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掲載日:2021年4月1日

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知事記者会見テキスト版 平成29年8月1日

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平成29年8月1日(火曜日)

知事発表
犬猫の殺処分ゼロを目指して!

犬猫の殺処分ゼロを目指して!について(PDF:254KB)

知事

本日は「犬猫の殺処分ゼロを目指して!」と題しまして、最近における犬猫の処分の推移について県民の皆様に御報告し、また殺処分ゼロを目指しての協力の御支援をお願いしたいと思っています。(パネルの左の表を指しながら)このとおり、犬のあるいは猫の殺処分に関しては、年々減らしてきております。(平成)18年を起点にすれば87%削減ということで、大変量的には減らしてきたところであります。平成28年度で収容頭数に関しては、犬が1,313で残念ながら殺処分をせざるを得ない数(290)、猫が1,489、そして殺処分をせざるを得ない数がそのうち880と。このレベルはどのくらいのレベルかと言いますと、47都道府県では人口に対して殺処分される犬猫の頭数に関していえば2.5頭ということで、全国では3番目に少ない状態まで来ております。もとより、このことがいいとは思っておりません。どんな野良猫、野良犬に関しても、生命は生命でありますのでゼロが望ましい。基本的に野良猫、野良犬がない状態が一番いいわけであります。ただ残念ながら、野良犬、野良猫がおります。その中でも野良猫の子猫が圧倒的に多いということでございます。したがって、犬猫の殺処分対策といえば、猫対策ということになります。

よくネズミ算という言葉がありますが、実は猫算もございます。猫も年に2、3回の出産、そして1回で5、6頭を産むというかたちですので、野良猫を放っておくとそこら中、野良猫だらけになってしまうという現況になってしまいます。したがいまして、この殺処分を減らしていくということは野良猫対策、要するにできるだけ不妊の手術などを、繁殖抑制ということが大事になっております。実際、地域猫活動という言葉がございますが、地域で猫をできるだけ愛護団体などが不妊手術をしたり去勢手術をして、一方死ぬまで餌をあげたり、トイレの始末をしたりする、そういう運動をしていただいている大変立派な方々がたくさんおられます。そうした方々をしっかり県としては支援しようということで、モデル地域で地域猫活動を実施しています市町村に対して助成をして、市町村からこの地域猫対策をやっていただいている方々を応援しているところです。今後、さらにゼロを目指すには、もっとバージョンアップしたプラスアルファの対策が必要だということで、野良猫のTNR活動の推進が必要だということで、住民の皆さんたちが野良猫を捕まえていただく「トラップ」。不妊・去勢手術をしていかなければなりません、「ニューター」と言います。また、捕えた元の場所で解放して、そこで餌をあげたり、あるいはまたトイレというのでしょうか、うんちなどの処理をしていくという「リターン」の活動が必要だということで、このTNRの活動を徹底していきましょうということで、29年度の新規事業の中に野良猫の不妊・去勢手術に関して、彩の国動物愛護推進員への助成を新たに行ってまいります。今まで動物愛護推進員の皆様たちが、自らのお金を出してでも不妊治療、あるいは去勢手術の治療費などを獣医さんとかに出していたわけでありますけれども、その部分を県がちゃんと出しましょうというかたちで、その応援をすることになりました。

