過去の定例記者会見 > 平成28年 > 知事記者会見テキスト版 平成28年5月17日

ページ番号:69040

掲載日:2021年4月1日

ここから本文です。

知事記者会見テキスト版 平成28年5月17日

録画を見る(約54分)

平成28年5月17日(火曜日)

 知事発表
埼玉県のDV対策について

埼玉県のDV対策について(PDF:564KB)

知事

今日はドメスティックバイオレンスの現状、そして、相談や保護の課題について、県民の皆様に御報告しながら、また、このドメスティックバイオレンスの被害を減らすために御協力をお願いしたいと思います。いわゆるDVの相談の件数がこの10年で倍増しております。平成16年当時から比べて約2倍になってきているということでございます。(パネル(1)を指しながら)この青いラインは埼玉県に相談した件数です。赤の部分が市町村です。県が少なくなって、市町村が増えているというのは市町村の相談体制がどんどん充実してきたので、市町村に問い合わせをして問題解決や課題への取り組みが進み、増えてきているということでございます。この分が県が減ってきていると御理解いただきたいと思います。

基本的には男性が女性をいじめる話ですが、中には女性からいじめられるという話もあるわけですけど、何らかのかたちで被害を受けた方は、身近な市町村、あるいは県、内容によっては警察などに相談があり、そしてまた、その相談の中で、いろんなかたちの中で、場合によっては一時保護をしなければいけないとか、あるいはまた避難所に隠れなくてはいけないとか、中には相談をされた段階で自力で避難される場合もあるんですが、いずれにしても、ひとり親家庭の状況などが生まれやすいという状況もございますので、自立のための支援が必要だということで、生活保護の申請をしていただくとか、就業相談、つまり新たな就職をしていただくための相談だとか、あるいは子供が小さい場合には子育ての支援をどうするかなど、そういう課題が出てきております。一般的に言えば相談内容は、「悩みを聞いてほしい」、「別れるにはどうすればいいんだ」とか、「しつこい人だから追っかけられる可能性がある」とか、そんなことなどがあるようでございますし、また、逃げたい方も実家や親戚を頼って自力で避難される方もおられますが、先ほども申し上げましたが、なかなかそういう状態でない方に関しては一時保護をして、避難場所を定めてあげて、そちらに避難をしていただく。こういうことをやらなくてはいけない状態でございます。また、一時保護施設で落ち着いた人がいれば、それはそれで自立支援のための様々な作業をやっていかなくてはいけないと、こういう取組になっております。

こうした取組をしながら被害者を救済する、一方、鉄は熱いうちに打てという話もありますが、意外に若者の間でも知らず知らずのうちにドメスティックバイオレンスになっている場合もあるんだと。デートDVというものがあるんですが、SNSの発達によって、あるいはメールなどで、交際相手との間の暴力が非常に増加している。加害者のほうは分からなくても、被害者のほうにはそれを感じるという実態などもあって、メールがチェックされていく、数分置きに着信がされていく、GPS機能などを利用して追っかけをされる、あるいは監視をされるとか、交際中の写真が勝手にインターネット上に流れていく、こういうのも俗にデートDVと言います。20代のうちの約5人に1人が交際相手からの被害を経験していることが、26年度の内閣府の調査でも明らかになっているところでございます。将来、こうしたドメスティックバイオレンスの加害者・被害者にならないための啓発活動も必要だということで、中学生向けのデートDVのリーフレットを全中学3年生に配布したり、あるいは若者向けのものを県内大学及び短大等に配布したり、あるいはまたデートDV防止啓発アプリなども行っているところでございます。 こうしたことを県は展開しながら、できるだけ加害者を作らない、たまたま被害にあった方も救済されるような相談窓口の充実を図ってきたところでもございますが、埼玉県配偶者暴力相談支援センターは、埼玉県婦人相談センター内にございます。月曜から土曜まで9時30分から20時30分まで、日曜・祝日には恐縮ですが早めに終わらせていただいております。こちらのほうで相談ができます。もちろん市町村にも相談の窓口がありますが、市町村であると顔が割れて嫌だとか、そういう方は県のほうに御相談していただければ有り難いと思いますし、また、男女共同参画推進センターのなかでも、月曜から土曜まで10時から20時30分まで相談窓口がございます。ただし、祝日と第3木曜日と年末年始は休館となっていますので、御理解いただきたいと思います。ただ、一般的にこういったところは女性ばかりが集まっているきらいがありますので、男性被害者が相談しにくいというお話もございますので、男性のための電話相談の窓口も作っています。毎月第4日曜日11時から15時まで電話相談を受けておりますので、まずはこちらのほうから御活用いただきながら、実際にまた、With Youさいたま(埼玉県男女共同参画推進センター)などに改めて相談いただくという仕組みを取っております。もとより県の福祉事務所、市町村の担当課や最寄りの警察署でも緊急の場合には、例えば今すぐにでも対応しないと怪我をしそうな危険な状況、そういう状況が生まれそうなときは駆け込むことができますので、危険な状況の時には遠慮せずに、駆け込んでいただきたいと思います。加害者、被害者どちらも困難な状況になる前に、いろんな相談をしていただいて、比較的軽めの状態の時に問題解決が進むように県としても対応してまいりますので、県民の皆様、あるいは自分の知人、友人周辺で、そうしたことが起こっていたら、まずは相談してくださいとお伝えしていただければ有り難いと思います。以上でございます。

