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掲載日:2021年4月1日

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知事記者会見テキスト版 平成29年7月25日

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平成29年7月25日(火曜日)

知事発表
子育て応援ムーブメントの推進について

子育て応援ムーブメントの推進について(PDF:842KB)

知事

今日は子育て応援ムーブメントの推進、とりわけ県の少子化対策を中心に御報告をしたいと思います。まず、現状ですが出生数(後に「出生率」に訂正)が年々減少してきた実態がございます。平成17年を境に全国的には1.26、埼玉県的には1.22、ここから少し反転して平成28年、約10年経った後、若干(全国は)1.44、(埼玉県は)1.37と上がって来ています。少子化に対する政府並びに地方自治体の様々な対策等が最小限度、功を奏してきている。このような認識を持っております。ちなみに、43年前田中内閣の頃には、ローマクラブが出した成長の限界の影響も受け、当時の政府、田中内閣においては、子どもは2人まで、人口を制限する提言書を出して、当時のメディアの社説を見ると、まだ対策は手ぬるいというくらいの社説が出ていたような時代がございました。わずか43年前には、そのような事態だったんですが、平成17年当時から非常に少子化対策に対して、大きな声が上がるようになりました。具体的には、実際夫婦が子どもを生んでおられる数は、戦後そんなに変わっていなかった、というのも事実です。だいたい2.3(人)ぐらいでずっと推移をしていたという。そこで、実際子どもの理想とするところは、2人ないしは3人、できれば3人というのが、実際の夫婦の理想の子どもの数でありましたが、平成17年あたりから徐々に2(人)を切るような状態になってきております。それで、第3子を希望しても中々負担が重いということで、気持ちは3人、しかし、2人で満足というのが現況だというふうに私たちは思っております。そこで、精神的身体的負担が重く、理想の子どもの数を持たない世帯の割合を見ていきますと、このように理想は1人以上というのは意外に少なくて9.1%、理想は2人以上が14.1%、理想は3人以上が21.0%と。実際はそこまで行かないというところが、この数字で明らかになっています。したがって、本当は3人目が欲しいという声がある以上、この第3子にチャレンジができるような支援を社会がやっていくことがポイントだということで、昨年から県と市町村が協議会をつくって一緒にやれる応援は何だろうということで、その目玉をつくりました。

「3キュー子育てチケット」というかたちで子育てを応援しようと。3番目の子ども、ありがとう(サンキュー)、産前産後休暇の応援という意味をかけて、「3キュー」と。3つの応援ということで、「3キュー子育てチケット」ということで、第3子以降の子どもが生まれた世帯、ただし、平成29年4月1日からのことでございますが、3年間で5万円、1・2年目2万円、3年目1万円のチケットを発行して、それを具体的に親をサポートするサービス、ベビーシッターを雇う時に、それを金券として使う。あるいは、シルバー人材センターの家事支援サービス、(子ども)送迎タクシー。あるいは子どもを預かっていただくサービスで、お兄ちゃん、お姉ちゃんが利用する放課後児童クラブでも使える。あるいは、親子の地域ふれあいサービス、親子で参加できる様々なコンサートやイベント等の入場券等がチケットで支払うことで、いくらかでも負担を減らして、とにかく社会全体が私たちを応援しているんだなと。3人目の子どもが生まれたら、社会全体が応援しているんだと。がんばりましょう、という思いを込めて、このチケットを提供するというかたちで市町村と一緒に取り組みました。

具体的な利用の方法でありますが、8月下旬からチケットの申請を郵送でやっていただくことで受付を開始します。申請書そのものは県のホームページで8月1日からダウンロードできます。また、市町村の窓口や色々なサービスを提供する、チケットを活用できるお店でも手に入ります。具体的に10月以降にチケットはお手元に届きます。申請書を、とにかく手に入れていただきたいと思っています。その申請書に、所定の手続きや住民票等を添えて、郵送で送っていただきます。送り先は委託業者になります。チケットの有効期間そのものは平成30年3月31日までであります。ずっと神棚に載せていてもダメ。書類の箱の中にずっと置いていてもダメと。有効期限がありますので、それまでに使っていただかないとダメだということであります。そして、チケットが届く前に、あるいはまた、たまたまチケットを財布の中とか、バッグの中に持っていなかったりして、「しまった」と思っても、そんなに心配なさらなくてもいいですよと。まだチケットは届いていないけれども、あるいは家にチケットを置き忘れたけど、領収書を後できちっと揃えて郵送していただければ、利用した分の金額を支払っていただくことができます。したがって、チケットを持ち合わせていなくても、事実上、利用ができると。対象者の方々は、そういう便利なかたちをとっております。細かいことは少子政策課にお問い合わせいただければいいと思います。あるいは、県のホームページでもアピールをしていきます。048-830-3269でございます。