とは言っても、行政やボランティアの愛護員や地域猫活動をする方々にも限界がありますので、何よりも飼い主の皆さんがペットを一旦飼ったら愛情を持って最後まで面倒を見ると。それから迷子にさせないと、そして逃がさないと。ちょっと猫は気まぐれなところがありますので、いなくなったりしますので、追っかけてちゃんと捕捉すると。万が一、いろんな事情で飼えなくなった時には、新しい飼い主を探すと。また、新しい飼い主を探すことが御自身でできなくなったら、県の動物指導センターなどに御相談をいただくと。あるいは、最寄りの親しくされている動物病院、獣医師の先生方などにも御相談をすると。このようにしていただきたいと思いますし、また動物指導センターでは収容された犬や猫の譲渡も行っております。大変かわいい猫や犬が、随分毛並みの立派な犬や猫が、最近はとても野良猫と言えないような、血筋の良さそうな、顔つきの良さそうな、品の良さそうな猫や犬が動物指導センターで待機しております。したがって、そちらの方にも覗いていただいて親になっていただきたい、こんなふうに思っています。また、地域猫活動やTNR活動にも御理解と御支援をお願いしたいと思っております。ちなみに、この活動には「彩の国ハッピーアニマルWAON」カードの寄附金が充てられているところでございます。買い物などをしていただいた時の売上の一部が、1,000万を超える単位で県に寄附をされておりますので、その寄附金を活用して、先程発表しました犬猫殺処分ゼロに向けての活動資金にしているところでもございますので、県民の皆様には是非とも野良猫、野良犬といえども一つの生命であることは間違いありませんので、是非殺処分ゼロを目指す運動に御支援と御協力をお願いしたいということと、最近の動向についての御報告をさせていただきました。以上であります。よろしくお願いします。

読売

犬猫殺処分件数についてなんですが、87%削減というのはかなりの顕著な効果が出ているようにお見受けしますけれども、特に近年犬と猫の構成比の割合を見ると偏りがあるのかなと見えますが、犬の方が件数が少なくて猫が多いというのは何か理由があるのでしょうか。

知事

そうですね。犬の方が大きくて目立つので、その気になって我々が捕捉したり、地域猫活動や動物愛護推進員の方々が追いかけていくと、そこそこカバーができやすいと。猫は小柄で茂みなどに入ったら捕捉しにくいこともあり、結果的に不妊の手術や去勢の手術がしにくいということでなかなか減らない、ということであります。犬の方が貰い手も多いという実態もございます。

読売

それで殺処分件数の6割が野良猫の子猫になってしまっているということですか。

知事

そうですね。残念ながらというかたちです。

読売

もう1点、全国で3番目とありますが、この上の1番目と2番目はどこになるのでしょうか。

知事

東京、神奈川が1位と2位です。

埼玉

飼い主の皆様へという呼びかけのところでですね、特に迷子にさせない、逃がさないということなんですけども、全国的な傾向のようなんですけども、雷雨の季節に結構音に驚いて逃げ出してしまう犬猫が多いというような話も聞いたことあるんですけども、埼玉県の動物指導センターでもやはりこの季節、迷子になって収容される数というのは多いのでしょうか。

知事

頭数は統計上変わってません。ただ犬は一定の年齢、確か3、4歳ぐらいから音の、雷などに反応して見境もなく例えば鎖につながれても首輪ごと外して飛び出していく。私のところで飼っていた犬も合計で4回ぐらい抜け出して1回は動物指導センターの方に収容されてホームページに寂しく写っておりました。危ないこともございました。あとはこちらで見つけたり、あと民間の方に保護されてたり。したがって、鑑札とか何らかのかたちで住所登録、飼い主のとか首輪にされてるとか、ただどうかすると首輪を外してでも飛び出したりしますので、最悪の場合はというか、一番確実なのはマイクロチップなどを埋め込むことをすれば、補足が最小限度できるというかたちになるかと思います。いずれにしてもそういう雷の季節などは自ずから御家庭でも注意をなされると思いますし、また猫も少し気まぐれでもありますし、一般的には鎖でつないでいませんので飛び出して、場合によっては車に轢かれるというようなこともあったりして、また迷子に完全になってしまったりしますので、ある程度追っかけをしていただきたいと思います。そう極端に遠くまで行っているわけはないと思いますので、やはり探していただくという愛情が大事かなと思っています。

埼玉

迷子になってる犬猫に関してはセンターのホームページで紹介されている…

知事

そうですね。動物指導センターの南支所とか、このあたりであれば南支所などに捕捉されている場合にはホームページに掲載されますので、それを見て取り戻しというか引き取りに行っていただければと思っています。