日経

中学3年生と大学、短大に配布しているデートDVのパンフレットなんですが、啓発という意味では作っても読んでもらわないとなかなか難しいと思うんですけど、例えば授業とかホームルームで活用するとか、読んでもらうための取組というのを何かお考えでしょうか。

知事

全体として、中学3年生、さいたま市を除いた部分には全員に配っているということでございますので、こういうことが起こっているという認識ぐらいまではされると。で、実際、自分が対象者なのかどうかとかそこまで気づかない可能性がありますので、被害者の場合は感じるわけですので、被害者のほうが相談をしていただいて、加害者を特定することによって、加害者に注意を促して、早めに事が重大化しないようにするということが、この若者向けには非常に重要なポイントになると思いますので、加害者が加害者だということを感じていませんので被害者の方が相談していただく、若い方々のところでは重要なポイントだと思っていますので、これも学校のなかで、担任の先生などがうまく説明していただければありがたいと思いますが、少なくともパンフレットを見るだけでも、こういうことだったら範疇に入るのかなということを考えて、ちょっとつらいなと思ったら御相談と、その段階でいいのではないかと思っております。

 

ページの先頭へ戻る

 幹事社質問
熊本地震への支援及び県の防災減災対策について

日経

熊本地震の発生から1カ月が過ぎましたけども、個別にはいろいろ発表しているんですけど、この間の県による支援の状況を教えてください。それと、派遣されている職員からいろいろ報告等あると思うんですけど、それを踏まえ、今後の埼玉県としてどのような現地支援を行っていくか。また、あがってきたものを踏まえて、県の防災・減災対策にこういうことが活かせるんではないかということがあればお聞かせください。

知事

まず何よりも、熊本地震から1カ月経ったわけですが、お亡くなりになった方、被災された方、皆様に心からお見舞いを申し上げたいと思っております。4月14日から保健師、被災建築物応急危険度判定士、警察官など合計で251人の被災地の派遣をしております。物的支援についてはブルーシート5千枚を要請に応じて提供しているところです。それから義援金等々が現在約1500万円集まっておりますが、必要な時期に熊本県の東京事務所を通じて、お渡ししたいと思っております。近々にそれをやろうを思っております。

それから今回の一番の課題は、ライフラインは徐々に復活していくわけですけど、避難所におられる方々の支援、これも被災地の職員の皆さん達が中心になってやられておるわけですが、看護師をはじめこうした者が派遣されながら、心のケアだとかそういったものをしっかりやっているところです。今後は徐々に被災地の市町村の職員が、いわば業務を離れて被災者の支援をしていたということですが、徐々に本来の業務に戻らないといけない。したがって、被災者の支援を他県の応援部隊にお願いをしていくという、こういうかたちになっていきますので、経験豊富というか、実力のあるというんでしょうか、リーダーシップのとれる人達を今後は派遣する段階になりつつあると、こういう認識があります。また、罹災証明の手続がだいぶ遅れております。これは度重なる余震が多いので、判定をしづらいというのが一番の原因だと思います。例えばこの1件の家で屋根が崩れております。納屋は完全に壊れましたと。この時点で罹災証明を出そうと思っても、次の余震で全部崩壊する可能性があるんです。ボディーブローのようにどんどん打たれて弱っているところに、最終的な1発で壊れると。そうすると、罹災証明を出した後に、また、罹災証明を出さなくてはいけないと、そういう二度手間もありますので。こうした部分もあるんで遅れている。我々の情報では、できるだけまとめて、罹災証明書も出したいという意向も現地のほうにあると思っておりますので、そうした部分に関しても判定士(後に「職員」に修正)をある時期になったら、大量に送り込む、一斉にそういう時期が来るんではないかと理解しております。ただ、いたずらに遅れているではないかという批判は必ずしもあたらないのではないかと現況のなかではあるとこんなふうに思っています。報告なんかを聞くと、刻々と動いておりますので、完全に崩壊してしまえば分かりやすいのですが、半壊とかそういったところではその後完全に崩壊する可能性もありますので、やりづらいというこういう話も聞いております。