もうひとつ、埼玉県が最もこれまで力を入れてきました「パパ・ママ応援ショップ」が10周年になりまして、その優待カードの協賛店の数が21,336店、これは全国一でありますが、さらにこの利用できる世帯をもっと拡大しましょうということで、今までは中学3年生までだったのですが、育ち盛りの高校生、高校生ともなれば、ラーメンを大盛りで食べたりする場合がありますが、この大盛りサービス等が結構提供店でやっていただいております。普通のラーメンであれば390円だったのが、大盛りになりますと550円とかになるんですけど、390円で済むとかですね。そのようなサービスが今度は高校生まで広がります。それから、埼玉県は奈良県に続いて2番目に核家族の多いところでございますので、同居していないおじいちゃん、おばあちゃんでも使えますと。要するに、一緒に住んでなくてもおじいちゃん、おばあちゃんが独自に例えば孫のために、パパ・ママ応援ショップに加盟しているカバン屋さんでランドセルの30,000円のものを買って、1割サービスがついていると27,000円で買えるとか。そういうことが、おじいちゃん、おばあちゃんでもできるようになります。もとより、そこに目を付けて、お父さん、お母さんは財布代わりにおじいちゃん、おばあちゃんを誘ってレストランで食事をする等していただければ消費拡大にもつながると思っております。これも8月1日から利用ができます。今度は高校生以下、高校生まで拡大しました。もうひとつ同居していない祖父母でも利用ができますので、時と場合によっては、おじいちゃん、おばあちゃんの財布を狙って、お父さん、お母さんも子どもたちのために、少しアピールをしていくということも可能かもしれません。

以上、埼玉県が子育て応援ムーブメントを推進するために、「3キュー子育てチケット」の仕組み、さらにパパ・ママ応援ショップの拡大状況を御報告させていただきました。

NHK

2点質問させてください、まず、「3キュー子育てチケット」なのですが、利用できるサービスが何種類かありますが、これはこういうニーズが親御さんたちから、あるから応えているのかなと。要は費用対効果というか、このサービスをすることによって、子どもが増えるという効果が見えにくかったので、それを教えて欲しいというのが1点。もう1点は、パパ・ママ応援ショップなのですが、同居家族に加え、同居していない祖父母も利用できますということですが、これは子どものためというか、あくまでも使うのは、それ限定なのですか。

知事

まず1点目でありますが、この「3キュー子育てチケット」によって、少子化対策になるかならないか、どのくらい効果があるかというのは、正直なところ、心理的に応援のメッセージとしては、大きなものだと思っております。ただ、子どもを生む生まない、あるいは生まれる、ということに関しては総合的なものでもありますので、どの要素が高かったかというのは、中々はかることができないものだと思っています。もとより、アンケート等々でこれがありがたかったとか、これが良かったというのはありますが、今後この部分について、どのような評価がされるかについては、市町村単位で実質的には動いていきますので、アンケート等でどのような評価を受けるかも確認していくことになるかと思っておりますので、今の時点では、ちょっとお答えができないというふうに御理解いただきたいと思います。

それから、当然パパ・ママ応援ショップは子育てを応援することに関する協賛店が様々なサービスを提供するということが目的になっておりますので、高校生以下の子どもたちに係るサービスになってまいりますので、それが基本だということであります。もとより、例えばレストラン等で家族全体で使った部分も割引等については家族分も含めて、割引をしているところもございますので、この部分では子どもに限ったことではなく、結果的には子育て応援ということで対象者が増えたりするかたちにもなっています。

埼玉

パパ・ママ応援ショップの制度のことでお伺いしたいんですが、高校生以下の子どもがいる世帯まで拡大することになって、全国的にこの制度は広がっていると思うんですけれども、埼玉の外で使うこともできて、逆に他の県の方も高校生がいる世帯が対象になる理解でよいですか。

