トップページ > 県政情報・統計 > 県政資料・県報 > 県政ニュース(報道発表資料) > 2020年12月 > さきたま史跡の博物館令和2年度最新出土品展「地中からのメッセージ」の開催について
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発表日:2020年12月4日11時
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部局名:教育局
課所名:さきたま史跡の博物館
担当名:資料・展示担当
担当者名:山田・別所
直通電話番号:048-559-1181
Email:k591111@pref.saitama.lg.jp
さきたま史跡の博物館では、(公財)埼玉県埋蔵文化財調査事業団並びに埼玉考古学会と共催で、令和2年度最新出土品展「地中からのメッセージ」を開催します。
埼玉県には約10,000を超える遺跡があります。毎年200 件を超える発掘調査が行われ、貴重な発見が相次いでいます。
今回は新座市大和田カミ遺跡から出土した縄文時代の異形台付土器をはじめとする各時代の優れた出土品を選んで紹介するほか、令和2年に国指定史跡に指定された、春日部市神明貝塚、和光市午王山遺跡の2遺跡にスポットを当てて紹介します。
令和2年12月12日(土曜日)~令和3年2月7日(日曜日)
9時00分~16時30分(入館は16時まで)
※ 休館日:月曜日(1月11日は開館)、12月28日~1月4日
さきたま史跡の博物館企画展示室(行田市埼玉4834)
埼玉県最南部の新座市にある、野火止台地から柳瀬川に向かってなだらかに傾斜する斜面に位置する遺跡です。この遺跡では縄文時代から中世にいたるまでの各時期の遺構が検出されていますが、中でも縄文時代後・晩期の石囲炉のある竪穴住居からは、異形台付土器(いけいだいつきどき)や動物形土製品、土製耳飾りなどが出土しました。
埼玉県中西部の小川町にある、市野川と新川にはさまれた台地の突端に位置する遺跡です。弥生時代の土壙の中から、鉄釧(てつくしろ)と土器が出土しました。鉄釧は腕に装着した装身具です。断面が三角形の細長い板状の鉄を螺旋状に巻き上げて作られています。同じような作りの鉄釧は中部高地を中心とした地域から多く見つかっています。
埼玉県南部の志木市にある、柳瀬川南側の台地上に位置する遺跡です。これまでに旧石器時代から中世までの様々な時代の遺構が発見されていましたが、平成28年度の発掘調査では、鉄鍋を製作するための鋳型や鉄滓(てっさい)、炉跡の破片が大量に出土しました。一緒に出土した陶器から近世初頭のものと考えられます。
一般200円(120円)、高校生・学生100円(60円)
()内は20名以上の団体料金
※ 中学生以下、障害者手帳をお持ちの方(付添1名を含む)は無料
さきたま史跡の博物館資料・展示担当
行田市埼玉4834
電話:048-559-1181FAX:048-559-1112
ホームページ:http://www.sakitama-muse.spec.ed.jp/
又は「さきたま史跡の博物館」で検索
さきたま講座(3)「国史跡の魅力に迫る~水辺と森に育まれた縄文のムラ~神明貝塚」
講師:中野達也氏(春日部市教育委員会文化財保護課課長)
日時:令和2年12月19日(土曜日)13時30分~15時30分
場所:さきたま史跡の博物館講堂
さきたま講座(4)「国指定史跡午王山遺跡について」
講師:鈴木一郎氏(和光市教育委員会生涯学習課課長補佐兼文化財保護担当統括主査)
日時:令和3年1月16日(土曜日)13時30分~15時30分
場所:さきたま史跡の博物館講堂