それから埼玉県として今回の事象を受けて何が大事かということに関しては、肝心の庁舎や代替施設が使えないということが起こっておりますので、県内の部分では基本的には46市町村で、いわゆるバックアップデータ、仕事がすぐに出来るように、例えば本庁舎がダメでもすぐに耐震改修が終わっている施設、バックアップデータがないと仕事ができませんので、そういうことができているかどうか、いわゆる業務継続計画ですね、チェックをしたところ、46の市町村で策定済みでございますので、63市町村でございますので、17の市町村でまだ作成中ですので、4月26日に市町村の担当課長会議を開催して、早期策定をお願いしたところです。そういうことができれば、何かあってもコアができるんで、いろんなことができるというふうに思っているんでそういうふうにしてもらいたいと思っています。

それから、こうしたことも含めて県民の皆さま方にお願いしたいのは、やはりなんといっても家具を固定化すること。それから、災害用の伝言サービスの体験を一度やっていただくこと。それから、3日分以上の水と食料を基本的にバッグとかリュックの中に入れておいていただきたいということ。加えて、市町村で行われています無料の簡易耐震相談というのをやっております。無料で極めて簡単な耐震相談をやっておりますので、市町村の窓口に行って「自分の家は大丈夫でしょうか」というかたちで、無料で簡単な簡易な耐震無料相談をやってますので、これを受けていただければ、まずは安心と。そしてその上で、家具を固定化されたり、3日分の水や食料を用意をしていただいて、半年に1回くらいは水を取り替えたり食料を取り替えていただくと。そういうことをやっていただければ大変ありがたいと思っているところでございます

今後埼玉県もまだまだ熊本の地震に関しても検証すべき課題があると思いますので、随時報告を見ながら検証をしっかりして、次なる災害の備えに対応していきたいと考えているところでございます。

ページの先頭へ戻る

 故蜷川幸雄芸術監督について

日経

2つ目なんですけども、先週演出家の蜷川幸雄さんがお亡くなりになりました。まず、知事がどのように受け止めていらっしゃるかと、当日コメントも出していただいていますけれども、改めてお聞かせください。それと、1万人のゴールドシアター、県民の方も楽しみにされるようなこういうイベント、県も関わるものがありますけれども、そういったイベントで予定を変更されるようなものがあるようでしたら、それも教えてください。

知事

本当に彩の国さいたま芸術劇場の芸術監督で、故蜷川幸雄氏の逝去というのは、まさに日本、世界を代表する最高級レベルの演出家ということで、大変残念でならないと思っております。シェイクスピアシリーズも37本のうち、あと5本を残すのみであったので、何とかこの5本も片づけていただきたいというふうに思っておりましたし、それ以上に日本一とも言うべき劇場からの発信力が、埼玉から日本中にそしてまた世界中に発信できるという、大変大きな力をいただいておりました。さいたまゴールドシアターしかり、そしてまた次代の俳優を育てるさいたまネクストシアターしかり、大変大きなものを作っていただきました。基本的には、この蜷川レガシーとも言うべき遺産というのは、しっかり継承していこうと思っております。いわゆる助手をなさっておられた演出家の方々もおられますし、この彩の国さいたま芸術劇場で育った俳優の方々も、この彩の国さいたま芸術劇場には特別な思いを、練習などを通じて思っていただいていることも明らかでありますので、蜷川劇場とも言うべき彩の国さいたま芸術劇場の価値を落とさないように、蜷川遺産というものをしっかり継承する仕組みを、できるだけ作っていきたいと思っております。また、1万人のゴールドシアターなどについても、とりあえず3,000人からスタートしていくわけですけれども、昨日までの段階で837人の方が応募しておりまして、蜷川芸術監督の遺志を継いだ方々に、ある意味ではきちっと演出をしていただいて、そしてまた蜷川芸術監督の志を表現する人たちにきちっと舞台に立っていただいて、この1万人のゴールドシアターができるかどうか分かりませんが、少なくとも3,000人の部分に関してはやり通して、その展開を見ながら1万人の群像劇が可能になるように、最大限芸文(芸術文化振興財団)のほうには頑張っていただきたいというふうに思いますし、現場の皆さんにも頑張っていただきたいというふうに思っております。基本的には、本当にまずは3,000人の群像劇を成功させて、それを見極めて1万人を計画できるかどうか、関係者としっかり話し合って決めていきたいというふうに思っております。

