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掲載日:2021年4月1日

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知事記者会見テキスト版 平成27年8月25日

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平成27年8月25日(火曜日)

 知事発表
9月・10月はアニメだ!埼玉

9月・10月はアニメだ!埼玉についてのパネル(PDF:2,116KB)

知事

 こんにちは。(パネル(1)を指しながら)今日は「9月・10月がアニメだ!埼玉 ~埼玉まるごとアニ玉祭~」についてご報告をいたします。「クール埼玉」の代表的コンテンツでありますアニメを活かしたイベントを全県で実施いたします。将来的には、2020年の東京五輪・パラリンピック大会での外国人誘客にもつなげたいと考えております。これは県だけではなくて市町村、それから企業、団体、多くの方々に主体的に参加をしていただくものになります。(アニ玉祭の)期日は10月17日。県内の鉄道会社との連携や企画。そしてまた特別列車の運行も行って、県内各地区で色々な意味での盛り上がりをしていくことを企画しています。
 (パネル(2)を指しながら)ご案内の通り、埼玉県は「アニメの聖地」と言われております。「クレヨンしんちゃん」が世界的に有名なのは皆様もご承知の通りです。場合によっては、オバマ大統領の次に知名度が高いのではないかと言われているところでもあります。そしてまた、「あの花」と言われてなかなか覚えられないのですが、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」秩父を舞台にしたアニメであります。あるいはまた、浦和を舞台にした「浦和の調(うさぎ)ちゃん」、アニメであります。それからこれは「レーカン!」ですね。これは、あまり私は知らないのですが。それから「神様はじめました」、これは川越を舞台にしてなかなかヒットしております。そして有名な「らき☆すた」であります。鷲宮神社を舞台にしてまさにアニメの聖地であり、オタクの聖地にもなった。そしてまた「ヤマノススメ」、これは飯能が舞台ですね。このように埼玉を舞台にしたアニメの聖地が多いということで、このアニメを活かした埼玉県の情報発信をしっかりやっていこうというのが今回の企画であります。
 (パネル(3)を指しながら)第3回のアニ玉祭になるわけですが、「アニメ・マンガまつりin埼玉」と名前を付けまして、10月17日。場所はソニックシティや鐘塚公園で行ってまいります。「アニメと観光」をテーマにした、県内最大級のアニメ・マンガの総合イベントとなってまいります。声優によるコンサートやステージショーを行います。そして文化放送アニメ番組の公開録音などもいたします。さらにアニメ関連企業・団体・各市町村の70団体によるグッズ販売などを展開しながら、埼玉県とアニメの関連というのを改めて県民の皆さんに知っていただきます。また、県内B級グルメの出展などをこの鐘塚公園周辺で行ってまいります。
 (パネル(4)を指しながら)そこで、県内鉄道会社との連携企画及び特別列車の運行でありますが、まず「鉄道でめぐる!埼玉聖地横断ラリー2015」と称しまして県内の聖地7か所を巡るラリーがあります。9月1日から12月23日まで、オリジナルイラスト入りの景品があったりいたします。
 (パネル(2)を指しながら)最初に紹介しましたこうした場所をどんどん回っていただいて、(パネル(4)を指しながら)しっかりラリーを行っていただいてスマホなどを通じてきちっと記録を残していただいて、そしてそのことが何らかのかたちで景品につながったり商品につながったりというかたちになってまいります。で、連携鉄道会社は、東日本旅客鉄道いわゆるJR東日本大宮支社、東武鉄道、西武鉄道、秩父鉄道、埼玉高速鉄道、首都圏新都市鉄道、この鉄道会社が参加いたします。そして、西武鉄道と秩父鉄道と東武鉄道はそれぞれ企画列車が特別に運行をいたします。西武鉄道ではこの映画「心が叫びたがってるんだ。」、「ここさけ」というような名前が「あの花」に続いてやっているところですけれど、ラッピング電車が運行いたします。(「心が叫びたがってるんだ。」のポスターを指しながら)「心が叫びたがってるんだ。」ということで、まさに「あの花」のスタッフが制作したもので、まあいわば続編というのでしょうか、(後に削除)感動青春物語というかたちになります。この「ここさけ」、「心が叫びたがってるんだ。」というラッピングの電車が9月6日から予定されています。秩父鉄道でも同じようにヘッドマークSLの運行が行われます。さらに東武鉄道では「クレヨンしんちゃん」の連携企画が企画されていると伺っております。まだ詳細については東武鉄道側が発表しておりません。現在のところ「クレヨンしんちゃん」に係る企画をやる、このように承っているところです。
 (パネル(5)を指しながら)それからその他の企画では「心が叫びたがってるんだ。」の完成披露試写会が8月29日に秩父ミューズパークで行われます。それから、「らき☆すた神輿」の関係で、久喜市で土師祭(はじさい)が9月6日に行われます。さらに、埼玉フェスタ2015、9月13日に西武ドーム改め、西武プリンスドームでも「心が叫びたがってるんだ。」「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の声優による始球式が行われます。それから、龍勢祭が秩父市において10月11日にありますが、「あの花龍勢」というものが奉納されます。それぞれの大きな竹の筒がロケットになって発射されるわけですが、それが「あの花龍勢」というかたちで奉納されるということです。それから「浦和の調(うさぎ)ちゃん」バージョンの物産観光券販売、アニ玉祭において「浦和の調(うさぎ)ちゃん」公式コスプレイヤーによる「そぴあ」での一日店長などがあったり、色々なかたちで盛り上げる運動を行っていただきます。
 それ以外にも細かい話はたくさんございますが、こうした企画が行われて、徹底して9月・10月には埼玉がアニメの聖地であるということを日本全国に発信していきたいというふうに考えているところです、以上です。