知事

これは相互乗り入れでやっていますので、使えるはずです。東京都民の方が埼玉で使える。また、埼玉県の方も東京で使えるというかたちで相互乗り入れをやっています

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幹事社質問
障害者施設での熱中症による死亡事案について(1)

NHK

今月、上尾市で起きた障害者の熱中症での死亡事案について、先週、追加で県が立入調査に入っていますが、この結果についてはどうなっているか、分かっているところがあれば教えてください。

知事

7月18日から、事故当日に勤務していた全ての職員に対し聞き取り調査をやっております。後に運転手の方がその時にいなかったので、運転手の方にも聞き取り調査をさせていただきました。その中で分かったことは、運転手の方が4人おられて、3人は施設内にいらっしゃって、1人の方だけが送迎の時だけ施設に来て、後は一旦自宅に帰られると。この一旦自宅に帰られる方がその時の当番であったというところにも若干課題があったのかもしれません、内部の職員との連絡が十分できなかったことも含めて。言えることは、出欠の確認が取れていない者がいるということを認識した職員が複数いたにもかかわらず、確認されないままに事故に至ったというところに、今回の悲劇があったということが判明しました。個別そのものの聞き取り状況については、警察が捜査というかたちになっているので、今の時点では申し上げることができなくなってしまいましたが、いずれにしても全ての施設の責任者、そしてまた職員、それから運転手の方、全部聞き取り調査が終わりまして、分かったことは運転手の方が乗降の乗車時(後に「降車時」に訂正)の確認をしていなかったこと、そして所在が分からない方がいたにもかかわらず、複数(の職員が)それを認識しながらも追っかけをしていなかったという、こういう事態があったことが分かりました。基本的には、内部のいわゆるコントロールミスというのでしょうか、内部の統制ミスだというような判断が、今の時点では、県的には言えることですが、細かい話になってきますと今捜査になってきていますので、捜査の結果の後に、捜査結果も踏まえた上で県としての最終的な総括をしなければいけないと思っております。

NHK

そうなると、最終的な県の調査結果というのは、警察の捜査結果が出るまでは発表はされないというかたちになる…

知事

そうですね。特に処分問題とかも含めて、当然この推移からすれば何らかのかたちの処分の対象になってくるというふうに思われますが、ではどのレベルの処分なのかということの確認を最終的にするには資料等も含めて全部警察が持って行っていますので、聞き取り調査の部分だけしか私どもには今のところ蓄積された資料はないということになっています。

NHK

今後、内部での連絡ミスがあったということは聞き取りでは分かっているけれども、ルール化がどうされていたかとか、その辺りの確認を最終的にしなくてはいけない…

知事

そうですね。

朝日

生活支援員の生活介護をされる方、常勤が1人、知事先程ミスというお話をされていましたけれども、要するに体制の脆さがあったではないかと考えるんですけれども…

知事

体制の不備?

朝日

あったのではないかと思うんですけれども、知事のお考えとしてはいかがですか?

知事

法令基準上は生活支援員が常勤で1人以上いればいいというかたちになっておりますので、それはそれでクリアされていると。ただ、先程言いましたように、内部統制がなされていたかどうか、ルール通りですね。一般的にはルールがあると思います、施設のルールが。特に重度の方だとか、難しい困難な課題を持った方々がいるわけですから、その人たちに対する対応のルールがあるはずなんですね。そのルールがきちっと守られたかどうかというのは、今の時点では正確に把握することができなくなっています。聞き取り上はできていない、これははっきりしています。降車時に確認するのは当たり前のことだし、しかも内部の職員でいない人がいるということが分かっていたにもかかわらず、その追っかけもしていないという、そこの時点までは分かるんです。その後のことが、ルールとしてどうだったのかということを確認するには、ちょっと資料等が没収されています。俗にいう、普通の企業であれば就業規則なんかがありますよね。それから、機械とかそういうものを扱う場合の点検上の注意だとか、いろいろありますよね、内部のルール。そういうのが全部没収されていますので、その確認が取りにくいという状態です、今県としては。法令上は常勤の職員が1人以上ということで、1人いるのでそれはそれでいいと。何か少ないように見えますよね、一般的に言うと。でも、一応ルール上はそういうことになっていまして、非常勤の職員が何人かできちっと業務をすれば、みなし常勤とするような制度も具体的にあったりしますので、その部分がきちっとできているかどうかということも含めて整理をしなくてはいけないのですが、その整理のしようが、県としてはできにくい、できないという状態になっています。ただ、内部の法令基準上はクリアされていると、人員に関してはですね。