テレ玉

動物指導センターの方で譲渡もしているということなんですけれども、これどの程度譲渡はされているんでしょうか。増えているのか減っているのかどういう傾向にありますか。

知事

それなりに数はちょっと今手持ちを持っておりませんので後程お知らせというか資料を提供したいと思いますが、そこそこの数しかおりませんので、それなりに譲渡されているはずです。つい、たまたま私は先般ちょっと見てきたところですけれども、数は少なかったですね。だから、割と毛並みがいいのが結構いますので、行かれれば、もう約束された犬もいましたけれども、それなりに気に入っていただけるものもいると思います。あとで、数に関しては御報告します。

テレ玉

なるべく殺処分されずに、譲渡を進めていくための広報活動ですとか、ペットショップに例えばチラシを置くですとか、何か努力をされているのでしょうか。

知事

もとよりホームページ等で御紹介したり、様々な活動はしているつもりですけれども、その気がある方々でないと、なかなかPRそのもので、たくさん引き取っていただけるというものではないみたいな感じでありますので、自ずから限界があるような感じがします。

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幹事社質問
五輪費用に係る宝くじ発行の要望について

読売

五輪の費用負担の関連で質問を一点いたします。先日、東京都の小池百合子都知事が都外自治体の運営経費350億円、負担の主体が先日の協議会で決まらなかった分ですけれども、これについて、「協賛宝くじ」の宝くじ財源を活用をしてはどうかということを主張されて、それに関して、各自治体に対し、都と連名で宝くじ発行を要請してくださいと呼びかけが行われました。県としてこの呼びかけに関してどのように受け止めいるかということと、どう対応していくかということ、それともうすでに呼びかけがなされて、県として既に回答もされていると思いますが、その後の動きがもしあれば、よろしくお願いします。

知事

まず考え方ですが、財源を宝くじで補填をする、補充をするという考え方は決して悪い話ではないと思っております。ただ通年自治体が共同で発行する、自治体が受け持つ宝くじの総額はだいたい決まっていますので、オリンピック・パラリンピックを受け持つ部分を上乗せするようなかたちになると思いますので、しっかりアピールする必要があると思っております。宝くじで発行しながら、補填するという考え方は決して悪い話ではないと思っております。事実、27年の時も全国自治宝くじ事務協議会そのものの会長は当時の舛添要一都知事であったわけですが、それがまた東京都知事として、オリンピック・パラリンピック競技会に対する支援に関する要望書というかたちで、この発行のお願い文書を作っておられます。当然、財源に関しては東京都並びに組織委員会が責任を持ってやっていくことですので、東京都の単独の署名でもって要請をするというのが筋だと思っています。基本は、そういう考え方に立つべきだと思っているところです。もともと、今回の350億に関しても、輸送セキュリティ等に係る必要な経費の負担は業務全般の役割を担うということで、組織委員会が担うと。大会の開催都市として責任を果たすのは東京都と。したがって、最終的に東京都が責任を持つというかたちで。ただし、私たち関係自治体は、大会が開催される自治体として、我々が通常行うところの輸送やセキュリティ対策などを行うという仕分けをしていて、5月31日も私は念のために、この点についても小池東京都知事に確認をさせていただいております。以前東京都副知事が通常のセキュリティや輸送であって、組織委員会が担うものとは違いますという但し書きの文書もいただいておりますので、そのことについて間違いありませんね、ということで確認させていただいております。したがって、本来ならば、東京都が単独で出すべきものの性格ではないかと思っております。ここで、連名で出すと、さも全ての輸送セキュリティに関しても、私たちが一心同体で組織委員会と同じような責任を担うようなことになりかねない、そのおそれがあると。こういう判断をしておりますので、そういう回答を東京都の事務方の方に返させていただいております。そのことについての回答はございません。ただ、全国知事会で小池都知事が私の方に寄って来て、「一緒にやりましょうよ」というようなかたちで来られましたので、「いやいや、違いますねー」という感じでお答えをしておきました。