埼玉

 まず、知事発表に関しまして、幹事社から質問させていただきます。9月・10月のアニメを活かしたイベントの全県展開ということで、知事ご自身としましては、全県的な観光振興という面ではどんな効果なり期待をされているのでしょうか。

知事

 アニメのコンテンツというのはクールジャパンの色々なコンテンツの中でも、有力なものの1つとして捉えられているのが一般的であります。幸い、埼玉県にはこの「クレヨンしんちゃん」に代表されるかたちの中で、非常にアニメのキャラとしても有力なものがありますし、なおかつ、一世を風靡した「らき☆すた」、あるいは若い人たちに人気のある「あの花」をはじめ、関係の聖地がたくさんあります。しかも埼玉県は立地の良さがあって全国から集まりやすい特色を持っています。なおかつ、首都圏の中央にも位置しておりますので、大人口を抱える首都圏の皆さん達にもアピールできるというメリットがありますので、このコンテンツを、アニメというコンテンツを使わないという手はないということでしっかりアピールしながら、場合によっては2020年東京オリンピック・パラリンピックにおいても有力な吸引力の1つにしていきたいと考えているところです。

埼玉

 それともう1点ですけれど、アニメを活かした街づくりとか活性化とかは全国でも取り組まれているところがあると思うのですけれど、そうしますと埼玉の一番の魅力というか特徴というのは全県的な展開ができるという捉え方でよろしいのでしょうか。

知事

 そうですね。基本的にはそれぞれの市町村での街づくりに活かしていただきたいということですが、県ができるのはその援護射撃みたいな役割であります。それとやはり、全国に発信するかたちの中では県が広告塔、PRの役割を大きく持っていくというのは間違いのないことですので、援護射撃プラスPRが中心的で、とこんなふうな考え方です。

埼玉

 それと知事ご自身がどこかの会場に行かれて、PRする予定というものがありましたらお願いします。

知事

 もちろん、メーン会場には行きますし、それからどこかで、例えば「埼玉フェスタ2015」などは毎年行っていることでもありますので、これも行くと思います。

朝日

 将来的には外国人誘客につなげるということなのですけれど、今回具体的に外国人に対する対策というか、多言語による誘致ですとか、そういう部分というのは今年はあるのでしょうか。

知事

 今回の企画の中ではそこまでいっておりませんが、要するにいくつか眺めた中で、どういう形で反応していただけるかというのも一つの切り口になるのかなと思っております。若干の時間がありますので、こういう物の見せ方をしながら、どういう反応があるのか、特に外国人にはどういう反応があるのかなどを調査をして、いい意味での誘引の切り口にしていきたい、こんなふうに思います。

朝日

 調査というのは具体的に会場というか、やる自治体ごとに報告を上げてもらうとか、そういうことでしょうか。

知事

 例えば、秩父という1つの風景がありますよね。あるいは、日本の神社という部分なんかもありますよね。それから川越という江戸時代の情緒を残した部分とかが舞台としてあります。こういうロケーションとしての切り口が1つあると思います。それから「クレヨンしんちゃん」という個性的な部分、あるいは「らき☆すた」に代表されるような個性、こういった物がどういった形で外国人に受けとめられるのかというのも、ロケーションと主人公のイメージと言うのでしょうか、キャラクターと言うのでしょうか、そういうものをしっかり把握して、場合によっては集約していくとか、あるいは共通化していくとかということが必要になるのかなというイメージは持っています。また、そういう部分を研究しているというふうに聞いています。

