺では(後に削除)22日までの調査では、疑わしきアリは確認できなかったということでありますので、まずは一匹死骸がいたという認識に至っているところです。これからは、こういう事例があったということですので、8月18日付けの文書で県内の市町村とコンテナ関連物流事業者の皆さんに、今回の事例に対する周知と注意喚起の文書を送らせていただいておるところです。ホームページでも7月10日からヒアリに関する情報を出しておりますけれども、随時更新しながら現況をしっかり認識していただきたいと思っております。現在、県で1件出たということで、これも含めて日本中で13例ということになりました。今後も増える確率はやはりあり得るということを前提に、関係事業者、市町村においても注意をするようにしていかなければならないと考えております。県民の皆様には、直接的には今すぐ何か起こり得るということではなくて、アリ以上にもっと甚大な被害を出す動物、植物等もありますので、一般的にヒアリだけが全てではありませんので、一般的な注意を促していただければありがたいと思っているところでございます。情報があれば、県や市町村の窓口に御連絡いただければ、念のために調査するというかたちになると思います。

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サーベラス・グループによる西武ホールディングス株式の売却について

日経

先週西武ホールディングスがですね、アメリカの投資ファンドのサーベラスグループが西武ホールディングス株、全株式を売却が済みましたというような発表がありましたけれども、過去にサーベラスを巡ってはライオンズの売却だとか秩父線の廃止だとかそういうことが取りざたされて知事もその時々でコメントもされていたようですけれども改めてこのサーベラスについて、全株式売却したということで御所感というのをもしあれば教えてください。

知事

投資ファンドとしてのサーベラスがある時期西武鉄道側と対立して様々な動きがあったわけですが、結果的には過激な行動はなく、どちらかと言えば世の中的には西武ホールディングスの方を皆さんが支持をして結果的には無茶なことはなかったと。その後、投資ファンドとして利益を確保するためにその都度非常に、株価はその後西武ホールディングス調子が良かったわけですから、西武鉄道ですね、よかったものでずっと売っておられたと。もう全体の中での株式の持ち株もサーベラス側としても少なくなっておりましたので経営には実質的には影響力を与えることができない状態になっていたと。そういう中で、今回全株式を売却されたということでありますから、何らかのかたちでいわゆる利益の確保を十分なされて、その確保された利益をまた違う投資に回すというような仕組みになったんだろうというふうに想像します。西武ホールディングス側の談話をちょっと見ましたけれど、非常に何か11年間サポートいただいてありがとうございましたなんていうような非常に紳士的なコメントが出ておりましたので、逆に言うとあまり何か影響を与えたものでもなんでもないということを、ある意味では発信されていたのかなというふうに思っていますので、ある意味ではサーベラス問題によって県民の皆さんたちからして西武鉄道の価値などについての思いが西武鉄道に伝わり西武ホールディングスに伝わり、その後西武ホールディングス、西武鉄道としても、ちちぶ映画祭を開催したり、あるいはテレビで秩父のコマーシャルをしたり、あるいは特別な列車を発進したり、色々秩父に関する、あるいは秩父沿線に関するアピール策というのでしょうか、そういうのをやってきましたので、まさしく何か災い転じて福となすという言葉もございますが、そういうことになったのかなと思って今では非常に秩父市はじめ沿線市と西武鉄道側は非常にwin-winの関係でうまくいっているというふうに私は見ております。

日経

当時知事も大分ご心配されたと思うんですけれども、あの問題があって西武鉄道、大きな会社ですけれども、よりこう地元との密着感みたいなものが、あの問題があったからこそ強まったみたいなところ…

知事

西武ホールディングスの後藤高志社長、また西武鉄道の会長でもあるわけですが、恩義という言葉を使っておられました、埼玉県並びに埼玉県民に対する恩義を感じていると。まさかこんなに支持していただけるとは思わなかったということで、地元に立脚するということが非常に大事だという認識を強く持ったと、こんなことを言っておられます。

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民進党の代表選挙について

埼玉

民進党の代表選が始まりましたけどもそのことでちょっとお伺いしたいんですけども、前原さんと枝野さんが今出馬されましたが、今回のこの代表選の意味合いと言いましょうか、知事はどのようにこの代表選を見てらっしゃいますでしょうか。

