トップページ > 県政情報・統計 > 県政資料・県報 > 県政ニュース(報道発表資料) > 2020年11月 > 熊谷市内でドバト約50羽の死亡事例がありました
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発表日:2020年11月21日16時
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部局名:環境部
課所名:みどり自然課
担当名:野生生物担当
担当者名:窪田・加島
内線電話番号:3143
直通電話番号:048-830-3143
Email:a3140-09@pref.saitama.lg.jp
令和2年11月20日(金曜日)、熊谷市久保島地内でドバト約50羽の死骸が発見されました。
埼玉県北部環境管理事務所が現地調査を行うとともに、原因特定のため、回収したドバト10羽について、埼玉県鳥獣保護センターで鳥インフルエンザ簡易検査を実施したところ、結果は陰性でした。
更にこのドバト10羽の胃内容物について埼玉県環境科学国際センターで薬物検査を実施したところ、カーバメート系殺虫剤「メソミル」、ジチオカーバメート系殺菌剤「チウラム」、フェノキシ酸系除草剤「メコプロップ」が検出されました。
なお、本日新たな死骸は発見されていません。
・11月20日(金曜日)午後0時15分
発見者から熊谷市を通じて北部環境管理事務所に通報。
熊谷市久保島地内(事業所敷地及びその周辺)
11月20日(金曜日)ドバト約50羽
11月20日(金曜日)に回収したドバトについて鳥インフルエンザ簡易検査及び胃内容物についての薬物検査を行い、結果は以下の通りでした。
ドバト10羽について実施し、すべて陰性。
ドバト10羽の胃内容物を検査し、ドバト10羽からカーバメート系殺虫剤「メソミル」、9羽からジチオカーバメート系殺菌剤「チウラム」、1羽からフェノキシ酸系除草剤「メコプロップ」が検出された。
(1)熊谷市に情報提供し、周辺住民に対し野鳥の死骸を見つけても素手で触らないように注意喚起します。
(2)県及び熊谷市で周辺のパトロールを強化します。
(3)市町村や農協等を通じ、農薬の適切な保管・管理及び使用について周知徹底します。
・メソミルとは
カーバメート系の殺虫剤で、ハスモンヨトウ、アブラムシ等の害虫に対し使用される。市販品は劇物として取り扱われる。
・チウラムとは
ジチオカーバメート系の殺菌剤で、鳥に対する忌避剤としても農薬用途で広く用いられている。
・メコプロップとは
フェノキシ酸系除草剤で、植物の内生ホルモン(オーキシン)の正常な働きを攪乱する作用により除草剤として用いられている。
<問い合わせ先>
環境部みどり自然課(全般について)
野生生物担当窪田・加島
内線3143外線048-830-3143
環境科学国際センター(薬物検査について)
化学物質・環境放射能担当大塚
直通 0480-73-8372
農林部農産物安全課(農薬の使用について)
農薬・植物防疫担当鈴木
内線4053 外線048-830-4053
保健医療部薬務課(毒物劇物について)
薬物対策担当山越
内線3633外線048-830-3633