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 幹事社質問
民主党の支持率が上昇しない要因などについて

埼玉

 大きく2つほどお伺いしたいのですけれど。まず1点が、次期衆院選に向けて、民主党が県内小選挙区で選挙区替えなどにより、候補者を固め始めました。一方、国の安全保障関連法案を巡り、さまざまなメディアの世論調査で安倍内閣の支持率が低下していますが、民主党はなかなか横ばいが続いています。民主党の支持率がなかなか上昇しない要因について知事なりの分析、所見をお願いします。それが1点です。
 それともう1点が、来年に改選を迎える参院埼玉選挙区の候補者の民主党の大野元裕議員が、民主党名の入った上田知事との2連ポスターを作成されました。大野議員サイドは「上田知事は尊敬する政治家の1人であり、盟友でもあり、知名度もあるなどの理由から知事にポスターを依頼した」とのことですが、知事は大野議員サイドからどのような依頼を受け、承諾したのでしょうか。
 それと、知事選では県選出の民主、維新、無所属の国会議員が知事を応援しましたけれど、参院選の候補者の顔ぶれは定まっておりませんが、埼玉選挙区については知事選と同じようなかたちで大野議員を応援する考えがあるのでしょうか。以上よろしくお願いします。

知事

 まず、1点目の民主党についてのなぜ支持率が上がらないかということですが、なかなか難しいですね。まず、結論を先に言ってしまえば、期待が大きかっただけに、政権運営の失敗ぶりのギャップが大きくて、その部分を埋め合わせることがなかなかできない。おまけに超人的な鳩山元首相みたいに、突飛な発言、突飛な行動をされる方もおられたりして、そういう方が足を引っ張るという部分もあると思います。あと、安保もそうだし、経済対策もそうですが、なかなか対案を出して同じであれば意味がないし、全く異なるものであればなかなか信用できない、そういう性格を多少持っていますよね。似通ったものにならざるを得ないという、本当に政権を担う立場からすれば単純な反対なんかできませんし、何らかのかたちで似通った部分があるはずだと思いますよね。そうするとなかなか対案になりにくいので、そういうちょっと辛さがあると思います。今出来ることはやっぱり、年金の長妻さん、あるいはヒューザー事件で耐震構造の脆弱性を突いた馬淵さんの追及、いずれも生命ですとか、それから自分自身の生活に関わる大事な話です。年金はまさに命綱ですが、それがいつの間にか無くなっているという話ではたまらない話ですので。また、あるいは、住まいや通っているビルが何かの時にはあっという間に崩れてしまうという、そういうものでは困るので、生命そのものに影響を与えますので、こういうものを追及した2人などが、ある時期スターになったというのもやはり意味のあることだと思いますので、そういう第2・第3のスターをつくったりしながらヒットを重ねていく。それで信頼を回復していく方法以外、今のところないのではないかなと思います。
 それから、参議院選ですが、何度か申し上げておりますが、知事選は知事選で一定の枠組みがありましたが、基本的にはこれは終わった話でノーサイドだと思っております。参議院は今まで、支持をしていただいた経緯もあり、自民党、公明党、民主党の3者を平等に応援するという枠組みがございました。定数が3名区ですので、3名までは応援できるということでございますので、たまたま大野参議院議員から要請があり、また、熱心に応援していただいたお返しもありますので、私としても熱心に応援していただいた方には熱心に応援をし返したいというふうに思っておりますし、また、来るべき参議院選に出馬を予定されている方々と敵対関係にあるわけではありませんので、そうした方々からご要請があれば、その状況に応じて私に出来ることがあれば、また、要請があればその都度その内容に応じて対応していきたいと思います。

読売

 確認になるのですけれども、出馬を予定している方と敵対している訳ではないので、まあ要請があればできることをという話が今ありましたけれども、ということを考えるとまあ現職で関口さんという議員が、あと公明党の西田さんに関しても要請があれば知事として応援することはやぶさかではないということですか。

知事

 基本的にはそういうことになっていくのではないでしょうか。

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 その他
川越公園プール女児溺水事故・しらこばと公園プールの事故について

テレ玉

 先日、指定管理者になっているとは思うのですが、県営のプールで4歳のお子さんと、72歳の男性が、溺れが原因かはまだはっきりしていないということなのですが、意識不明の重体になるという事故が連続して起こりました。その受け止めと今後の対応策などについて何かお考えがあればよろしくお願いします。