知事

自民党との違い、野党第1党としてのリーダーシップ、この2つをどういうかたちでお二人が国民に示されるのか、その部分が一番のポイントだと思いますが、今のところ必ずしも成功していないような気がいたします。それ以上の事はちょっと申し上げにくいのかな。やはり野党というか、野党第1党というのは次の政権党ですから、そういう存在があることが与党・政府というのはしっかり仕事をしなくちゃいけないような状態になるわけで、野党第1党を中心とした存在が弱いと与党・政府も弱くなる。これはもう当たり前のことですので、その部分がやはり先の都議選でも明らかになったと。野党第1党としての政権交代の受け皿としての役割をどういうかたちで果たせるのかということと、同時に国会対策だとかそういうところでは野党第1党として他の野党を引っ張ったりするのも仕事の1つですので、そういう部分でのリーダーシップというのはどういうかたちだと国民に受け入れられ、なおかつ与党・政府のある意味ではとがった部分を少しならしていけるのか。当然与党・政府は一定の支持基盤の元にその利益配分を行っていくわけです。その利益配分から外れる人たちの利益をある意味では野党はそれをこの何らかのかたちで提案していって少しその部分をより政府の政策の中に入れていく、あるいは税金などの無駄遣いとかを指摘しながら国民の支持とか理解をより深めていくという、そういう役割を持っているわけですから、そういうものをお二人がうまく国民に分かっていただけるようなかたちで示されれば多分国民にとってはプラスになるんでしょうけどそれがうまく示されなければ国民にとってもあまりよくない、政治全体にとっても良くないことになるのかなと思います。

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子どもの自殺について

NHK

子どもの自殺の関係なんですけども、間もなく夏休みが明けて、来週にも学校が始まったりするところもあるようなんですけど、特に長期休暇の後というのは、子供が自殺する数ですとか、不登校になるってこともそうみたいですけど、非常に不安定な時期になるという事があるという事らしいんですが、県として、何かこの時期に合わせて、そうした子供たちの相談体制をとるとか、あるいはそうしたものがあるというアピールをするとか何かこの時期に予定されている取組がありましたら教えていただけますか。

知事

基本的には、小中に関しては市町村の教育委員会がキチッと対応していくことになるのかなと思っています。また、高校については、私学においてはそれぞれの私学の責任において、頑張っていただく。また、公立に関しては、県の教育委員会を通じて、頑張っていただく、というのが基本的な筋目だというふうに思っています。ただ、御案内のとおり長期休暇の後には、退学者も多いんです。中途退学者も多い。それから不登校にそのまま休みが延長線上で休んでしまう人たちも多く、今お話にあった自殺なども、通常に比べると2倍3倍多いというデータもありますので、やはり結論から言えば、思い悩んだりする人達がおられることは事実ですので、思い悩んだりする人達が、どこを頼ればいいのかという、そういう事をキチッと普段から伝えておく必要があるんではないでしょうか。まあ例えば、人として、なかなか頼る人がいなければ、頼るべき場所があるとか、そういったところを、学校行かなくてもいいから比叡山延暦寺に行くとか、極端な事を言ってるんですこれは。なんかここ行ったら頼れるのかなというような、そういった所でもいいと思うんですね。そういったものなんかを普段から、こう少し話をされていたらいいのかもしれません。もし学校に行きたくない、もうやだと思った時には、一番自分の好きな人のところに行けとかですね。いとこのお姉さんが好きだったらいとこのお姉さんのとこ行って来いとか、そういうのを普段から学校の先生などは言っておけばいいんじゃないでしょうか。そうすると、学校行きたくないと思って、そういう時に学校へ来い来いと言ってもね。逆に違う結末になるかもしれませんので、そういう事が大事かなと私は思ったりしております。現場の先生達がやっぱりそういうシグナルを、子供たちの不安定なシグナルをいかに早く見つけて、捕まえるかというんでしょうか。捕まえるというのは縄で縛るということじゃなくて、心の変化だとかそういったものをいかに敏感に感じる事が出来るかという、そういう事をやっぱり普段努力するしかないんじゃないでしょうか。

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圏央道の茨城区間の開通などについて

日経

今度の土曜日で、圏央道の茨城県区間が開通して半年になりますけれども、県の企業立地の四半期毎に出していただいてる、非常に好調に目標を達成率というのは行ってると思うんですけども、一方で繋がると茨城県とかと競争力という意味で、ライバル的なものになるんじゃないかみたいなことも言われてましたけれども、まあ半年経ってそのあたりってどういうふうにお感じになってるかという事と、新大宮上尾道路が今年首都高で整備するというのが3月末決まりましたけれども、圏央道に道を繋ぐというところで、知事がどういう思いがあるかというところをお聞かせください。