読売

断られたと。

知事

断ったというより、ちょっと筋目が違うのかなと。

読売

ということをお伝えされたと。

知事

はい。お伝えしました。27年においても、当時の舛添都知事は単独でなされましたので、単独でなされた方が分かりやすいのではないでしょうか、というお話をさせていただきました。回答は、まだ今のところはありません。事務方が打診されて、こちらの方からお答えをした程度ですので、ある意味では正式なものではないのかもしれません。

NHK

確認ですが、知事のお考えとしては、宝くじの売り上げを充てるという考え方そのものについては理解できる、賛同できるけれども、それは都がやれと。他の自治体と一緒にやるものではないと。

知事

当然私たちも一生懸命努力して、売り上げに協力していかないといけないことでもあります。まさしく、繰り返し繰り返し言っていますが、東京都という都市開催でありますので、東京の冠は付いていますが、日本のオリンピックであることは間違いありませんので、全面的に協力するという立場はありますので、私たちも恩恵をこうむるわけですから、しっかり支援をしなくてはいけないと思いますが、連名にすると、うがった見方をすれば、共同責任に輸送セキュリティに関する総額ですので、まだ内訳すらも明示されていないわけでありますから、総額全体に対して我々まで責任を持つのかと。あの中には、組織委員会だけの輸送セキュリティなのか、あるいは我々が受け持つ輸送セキュリティの費用が入っているのか、それすらも分かっていないのです。我々は、どんなことがあっても、私たちが受け持たなければならない輸送やセキュリティ、とりわけ病人等の救急搬送等については、黙っていても最大限に責任を持つ話ですし、いわんや治安維持や交通安全などについては、地元開催自治体として最大限努力すべき話でもありますから、そういうのが入っているのか、入っていないのかも分かりませんし、細かい経費などはまだ明示されたこともありませんので、その無いままに350億の宝くじの部分を補填で自治体の全体の宝くじの中に上乗せしていくという、この話に関しては、共同責任を取ることになりかねないおそれもありますので、それはちょっと違うなという、筋目が違うのでしょうと思っております。

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その他の質問
民進党蓮舫代表の辞任について

テレ玉

民進党の蓮舫代表が辞任して、代表選が行われることになりました。1年足らずで、突然の辞任劇のように見えますが、これを知事はどう見ているのか。野党第一党としての民進党の存在感というものを知事はどういうふうに捉えて、見ていますか。

知事

都議選を見る限り、存在感は薄いですよね。それも明確に言えると思いますし、具体的な政党支持率もどんどん下がってきているということですので、国民の期待感が極端に落ちてきている、ということだけは数字の上で明らかになってきていると。なぜなのかということについては、色々な議論があると思っておりますが、蓮舫さんという大変人気のある方を代表に選ばれたのですが、そのプロセスの中で二重国籍問題などのトラブルがあって、なかなかクリアでなかったと。それが尾を引きましたね。それと、やっぱり衆議院解散総選挙で大幅に議席を減らした張本人である、当時の首相でもありました野田さんが幹事長で登用されると。これもつまづきの原因かなと思います。一般的には、ヘマした人をあまり登用していると、俗に言う「一体何だったんだ。」という世界になってしまいますので、余程立派なことをなさない限り、普通にやっていて、普通よりも少しいい程度であれば悪く言われて、余程良くやって普通に言われて、もう特段に良いことをやって、やっと良く言われる話だと思います。だから、しばしば前の職のときにも、色々と課題があったと言われている方を大臣に再び登用されて、しばしばヘマをされて、やっぱりそうかということで、どんどん期待感が落ちていってしまうという安倍内閣の一部の閣僚に見られるような話が民進党で生じてしまったと。それも支持を失う要因だったということで、野田幹事長が引責辞任もされたと。都議選と言えども、国政選挙に準じる選挙だったということで。そういう事態を受けて、次なる体制がなかなか整わないということで、結果的には蓮舫代表もお辞めになったと。こんなふうに私は見ています。