ページの先頭へ戻る

 熊本地震への支援及び県の防災減災対策について 2

毎日

先ほどの地震の話なんですけれども、私も熊本の方に行きまして、自治体の方にいろいろとお話聞いていると、先ほどの庁舎の話もそうなんですけど、1回目はあるとしても2回目は全く想定できていなかった、2回目の地震さえなければ、もうちょっと業務の継続とかもスムーズにいけたのにという話であったりとか、物資についても熊本市なんかは1回目は対応できたけど、2回目はお手上げだったというような話もいろいろあって、震度7の地震が2回起きるということが全く想定されていなかった。それは全国的にもそうだと思うんですけど、先ほど知事もおっしゃっていた業務継続の関係からいっても、2回続いて起きてもある程度やっていけるようなかたちでやっていくには、いろいろな見直しが必要だと思うんです。地域防災計画には、震度7の地震が短期間に2回起きるという想定を立てているところはどこもなかったという一部報道もありますけども、そのあたり知事、今回のあのような結果を見られて、地域防災計画とか業務継続計画等の見直しと言うのでしょうか、そういうことを聞きたいと思います。

知事

とてもいい論点を指摘していただいたと思っています。いわゆる連続して震度7以上の地震があったことに対して、崩落度というのでしょうか、被害が広がったと。したがって、御懸念の部分で耐震改修や耐震構造のものが本当にもつのかどうかと、こういう御懸念があるのではないかというふうに思います。市町村の主たる役場を中心に耐震改修をやっているわけですが、それができていない場合には、近くの中央公民館であるとか何とかセンターというのを耐震改修や耐震構造の中で業務継続が可能な状態にしているところですが、それが本当に耐えられるのかどうかということについて、これはまた確認をするというのも大変なことでありますけれども、熊本で一定程度の経験を得ておりますので、これは一定程度の科学的根拠に基づいて、拠点だけはしっかり見直しておく必要があるのではないかというふうに思っております。大なり小なり、まさに助けなければならない司令塔が壊れているということでは話にもならないわけでありますので、司令塔がきちっと機能することが可能かどうかを、やはり確認しなくてはいけないと思いますが、その確認作業があるかどうかも今のところまだ確認ができておりません。どのようなかたちで本当に確認ができるのか。7以上の震度があって立て続けにまたそれがあった時に、どのような変化を起こすのかということを、今の時点ではなかなか調べられない状況ですので、一定程度の時間が経って熊本の事例を援用しながら、これは全国的にもやはり国の力を借りて、国の科学力の総力を結集して、測定できるようにやらなければならないのではないかというふうに私も思っております。これは相当国の力が必要になってくるのかなと思います。相当な力仕事、初めてのことだというふうに思いますので、それだけの機材だとか機器などが本当にあるのかどうか、そしてそれがチェックできるのかどうかもしっかり確認をして、それがあれば全国的には、例えば埼玉では63か所最小限度チェックをしないといけないわけですね。この県庁あるいは警察署等々。だから63か所で済まないかもしれません。もっとかもしれません。100か所くらいあるかもしれませんが、そうした拠点を一応はチェックしておくと。そうすれば、もっと強力な耐震改修が必要であるとか、そういったことも見えてくるかもしれません。あるいは、もうそういうレベルだと役に立たないのでもう一つ考えていくとか、そういうことも必要になるかもしれません。いずれにしても、予見できるものが今のところ材料としてありませんので、今後の課題としてしっかり受け止めておきたいと思っています。

毎日

先ほどの話ですけど、想定そのものを変えるということはお考えでしょうか。地震の想定とか、おそらく震度いくつかの地震が1回起きた場合の想定だと思うんですけれども、そこのところはまだ変えることも想定され得るのか。今回実際に起きてしまったわけですけれども。そこはどうでしょう。