朝日

法令で一応クリアしているので、問題はないということですか。

知事

人員上は。

朝日

業界の他の関係者に取材をしていくと、1人はちょっとあり得ないよねという指摘が挙がっているんですけれども、体制がやはり脆かったのではないか、事故につながったのではないかと考えるのですがいかがですか。

知事

それも今の聞き取りの段階では、当然ルールに甘いなというようなことは想像ができますよね。少なくとも、複数の職員が確認しているにもかかわらず、不在を。その追っかけをしていないという。だから、内部統制が弱いということだけははっきりしていますけれど、どの程度本当にできていないかというところまでの確認が今のところ聞き取り調査以外できていないので、その裏付けの日誌だとかルール、規則だとかいったものを持ち合わせていませんので、残念だけどそこのところはまだ厳密に県として評価ができない状態です。

朝日

警察が資料を押収したということもあるかと思うんですが、今県の方で出されている事業報告書を見ると、利用者が2014年から始まってますけどこの施設は、どんどん利用者が増えているにもかかわらず、常勤が今1人という体制。やはりそういう利用者が増えたにもかかわらず体制が脆いところに事故が、背景があるのではないか、可能性の話になってしまうんですけれども、知事の御所見を、利用者増に対して。

知事

他の施設でどのような状況かを確認しないとわからない部分もあります。例えば、法令上常勤1人いればいいということで、うまくやっているところがあるかもしれません、きちっとですね。それもあれば、おかしいねという話を軽々に言うわけにはいきませんが、少なくとも聞き取り調査の段階では、繰り返しますけれども、降車時に確認をしていない、そして不在の預かり人がいたにもかかわらず、その確認が職員間でなされていないという、こういうミスがあったということだけは確認が取れます。それが、どういう内部のルールで確認されるようになっていたのか、そういった部分が文書として手持ちがないもので、我々が調べることができない状態です。それこそ、一人一人の職員がどうなっていたんですか、こうなっていますという話でも、それを突き合わせる資料がありませんので、それは必要だと思っておりますので、それが出てきた時に県としてはきちっと最終的な判断をさせていただきたい、処分も含めて。そんなふうに思っております。

テレ玉

降車時の確認をしていないですとか、それから不在の人がいるということが、複数の職員が気付いていながら確認ができていなかった。このことに関して、理由は何なのかというのが聞き取り調査の中でいくつかでてきているのでしょうか。可能性があるものとして。

知事

細かくは私は聞いておりません。ただ、まさにルールがきちっとなされてなかったということだけは、はっきりしているわけです、確認しなくてはいけない作業ができていないという。

テレ玉

そうしますとルールはあったけれども、それがきちんと遂行されなかったと、そういう発言がでてきているということですか。

知事

そういうことです。そのルールがどの程度きちっと定められているかの資料を私ども手に入れることができないという、今の時点では。一定程度のルールは聞きました。そのルールに関しても十分なされてなかったと。もう当たり前のことですよね。普通、重度の方が乗っておられれば。ちゃんと降りたかどうか確認する、あるいは送る時も人員の点呼なんか必ずするわけですね、一般的に。幼稚園でも保育園でも、乗り降りするときに点呼するんですよね。それができていなかったということですよ。だから、本当に最低のマナーができていなかったという、これはやはり致命傷だと思いますよ、基本的には。ただ、どういうルールがきちっと内部的に整備されているのか、その辺が今の時点では文書として手に入っていませんので、文書として手に入れたいと。しかし、今入っていないと。手に入った時点で最終的に私たちなりの判断をさせてもらいたいと思っています。今の時点では本当に「けしからん」という、もう本当に「けしからん」という話です。最小限度どんなところでも、少なくともこういう施設関係、あるいは幼稚園、保育園などは、点呼が一番大事ですから。その点呼の確認がされていないという、大事なルールがなされていなかったという、もう本当に致命傷だと思っています。

