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発表日:2019年9月20日16時

県政ニュース

麻しん(はしか)患者の集団発生に伴う注意喚起について

部局名:保健医療部
課所名:保健医療政策課
担当名:感染症・新型インフルエンザ対策担当
担当者名:河野・渡邊

内線電話番号:3589
直通電話番号:048-830-3557
Email:a3510-17@pref.saitama.lg.jp

令和元年9月5日から18日において、埼玉県内で複数の麻しん患者が発生しています。保健所で各患者に対して行動調査を実施したところ、これらの患者は蕨市内の語学学校の関係者であり、一部の患者に関しては感染可能期間内に公共交通機関の利用等があったことが分かりました。

しんは空気感染する病気です。本公表は、麻しん患者の感染可能期間内に不特定多数の方との接触機会があったため、広く情報提供するものです。下記の接触機会があり、麻しんを疑う症状が現れた場合には、事前に必ず医療機関へ連絡の上、マスクを着用し、受診していただきますようお願いします。なお、医療機関受診の際は、周囲の方へ感染を拡げないよう、公共交通機関等の利用を避けてください。

1 当該語学学校で発生した患者が感染可能期間に不特定多数の方との接触した場所

※1上記公共交通機関及び商業施設を利用して患者さんと接触した可能性のある方で、麻しんを疑う症状が現れた場合は、事前に医療機関に連絡の上、速やかに受診してください。

※2上記商業施設等への直接のお問い合わせはお控え願います。

※3上記以外の患者の移動は自家用車等であり、公共交通機関の利用はありません。

※4公表した施設内や受診した医療機関での接触者(受診者等)に関しては、保健所で健康観察を実施しています。

麻しんウイルスの空気中での生存期間は2時間以下とされています。現時点において当該患者が利用した施設等を利用されても、当該患者を原因とする麻しんウイルスに感染することはありません。 

【前述の施設及び公共交通機関を利用された皆様へ(注意喚起)】

  • 現在、保健所では当該患者の接触者の調査と健康観察を実施し、学校と協力して感染拡大の防止に努めています。
  • 麻しん患者と接触した場合は、発病までの期間を考慮し、接触後最大21日間の健康観察が必要です。
  • 発熱、発疹等の症状から「麻しん」が疑われる場合は、必ずマスクを着用し、事前に医療機関に「麻しんかもしれない」ことを連絡の上、速やかに受診してください。また、受診の際は、周囲の方へ感染を拡げないよう、公共交通機関等の利用を避けてください。
  • 心配なこと等ありましたら、最寄りの保健所にご連絡ください。

2 当該語学学校における患者発生の概要

初発患者(川口市在住):20歳代 男性  *既に回復

麻しん予防接種不明、海外渡航歴有

主な症状:発熱、発疹、咳等

経過:8月16~25日  ベトナムに渡航

31日  発熱等症状出現

9月4日  発疹出現、(1)・(2)医療機関を受診

9月5日  (3)医療機関を受診し、麻しん診断(臨床診断例)、検体採取

6日  埼玉県衛生研究所による遺伝子検査の結果、麻しんと確定

*不特定多数の方との接触や、公共交通機関の利用はありません。

患者A(戸田市在住):20歳代 女性  *現在自宅療養中

麻しん予防接種歴不明、海外渡航歴無し、麻しん患者との接触歴有

主な症状:発熱、発疹、咳

経過:9月 3日まで  学校内で初発患者と接触

11日  発熱症状出現

15日  発疹出現し、医療機関(4)受診

麻しん診断(臨床診断例)、検体採取

16日  埼玉県衛生研究所による遺伝子検査の結果、麻しんと確定

患者B(川口市在住):20歳代  女性  *現在自宅療養中

麻しん予防接種歴不明、海外渡航歴無し、麻しん患者との接触歴有

主な症状:発熱、発疹、咳

経過:9月 3日まで  学校内で初発患者と接触

13日  発熱症状出現

16日  発疹出現

17日 医療機関(5)受診、麻しん診断(臨床診断例)、検体採取

18日  埼玉県衛生研究所による遺伝子検査の結果、麻しんと確定

*不特定多数の方との接触や、公共交通機関の利用はありません。

【報道機関の皆様へ】

  • 本情報提供は、感染症予防啓発のために行うものですので、報道機関各位におかれましては、患者等の個人に係る情報について、プライバシー保護等の観点から、提供資料の範囲内での報道に、格段の御配慮をお願いします。

【麻しんについて】

  • 麻しんウイルスによって引き起こされる病気で、空気感染、飛沫感染、接触感染で人から人に感染が伝播します。
  • 感染すると10日から12日の潜伏期間(症状のない期間)を経て、38℃程度の発熱、風邪のような症状(咳や鼻水など)が現れ、2~4日間続きます。口の中に小さな(約1mm)白い発疹ができます。その後、39℃以上の高熱となり、体中に赤い発疹が出現します。
  • 有効な予防方法はワクチン接種です。2回接種による免疫獲得率は97~99%以上と報告されており、発症リスクを最小限に抑えることが期待できます。

【海外に旅行を予定されている方へ】

旅行前の準備

  • 麻しんにかかったことや麻しん含有ワクチン(MRワクチン又は麻しんワクチン)の予防接種歴を母子手帳などで確認しましょう。
  • 予防接種歴や麻しんにかかったかどうかが不明な方は、抗体検査の実施、ワクチン接種の要否などについて、かかりつけ医に御相談ください。

旅行後について

  • 麻しん(はしか)が流行している地域へ旅行された方は、帰国後2週間程度は健康状態(特に、高熱や全身の発しん、咳、目の充血などの症状)に注意しましょう。

<参考>

1 麻しんの発生状況について

(単位:人)

 

H25

H26

H27

H28

H29

H30

H31/R1

埼玉県

26

27

2

8

5

16

34*

全国

229

462

35

165

189

282

682**

*令和元年9月18日時点

**令和元年9月8日時点

2 その他参考情報

  • 埼玉県のホームページ「麻しん(はしか)について」

https://www.pref.saitama.lg.jp/a0701/kansen/measles.html

  • 厚生労働省ホームページ「麻しんについて」

http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/measles/

  • 国立感染症研究所感染症疫学センター「麻しん」

https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/518-measles.html

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