知事

それも検討課題でしょうね。2度連続して起きた時にどうなるかということを確認する作業がやはりあると思いますので、その確認する作業の中で結構厳しい結果が出てくれば、完全にやり直しをしなければならないということになるかもしれません。

毎日

それは地域防災計画を…。

知事

そういうことになります。

毎日

その結果次第では、やはり見直しも余儀なくされるのではないかというお考えか。

知事

今の時点では何もまだ申し上げにくいところですけれども。こうした研究がなされてませんので。今後、その研究を国が総力を挙げてやるべきですね。

毎日

それに応じてまず考えると。

知事

対応したいと思います。

ページの先頭へ戻る

 故蜷川幸雄芸術監督について 2

読売

蜷川先生の関係なんですけれども、芸術監督ということで非常に埼玉に御貢献された方だと思いますが、上田知事御自身が蜷川先生と何か思い出とか、こういう時にこういう話をしたとか、そういう具体的なエピソードがあれば教えていただきたいと思います。

知事

そうですね。たくさんありますが、私が一番印象深いのは、彩の国芸術劇場というのは、観客席以上に舞台が広いです。奥行きが広いです。したがって、もう次の場面を後ろ側に用意することが可能だというかたちで、演出の幅を広げることが可能で、観客席が小さいもので興業的にはいささか課題がないわけではありませんが、しかしその分だけ演技をされている俳優の息遣い、極端に言えば唾まで感じることができる。汗の流れ落ちるものも感じることができる。汗の匂いまで感じることができるくらい、迫真の演技を身近に感じることが可能であった。そういうことも含めて、蜷川芸術監督は私に「世界の劇場の中で5本の指以上のものが、この彩の国さいたま芸術劇場はある」と。では、「3本の指ですか」と聞いたら、「そこはちょっと言いにくい」と。しかし、5本の指以上だと言うから、では4本かなと思ったりしたのですけれども、「3本ですか」と言ったら、「3本と言い切るのはつらいけれども」なんて言いながら、物の見方がいろいろあるから、3本という言い方もあるのかもしれませんが、人によっては4本になるかもしれないと。ただ、5番目ということはないぞというニュアンスを感じました。そのくらい劇場を愛しておられたと言うのでしょうか、好きだったというより愛しておられたというのが、少なくとも表現上正しいのかと思っています。したがって、渋谷の文化村で行われる公演ですらも、彩の国さいたま芸術劇場で練習をされるという、たぶん俳優の方々は、都内にいた方が便利な場合が多かったのではなかろうかと思うんですけれども、あえて埼玉の方に忙しい有力な俳優の皆さんたちをこちらに呼んで、練習をさせるというのでしょうか、練習をするというのでしょうか、そういうことまでされているくらい、非常に気に入っていただいておりました。もう最高だと常に言って。何と言うのでしょうか、まさに溶け込んでおられたと言うのでしょうか。自分の居場所というそのくらいのですね。だからいつも、例えばゴールドシアターなどに激励などに私が行っても本当に生き生きとしておられて、ここにいること自体が楽しいという、そのくらい彩の国さいたま芸術劇場に関しては一体感を持っておられて、そういうエピソードを探せば山ほど出てくるくらい。だから、稽古場にはプレートもありますので、蜷川劇場のプレートもありますので、もし何か多くの県民の皆さんたちの、また議会などのお許しをいただければ、何らかのかたちで蜷川を冠したものが劇場の一角に、今もシェイクスピアや劇場の場面場面のポスターと言うのでしょうか、そうしたものが張りめぐらされているのですけれども、それ以上の何かを記念碑的に、モニュメント的に、メモリアル的に何か出せれば、まさに蜷川芸術監督に対する供養にもなるのかなと、こんな思いを持っております。

産経

議会の許しを得ればということ前提でしたけれども、イメージとしては、劇場の中に蜷川さんのメモリアルコーナーみたいのを作られる…

知事

全くないんです、イメージが。何かあったらいいなという。だから、どんなものが一番いいかも私の中には出てきません。場合によっては、県民募集なんかもあってもいいのかなと思います。無茶苦茶劇場が好きだった方ですのでね。呪いがかからないように、しっかりと。

