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発表日:2019年10月26日15時

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県政ニュース

令和元年度埼玉県戦没者追悼式の実施結果について

部局名:福祉部
課所名:社会福祉課
担当名:援護恩給担当
担当者名:渡辺、八重樫

内線電話番号:3277
直通電話番号:048-830-3277
Email:a3270-14@pref.saitama.lg.jp

  先の大戦において戦没された本県関係の方々を追悼し、併せて恒久平和を祈念するため、下記のとおり戦没者追悼式を実施しました。

1 日時

令和元年10月26日(土曜日)午前10時30分~午前11時30分

2 場所

埼玉会館大ホール

3 参列者

(1)遺族代表等915名
(2)来賓103名
    (主な来賓) 県議会議長、県議会副議長
                埼玉県選出国会議員
                県議会議員
(3)合計1,018名

4 式典の主な内容

(1)知事の式辞

  昭和そして平成の御世が幕を閉じ、令和を迎えた今年、終戦から74年の歳月がたったが、時を経てもなお癒されることのない御遺族の深い悲しみを思うと哀惜の情に堪えない。

  全ての戦没者や災禍に斃れた方々の御冥福を心からお祈りするとともに、これまで幾多の御苦労を乗り越えてこられた御遺族に対し、心からの敬意を表する。

  国民の多くが戦争を知らない世代となった今、再び戦争の惨禍を繰り返さないという平和への切実な願いを、何としても若い世代に伝えていかなければならない。

  私は、故郷と家族の幸せを願い続けた戦没者の思いに応えるため、平和な社会を盤石のものとし、誰もが暮らしやすい日本一の埼玉県を築いていくことを、ここに固くお誓いする。

(2)追悼の言葉

ア 埼玉県議会議長  神尾 髙善  様

  埼玉県内においては、県下最大の犠牲者を出した熊谷空襲などにより、幾多の尊い命が奪われた。このことは、私たちにとり、永遠に忘れることのできない深い悲しみである。

  こうした深い悲しみの中、ご遺族は幾多の試練に耐え、ご家族を守り日本の復興に力を尽くしてこられた。

  今日の我が国の平和と繁栄は、戦没者の尊い犠牲とご遺族のたゆまぬご努力の上に築かれたものであることを我々は決して忘れてはならない。

  隣国・北朝鮮は国際社会の度重なる警告にもかかわらず、弾道ミサイル等の発射を繰り返している。

  このような一連の行為は、本日ご列席のご遺族をはじめ全国民の平和への願いを踏みにじるもので、断じて容認することはできない。

  我が国独自の制裁措置をより一層強化し、問題の解決に向けた具体的行動を北朝鮮に強く促すよう、私たち県議会は、国に働きかけていく。

  戦没者の皆様の祖国発展への思いを深く心に刻み、安心して暮らすことができる郷土埼玉を築いていくために、全力を尽くすことを、御霊の前にお誓いする。

イ  市町村代表  熊谷市長  冨岡  清  様

  わが国は、深い悲しみを胸に、戦後の焦土の中から立ち上がり、多くの困難を乗り越え、国民のたゆまぬ努力により目覚ましい発展を遂げ、国際社会の中で平和と繁栄を誇る国となった。

  そして今、戦争を知らない世代が大半を占める時代となった。

  この平和で豊かな時だからこそ、74年が経過した今でも決して消えることのない痛みと戦争の惨禍、そこに幾多の尊い犠牲があったことを、昭和から平成、そして令和へと、新たな世代に語り継ぐことが、今を生きる我々の使命であり、犠牲となられた御霊を鎮める唯一の道であると確信している。

  また、今日、世界においては無差別テロ、民族・宗教対立による地域紛争などが多発しており、これにより多くの犠牲者が生まれている。

  私は、いま一度、命の大切さを思い起こし、恒久平和の実現を積極的に進めることを、御霊の前にお誓い申し上げる。

ウ  遺族代表  吉津 長子  様(埼玉県遺族連合会女性部幹事)

  私は父親の顔も声も温もりも知らない。昭和18年の出征のとき、生後7か月の私を膝に抱いた写真があるのみである。翌年の8月、父は「昭和19年8月25日中国湖南省で戦死」との1枚の公報。この紙切れを母、祖父母はどんな思いで受け取ったのか。父は28歳でした。一度でいいから”お父さん”と呼んでみたかった。

  昼、夜と働き、私を育ててくれた母も、平成13年に追悼の言葉を述べさせていただいたが、平成16年に88歳で父のもとに旅立った。親子二代に機会を与えてくださり御礼を申し上げる。

  今、私たちが享受している平和と繁栄は戦没者の尊い犠牲と戦争を体験した国民の筆舌に尽くし難い苦難の上に築かれていることを私たちは決して忘れるものではない。若い命ばかりではなく、その未来まで奪った戦争は、決して癒えることのない悲しみがあるのに、今なお世界の各地で争いが絶えないことに胸が痛む。

  戦後生まれが国民の多くを超える中、私たち遺族は先の大戦から学んだ戦争の悲惨さと平和の尊さを、次の世代にしっかりと伝えていくことが責務と考える。

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