テレ玉

代表選の日程まだ決まっていませんが、県内選出の国会議員が手を挙げるような動きがありますが、代表選をどう見ていますか。

知事

まだ正式な話になっていないので、評論家ならともかく、現職の私は知事でもありますので、滅多にコメントをしないというのはない話なんですが、これはやっぱりしない方がいいかなと思っています。

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世界陸上に出場する川内優輝選手への期待について

NHK

全く別の話なんですが、今週末世界陸上が開催されて日曜日には埼玉県庁として勤められている川内選手出場されますけど、改めてどのような走りを期待されるかというのを…

知事

ここ半年ぐらい非常に安定した走りをされていますので、期待できるのかなと思っています。特別な舞台ですので特別なエネルギーが注入されて飛躍されるのを期待しています。一般的には意識過剰でつぶれるか、そういう意識が特別なエネルギーになって力を発揮するという、人間には2つのパターンがあると言われています。よく甲子園なんかでもそうだと思いますが、普通だったら炎天下の中で連続何試合も何試合も連投なんかできっこないですよね。でもやはり声援を受けたり、特別な環境だから特別なやはり力が出ると。私は是非もうずっと練習も兼ねたようなかたちで色々なマラソンレースに参加されてて、非常に安定した力を発揮されている川内さんですね。やはり特別なレースですので特別なエネルギーが出て、いい成績を残していただきたいなと期待しています。

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全国知事会議の成果について

埼玉

全国知事会議での東日本大震災の復興支援についてお伺いしたいんですけれども、先日全国知事会議で岩手宣言の採択もありましたけれども、改めて復興協力本部長として国に対してどんな支援を要請していく考えがあるかどうかお聞かせください。

知事

意義が2つあったと思っています。1つはやはり7年目にして被害を受けたうちの3県の1つであります岩手県で全国知事会を開催して、改めて復興の道のりを確認をして、今なお途上だということを皆さんで認識をした上で、引き続き支援の必要があるということを共通のテーマにしたということが1つ。もう1つが、現地視察を3チームに分けて行きました。合計知事が8人参加しております。知事以外でも部長さんとか課長さんで担当の方々がそれぞれ3チームに分けて、私は釜石などに行ったのですが、大船渡だとか、それぞれ宮古とか3チームに分かれて行って、現場を見ることでさらに共感度を高めてなおかつ現場の話を聞きながら現場対応能力についての感性を磨いてくるというのでしょうか、そういう2つの役割を得たのかなと思っております。したがいまして、今後引き続き3県に対する人材派遣、そして3県の思いというものは全国知事会共通の思いとして、たまたま私は復興協力本部長をさせていただいておりますが復興庁に対しても3県の考え方にそれを除く(後に「を含む」に訂正)47都道府県が同じような思いで復興に対してしっかりと支援をいただきたいということを国に対してもお届けができると。そういう意味で正確に言えば2点プラス1。国に対してもしっかりとした要請を今後して、復興を加速化させることに力を尽くしていきたいと思います。

埼玉

人材派遣というところなんですけれども、これまでも各自治体が職員を現地に派遣したりしてると思うんですけれども、国が一括して採用して派遣する制度というのも必要かと思うんですけれども、そのあたりについてはお考えはいかがでしょうか。

知事

毎年そういうふうに要請して理解はそれなりにしていただけるんですが、中々実現しません。そういう意味では大臣のリーダーシップがなかなか取れていないと思っています。大臣もどんどん代わるので、この辺もやはり課題かなと思っています。

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稲田朋美防衛大臣の辞任について

埼玉

稲田防衛大臣が先週辞任をされましたけどもこのことに関して知事の御所見をお願いできますでしょうか。

知事

遅きに失したという感じでしょうか。早く辞任されるべきだったのではないかなと思っております。日本の大変大事な国防という観点からすると、もう指揮能力、監督能力などに関してあれだけ疑問符がついてたら、これはやはり陸海空の最終司令官は総理でありますけども、次席司令官としての役割が果たしにくかったんではないかと思いますので、日本にとっては非常に国益に課題があったと思っています。