テレ玉

今「けしからん」とおっしゃいましたけれども、先程もちょっと触れていましたが、きちんと事実が解明された後には県として処分なりの対応が必ずあると…

知事

当然ですね。全く処分なしというわけにはいかないでしょう。この手のやつは。

東京

今と重なるんですけれども、運転手には話を聞いたわけですよね。当日の運転手の方には話を聞いたわけですよね。

知事

はい。

東京

今もおっしゃっていましたけれども、運転手の方がなんで点呼というか、降車時の確認をしなかったかということは、理由は聞いているんですか。

知事

細かくは聞いておりません、私自身は。報告は聞いていません。ただ、しなかったという。

東京

しなかったとしか…

知事

はい。

東京

後は、先程運転手、この運転手は自宅に帰ったというわけですね。それは元からの決まりというか、雇用形態として自宅に帰る方だったということですか。

知事

3人の方は事実上常勤で、この方は運転する時だけそこに来るという方であったということです。そういう点でも、意識、内部の職員との接触度などについても、やはり弱かった可能性があると思います。

東京

送り届ける午後には、また運転するために出社する方だったと。

知事

そうです。

東京

何らかの課題があったのではないかという。

知事

そうですね。そういう方だからこそ、丁寧にルールなどについて、日頃からきちっと研修というか、学んでいただく努力が施設側に必要ですよね、当然。全体の空気の中で学ぶチャンスがないわけですから。文字通り、送り迎えの時だけしっかりやっていただくという、そういうことについて、何らかのかたちで十分なされていなかった可能性があると。ただ、その程度がどの程度のものだったのか、今まで学習された部分がですね。そういった裏付けるための資料が十分ないということです、今の時点では。

東京

そういう雇用形態の方だけれども、基本的には降車時に確認をして、その状況を施設にちゃんと伝えるというのが義務として、仕事としてそれは当然あったという。

知事

普通はそうですね。

産経

運転手の方かなり御高齢だったということなんですけども、健康上の問題とかは特に聞いてないですか。

知事

聞き取りの段階ではその話は聞いておりません。

朝日

確認なんですが、施設側は点呼等の決まり、ルールは一応あったというふうに話してる…

知事

その部分に関しては、捜査上支障があるので事務的にはお答えができないという話であります。

朝日

知事の先程のお話ですと、裏付けとなる資料がないということなので、確認したいのですが、ルールが元々あって、それが押収されて確認できないのか、そもそもルール自体がないのか。

知事

一般的にはマニュアルはあるはずです。一般的には。ただそれがどこまで主旨徹底されているかどうかの判定を今の時点では捜査の時点ですので、申し上げることが出来ない。我々が掌握できないというかたちになります。

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その他の質問
渇水対策について

埼玉

荒川水系20%の取水制限になりましたけども、農家ですとか、影響が懸念されるようですけども、節水を呼び掛けるとか、改めて県としての対応というのはどのように考えていらっしゃいますでしょうか。

知事

日常生活の中で、影響がどの程度あるかどうかということに関しては、利根川と荒川と地下水と、3つで埼玉県は水を提供しております。利根川水系が一番割合が大きい状態であります。全体の中で約50%弱。地下水が約20%、荒川が30%というかたちですので、この30%の中で今20%の取水制限というかたちになっておりますので、それぞれ市町村の水道に関しても、余分に地下水を汲み上げたりとか、色んなことをやったりしておりますので、実際分どのぐらい家庭においては影響を与えているかというと3%ぐらいではなかろうかと言っております。だから安心ですねという事ではなくて、その次には30%の取水制限になっていく可能性が高くなっておりますので、ご家庭においては、所謂、十分お風呂の水で洗濯をよく一般的にされてる訳でありますけども、是非その主旨も徹底していただきたいと思いますし、シャワーなどでも、少し気持ち長々としないで短めにシャワーなどを浴びていただくとか、台所の洗い物に関しても、効率のよい洗い方をするとか、気持ちそれぞれ埼玉県民数が多いですから、少し3%程度節水をしていただければ文字通り3%の実質的なマイナスをカバーできますので、そういうことに県民の皆様には取り組んでいただきたいようにアピールしたいと思っています。30%制限になった時には、大々的にちょっとアピールをしなくちゃいけないというふうに考えております。

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内閣支持率について

埼玉

安倍内閣の支持率のことで、知事のお考えをお聞かせいただきたいのですけども、都議選後も各種メディアの調査でも、30%台とかという数字がでてるんですけども、この要因として知事はどんなところにあるとお考えか、お聞かせいただければ…