ページの先頭へ戻る

 その他の質問
浦和レッズについて

NHK

浦和レッズの関係でお伺いしたいんですが。筆頭株主の三菱自動車が日産の傘下に入るということで、いわゆるJリーグ規約の株式保有に抵触する可能性があるという話があがっているんですが、現状県としてどのように把握されていて、知事としてこの現状をどういうふうに受け止めているかと。今後何か県としてアクションとることがあるのかどうか、このあたりについてお聞かせください。

知事

今の段階でJリーグの規約の枠の中で解釈が済むのかどうか、済んでいただければ一番ありがたいなと思っております。これが基本的な立場です。そうじゃなくなったときにどうするかという議論は今の時点ではまだ考えておりません。何らかのかたちで打開策をその時は今のレッズの首脳陣と相談をしながら考えていくべきで、今の時点で県が「ああしろ、こうしろ」ということではないのかなと思っております。

ページの先頭へ戻る

 アクティブシニア応援協議会について

埼玉

昨日アクティブシニア応援協議会第1回目が行われましたけれども、委員の方からはシニアの方のニーズをきめ細かく把握して、それを反映させていくべきじゃないかという御意見もありましたけれども、昨日の今日で恐縮なんですけれども、知事は意見を踏まえまして今後アクティブシニアが活躍するための環境をつくるためにはどのようなことが大事になっていくとお考えになっていますでしょうか。

知事

何らかのかたちでシニアの皆さんたちがアクティブであることだけはある程度はっきりしているんですね。ただいわゆる都内に通っておられたような人たちは、そのことのロスがありましたから、通うときの時間とかロスがあるので、平日に戻ってから何かの趣味の会に出るとか、あるいは地域活動で防犯のパトロールをやるとか、そういう機会にあまり恵まれていなかったので、改めて地域活動にデビューをするというこのプロセスが一番困難な部分ではないかというふうに思っています。この部分をまずクリアすれば、相当数のシニアの皆さんたちが就労でもボランティアでもあるいは趣味の世界でも、積極果敢に登場される可能性が高いと思っております。 人数がどうなのかということに対しては、市町村の住民基本台帳だとかそういったものでいけば、人数そのものは把握できるのかもしれませんが、これいちいちプライバシーの問題もありますので、電話で追っかけていくという話でもない世界だと思いますので、市町村の縁の中で取り込みをどんどん図っていくというかたちをとって、最終的にはある程度の人数も掌握できるようになっていくと思っています。今の時点で人数の掌握というのはちょっと困難だと思います。総数としての人数は分かっていても、じゃあその中で何パーセントの人たちが就労で、まあ就労も分かります、何パーセントの人たちがどうだというのは完全に把握するのは難しい。ただし一定程度の世論調査をすることで、割合を確認することは可能です。

ページの先頭へ戻る

 舛添東京都知事の政治資金の扱いについて

朝日

東京都の舛添知事のお話なんですけれども。先週の金曜日に定例会見で御自身の政治資金の運営について説明された中でも、なかなか都民とか一般有権者の理解がなかなかできない部分とかがあったり、特にリゾートホテルに泊まった宿泊費、そこで会議をしたということで政治資金というかたちで出してたり、ちょっと感覚として理解しずらい部分があったりしたんですけれども、上田知事は報道等で見られただけかもしれないですけれども、説明聞かれて同じ政治家として納得できたのかどうかという点をまず教えていただければと思うんですけれども。

知事

僕らの世界というのは法理論的に解釈可能とか、法律をクリアしていれば良いということだけで済まされるかというのがあります。我々はリーダーでありますので、例えば政治資金の扱いに関しても、どの市町村民あるいは県民を代表する立場でありますし、舛添知事も都民を代表する立場でありますので、どの国会議員よりも説明可能な状態にしておかなくちゃいけないと、要するに法律がクリアしていても、あるいは法理論的には可能でも、説明するときに必ずしもみんなが納得するようなことができないような説明になってはいけないと思っております。そういうことがやっぱり法律以前の世界が私たちには要求されているんじゃないかと思っております。まさに私もニュースの中で、トップリーダーというのが何回かパッと流れたんですが、まさしくトップリーダーというのは解釈上可能、法律の枠内だけで済まないものを要求されている。こんなふうにお答えすれば分かっていただけるのかなと思っています

朝日

御自身の経験の中でこういう宿泊施設どう見ても会議を行うような場所ではないのかなという感じがするんですけれども、ああいう場所で、場合によってはあるかもしれないんですけれども、それを政治資金でやるというのはどうなのかなという感じはするんですけれども。