知事

 まず、川越での女の子の事故の案件ですが、その時点で都市整備部長から報告がありました。内容はつまびらかではありませんが、とにかく監視体制に盲点はなかったのか、あるいは課題はないのか、再度、基本的な部分についてチェックするようにということを、都市整備部長を通じて指示をしました。昨日、指定管理者であります公園緑地協会の理事長が報告とお詫びに来られました。その際も改めてまた申し上げたのですが、2回続けて、原因はまだ不明ですが、何らかのかたちで事故が起きていることは事実ですので、監視体制の死角と言うのでしょうか、見えづらい部分があるのかないのか、あるいは本当に盲点とかそういうものはないのかどうか、あるいは70代の方はアルコールを飲んでいたという話でもありますので、本来、アルコールは禁止されている話ですので、それがどうして可能になったのかとか、そういった部分についても、これからどういうかたちだったら厳重にチェックできるのか、そういったものについて、対応ができることについては早急に、本当に早急にと、「一度起こることは二度起こる、二度起こることは三度起こる」ということでありますので、私は「早急に対策を講じるように」ということを指示させていただいたところでございます。
 まだ原因がはっきりしていない部分があり、また警察等の調査もあり、とにかく中身そのものは分からないのですが、しかし監視体制とか盲点とか、そういうものについては本当に穴がないのかどうかとか、そういうのは可能な範囲ですから、ぜひそれを丁寧にやるようにということだけは指示させていただきました。

テレ玉

 昨日の担当課などの会見ですと、事故にあった方々の容体について病院であったり、警察であったりのコンプライアンスの問題で、運ばれた当初の状態などは把握できているけれど、県の方でその後の経過、回復されたとかという状態が把握できないというような話があったのですが、そういったことに関して知事のご所見は。

知事

 ちょっと辛いですね。ただ病院側や警察側がそうしたことについて止めておられる以上、深追いができないのは止むを得ないと思っています。(※下の補足参照)ただ、女の子に関しては両親がほっとされたという情報だけは入っておりますので、かろうじてその辺が何て言うのでしょうか、非常につらい局面から少し抜け出しているのかなと。70歳代の方に関しては全くまだ情報が一切入っておりません。

※後に公園スタジアム課が文書で補足
 この発言に関しましては、ご本人の病状や状態が確認できておりません。昨日中に、指定管理者がご家族に初めてお会いすることができたので、県がそのように推測したところです。

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 教科書の採択について

朝日

 教科書に関してなのですけれど、明後日、採択日になるのですが、前回の教育委員会があった時点で、市民の方々から請願が6件出ていたりですとか、8月17日付けでは採択のやり直しを求めるような請願も県教委あてに出ていたりするのですけれども、知事としては採択の手順ですとか、そういったことは適正に行われていたと受け止めていらっしゃるのか。あと、そういう請願が出ていることに対してどのように受け止めていらっしゃるのか。

知事

 ちょっと請願のことは情報不足でした、私自身は聞いておりませんでした。まあ出されることは別に問題はないと思いますが、教育委員の皆さんたちが責任を持って、しっかり全ての教科書を読まれて、最終的に責任を持って判断され、そして採択をされるということですので、何の問題もないと思っております。とにかく私の方は「ちゃんと読むように」と、少なくとも大変困難ですけれども、それぞれの教科書をよく読むようにということだけは教育委員の皆さん方にお願いをしていますので、多分に丁寧に読まれて、その上で判断されるものだと思っています。

朝日

 教育委員の方がしっかり教科書を見て選ばれるというのもあるのですけれど、一方で住民ですとか一般の保護者の意見をどのように取り入れるか、吸い上げるかというのも、一つ課題になっているかと思うのですが、その辺りはどのようにお考えでしょうか。

知事

 教育委員会を通じて、何らかのかたちで教師側の使いやすさだとか、そういったものについて最小限度のヒアリングなりはやっているはずですよね。そういう中で保護者から関係の教諭などに話があったのかどうか、その辺の確認は取れておりませんが。
 私はやっぱり現実に使う教師の意見を聞く、それから責任を持って教育委員が一番良いと思われる教科書を選ばれる、これが良いわけで。保護者と言っても何となく無作為に100人なら100人の人たちから意見を聞くという方法なんてありませんので、保護者と言いながらも特定の人たちが集まって、その人たちの意見だけを聞いても、必ずしも保護者という代名詞になるかどうか分かりません、私はそんなふうに理解しています。

(終)

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