知事

後段から言うと、17号のバイパス機能を持っておりまして、一番埼玉県の中央部を通るこの17号の意味というのは大変大きいわけでありますので、これは早く、出来るだけ今の上尾道路の上を高架にして、埼玉高速線をそのまま圏央道にぶつけるという事業はもう認可され(後に削除)予算も真ん中まではついておりますので、しっかり事業を進めていくために、しっかりバックアップしなきゃいけないと思っております。これは非常に重要だと思っております。それから、他県との競合関係ですが、なんでも競合はしますが、それぞれ役割分担もあります。やっぱり埼玉県側に求められるものと茨城県側に求められるものとかというのは同じ圏央道沿いでも異なる場合があります。一般的に値段が安ければいいというものではなくて、製品度の高い付加価値の高いものをやるところは、立地でも高くても構わないというものがありますし、どうしても商品が安いものであれば、あんまり立地にお金をかけるわけにはいかないとか、そういうものがありますので、どうしても埼玉県側は茨城や群馬と比べると高い。東京と比べれば安いという事になるわけですけど、それぞれの立地する企業のニーズというのがありますので、そのニーズに合わせた形で、埼玉県としては提供していくという、この姿勢で行けば、決して値段の高によってはあまり関係ない。むしろ要求されるもののキャパを正確に常に用意ができるかどうかという事についての方が心配です。どうしても企業が道路の周辺、インターチェンジの周辺に集中してますので、そういったところはもうそこそこ開発されてきてますので。一方では、少し外れたようなところの方は逆に市町村としても今度は我々の番だというかたちで企業立地に熱心に取り組んでおられますので、新しいまた企業のニーズと異なる場合もありますのでそれをこううまく県としては誘導調整する役割がありますので、それぞれの企業のニーズに合わせて、また地元市町村なんかの要望も踏まえて調整をするというのが県の役割だと思っておりますので、しっかりやっていきたいと思っていますし、今のところは特別に値段で高いから負けるとかという、そういう話にはないと思っています。

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全国高校野球選手権での花咲徳栄高校の健闘について

埼玉

先ほど知事も冒頭で触れられましたけども、全国高校野球選手権の今決勝が行われてまして花咲徳栄高校が試合に臨んでますけども、ここまでの戦いぶりをどのように評価されているのかと、県として何かこの健闘を讃えるお考えがあるのかどうかお聞かせください。

知事

素晴らしい戦いですよね。少なくとも昨日はなかなか苦戦というんでしょうか。激戦を制されましたが、それ以前はもう圧勝という感じで、安心して見ていられるというような大変強い花咲徳栄野球というのが、一つの必勝パターンみたいなものを作っておられると。そんなふうに思います。ヒヤリとした部分も昨日なかった訳ではありませんが、本当に私は美しい一本抜き出てるんではないかというふうに思っています。今日も期待をしているところです。この記者会見とこの後復興担当大臣との面談がなければ私も甲子園に行きたかったとそういう思いを持ってるぐらいですが、いずれにしても、大変な活躍で県民に大変喜びを与えていただいている、元気を与えていただいているというふうに思っています。半端な勝ち方ではないというんですか、非常に気持ちのいい勝ち方をして、必勝パターンというのですか、そういうものも作って立派な勝ち方をされていると。そういう意味で、是非優勝していただければ、この前の例だと浦学が優勝された時も、彩の国功労賞というのがあります。県民全体に夢を与え、非常に元気を与えて貢献されたと。県民の心に火をつけると言うんでしょうか。そういう対象になるのかなというふうに片隅にちょっと思ってはいます。

テレ朝

今まさに決勝戦の最中なんですが、今の状況分からないと思うんですが、今知事、まさに今どのようなお気持ちですか。結果今来ましたね。

知事

今ちょっと入りました。4対1で勝ってると。必勝パターンを持っている花咲徳栄が、ある意味では野球の一つの新しい手法を編み出してるのかなというふうに思っています。エースと準エースを使い分けしながら、準エースが先行で出て行って、エースを温存しながら、いざという時はエースでしっかり抑える。またリリーフとはまた違った形の新しいパターンなのかなと、そういうふうにひょっとしたら高校野球のあり方を変える野球を編み出したのかもしれません。特に優勝すれば尚更そういった分析をされる事があるかもしれません。そういった時に、花咲徳栄高校は単に優勝しただけではなくて、新しい野球の手法を編み出す、そういう高校にもなるというようなことも言えるかなというように思います。

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(終)

お問い合わせ

知事直轄 報道長  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

ファックス:048-830-0029

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