知事

なかなか思いつかないですね。もし政治資金でもやりませんが、正月二日とかにそういうリゾート地に秘書さんだとか選挙関係者を集めるんだったらその人たちの家族も呼ばないと申し訳ないと思いますね。その上で申し訳ないと2時間なら2時間、「会議やるのでよろしく」と。もちろんそれは政治資金ではなくて、まさに自腹をきって御招待するというようなかたちなのか。そのこと自体はひょっとしたら何らかの公選法に触れるのかもしれませんけども、触れない枠の中でそういうかたちを取らざるを得ないんじゃないかと思います。少なくとも正月なんかに引っ張り出すということ自体は、奥さんでも引っ張り出してこないと、なかなか申し訳ないなと思いますね。

NHK

この件に関連してですけれども各社の世論調査と言いますか、街頭の声を聞いていますと「辞めるべきじゃないか」という声もありますし、一方で前任者がまさにこういう問題で辞任していることを受けて「何回も選挙するのもしんどい」という声もありますが、知事は今回の件を受けて進退についてはどうあるべきだとお考えですか。

知事

進退は本人が考える話で、他人がとやかくいう話ではないと思います。犯罪行為だとかそうしたことであれば話は別でしょうけれども、解釈を巡って議論がなされているところを、誰かがこの解釈が唯一絶対のものだとは、なかなか言い難いと私は思います。

ページの先頭へ戻る

 准看護師養成校の新設について

朝日

准看護師の関係で。以前弊社の取材に応じていただいて。准看護師の養成校が県内でも久しぶりにこの4月にできましたけれども、改めて今准看護師と言うのは全国的には例えば日本看護協会等は廃止を求めてたり、そっちの意見も根強い中で、新たに作られた意義というのを一点改めて教えていただきたいのと、あと弊社の取材では神奈川県の方ではそれは知事の肝入りだとは思うんですけれども、廃止という方向にもっていっていて、埼玉県の対応というのは理解できないということをおっしゃっていたりするんですけれども、それについて知事御自身としてはどう思われているかを伺えればと思うんですけれども。


知事

いわゆる職業の選択の自由みたいなのもありますよね。准看護師を望む人たちが現にいると。正と准を分けることはいかがなものかと。一種の差別ではないかという議論もあります。

しかし、准看護師からスタートすることが、自分の人生の中ではやりやすいとかそういう人たちもいるという非常に難しい話です。難しい話ですので、最終的には正看護師だけの世界が望ましいと私も思っております。ただし、そのプロセスの中で准看護師が絶対悪だという話にするにはちょっと酷な話があると。現実にニーズがあるし、希望される方々がいて、なおかつ医師の方々もそれを許容されておられると。より高いレベルでということを要求される看護協会の皆さんたちの公式論もよく分かります。しかし、現場は違うところの論理でも動いておりますので、この辺がなかなか辛いところですよね。認可保育所が良いはずだと。しかし、無認可で全部否定できるかというと、なかなか否定できないという。そういう話と少し似たところあるかもしれません。認可のところで経営がきちっとしているかどうかというのも課題がありますし、無認可だけれども良い保育をしているところもありますし。准看護師さんの中ですばらしい看護活動やっておられる方々を准看護師だからだめだといって否定ができるのかという、こういう話もやっぱりあると思いますので、これはちょっと時間をおいて解決していくものではないかなと思っています。

ページの先頭へ戻る

 舛添東京都知事の政治資金の扱いについて 2

産経

舛添さんの件なんですけれども。知事も御家族とか政治的な面で関連のある方等々と御旅行に行かれることもあるかと思うんですけれども、そういうところでよしんば仕事の話を少しされて、それが会議と言えるのなら会議になるかもしれない、言ってみれば舛添さんがおっしゃているのと行っている場所は違えどかなり近しい状況になる場合があると思うんですね。そういった場合にこの政治資金を使うことについてのお考えを聞かせてもらえたらと。

知事

先ほどもちょっと申し上げたつもりですけどね。トップリーダーというのはルール上可能なことでも、一般的に見て合理性がないと思われることはできないですね。だから正月のホテルの話で言えば、自分だったら政治資金の扱いには絶対ならないですね。

ページの先頭へ戻る

(終)

お問い合わせ

知事直轄 報道長  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

ファックス:048-830-0029

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?