知事

整理すると、底流に上がっているのは一つですけども、3つあると思います。所謂、もりかけですね。かけそば、もりそばじゃないですけども、加計学園の問題、森友学園の問題。ここの部分において、大事な国有地を売却するにも関わらず、しかもおおまけにまけたにも関わらず、その理由等について明確にならないどころか、資料すらも廃棄してしまってると。けしからん話だというのは一般的な話だと思います。加計学園に関しても、中々この偶然にしては出来すぎているというような話で、よく分からないと。それから、今村大臣は復興大臣の立場の中で、東京中心に東日本大震災規模のマグニチュードの地震があった時の被害総額と、東日本大震災の東北3県の被害総額との比較をする中で、その金額の比較をして終われば、それはそれで事実関係を明らかにしてるだけの事ですが、不埒にも東北でよかったなんという、大変失礼な、非常に不愉快な発言のとき、総理は事実上即座に更迭をすることをされたと。ところが一方、稲田大臣に関しては、当然防衛大臣として憲法を守らなければならない。憲法のシビリアンコントロールや、あるいは政治的中立等に関して、その逆をやってるにも関わらず、罷免もされずに、かばっておられると。しかも御当人は弁護士で、法律のプロだと。そういう事を考えれば、単純なミスでは済まされないと。所謂、発言の撤回で済まされるような話ではないと。では、今村復興大臣が発言撤回すれば、それでよかったんですかという話になります。もっと重いと思います。稲田大臣の発言は。3つ目、あんな人たち。総理は国父、国の父だと思っております。ある意味では、全て子供たち。全て弟・妹。そういう思いがある立場だと私は思っています。この3つの中から考えられると、共通しているものがあります。えこひいき。人間にはひいきがあります。好き嫌いもあります。多少は出るのはやむを得ないと思っております。ただ、学校の教師でも、明らかにえこひいきだというのは嫌われます。この3つに流れている底流はえこひいきという言葉ではないかというふうに私は思っています。そんなふうに思われていると。安倍総理は決してそんな方ではないというふうに私も官房副長官時代、拉致問題で親しく御厚誼をいただきましたし、日頃から色々な御縁もございますけども、決してそんな方ではないんですが、たまたま重なってます。その底流にはえこひいきという思われ方をされてるんではないかと。これが嫌われているというか、不支持が増えている。結果的には支持が減っている。私は支持が減っているというよりも、不支持が増えているという感じかなというふうに思っています。結果的に不支持の方に流れてますので、支持が減ってるというよりは不支持が増えている。つまり、あの先生えこひいきばかりして、やだわ私、というような小中学生のような思いみたいなのが、出てるのかもしれません。たまたまその時期が重なったと言うんですか、1か月くらいの間に、都議選を境くらいに。そんな感じがいたします。

テレ玉

今お話の中で、えこひいきという見方をされている、とおっしゃってましたけども、知事自身はこの3つに関して、えこひいきだと見てらっしゃるのか、世の中がそういうふうに見ているという事なのか、どちらでしょうか。

知事

稲田大臣だけは、私は明らかにかばいすぎだと思っています。

テレ玉

その他の2点に関しては、それは世の中の…

知事

考え方が色々あると思います。ただ世の中的にはそのように見られている可能性が高いという、そういう分析をさせていただきます。

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障害者施設における熱中症による死亡事案について(2)

毎日

先ほどの上尾の点呼などのルールがある無しの話なんですけれども、ルールがあるというのは一般論でルールがあるんではないかというお話をされているのか、あるいは、ルールがあることは掌握しているけれども具体的にはどのようなルールがあったのかということは分かってないのか、ルール自体があるという事について掌握していないのか、そこのニュアンスがちょっとよく分かりずらかったんですけども、そこはどういう認識なんですか。

知事

一般論としてはあるはず、というところまで言えます。そこから先が言えないという事です。捜査中ということで。

毎日

今まで人員の点呼などをするべきだとか、そういう事で然るべきだと私もそう思いますけども、それについてのルールについては裏付けがなく、今まで一般論のお話でずっとこの会見ではされてたという理解でよろしいですか。

知事

そうです。

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(終)

お問い合わせ

知事直轄 報道長  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

ファックス:048-830-0029

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