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内閣改造について

NHK

ちょっと今のと関連するんですが、明後日3日にですね、内閣改造が予定をされています。かなり支持率が低下する中での改造となるわけですけども、改めてどういう布陣を敷いてですね、安倍内閣が次のその国政の課題に向き合っていくべきかとお考えかということと、特に地方創生とか色々やってきた内閣ですけども各自治体、地方とどういうふうに向き合っていく内閣であってほしいか、に改造してほしいと思うか、この辺を聞かせてください。

知事

地方創生とか、ふるさと納税制度の提案者であります菅官房長官とか、また実力者であります石破茂元地方創生大臣だとか立派な布陣をされておりましたので安定感の中で国と地方団体との交渉が非常にしやすかったところはあります。ただ1点だけあえて申し上げれば、本当の課題というのは地方に自主財源をしっかり与えてできるだけ自主的に仕事をさせるというのが大元の地方自治の仕組みだというふうに理解をしておりますが、常に総合戦略を作れと。それを提出してその上で地方創生交付金を出すとかという話ですので、手間暇かかるんですね。で、やはり国のシナリオに沿った総合戦略も必要なもので、ある程度合わせざるを得ないという、残念ながらそういうところもあります。地方創生というのは、やはり地方が独自に創り出していくものですから、できればやはり自主財源の幅を多くして工夫と改善によって中身がどんどん良くなっていく、そういうところに手厚くまた交付をすると。で、中身が出し切れないところに関してはちゃんとがんばれと、こういう欠点があるぞということをあえて指摘をしていくとかそういうことの方が大事かなと私は思っていますので、これは手続きで、特に職員の数なんか少ない町村などで、交付金を得るための手続き、書類の煩雑さだとか、もらう額の小ささというところからすると課題がやはりあると思います。

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豊田真由子衆議院議員について

産経

衆院4区の豊田真由子議員の秘書が地元自治体や支援者らにお詫び行脚に回っているというお話がありまして、それから議員辞職しないんじゃないかというようなお話も出てるんですけど、そのあたりちょっと御所見どうでしょうか。

知事

私は政治の信頼を取り戻すには御本人がお辞めになって、そして、あるいはお辞めになる前にきちっと姿を現して事の内容に関してつまびらかに発表されて、そして意見交換とかをされて、その上で国政の任に堪えられるというような判断をされれば、またそれもあるのかもしれませんが、表に出ることができないような状態でほとぼりが冷めたら出てこようかというのは卑怯ではないかと思います。

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プロボクシング内山高志選手の引退について

埼玉

ボクシングのですね、世界チャンピオンの内山高志さんが現役を引退表明されましたけども、今後は県の色々青少年の事業などにも協力いただけるということですけれども、知事としてはどうでしょうか、この現役引退というのはちょっと残念な思いで見てらっしゃったのかこれについて…

知事

内山選手こそは埼玉県、あるいは日本のロッキーみたいな方ですよね。一旦は断念されて仕事をされて、しかし夢が諦めきれずにまた改めてボクサーの道を歩まれて、そしてチャンピオンになられて、大変何度も何度も防衛をされて、文字通り最強に近い日本ボクサー界の中でも伝説を生んだ方でありますので、ああいう方こそ「くじけるな」と、「失敗がなんだ」と「ちゃんとした人生はあるんだ」というようなことを説くことができる方ですね。象徴的な方ですね。是非、埼玉県としてもお時間がある限り、是非そういう青少年に夢を与えたりくじけた人たちに希望を与えるような、そういう役割を果たしていただくべくお願いしたいことも多々ありますね。今後色々な意味で活躍していただきたいと思っています。

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(終)

お問い合わせ

知事直轄 報道長  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

ファックス:048-830-0029

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